瘀血は漢方で改善できる!血流をよくする方法と漢方の選び方とは?
瘀血の漢方治療についてご紹介します。瘀血とは、漢方医学において血の流れが悪くなった状態のことです。最近は若い女性にも増えてきていると言われており、その症状に悩む人も少なくありません。血の流れが悪くなることは、さまざまな体調不良を引き起こす原因にもなるのです。もしあなたが瘀血の症状にお困りなら、漢方薬の効果について知ってください。
この記事では、漢方で言う瘀血の状態とは何なのか、どうすれば改善できるのかをまとめてご紹介しています。
- 瘀血について
- 瘀血の可能性をセルフチェックしよう!
- 瘀血の治療と予防について
- 瘀血と漢方
- 瘀血に効果がある漢方薬とは?
- 瘀血を改善するための漢方薬の飲み方、もらい方
- 瘀血と漢方にかんするよくある質問
この記事を読むことで、瘀血の悩みを解消できるはずです。血流を改善して健康な毎日を手に入れましょう。
1.瘀血について
まずは、瘀血という状態について解説します。主な症状や原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
1-1.瘀血とは?
漢方医学では、血流が悪い人のことを「瘀血タイプ」と呼びます。あらゆる病気の原因は瘀血にあると考えられているため、放置しておくことは危険です。血液がドロドロの状態になり体内のめぐりが悪くなると、酸素や栄養が十分に行き渡らなくなってしまいます。その結果、さまざまな部分で不調が現れるようになるのです。
1-2.瘀血によって起こる病気
瘀血によって起こる症状には、さまざまなものがあります。特に、女性特有の病気には血と関係が深いものが多いのです。子宮に血が行き届かなくなることで月経不順や不妊症になるケースも少なくありません。そのほかにも、冷えやこり、高血圧なども瘀血が引き起こす病気の一つです。
1-3.主な症状
瘀血タイプの人に起こりやすい主な症状には、以下のようなものがあります。
- 肩こり
- 頭痛
- 肌のくすみやシミ、そばかす
- 生理痛
- 手足のしびれ
1-4.主な原因
瘀血には生活習慣や環境などさまざまな要因が関係しています。特に多いのが、不規則な食生活や運動不足、ストレスです。砂糖や肉、油脂のとりすぎ、野菜不足というような食生活を続けていると、瘀血になりやすいでしょう。また、運動不足やストレスは冷えの原因になります。冷えは血行を悪くし、老廃物の排出がスムーズにできなくなるため、ニキビやシミなどの肌トラブルを引き起こすことになるのです。
1-5.起こりやすい人とは?
瘀血になりやすい人の特徴をまとめてみました。
- 慢性的な運動不足である
- 栄養バランスの偏った食事を続けている
- 睡眠不足の状態が続いている
- ストレスがたまりやすい
- 疲労が蓄積されている
このような人は、瘀血に十分注意する必要があります。
1-6.放置するとどうなるのか?
瘀血が肩こりや頭痛、冷えの原因となることは前述したとおりです。では、そのまま放置するとどうなるのでしょうか。瘀血は、未病の状態で適切な対処をすれば改善が可能です。しかし、状態が悪化すると血管の老化現象がすすみ、脳梗塞やガンなどの重い病気に発展してしまうこともあります。
2.瘀血の可能性をセルフチェックしよう!
自分は瘀血タイプかどうか、セルフチェックしてみましょう。以下の項目で当てはまるものがあるか確認してみてください。
- 唇が紫色をしている
- 顔色がどす黒い
- 目にクマができやすい
- シミ、そばかすが多い
- アザができやすい
- 関節痛がある
- 手足がしびれる
- 肩や首がこる
- 手足が冷える
- 慢性的な頭痛がある
- 物忘れしやすい
- 月経の色が黒ずんでいる
- 月経痛がひどい
当てはまるものが多いほど、瘀血タイプである可能性が高いと言えます。重大な病気を引き起こす前に、適切な対処が必要です。
3.瘀血の治療と予防について
では、瘀血タイプの人はどうすればよいのでしょうか。主な治療法と予防のポイントをご紹介します。
3-1.主な治療法
西洋医学では「瘀血」という考え方がありません。そのため、瘀血の症状で病院へ行っても不快な症状に対する対症療法が行われることになるでしょう。一方の漢方医学では、治療するためには「瘀血をとる」ための漢方薬と生活習慣の改善が必要不可欠という考え方です。血管の状態を整え、血流をよくする漢方薬が処方されます。
3-2.生活習慣の見直しが大切
瘀血を改善、予防するためには、原因となるものを取り除き、血流がよくなる生活習慣を心がけることが大切です。適度な運動と十分な睡眠を心がけ、規則正しい生活を送りましょう。ストレスをうまく発散する方法を見つけることも大切です。食事はできるだけ毎日同じ時間にとるようにし、栄養をバランスよく摂取してください。
4.瘀血と漢方
次に、瘀血と漢方について解説します。漢方治療のメリットや注意点にはどのようなものがあるのでしょうか。
4-1.漢方薬とは?
漢方薬とは、生薬を組み合わせて作り出す薬のことです。化学的に合成された成分からできている西洋薬とは違い、体が本来持っている働きや自然治癒力を高めることを目的としています。瘀血の症状は人それぞれです。漢方薬は一人一人の症状に合わせて調合されるため、同じ瘀血でも人によって異なるものが処方されることもあります。
4-2.漢方における瘀血の考え方
漢方の基本的な考え方に「気」「血」「水」があります。この3つがバランスよく体をめぐっている状態を「健康」と考えるのです。瘀血はそのうち「血」のバランスが崩れた状態であり、古い血液が体に停滞することでさまざまな不調が現れます。そのため、崩れたバランスを整え、血液が十分に行き渡るようにするための漢方薬が必要です。
4-3.漢方治療のメリット
最近は漢方外来がある病院も増えてきており、西洋医学では改善できない体の不調を整える治療法として注目を集めています。効果が穏やかな生薬が複数配合されているため、長期間服用しても副作用が起こりにくいという点が大きなメリットです。また、いわゆる「未病」の状態にも効果があるため、原因不明の頭痛やめまいなどの症状も和らげることができます。
4-4.デメリットと注意点
漢方治療の目的は、体質を改善して症状を起こさなくすることです。体調や体質に合わせて服用する必要があるため、自分に合ってないものを飲むと効果が発揮されないこともあります。そのため、漢方薬を服用する際には、しっかりとした知識を持つ医師や薬剤師のもとで処方してもらいましょう。
4-5.漢方治療に向いているのはこんな人!
漢方薬はその人に合ったものが処方されるため、体質的な問題はありません。しかし、漢方による治療に向いているか向いていないかは本人しだいです。
- 漢方薬のメリットとデメリットをしっかり理解している
- 毎日飲み続けることができる
- 体質改善による症状の緩和を期待している
上記のような人は、漢方治療に向いていると言えます。
5.瘀血に効果がある漢方薬とは?
瘀血の症状におすすめの漢方薬についてご紹介します。
5-1.瘀血に効果がある漢方薬を紹介
瘀血に効果的な漢方薬には「丹参散(たんじんさん)」や「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」などがあります。
5-1-1.丹参散(たんじんさん)
瘀血をとる作用がある丹参が配合されている漢方薬です。丹参の「丹」には「不老不死の薬」という意味もあり、さまざまな症状に使用されます。イライラや不安感を抑える鎮静作用のほか、月経にかかわる諸症状を改善する効果もあるため、瘀血の症状におすすめです。
5-1-2.桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
滞った血のめぐりをよくする効果があります。桂皮や芍薬などの生薬が配合されており、女性の月経痛や冷えなどの症状にもよく効く漢方薬です。一般的に、男女問わず瘀血の症状に対して処方される代表的なものとなっています。
5-1-3.冠元顆粒(かんげんかりゅう)
ドロドロの状態になった血液をサラサラにして流れをスムーズにする効果があります。丹参をはじめ、芍薬や木香などの生薬が含まれており、血行不良による諸症状を改善するために処方されることが多いでしょう。
5-2.効果について
漢方医学には長い歴史があり、さまざまな症状に合った薬を作り出してきました。ストレス社会と言われる現代、原因がはっきりしない体調不良が増えています。その多くが、漢方医学で言う「瘀血」が原因になっているのです。血の流れが悪くなることが体や心の不調を招くことはご存じだと思います。瘀血を改善して血の流れをよくすることが、症状緩和に何よりも大切なことなのです。複数の生薬を組み合わせて作った漢方薬には、瘀血の症状に効果的なものがいくつもあります。生活習慣の改善とともに漢方薬を服用することで、不快な症状が緩和される可能性は十分にあるでしょう。
5-3.市販の漢方薬について
最近は街のドラッグストアでも漢方薬を購入できるようになりました。病院に行かなくても漢方薬を手に入れることができるのです。しかし、漢方薬は自分の体質や体調に合ったものを服用する必要があります。市販のものを購入するなら、必ず漢方専門の薬剤師がいる薬局を選ぶようにしましょう。
6.瘀血を改善するための漢方薬の飲み方、もらい方
瘀血の症状を効果的に改善するために、漢方薬の正しい飲み方やもらい方などをご紹介します。
6-1.漢方薬局への相談が必要!
漢方薬局とは、漢方専門の薬剤師がいる薬局のことです。漢方の知識を持つ専門家が、患者さんの体調や体質、生活習慣を聞いて適切な漢方薬を処方してくれます。一般用漢方だけを扱っているため、医師の処方せんは必要なく処方が可能です。漢方薬は種類が大変多いため、必ず専門の知識を持つ薬剤師に相談して購入する必要があります。
6-2.選び方の注意点
漢方は症状だけでなく、患者さんの体の状態によって選ぶ必要があります。同じ症状だとしても、どこに症状が出ているのか、どんなときに症状が出るのかなどは人によって異なるのです。漢方薬を選ぶときには、本来持っている体のバランスを考える必要があります。そのため、もともと自分はどのような体質なのかも踏まえた上で、漢方薬局に相談しながら選ぶことが大切です。
6-3.基本的な使用方法
基本的に、漢方薬は温めて飲むものです。エキス剤は白湯(さゆ)に溶かしてから飲むとよいでしょう。服用のタイミングは、空腹時がおすすめです。食後に服用するより成分の吸収が早くなります。薬の種類によってさまざまな注意事項があるため、必ず事前に説明書を読むことを忘れないでください。用法・用量をしっかり守って安全に服用しましょう。
6-4.使用期間や期限
使用期間については、医師や薬剤師の指示に従いましょう。自分の判断で服用を中止することはやめてください。また、漢方薬にも使用期限があります。飲み残したまま日数がたってしまった漢方薬を飲むと、副作用が出てしまう可能性があるのです。記載された期限をしっかりと守るようにしてください。
6-5.価格
漢方薬の価格は薬局によって異なるのが特徴です。「医心堂薬局」では、どんな漢方薬であっても15日分11,340円で提供しています。無料相談も受け付けているため、気になる症状があるときは利用してみてください。
6-6.漢方薬局の選び方
漢方薬局はここ数年で身近なものになりました。しかし、やはり「どこを選んだらよいのかわからない」という人も多いと思います。自分に合った漢方薬局を見つけるために、以下のポイントを参考にして薬局選びを行ってください。
- 親身になって悩みを聞いてくれるか
- 実績が豊富であるか
- 漢方専門医が常駐しているか
- 費用についてしっかりと説明してくれるか
- 利用しやすい雰囲気であるか
6-7.相談窓口
「医心堂薬局」の無料相談では、日常生活の問題点や症状を改善するための方法などもアドバイスしています。どのような漢方薬が自分に合っているか、じっくりと相談してみてください。無料相談の申し込みは、ホームページのフォームから可能です。
7.瘀血と漢方にかんするよくある質問
「瘀血と漢方について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめてみました。
7-1.ストレスが瘀血の原因になるのはなぜですか?
A.漢方医学では「気」と「血」には密接な関係があると考えられています。「気」とは生命エネルギーのことであり、ストレスによってこの流れが滞れば、血の流れもその影響を受けてしまうのです。
7-2.瘀血を予防するためにはどのくらい運動をすればよいですか?
A.無理に運動を取り入れようとすると、逆にストレスとなって症状が悪化してしまいます。休日に散歩をする、帰宅時に一駅前で降りて歩くなど、無理のない方法で体を動かしましょう。
7-3.血の流れをよくする食材にはどのようなものがありますか?
A.サバやアジ、ウナギなどの魚類をはじめ、玉ネギやししとう、ほうれん草などに血流をよくする効果があります。刺身や生野菜、ファーストフード、スナック菓子などはできるだけ避けるようにしましょう。
7-4.漢方薬には副作用がまったくないのですか?
A.西洋薬に比べると少ないですがまったくないわけではありません。含まれる生薬によっては、血圧上昇や動悸(どうき)、発汗などの副作用が出る場合もあるでしょう。その心配を少なくするためにも、自分に合った漢方薬を正しく服用することをおすすめします。
7-5.漢方薬と西洋薬を併用しても問題ありませんか?
A.基本的には問題ありません。ただし、薬の種類によっては効果を相殺してしまうこともあるため、事前に医師や薬剤師に相談しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか? 若い世代にも増えていると言われる瘀血。その症状や原因、対処法などをまとめてご紹介しました。瘀血はさまざまな体調不良のもとになります。悪化すると大きな病気を引き起こす可能性もあるため、早期に対処が必要です。生活習慣を改善するとともに、漢方薬の服用を検討してみましょう。ぜひこの記事を参考にして、あなたに合った漢方薬を見つけてください。