脱毛のリスクのひとつ「毛嚢炎」正しい知識で適切な処置をしよう

脱毛後にできた赤いブツブツは毛嚢炎の可能性アリ!?毛嚢炎って何?どうすればいいの?という方必見!毛嚢炎の原因や対処法を詳しくご紹介していきます。誰にでも起こり得る可能性があるため、脱毛を考えている方や現在脱毛を行っている方は要チェック!

​脱毛後は毛嚢炎に要注意!?

​​ムダ毛を処理した際に、ニキビのようなブツブツができた経験はありますか?実はその症状、毛嚢炎​(もうのうえん)と呼ばれる肌トラブルかもしれません。毛嚢炎​はカミソリや抜くといった自己処理法はもちろん、今流行の光脱毛や医療脱毛でも発症する可能性があるといわれています。つまり、なんらかの形でムダ毛の処理を行っていれば、誰でも発症する可能性があるのです。今回はそんな毛嚢炎​にスポットを当て、原因や対策について詳しくご紹介していきます。

脱毛後に毛嚢炎ができてしまう理由​

​なぜ脱毛後に毛嚢炎​ができてしまうのでしょうか。下記でその原因をみていきましょう。

肌のバリア機能が低下している​

​脱毛後に毛嚢炎​ができてしまう理由として挙げられているのが、脱毛による肌のバリア機能の低下です。光脱毛や医療脱毛は、カミソリや抜くといった自己処理法に比べて肌への負担が少ないといわれています。しかし、負担が全くないというわけではありません。一般的な脱毛法は、レーザーの光​(熱)によって毛を生やす細胞を破壊していく施術なため、肌が軽い火傷状態を引き起こすといわれています。それによって一時的に肌のバリア機能が低下してしまい、炎症を引き起こしてしまうのです。

そもそも毛嚢炎って何?​

​脱毛には毛嚢炎​になるリスクがあるということが分かっていただけたでしょうか。次は、その毛嚢炎​に​ついて詳しくご説明します。毛嚢炎とはそのような症状なのか、どういった部位にできやすいのかをみていきましょう。

毛嚢炎の症状​

毛嚢炎は、ニキビのようなブツブツができる肌トラブルとして知られています。初期の状態であればかゆみや痛みと言った症状はなく、数日や数週間で自然に治るといわれています。しかし、痛みやかゆみを伴い、ブツブツが広範囲にできている場合はすみやかに医療機関を受診するようにしましょう。そのまま放置すると膿が溜まってしまい、最悪の場合跡が残ってしまう恐れもあるといわれているため、十分注意しましょう。

あかりさん
ちなみに、下記の項目に1つでも当てはまるようならば、そのブツブツは毛嚢炎の可能性があります。さっそく一緒にチェックしていきましょう!

毛嚢炎ーセルフチェックー

  • ニキビのようなブツブツがある
  • 数日前に何らかの形でムダ毛を処理した
  • 脱毛箇所を強くこすってしまった
  • 脱毛後にしっかりと肌ケアを行わなかった
  • ブツブツの周りが赤く腫れている
  • 生活習慣が乱れている
  • 肌の保湿を怠っている

生活習慣の乱れや乾燥は肌のバリア機能を低下させる原因となります。バリア機能が低下した肌は細菌に感染しやすいため、毛嚢炎に限らず様々な肌トラブルを引き起こす可能性があるといわれています。

毛嚢炎ができやすい部位​ 

​毛嚢炎はどういった部位にできやすいのでしょうか。下記で具体的にみていきましょう。

毛嚢炎ができやすい場所

  • ​ムレやすい場所:雑菌が繁殖しやすい。
  • 湿気が多い場所:雑菌の温床となる。
  • デリケートな場所:刺激に敏感なので炎症を起こしやすい。
  • 皮脂の分泌が活発な場所:清潔な状態を保つのが難しいため、雑菌が繁殖しやすい。​
  • 毛が濃い場所や毛が多い場所:ムレやすく、毛に雑菌が付着しやすい。
あかりさん
具体的な部位を挙げると、「VIO」「ふくらはぎ」「太もも」「ワキ」「おでこ」といった場所です!特にふくらはぎやVIOにできる毛嚢炎に悩んでいる女性は多いといわれていますよ!それと、オイリー肌の方は皮脂の分泌が活発なため、毛嚢炎ができやすいといわれています;;
ハルくん
男性はヒゲ周りにできる方が多いみたいですね…。カミソリ負けによって炎症を引き起こしてしまうそうです。こういった場合は痛みが伴いやすく、炎症が悪化しやすいため十分注意しなければなりません。

 ニキビと間違えないように注意​

顔に小さなブツブツができてしまった…。見た目はニキビとよく似ていますが、もしかしたらその症状は毛嚢炎(もうのうえん)かもしれません。ではニキビと毛嚢炎は、どのように見分けることができるのでしょうか。下記の表をみていきましょう。

​毛嚢炎​ニキビ
​見た目​ブツブツの周りが最初から赤く腫れている​初期症状の白ニキビの場合は周りが赤く腫れておらず、白いブツブツができるのみ
​原因​脱毛後にできやすい​毛穴のつまりや乾燥といった様々な原因が考えられる

ニキビは毛穴に溜まった皮脂が酸化を起こし、アクネ菌が増殖することで発症する肌トラブルです。ホルモンバランスが安定しない思春期や不規則な生活習慣など、ニキビができる原因はさまざまです。一方、毛嚢炎とは毛穴にブドウ球菌が感染することで起きる感染症で見た目が白ニキビにとてもよく似ています。ニキビケアを行ってもなかなか症状が治まらない場合は毛嚢炎を疑うといいかもしれませんね。

ニキビと毛嚢炎の見分け方

毛嚢炎は肌が炎症を起こしているため、最初からブツブツの周りが赤く腫れているのが特徴です。対してニキビは白ニキビや赤ニキビといった段階を経て、少しずつ周りに赤みを帯びてくるのが特徴だといわれています。また、毛嚢炎はムダ毛を処理した数日後に出やすいため、ムダ毛を処理した部位に赤みを帯びたボツボツができた際は毛嚢炎を疑うといいかもしれません。

ハルくん
「毛嚢炎は最初から赤みを帯びている」「ニキビは段々と赤みを帯びる」と覚えておきましょう!

 毛嚢炎ができた場合の対処法​

​では毛嚢炎が発症してしまったらどのような対処を行えばよいのでしょうか。効果的な対処法と注意点をみていきましょう。

清潔に保って保湿する​

毛嚢炎が軽度の場合は自然に治癒する可能性が高いため、下手に刺激するのは避けるべきだといわれています。しかし、かといって患部を不潔にすると症状が悪化してしまう可能性があります。そのため、​肌(特に患部)を清潔に保ってしっかりとしたケアと保湿を欠かさないようにしましょう。​毛嚢炎ができた箇所は極力触らないようにして、洗う際も優しく泡だけで洗うようにするといいかもしれません。他にも以下の点に注意すると、毛嚢炎の症状を和らげることができます。​

汗を体に溜めこまない​

こまめにシャワーを浴びて汗を流し、肌を清潔に保つことで毛嚢炎の症状を早く治す効果が望めるといわれています。お風呂上りの体は乾燥しやすいため、顔以外にも保湿ケアを十分に行うよう心がけましょう。​

寝具類を清潔に保つ​

​人は寝ている間に約200mlの水分を失っているといわれています。発汗された汗が枕や布団に付着すると、菌が繁殖して肌に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため寝具を清潔に保つことは、清潔な肌を保つためにとても大切なことなのです。小まめに天日干しや寝具を洗濯して清潔に保ちましょう。​

衣服を清潔に保つ

汗や汚れが付着した衣服は雑菌の温床となるため、肌トラブルを悪化させてしまう原因となります。特に患部に付着する部分の衣服はこまめに洗うか着替えるかをして清潔な状態を保ちましょう。

悪化しそうならすぐクリニックへ​

毛嚢炎は皮膚の浅い部分で炎症を起こすといわれているため、比較的症状が軽い肌トラブルとして知られています。しかし、中には毛嚢炎が悪化するケースもあるそうです。以下の症状がでたら早期的にクリニックを受診しましょう。

こんな症状は要注意!

  • 赤みが増す
  • おできのように強く腫れる
  • 1週間経っても症状が改善されない
  • 痛みを感じる

毛嚢炎ができる原因は、脱毛やカミソリなど肌にダメージを与えることで肌のバリア機能が低下し、毛穴に細菌が感染して発症するケースが多いそうです。ブツブツの範囲が広がったり痛みを感じたらクリニックを受診して早期的に治療を行いましょう。

ハルくん
毛嚢炎って軽度のものもあれば、クリニックに通うほど症状が重度の場合もあるんですね。
あかりさん
そうなの!毛嚢炎は、症状が軽いうちに手を施せば特別な治療をせずとも炎症が治まるケースが多いといわれています。しかし、毛穴の深部で毛嚢炎が発症してしまうと治癒にも時間がかかり、症状が悪化してしまう場合があるそうです。その場合はクリニックで早めの治療を受けましょうね!
ハルくん
なるほど、ちなみにクリニックではどのような治療法を行うのでしょうか?
あかりさん
基本的にクリニックでは、毛嚢炎の進行を抑える効果がある薬で治療を受けることができます。抗菌作用がある塗り薬で治療を行う場合が多いそうですが、炎症が重度な場合は、内服薬が処方される場合もあるそうです。

 潰すのはNG!絶対やめよう​

毛嚢炎は、ニキビと同様に膿が溜まった状態であるため、気になって潰したくなってしまいますよね。しかし、潰すのは絶対にNGな行為です。​潰してしまうと他の細菌が毛穴に侵入し、症状を悪化させてしまう場合があるといわれています。なかには潰したことによってしこりが悪化し、跡が残ってしまったというケースもあるそうです。無理をせず、適切な対処法をとりましょう。万が一潰してしまった場合はすぐに水で洗い流すとよいそうです。

あかりさん
肌に小さなブツブツができると気になって潰したくなりますよね。しかし、毛嚢炎を潰してしまうと症状が悪化するケースがとても多いそうです。炎症が広がったり痛みを感じたら早めにクリニックへ足を運びましょう。

毛嚢炎にならないための予防法​ 

​毛嚢炎にならないためには日頃からの生活習慣やケアがとても重要になってきます。肌の免疫力を高めて、毛嚢炎の予防を行いましょう。

肌を清潔にする​

​肌トラブルを予防する最適な方法は、肌を清潔に保つことです。肌に合った洗顔料や化粧水を行うことはもちろん、汗をかきやすい時期は毛穴に汚れが溜まらないようシャワーで汗を洗い流すことも効果的です。また、偏った食生活も肌が荒れる原因となってしまいます。ビタミンやタンパク質といった肌に優しい食事を心がけて体の内側から毛嚢炎を予防しましょう。

保湿などケアを怠らない​

​肌の乾燥は、バリア機能が低下してしまうため、とても刺激を受けやすい状態といえます。そのため肌が乾燥していると毛嚢炎以外にもニキビやシミ、シワなどさまざまな肌トラブルを引き起こす原因となってしまいます。しっかりと保湿ケアを行って菌の侵入を防ぎましょう。

あかりさん
肌が乾燥すると皮脂の角質層であるセラミドの機能が低下し、細菌を防げなくなってしまいます。特に敏感肌や乾燥肌の方は、乾燥に注意して肌の健康を保ちましょう。

自己処理で肌に負担をかけないようにする​ 

毛嚢炎は、肌に頻繁にダメージを与えることで発症するリスクが高まる皮膚病です。そのため毛嚢炎ができる原因は男性はカミソリ、女性はムダ毛処理が主な原因といわれています。肌に負担をかけない自己処理を心がけることが大切ですが、肌に負担をかけにくい自己処理法は、どのようなものがあるのでしょうか。下記で詳しくみていきましょう。

電気シェーバー​

​電気シェーバーのメリットは、肌に直接刃が当たらないため肌にダメージを与える機会が少ないところです。手入れもカミソリに比べてとても楽なので、忙しい方にはぴったりな自己処理法として知られています。今ではレディース用の電気シェーバーも販売されているため、使用上の注意をしっかり守って安全にムダ毛の処理を行いましょう。

除毛クリーム​

除毛クリームもとても手軽なため、多くの方が愛用しているムダ毛処理方法です。種類も豊富で、自分の肌質にあった除毛クリームを選ぶことで肌に負担が少ないムダ毛処理を行えます。除毛クリームで自己処理を行う場合は、しっかりとパッチテストを行って自分の肌に適しているかを確認してから使用するよう注意しましょう。

カミソリは肌を傷つける原因に

​カミソリは価格が安くてお手軽に除毛することができるため、人気の自己処理法の一つですよね。しかし、カミソリの刃は肌を傷つけやすく、必要な皮脂まで根こそぎ剃り落してしまうといわれています。例え目に見えなくても、細かな傷がたくさんできてしまうともいわれているため、過度な使用は控えるようにしましょう。また、こまめにカミソリの刃を交換しなかったり、湿気が多い浴室に置きっぱなしにしたりすると雑菌が繁殖する恐れがあるため注意が必要です。

毛抜きは毛穴を傷つける原因に

毛抜きを使用する際、どうしても力強く毛を引っ張ってしまいますよね。しかし、その引っ張る力は毛の付近にある皮膚も同時に引っ張ってしまうため、皮膚へ大きな負担をかけてしまうといわれています。また、毛を強引に引っ張り上げることで毛穴もダメージを受けるため、毛嚢炎だけでなく、埋没毛​といった肌トラブルにも繋がるため注意が必要です。

※埋没毛​:皮膚の内側で毛が成長してしまう肌トラブル

あかりさん
ムダ毛の処理を毎日行うことって面倒ですよね。そんな場合は脱毛サロンや脱毛クリニックで脱毛を行うとムダ毛の処理する回数も減るから効果的だといわれています。自己処理が減ることによって肌にダメージを与える回数も減らすことができるからとってもオススメですよ♪
ハルくん
でもなかなかサロンやクリニックに行く機会がないという方も多いですよね。
あかりさん
そうね。その場合は、極力肌に負担がかかりにく除毛方法を選ぶようにするといいかもしれません。特に上記でご紹介した電気シェーバーや除毛クリームは肌への負担が比較的少ないからオススメですよ♪

慌てずに正しい対処方法で処置しよう​ 

突然肌に白いブツブツができてしまったら、とても憂鬱な気分になりますよね。特にそのブツブツが悪化してしまった場合、見た目だけではなく痛みやかゆみを伴ってしまいます。しかし、上記でもご紹介したとおり、毛嚢炎は日頃からのケアに注意して適切な処置を施せば、早期に完治することが望める肌トラブルの一つです。そのため、正しい対処法を知っておけば、必要以上に気にしなくても大丈夫でしょう。放置したり潰したりせず、​患部を清潔に保って適切な処置を施しましょう。