男性でオイリー肌であることは正直言って仕方のないことです。「男性ホルモンの影響」と一言で言ってしまうと簡単ですが、男性ホルモンは皮脂腺と密接な関係があるため、防ぎようがありません。
- 常に顔がギトギトでテカリが気になる
- 人の目や夏場の汗ばむシーズンは嫌い
- 毛穴汚れを誘発しやすくニキビ・肌荒れができやすい
オイリー肌で悩まれる方にとって夏は特に厳しいシーズンとなります。ここではそんな脂性肌・オイリー肌で悩む方にとっての道標・具体的な改善策と予防方法をまとめた記事となっているので、是非参考にしてみてください。
実は勘違い?自分がオイリー肌か確かめる方法
もしかして自分はオイリー肌なのかも??
そう感じて当サイトにお越しいただいたと思います。ちょうど気温が高くなってきた5月~7月くらいにかけてこの記事のアクセスが異常に増えてきます。
しかし、それは勘違いであることが多く、運動不足に伴い眠っていた皮脂や、汗と混ざって「ギトギトしている」と感じるだけ。つまり、気温が高くなって増えたのは皮脂ではなく、汗である可能性の方が高いため、これに当てはまる方はオイリー肌ではありません。
オイリー肌の方は基本的に1年中肌がギトギトしているのが特徴で、「夏だけオイリー肌」ということはありません。そんな方は、脂性肌の対策を知るより、こちらの汗対策に関する記事を読むようにして下さい。
体調や季節的要因で肌がギトギトしてしまうのは、エステ用語で言うと「不安定肌」に当たり、生活習慣や運動不足、ストレスなど環境的な要因が大きいと言われています。
脂性肌診断
脂性肌といってもその原因は様々。10代~20代のホルモンバランスが不安定のうちは、皮脂の分泌が活発でニキビ・肌荒れ・テカリなどの肌トラブルに悩まされることも多いので、まず脂性肌と判断して間違いないでしょう。
しかし、それ以降の年代の方は安易に決めつけるには注意が必要です。人間は加齢に伴って肌内部の保湿成分が減少していき、むしろ乾燥肌になります。その乾燥を抑えようと脳が信号を発し、皮脂を分泌するよう働きかけます。
この皮脂はオイリー肌によるものではなく、乾燥肌によって引き起こされているものなので、オイリー用の化粧品や対策を行うと乾燥肌が悪化する恐れがあります。
自分が脂性肌だと思っていても、実際は乾燥が原因だったということはままあること。自分の肌質を決めつけず、しっかりと確かめてから対策を練るようにしましょう。
皮脂分泌が行われると肌表面に皮脂膜が張られます。外部からの雑菌の侵入を防ぐ「バリア機能」を有します。適切な皮脂量が正しく分泌されれば、常在菌が適正に機能し肌を健康的に保つことが可能です。しかし皮脂を放置すれば数時間で酸化し、過酸化脂質となります。これは肌荒れやニキビの原因になる成分であるので洗顔できちんと洗い落とすようにしましょう。洗い過ぎも、ギトギトのまま放置もNG、皮脂と共存することが美肌への近道です。
また「皮脂が肌を保湿する」と聞きますが、皮脂には肌を保湿する力はありません。保湿は「保湿成分」で行うものですので、オイリーであろうと、乾燥肌であっても保湿は必要になります。
脂性肌の原因
皮脂は皮脂腺の働きによって作用しますが、皮脂腺を活性化せるのは男女問わず男性ホルモンです。脂っこいものを摂取する機会も多く、仕事のストレスも溜まりやすい、さらにストレスは男性ホルモンの分泌を活性化させる機能を持っているため、サラリーマンは特に皮脂を分泌する環境に身を置いているのです。
洗顔方法が間違っているとか、選ぶ化粧品が悪いとか、外的な要因ももちろんありますが、内側のケアが最も健康的な肌を手に入れる近道であることは言うまでもありません。逆にこういった自律神経・ホルモンバランスの崩れは改善すれば驚くほど早く回復します。思い当たる点があれば早急に取り掛かるべき事項でしょう。
脂性肌特有の肌トラブル
脂漏性皮膚炎
頬やTゾーン、頭皮・脇の下など皮脂分泌が多い所にかゆみを感じたり、赤い湿疹が起きる症状です。敏感肌の方に非常に多く、肌に優しい自分に合った化粧品を見つけるまでいつまで経っても治りません。クセになりやすく季節の変わり目や、ちょっとした気温の変化で肌荒れが起きてしまいます。男性化粧品特有の刺激が強いメントール系の化粧品は避け、保湿成分ベースの油分が少なく低刺激なものを選ぶようにしてください。
脂漏性皮膚炎は日本人の4~5割以上がその素因を持つと言われており、大人になってから急に発症することもあります。脂漏部位(頭皮・髪の生え際・Tソーン・眉周辺の粉吹き・耳・小鼻の脇・うなじ・頬)に症状が現れた場合はその対策を講じるようにしてください。また矛盾するようですが、脂漏性皮膚炎は「脂性肌」だから生じるものではなく、もともと人間が持っている素因によって生じるものなので乾燥肌や昨日まで健康だった普通肌の方にも十分起こる症状であることをまず理解しましょう。
特に私は眉毛周辺の皮膚がパラパラと落ちる症状が20代前半あたりから止まりません。一度発症すると慢性的に数十年間続くため、そうならないための予防が本当に重要です。
肌のキメが悪くなる
「キメが悪い」とは、肌の繊維が粗いということ。毛穴に皮脂が詰まり肌表面が凸凹の状態であり立体的に見えてしまっていることを差します。で、毛穴に皮脂を溜めないようにしましょう。
毛穴は温度によってその大きさが変化するため、夏場は特に開いて見えることが多くなります。毛穴汚れは洗顔とスキンケアを正しく行えば通常のターンオーバーを持つだけでキレイに生まれ変わります。鼻パックやピーリングを過度に行うとかえって悪化してしまうため注意してください。
肌のテカリ
皮脂は油です。余剰な皮脂分泌は顔にテカリを与え、不衛生な印象を持たれます。あぶらとり紙を用いてこまめに拭き取るようにしましょう。「あぶらとり紙の使い過ぎは肌によくない」と言われますが、正しく使用すればいくら使っても構いません。危険性はゼロです。
また、刺激が強い化粧品や洗顔料を用いている方は、その使用を一旦止めて、低刺激で安全性の高いものに変えてください。肌の防衛反応で皮脂を分泌している可能性もあります。特に「洗い過ぎ」には注意してください。
ニキビ
過剰に分泌された皮脂は、毛穴の中で滞留し古くなり、アクネ菌という常在菌と反応しニキビになります。思春期ニキビも大人ニキビも原理は同じ。脂性肌が大きく関係しています。
思春期ニキビの場合、発生する場所がTゾーン近辺で脂性肌の方が多くかかりやすいと言われています。大人ニキビはフェイスラインやUゾーンにでき、生活環境や仕事のストレスが原因で発生することが多いと言われています。若い頃より弱まった肌にできるニキビ(大人ニキビ)は、潰してしまうとニキビ跡となって残ってしまうため、できるだけ刺激を与えないようにしてください。
また、ニキビは化粧品で治ることはありません。様々な「アクネ用」「ニキビ用」と謳った化粧品が存在しますが、これらは全て予防用の化粧品です。間違った化粧品を使用し続ければ、ニキビは中々治らず、また痕になりやすくなります。ニキビができたら病院へ、それが無理な場合は、その間化粧品の使用は控えるようにしてください。
毛穴の黒ずみ
毛穴に詰まった皮脂は角栓となり、酸化すると黒ずみを伴います。毛穴に皮脂が溜まるということは毛穴は常に開いたままということになり、バイ菌も入り放題。肌のキメも悪くなります。洗顔は必ず毎日行い、週に1度のピーリングなどで適度に角質の除去を行うようにしましょう。
くすみ
余分な皮脂が肌の上に滞留すると、酸化&硬化し厚く重なり合います。すると顔全体が曇ったようにくすみ、不健康な印象を与えます。血行不良以外の肌のくすみの原因はこのような皮脂の余剰分泌の場合もあります。ピーリングやクレイマスクなどで肌のケアを行うことで改善できます。
皮脂の分泌を抑えるポイント
正しい洗顔方法を身につける
洗顔時は絶対に「ゴシゴシ」と男らしい洗い方をするのは禁止です。皮脂を過剰に削り取る強烈な洗顔方法で肌荒れを誘発してしまいます。正しい洗顔方法をマスターし、皮脂の分泌をコントロールしましょう。
適切な保湿を行う
保湿はどんな肌にも必要です。「ニキビや肌荒れがひどいから保湿は必要ない」「夏はべたつくし暑いから保湿はしない」という方も多いみたいですが、保湿は通年にわたって必要なケアです。これは本当に重要な理解なのですが、ほとんどの方が固定概念にとらわれ実践できていません。
また「保湿=乳液」と勘違いされている方も多いと思います。乳液は保湿を目的とした化粧品ではなく、「油分補給」を目的とした化粧品です。特にオイリー肌の方は乳液は一切不要です。化粧品本来の使用目的は必ず理解するようにしてください。そうすれば思わぬ肌トラブルや化粧品の買い損を抑えることができます。
ビタミンを多く含んだ食生活
脂っこいものやアルコール、甘いものは体内で中性脂肪に変わるため皮脂の原因となります。一日もこういったものを食べない「休肝日」を作ったり、ビタミンB6やビタミンEなど、脂肪の分解に効果があり、代謝を助ける成分を多く摂取するように心がけましょう。
肌に何か異常があると多くの方は「自分は病気なんじゃないか?」と心配になりますが、実はオイリーやニキビなどはほとんどの場合食生活が原因で起こります。病院に行くと、必ずと言っていいほど「最近何を食べたか」が問われます。
ストレスを溜めない
言われてできれば苦労はありませんが、ストレスはすべての病気の根源です。ストレスを溜めると悪性の男性ホルモンが働き出し、様々な所へ影響を与えます。運動・睡眠・趣味など、自分の時間をできるだけ創出し、ストレスを溜めない工夫をしましょう。