スフィンクスってどんな猫?言わずと知れた「ハダカ猫」
猫と言えばモフモフ・フワフワのボディを想像される皆さんも多いと思いますが、まずはこちらの画像をご覧ください。
出典:http://tetoan.com/cat-picture/sphynx/
この猫は「スフィンクス」という品種の猫です。
姿を見れば一目瞭然ですが、この猫種の最大の特徴は、毛がないことです。
体毛だけでなく、ヒゲすらないことがお分かり頂けるかと思います。
女子が憧れる、ムダ毛のないツルツルボディの持ち主ですが、実際には全くの無毛というわけではなく、よく見ると薄い産毛が生えています。
例えるなら、「桃」の表面のような感じです。
手触りはまるでスウェードのように滑らかで、体温が他の猫より高いことから「スウェードの湯たんぽ」と呼ばれることもあります。
毛がない以外の特徴としては、皮膚にシワが多く、体型は筋肉質でバランスの良いセミ・フォーリンタイプ、頭がくさび型で耳が大きいなどがあります。
実は猫は元々身体にシワが多いのですが、毛に覆われているため見えません。
スフィンクスを見ていると、猫の飼育経験が豊富な人でも
「猫の身体って、実はこうなっているのか!」
という、新たな発見が多いでしょう。
出典:http://peco-japan.com/51391
スピルバーグ監督の映画「ET」のモデルになったとも言われている猫種です。
スフィンクスの歴史
人によっては
「いくら猫は品種改良ができるからって、人間の都合でこんな姿の猫を作るなんてヒドイ!」
と思う方もいらっしゃるかも知れませんね。
しかし、スフィンクスは人の手によって意図的に作られたのではなく、完全に自然発生的に出現した品種なのです。
スフィンクスの起源は、1966年のカナダのトロントに遡ります。
当時、飼育されていた長毛種の猫から、突然変異で無毛の子猫が生まれました。
生まれてきた子猫を見た飼い主は、さぞかし驚いたことでしょう!
しかし、この猫は他の猫種との交配による繁殖が難しく、最初のスフィンクスの血統は途絶えてしまいました。
その後の1970〜80年代にかけて、ブリーダーが無毛の猫と「デボンレックス」という品種の猫との交配に成功し、これが現在のスフィンクスの原型となりました。
遺伝学という側面から見ても、大変興味深い猫だったことが伺えます。
入手方法と、その難易度
まだまだ日本では数が多いとは言えない品種のため、ペットショップでお目にかかることはまずないでしょう。
そのため入手は、ブリーダーを通してということになります。
値段は20~40万円程度ですが、カラーが珍しい子などの場合は100万円前後となることもあります。
信頼できるブリーダーから購入するようにしましょう。
飼育の上での注意点
身体を守る毛がほとんどないため、完全室内飼育をお勧めします。
紫外線による皮膚病や皮膚がんの危険があるため、紫外線にも注意が必要です。
暑さにも寒さにも弱いため、温度管理にも配慮しましょう。
スフィンクスの飼い主の中には、毛糸などでセーターや帽子を作り、季節や気温に合わせて着せてあげている方もいます。
全身を毛に覆われた通常の猫に服を着せる必要は全くありませんが、スフィンクスの場合は健康管理も兼ねて、洋服のおしゃれを楽しむのも良いでしょう。
しかし、スフィンクスもグルーミングは行いますので、服をずっと着せっぱなしにはしないようにしましょう。
また、他の種類の猫との多頭飼育は、外傷を負いやすいため避けた方が無難です。
性格は、個性的な外見に似合わず人懐こく、飼い主に遊んでもらうのが大好きです。
最初はその外見からグロテスクな印象を持った方も、実物を見たら印象がガラリと変わるはずです。
お手入れ方法は、毛がないために皮膚病にかかりやすいため、こまめに皮膚の汚れをふき取るか、お風呂に入れて洗ってあげるようにします。
毛が無いのでシャンプーは楽です。
市販の猫用シャンプーを使用するより、低刺激の弱酸性ボディソープを使うと皮脂が落ちやすいです。
皮膚のしわの奥まで、汚れが残らないようにきれいに洗ってあげましょう。
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