手づくりチョコレートの基本作業のコツをご紹介。
刻み方や溶かし方などから、初心者でも安心の基本テクニックを身につけて
手づくりを成功させましょう。
チョコレートの刻み方
手づくりチョコをつくる第一歩の工程です。ほとんどのレシピで、溶けやすいように刻んでから作業します。
均一に刻むのがポイントです。
安定のよい場所を選び、汚れないように、まな板にはオーブンペーパーや紙などを敷いておく。そうすることで、刻んだチョコレートをボウルへ移す作業が楽になり、刻んだチョコは溶けやすいが、手の熱で溶けることもなく、とても便利です。 また、まな板が滑らないように、ぬらしたふきんなどを下に敷くと安定感が増し、刻みやすくなります。
体重をかけて刻む。5mm角位の大きさが目安です。
まっすぐでも、斜めに刻んでもよいです。
ガーナミルクチョコレートは、製菓用のチョコと比べると、やわらかく刻みやすいことが特徴です。
湯せん
チョコレートはゆっくりと溶かすことが大事。直火にかけるのは絶対にやめましょう。風味が落ち、焦げ付く場合もあります。
水分も大敵、湯せんのお湯が入らないよう、チョコのボウルと湯せんの鍋のサイズに気をつけましょう。
湯せん用の鍋はボウルでもよいです。チョコを入れるボウルは湯せん用のものより大きいものを。
すき間がなく、ぴったりとはまり、湯気が入らないものがベスト。
冬場などチョコ自体が冷えていると溶けにくいので、ボウルにふきんをかぶせ、1~2分置いてから混ぜるときれいに溶けます。 急いでいるからといって、沸騰したお湯を使ったり、ぐるぐる混ぜたりしてもきれいには溶けません。低めの温度で、時間をかけて溶かした方が、なめらかに溶けます。あせらず、じっくりと待つことが大切。
混ぜる時もゆっくりと!勢いよく混ぜると気泡が入ってしまい、口あたりが悪くなります。溶け残りのつぶがあったら、ゴムベらでたたくようにして溶かすとよいです。
テンパリング
一度溶かしたチョコレートを再び固める際に必要な作業のこと。型に流したり、コーティングしたり、飾りとして使ったりなど、
マスターすると手づくりチョコの幅がグンと広がります。
テンパリングをしないと、固まらなかったり、つやがなく、口どけの悪いチョコになってしまいます。大変な作業に見えますが、
温度さえしっかりと守れば難しいものではありません。テンパリングが成功し、つやよくきれいに仕上がると苦労も吹き飛びます。
テンパリングをマスターしてつやつやなチョコを目指しましょう!
温度計は製菓用のもの、ボウルのサイズなどは「湯せん」を参照してください。
- 鍋に水を入れ、50℃位にし、チョコレートを入れたボウルを重ねてゆっくりと溶かします。(=湯せん)
- チョコレートが完全に溶けたら温度を測り、40~45℃にします。これ以上あがってしまうようならすぐに湯せんからはずす(湯せんの温度が高すぎると、ここでの温度が上がり過ぎてしまうので注意)。
- 別のボウルに水を入れ(10~15℃)、チョコレートのボウルの底を当てて、ゆっくりと混ぜながら冷やします。26~27℃(ガーナブラックの場合は27~28℃)になったらOK。
- 再び一瞬湯せんに当てて、チョコレートの温度を30℃(ガーナブラックの場合は31℃)にします。この温度を保ちながら作業しましょう。
テンパリングの成功例と失敗例
テンパリングが成功すると、見た目もきれいでつやのあるチョコに。失敗すると表面にブルームと呼ばれる白い模様ができてしまったり、つやも光沢もありません・・・。ブルームが出てしまっても体に害はありませんので、刻んで焼き菓子などに使いましょう。
ガナッシュのつくり方
チョコレートに温めた生クリームを加えて混ぜ合わせたもの。バターや洋酒を加えて、生チョコにしたり、
トリュフの中身にしたります。チョコに加える生クリームの量を多めにしてケーキにぬることもあります。
様々な使い道があり、レシピではよく登場します。
- 生クリームを鍋に入れて火にかける。沸騰したら火をとめて刻んだチョコレートにまわしかけます。
- 泡立て器でゆっくりと混ぜて溶かす。この時、チョコが冷えていると溶けにくいので、1~2分おいて少し溶け出してから混ぜるとよいです。また、生クリームが少ないレシピでは溶けにくいので、その場合は湯せんにかけて溶かしましょう。
ガナッシュの成功例と失敗例
- 成功例
- つやがあり、なめらか。
見た目もよく、食べてもおいしいガナッシュの完成です!
- 失敗例
- 分離してぼそぼそになり、見た目も風味も落ちてしまいました・・・。
注意
冷蔵庫や季節によって固まる時間が異なってきますので、レシピより長くかかる場合があります。
固まった目安は、軽く押して弾力あり、オーブンペーパーやラップからはがれれば大丈夫です。
温かいと溶けやすいので、冷蔵庫で保存しましょう。
ガナッシュの分離の直し方
一番失敗の多いガナッシュの分離の原因と、その解決方法についてご紹介します。
これが原因!と言い切れないところが難しいですが、よくある原因を知れば、解決の道が見えてくるかも!
- 加える生クリームの量が減ってしまった
- レシピ通りに加えたつもりでも、計量カップに少し残っていたり、沸騰させ過ぎて分量が減ってしまったり、鍋底にちょっと残っている場合もあります。生クリームの量が少し減るだけで分離する場合があります。
- なるべく小さい鍋を使ったり、ゴムベらでしっかりと 入れきりましょう。
- 混ぜるのが早すぎた
- 生クリームを加えて、チョコに熱が伝わっていないうちに急いで混ぜてしまうと、温度が冷めて部分的にダマになり、きれいに乳化しません。冬場はチョコの温度も冷たく、室温も低いので、特に注意が必要です。
- 刻んだチョコのボウルの底を、あらかじめ湯せんに当てておき、チョコの周りが少し溶けてきたら、温めた生クリームを加えて泡立て器でゆっくり混ぜると、きれいに混ざります。 また、チョコの量が多い場合は生クリームを加えた後、ボウルにふきんなどでふたをし、少し保温するとさらによいです。
- 完全に溶けず、湯せんにかけたが
温度が高すぎた。 - 50℃位のお湯でゆっくりと溶かしてあげることが大切です。
- 知らない間に水分が入ってしまった。
- 泡立て器、ボウルの水分はしっかりと拭いておき、湯せんにかける鍋はボウルよりも小さいものを使いましょう。
分離してしまったら、この4つを見直してみましょう!
なんだこんなことだっだの?!とあまりに身近なことにびっくりするかも。
あきらめる前にぜひこちらを試してみてください。
- 分離したガナッシュに生クリームを小さじ2~3(ガーナ120g使用の場合)加えて、泡立て器で混ぜる。
- ★ガーナ60g使用の場合は小さじ2から試してみてください。
★生クリームは少し常温に戻した状態のものを使うと、より乳化しやすくなります。
- ボウルの底を水と湯せんに交互に当てながら、泡立て器でなじませるように混ぜる。
- ★手順1のボウルが冷たくなっていたら先に湯せん、温かい場合は先に水につけるとよいです。 つける時間は10秒位ずつ、当てながらゆっくり混ぜましょう。
うまくいけば、ここでなめらかになり 乳化!
- 手順2でなめらかにならない場合は、さらに生クリームを小さじ2~3加えて混ぜる。さらに水、湯せんを繰り返す。
- ★分離の具合やチョコの量によって、加える生クリームの量は変わってきます。乳化するまで繰り返してみてください。ただし、生クリームを加えるほど固まりにくくなるので、冷やす時間を長めにしてください。
★この方法は、ガーナミルク、ブラック、ホワイトのどのチョコレートでも修正可能ですが、生クリームの量は、チョコの種類によって変わってきます(特にホワイトは生クリームを多く必要とします)。
★加える生クリームの一部をお酒に替えても大丈夫です。
それでもどうしても分離が直らない場合は…
牛乳を加えてホットチョコレートにしたり、ブラウニーにしてみたり、固めて刻み、クッキーに入れて焼いてみてください。
絞り袋の使い方
ケーキのデコレーションにはもちろん、ガナッシュを絞ったり、シュー生地を絞って焼く時などに使います。絞り袋の使い方ひとつでお菓子の出来上がりが左右されます。正しい使い方を覚えれば作業も楽でキレイにでき、お菓子づくりが楽しくなること間違いなし!
- 口金を絞り袋の先にセットし、口金の中に絞り袋を軽くねじ込みます。こうすると下から中身が出ることがありません。
- 絞り袋の口の部分を半分くらい折り返して広げ、中身を入れます。この時コップなどに立てると作業が楽です。
- 口の部分を軽くねじってもち、その手で中身を口金の方に押し、隙間がないようにします。
- 口金の先を引っ張ってのばし、さらに中身をゆっくりと押し出すようにして絞り出します。
持ち方&絞り方
ワンポイントアドバイス
上手に絞るコツは、口金をぴったりとつけず、少し離して絞り出し、中身の出るスピードに合わせて置くようにして絞ることです。絞りはじめはぎゅっと力を入れ、終わりはすっと力を抜くとよいです。中身が少なくなってきたら、握る位置を下にして絞りましょう。コルネの使い方
クッキーやトリュフ、ケーキなどの細かいデコレーションや接着をする時に活躍するコルネ。お菓子づくりではよく登場します。溶かしたチョコやアイシングなどとろっとしたものでも絞ることができます。オーブンペーパーがあればできるので、覚えておくととっても便利です。 コルネのつくり方について
- 中身はたくさん入れると絞りにくいです。半分より少なめに入れましょう。コップなどに立てて入れると作業が楽です。
- 三角形の部分を折って口を閉じます。
- さらに1cm幅位を2回折り、中身が出ないようにします。
- 両脇を内側に折り返します。
- 先をお好みの太さに切ります。
- 持ち方&絞り方
- コルネの口部分を持ち、軽く押しながら絞り出します。
コルネのつくり方
- オーブンペーパーを切り、二等辺三角形をつくります。
- aの部分が絞り口になるよう、端を三角形の頂点に合わせます。
- もう片方をくるっと巻きつけ、aの穴を閉じるように調整します。
- 重なった部分をホチキスで止めて完成!
ワンポイントアドバイス
コルネの先は、最初は少なめに切って絞ってみて、その後太さを調整するようにするとよいです。絞る時のコツは、コルネの先端をデコレーションしたいものにぴったりとつけず、少し離して絞ると きれいにできます。
転写シート
- はじめに、転写シートを3cm角位にカットします。(※左の図参照)
- ガナッシュにテンパリングしたチョコをぬり、固めて2cm角に切り分ける。
- ガナッシュをテンパリングしたチョコでコーティングする
- 転写シートのプリント面をチョコ側にして、ぴったりと貼り付けて冷やし固める。完全に固まったら転写シートをはがす。