目がしみる経験をしたことがあるという人は結構いるのではないでしょうか。特に近年、インターネット社会になってからは、目がしみると訴える人が増えてきています。原因としてはドライアイや角膜の病変などが考えられますが、目がしみる時はどのような対処を行えばいいのでしょうか。ここでは、目がしみる症状を改善するための対処法についてお伝えします。
目の大敵!ドライアイ
目がしみる感じがする人の多くは、ドライアイが原因です。元々ドライアイ気味の人もいますが、ドライアイは生活環境によって引き起こされることが多くあります。さらに、現代人は目が乾きやすい環境にさらされていると言っても過言ではありません。
インターネットの普及でパソコンや携帯電話、携帯ゲーム機などが身近な存在になり、昔はテレビや新聞などで取り入れていた情報も今やパソコンやスマートフォン、タブレットなどで簡単に手に入れることができるようになりました。
しかし生活が便利になった一方で、近くを見ながらの作業が多くなり、視力の低下を招くなど目を酷使する機会が増えています。パソコンなどを使用する時は瞬きの回数が減ってしまうため、ドライアイを引き起こしてしまう可能性があるのです。またドライアイは乾きだけではなく、疲れやかすみなど様々な症状を引き起こします。その様々な症状の一つに「目がしみる」症状があるのです。
目がしみるという人は日頃から目を酷使している人が多く、目の警告と思ってもいいかもしれません。
目がしみる原因を知る事が大事!
目がしみる原因として、ドライアイの他には、角膜に傷がついている角膜病変などが考えられます。
抜けたまつ毛や砂ぼこり・ゴミなどが角膜(黒目)に触れて痛い、という経験は誰もがあると思います。しかし、抜けたまつ毛が結膜(白目)に移動すると痛みがあまりありません。なぜかというと、角膜には知覚神経がとても多いため、少しの傷でも異物感や痛み・しみるなどの症状が出るのです。しみる原因の角膜病変としては表層角膜炎や角膜びらんなどがよくあり、ひどくなると角膜潰瘍にまで及びます。
角膜の病変はコンタクトレンズ使用者に多く、当然ながらドライアイの場合とは違った治療が必要になります。一言で目がしみると言っても、原因によって治療法も対処法も変わってくるのです。
ドライアイ対策で症状改善
ドライアイで目がしみる場合は、ドライアイ対策を行うと症状を改善することができます。
ドライアイの一般的な対処法は、目薬で水分を補って目を潤してあげることです。しかし、ここで注意してほしいのが使用する目薬です。
水分を補うのならば目薬だったらどれでもよいだろうと思ってしまうかもしれませんが、実はそうではありません。例えば、市販の充血をとる目薬には血管収縮剤が含まれているため、使い続けていると目薬をやめた時にリバウンドで充血がぶり返してしまうことがあるのです。また、抗菌剤なども、目薬の成分が角膜に悪影響を及ぼす場合があります。ドライアイの時は涙に近い成分の「人工涙液」や角膜を保護する粘性のあるヒアルロン酸が入っている目薬を使用するようにしましょう。
また、目薬は長持ちするように防腐剤が入っている物が多いのですが、この防腐剤も角膜にとってはよくありません。今では防腐剤フリーの使い捨て目薬なども売っていますので、自分の状態に合った目薬を使用するようにしましょう。
この他、エアコンや湿度・パソコン使用などの生活環境もドライアイを引き起こす原因となります。
エアコンの風が直接当たらないように気を付け、加湿器などで湿度を保つ・パソコンを使用するときは意識して瞬きの回数を多くするなど、意識することでドライアイを改善することができるのです。
しみる以外の症状には要注意
角膜は傷もつきやすいですが、傷が治る能力も高いので、浅い傷ならば時間の経過と共に良くなっていく場合があります。しかし、目がしみる以外に次のような症状がある場合は注意が必要です。
- 目が開けられないほど痛い
- かすむ
- まぶしい
- 黒目が白くなっている
- 視力の低下
角膜はカメラでいうレンズの役割をしているため、障害があると見え方にも影響を及ぼします。傷が深い場合は視力が低下し、重症になると角膜がにごってしまったり、最悪の場合は失明ということにもなりかねません。症状が強い、いつまでたっても治らない場合は早急に眼科を受診するようにしましょう。
まとめ
目がしみるときの対処法には、目薬の使用や生活環境に気を付けるなど自分でできる対処法と、医師による治療を受ける対処法があります。どちらにしても目に異常が起きていることには変わりないので、症状に気がついた時は放っておかないで早めに対処することが症状悪化を防ぐポイントです。