「美味しいオーガニックコーヒーの淹れ方」
~おうちでスローなコーヒーを楽しもう~講座が開催されました
「今まで何となく淹れていたコーヒーの、ちゃんとした淹れ方を聴くことができて良かったです」、「美味!淹れ方でこんなに味がかわるなんて。とても参考になりました」と、参加者からは驚きの声があがった「美味しいオーガニックコーヒーの淹れ方」講座が、1月27日(金)アトレ吉祥寺のゆらぎの広場で開催されました。
有機コーヒーを通じて、みんなに問いかけたいこと
| 「今回レクチャーしてくださったのは、(有)スローの若手社長・小澤さんです。「皆さん、フェアトレードってきいたことがありますか?」こう話し始めた小澤さん。「コーヒー価格がとても安く売られるので、コーヒー農家の皆さんは貧窮した生活を送っています。大量生産して売らないと生活ができない。そこで農家の皆さんは農薬などを使い始めました。それ以来、いつのまにか、世界中から美味しいコーヒーが取れなくなってしまったんです。その現状を改善して、作る人にもちゃんとした代価を払おうと、イギリスで始まったのがフェアトレードです」。小澤さんは続けます。「農家の皆さんが、つらい思いをして作ったコーヒー豆と、楽しく作ってくれたコーヒー豆とどっちがいいかなって。それで僕は後者をとったんです」。 | |
ブラジルで、今から30年以上も前から無農薬栽培に取組んできたカルロスさんという存在を知った小澤さん。『有機コーヒーを通じて、みんなに真の豊かさを問いかけて、美味しいコーヒーを飲んで欲しい』そんな思いで、小澤さんは会社を始めたのでした | ||
自宅で淹れたコーヒーを家族で味わう幸福
| 「昨年は震災があり、日本中の皆さんが、それぞれ思うことがあったと思います。精神的に乱れていたのでほっとしたいなと、家でコーヒーを淹れた時に、やっぱり、いいなあって、つくづく思ったんですよね」。巷には缶コーヒーが多種多様売られています。「でもね、家で淹れることで、家族とゆったりと過ごす時間を作って欲しいんです」 そんな小澤さんが、淹れ方をみせてくれました。今回用意したのは、コロンビア産。300cc、2杯立てを淹れていきます。1杯は11gが基本だそう。小澤さんの丁寧な動作で淹れられていく様子をみて、参加者の中から「どうやったら美味しいコーヒーがつくれますか」と質問が。「粉と、お湯の量そして愛情ですかね」とさらり。皆さん頷いていたのですが、実はそれが簡単でないことを、のちに全員感じることになるのです。 淹れる人が違うと味も変わる、「たかがコーヒー、されどコーヒー」小澤さんが淹れたコーヒーを全員で試飲しました。 |
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| さて次は全員がめいめいにコーヒーを淹れます。まず粉の分量からはじめて、ペーパーフィルターに均等に入れ、90度のお湯を淹れていきます。10円玉ほどの湯をたらし30秒ほどまず蒸らします。それから残りのお湯を淹れていきます。粉がふくらんで泡が出るのは、新鮮な証拠だそうです。真ん中を中心に“のの字”で淹れていき、ペーパーフィルター内の粉の壁が均等の厚さになるのが理想なんだそうです。参加者の皆さん全員クリア。素晴らしい壁を作りました。 さて、皆さん淹れ終わり、いよいよ試飲です。いかがですか?と聞いてみると・・・参加者の皆さんの口からそれぞれ「なんか・・・先生の味とまったく違う」という声が漏れ始めました。そして、それぞれ淹れたコーヒーを試飲しあいました。 |
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なんと、ひとつとして、同じコーヒーの味がありません。参加者のひとりは「なんだか、せっかちに淹れてしまって・・・だからせっかちな味だと思います」と話す人も。 ご夫婦で参加されたところも、お互いの味が違うことで、驚きを隠せない様子。小澤さんは「淹れる人でそれぞれ味が違うんですよ。ですから、ご自分の好きな味の淹れ方を、ぜひ探してみてください」。なんと奥が深いのでしょうか。今回の講座は、たかがコーヒー、されどコーヒー。きっと、毎朝淹れるコーヒーさえも、粉の保管状態、お湯の温度、淹れ方の時間や調子などで、同じ味をつくるのはそう簡単ではないな・・・と実感した講座でした。 | |||
スローさんが提供しているコーヒー豆スローさんが扱っているコーヒー豆は、ブラジル産、エクアドル産、メキシコ産、コロンビア産です。それぞれの農家の皆さんは、ずっと無農薬栽培を実践していて、それが当たり前だと思っている、素朴でワイルドな方たちです。そんな農家さんをサポートし見守る小澤さん。これからも、美味しいコーヒーを皆さんに伝えてくださいね。