美肌を目指すための基礎作りとして、洗顔の仕方は重要です。
洗顔料を顔にのせると肌がピリピリする、鼻周りの黒ずみやいちご鼻が気になる、自分の肌悩みに合った化粧品を使っているのにも関わらず改善が見られないなどの肌トラブルや肌の悩みを抱えている方は、一度洗顔の仕方を見直してみましょう。
毎日正しい洗顔方法で洗顔することで、肌トラブルの改善や、肌の若返りが期待できます。
今回は、美肌のための最も基本的なスキンケアとして重要な正しい洗顔の仕方を紹介します。
要注意!こんな間違った洗顔していませんか?
こすり洗いをする
洗顔の際に、汚れを落としきるためにゴシゴシこすって洗ったり、洗顔後に水を拭き取るためにタオルでこすって拭き取ったりしていませんか?
私たちの肌の厚みは約0.2mmと薄いため、洗顔時に肌をゴシゴシ擦るだけでも大きな刺激になり、擦った際の摩擦で肌に赤みや痛みが出たり、色素沈着が発生してシミやくすみの原因になることがあります。
肌への摩擦を作る原因は他にもあり、洗顔料を泡立てないまま洗顔してしまうのも肌は刺激に感じます。
洗顔料は泡立てネットなどを使用して泡立てて、泡を顔にたっぷりのせながら優しく洗うと、摩擦を最小限に抑えることができるのです。
泡パックをする
スキンケアのために洗顔時に泡をのせたまま泡パックをするのもいいことではありません。
洗顔料はさまざまな成分を配合して作られているので、どんなに肌に優しいといわれる洗顔料でも、肌にとっては少なからず負担になってしまいます。
洗顔料は基本的に汚れを落とすことを目的にして作られているため、泡を肌にのせて泡パックをしても汚れを浮かすどころか、肌内部の細胞間脂質や天然保湿因子(MNF)といわれる潤い成分まで、洗い流してしまいます。
肌内部に洗浄成分が入り込むことで、肌が刺激を感じて赤みや痛みの原因をつくることにもなりかねないので、泡パックができる洗顔料以外の商品で泡パックをするのは控えるようにしましょう。
すすぎの回数が少ない
洗顔料を泡立てて洗顔をした後、顔を何回くらいすすいでいますか?
洗顔をした後、肌に洗顔がまだ残っている状態だと残った洗顔料が肌への刺激となり、肌トラブルの原因になる恐れがあります。
目に見えない洗顔料の洗浄成分や、残りがちな髪の生え際やあご周りの泡もしっかりすすぎ、洗顔料が肌に残らないように気をつけることが大事です。
洗顔をしすぎている
1日に何回洗顔をするかは肌を健康に保つために重要なポイントです。
洗顔は肌のテカリの原因になる空気に触れて酸化した皮脂汚れや汗、ホコリなどを落とすために行いますが、テカリのもとになる皮脂はもともと肌の潤いを保つ保湿の働きをしています。
洗顔によって酸化した皮脂汚れは落とさないとならないのですが、1日に何回も洗顔をして皮脂を落としきってしまうと肌の潤いが保たれなくなってしまいますし、先ほども伝えたように洗顔料は少なからず肌にとっては刺激物です。
洗顔は、夜寝ている間の汗や皮脂を落とすために朝1回、日中の汗や皮脂、メイク汚れやほこりを落とすために夜1回、合計2回が適切です。
正しい手順で洗顔することで肌質は変わる!
洗顔は、「酸化してしまった皮脂」と「汗・ホコリなどの汚れ」を落とすために行います。
皮脂はもともと顔の乾燥を防ぐという大きな役割を持っています。
しかし、皮脂が必要以上に出ると空気中の酸素と結びついて酸化して、活性化脂質に変わります。
活性化脂質は肌に刺激を与えて活性酸素を生み出し、肌の老化や、しみ・くすみなどの肌トラブルを引き起こす原因となります。
皮脂が過剰に出る理由は大きく分けて2つあり、1つめは脂分や刺激物、糖質の過剰摂取などの食生活の乱れ、2つ目が睡眠不足やストレスによる自律神経やホルモンバランスの乱れです。
洗顔をして酸化した皮脂や汗・ホコリなどの汚れを落とすことは重要なのですが、皮脂の本来の役割は顔の乾燥を防ぐことです。
洗顔をして酸化した皮脂を洗い流そうと皮脂を落としすぎてしまうと、肌の乾燥に繋がるだけでなく、洗顔時に肌に直接刺激を与えてしまうので、ターンオーバーの周期の乱れを招くのです。
正しい洗顔では、肌への刺激を抑えること、洗いすぎないことをポイントに洗顔を行うので、肌トラブルを招きにくい利点があります。
美肌を手に入れるなら必須!肌に合った洗顔料選び
まず重要なのは、どの洗顔料を使うかということです。
洗顔料は、フォームタイプ、固形タイプ、ジェルタイプ、泡タイプなど多くの形状に分かれていますが、洗顔料の大きな分類として「洗顔フォーム」と「洗顔石鹸」に分けることができます。
洗顔フォームと洗顔石鹸の違いは、固形なのかチューブタイプなのか、ではなく界面活性剤という洗浄成分に違いがあります。
洗顔料には、界面活性剤という、肌の汚れを落とす働きをする成分が含まれています。
洗顔料に含まれる界面活性剤は、石油由来などの合成成分で作られた合成界面活性剤、植物や動物など天然成分でできた界面活性剤、の2種類に分かれます。
洗顔フォームは合成界面活性剤が配合されています。
合成界面活性剤は天然の界面活性剤に比べて洗浄効果が非常に高く、油汚れも落とすことができるため台所用洗剤や洗濯用洗剤にも含まれていたり、洗いやすいように泡立ち成分を配合しています。
よって洗顔フォームは皮脂汚れなどを落とす力が強い、また泡立ちやすいというメリットがあります。
しかし、油汚れの洗浄に優れた働きをする合成界面活性剤が含まれた洗顔フォームで洗顔すると、酸化してしまった余分な皮脂のみではなく、乾燥を防ぐために必要な皮脂も落としてしまう可能性があります。
乾燥肌や敏感肌などの外部からの刺激に弱い肌質の方だと、洗浄力の強さで肌トラブルが悪化する恐れもあるので、注意して選ぶことが大切です。
洗顔石鹸は、天然成分で作られた界面活性剤を配合しています。
動物性・植物性由来の天然の洗浄成分を含んでいるため、肌に刺激となりやすい合成界面活性剤を配合した洗顔フォームと比べて、肌に優しいというのが洗顔石鹸のメリットです。
自然から生まれる泡立ち成分なので洗顔フォームより泡立ちにくいというデメリットもありますが、その分顔をすすぐ際の泡切れはさっぱりして気持ちがいいです。
今回は、美肌を手に入れるための洗顔選びなので肌に優しい洗顔石鹸を選ぶのがおすすめです。
洗顔石鹸は、固形石鹸もあれば練り石鹸、チューブタイプの洗顔石鹸もあります。
店頭で選ぶ際には、商品の裏の成分表示も確認し、天然由来成分である「脂肪酸ナトリウム」もしくは「脂肪酸カリウム」など天然成分で出来ているかをチェックするようにしましょう。
また洗顔料を購入する際に、自分の肌タイプに合った洗顔料かということも合わせて確認すると良いです。
肌タイプ別に考えてみると、乾燥肌や混合肌・普通肌の方はヒアルロン酸やオレイン酸などの保湿成分を配合した洗顔料をおすすめします。
脂性肌(オイリー肌)・ニキビ肌の方は、洗顔で皮脂を落としすぎてしまう方が多いのですが、皮脂を落としすぎると皮脂がより出やすくなってしまい、脂性肌の改善にはなりません。
脂性肌・ニキビ肌の方は、炎症を抑えて肌を健康に保つ消炎効果のある洗顔料や、肌に優しい無添加石鹸を選ぶと良いでしょう。
敏感肌の方は、環境やストレスなどの変化が人よりも肌に出やすい傾向があります。
洗顔料の刺激も肌にとっては一種のストレスなので、肌の汚れの吸着力が早く他の洗顔料と比較して洗顔時間が短縮できるクレイ(泥)を使用した石鹸が良いです。
アトピー肌の方は、肌に刺激を与えないことが大切なので、肌と同じ弱酸性の石鹸をおすすめします。
洗顔料を選ぶ際には、洗顔石鹸か、自分の肌タイプにあった成分配合の石鹸であるか、の2点を確認して購入するようにしてください。
正しい洗顔の仕方 基本ポイント
洗顔前の準備
- まずは手のひらをしっかり洗いましょう。
手のひらは、普通の生活をしているだけで見えない汚れや雑菌が多く付着しています。
手のひらの汚れを残したまま洗顔料を泡立てていたら、洗顔で手の汚れを顔になすりつけることになってしまいます。
また泡立てていく時に、手のひらに脂が残っていると、洗顔料が泡立ちにくいということもあるので、洗顔は手洗いから始めましょう。
手に雑菌を残さないためにも、手洗い時は石鹸やハンドソープを使用するようにしてくださいね。
- 蒸しタオルを顔に当てて毛穴を開く
毛穴を温めて開いた状態で洗顔を行うことで、毛穴につまった汚れを除去しやすくなります。
顎や小鼻の黒ずみ・いちご鼻が気になる方は、毛穴の汚れが詰まっていることが原因として挙げられるため、毛穴を開くことができる蒸しタオルは特におすすめです。
【蒸しタオルの作り方】
- 水に濡らしたタオルをぐるぐると細長く丸め、絞る。
- 耐熱皿にのせて、電子レンジで1分ほど温める。
タオルが1分で温まらなかった場合は、電子レンジで30秒程度追加して温めるなど調節してください。
タオルの温かさは43度程度で、お風呂よりも少し熱いと感じる位です。
熱すぎると逆に肌の水分を蒸発させてしまいますので、温めすぎには気をつけてくださいね。
蒸しタオルが完成したら、広げて顔を覆うように肌表面にのせてください。蒸しタオルをのせることは毛穴を開くだけではなく、じわじわとした温かさからリラックス効果も生まれます。
蒸しタオルをのせておく時間は5分程度が目安です。時間が長すぎるとタオルの水分が蒸発し、逆に肌から水分を奪ってしまいますので注意して行ってください。
蒸しタオルを顔に当てるのは、週1~2回が効果的です。
蒸しタオルを毎日顔に当てると、毛穴が収縮しにくくなったり、肌の赤みがとれなくなったりする恐れがありますので、週に1~2回の毛穴ケアと考えて行ってください。
洗顔をしましょう
①水の温度を確認しましょう
洗顔の際の水温は、毛穴が閉じず皮脂も溶けすぎない32~34℃が目安です。手にかけて温かみを感じる程度のぬるま湯で洗顔を行うようにしてください。
水の温度が冷たすぎる場合は、毛穴が閉じてしまい毛穴汚れが落としにくく、水の温度が高いお湯の状態では皮脂が溶けすぎてしまい、乾燥予防のために必要な皮脂まで洗い流してしまいますので、注意してください。
② 顔を水で濡らします
まずは顔を水のみで洗う「素洗い」を行うのですが、素洗いの目的は2つあります。
一つ目は顔を濡らしておくことにより洗顔料の刺激を減らすのが目的になります。
洗顔料とはいえ洗浄力のある成分が含まれているので、肌へ直接のせるのではなく顔に水のバリアを張って刺激を抑えましょう。洗顔料を肌に馴染みやすくする働きもあります。
2つ目は、水分のみで落ちる汚れを落とすことが目的です。
汗やホコリなどの簡単な汚れは水で洗い流すことが可能なので、洗顔料で落としたい皮脂汚れを正しく洗い流すためにも水で落ちる汚れは水で洗い流すことは大切です。
素洗いを行う際は、ゴシゴシと顔を水でこするのではなく、顔に水をかけて流すという意識で行ってください。
③泡立てネットを使って洗顔料を泡立てます
洗顔料は必ず泡立てるようにしましょう。洗顔は、皮膚への摩擦を抑えるために泡で肌を撫でるように行うのがポイントです。
洗顔料が泡立たないまま顔にのせてしまうと、皮膚そのものをこすってしまい、摩擦で刺激を与えてしまいます。摩擦は肌の色素沈着を招き、顔のくすみやシミの原因になるため、激しく顔をこすることは禁物です。
泡立てネットを使って、洗顔料を泡立たせましょう。作る泡の量の目安はたまご1個分です。
水分を含んだ泡を作ることで洗顔料による肌の刺激を軽減することが出来るため、泡立てネットを濡らしてから洗顔料を泡立たせるのが良いです。
④ゴシゴシこすらず、手のひらで優しく撫でて洗います
最初は皮脂が多くたまりがちなTゾーンから洗います。Tゾーンは、おでこから、眉間を通り鼻筋までのことを言います。泡をのせ、手のひらや指を使って泡を撫でるように洗います。
Tゾーンを洗い終えたら頬・顎を洗います。Tゾーンの洗い方と同様に泡を撫でるように優しく洗うことと、顔のたるみ防止のため、上から下に撫でるのではなく、下から上に向かって撫でるのが良いです。
最後に目や口元を洗います。他の箇所と比べると皮膚が薄いので、特にこすりすぎには注意が必要な箇所です。優しく泡で撫でるだけで充分洗うことが出来ます。
顔に泡をのせて洗う時間は2分程度を目安としてください。洗顔料の刺激を受ける原因になるので、長時間洗顔したり、泡をのせて時間を置くことは避けましょう。
⑤泡を洗い流します
水が32~35℃の適温になっているか確認し、泡を洗い流します。ゴシゴシこするのではなく、顔に水をかけるように流すのが摩擦を起こさないポイントです。
洗顔料が肌に残ってしまうと、洗顔料が毛穴に詰まって汚れるなど肌トラブルの原因になりかねませんから、20~30回くらい、水をかけて泡を流すと良いです。
特に髪の生え際やあご下あたりは洗顔料が残りがちな箇所になりますので、重点的に流すように心がけてくださいね。
⑥タオルで水分をふき取る
清潔なタオルを使用し、水分を吸収させるイメージで顔に当てます。
タオルは水や洗顔料以上に摩擦が起こりやすいので、ゴシゴシこすらずに、優しく当ててください。
洗顔後のケア
洗顔後はなるべく早く化粧水をつけましょう。
洗顔の直後は、酸化してしまった余分な皮脂や汗・ほこりなどがないため化粧水の浸透率が高い状態です。できるだけ早めに化粧水をつけて肌の潤いを保ちましょう。
化粧水の量は、多ければ多いほど良いとも言われていますが、多くつけたからといって浸透率が上がるわけではありません。各化粧水の裏側に表示されている適量を守って行うようにしてください。
まとめ
毎日行っている洗顔ですが、方法を変えるだけで肌への負担を減らすことが出来ます。
洗顔の仕方をすべて変えるのが難しいようであれば、まずは行動や手順を1つずつ変えて習慣にしていくことでも美肌効果を期待できます。
今日から洗顔の仕方を見直して、いつまでも健康な肌を保ちましょう。