晴れの日のドレス。
女性なら誰しも、少なからず心が浮きたつものでしょう。
けれど脇汗や脇臭、ワキガに悩む人は、喜びや楽しみと同時に、ユウウツさも感じるかもしれません。
めったにない機会だからこそ、絶対に失敗したくないドレスの脇汗対策。
いったいどうしたらよいのでしょうか?
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ドレスの素材は汗をかきやすく臭いがキツくなりやすい
ドレスの素材は、ポリエステルやレーヨンなど、化学繊維のものが多いものです。
化繊のドレスは水分を吸収しにくいうえに通気性が悪く、ムレが発生しやすくなっています。
蒸れることによって、脇汗の量はますます増えますし、雑菌が繁殖しやすい環境が整いますので、ニオイもキツくなりやすいのです。
(※汗自体は無臭ですが、雑菌と反応してニオイが発生します。)
特に花嫁さんの純白のドレスは、ワキに黄ばみがでやすい人にとっては大変なプレッシャーです。
主役なだけに、ちょっとしたことでも目立ってしまいます。
新婦はみんなから写真を撮りまくられることになりますから、その時は気づかなくても、あとから見たら「脇汗で黄ばんでた!」「汗染みがくっきり!」なんてことにもなりかねません。
ニオイも目立ちます。
披露宴会場がワキガのニオイで充満でもしたら、それこそ一大事でしょう。
プレッシャーがかかればかかるほど、脇汗もニオイもひどくなります。
完全に悪循環です。
脇汗がひどいとノースリーブやチューブトップのドレスは着られない?
ウェディングドレスだけでなく、お呼ばれ用のゲストドレスも、ノースリーブやチューブトップのかわいいデザインのものが多く出回っています。
それを尻目に、脇汗がひどい人は、ついつい無難な袖付きタイプを選んでしまいます。
袖が付いていれば、脇に汗パッドを付けられますから…。
せっかくオシャレするのですから、汗にとらわれることなく、本当に気に入ったものを着たいところです。
花嫁さんはなおさらです。
一生に何度もあることではないので、ウェディングドレスは自分の好みにピッタリ合った、運命の一着を選びたいですよね。
脇汗パッドをどうしても利用したい場合には、やはりノースリーブのドレスは不向きです。
透明フィルム状の貼るタイプの脇汗パッドを使ったとしても、光に反射したりしますし、至近距離で見るとバレバレです。
腕をギュッとしてワキを閉じた状態を続ければいいのかもしれませんが、それこそ不自然になってしまい、悪目立ちしてしまうことでしょう。
パッドをしていることがバレてしまうバツの悪さに比べたら、汗のほうがよほど自然で恥ずかしくないものです。
制汗技術のすすんだ現在、脇汗パッド以外の脇汗対策方法もいろいろとあります。
そういった方法を賢く利用さえすれば、ノースリーブのドレスも堂々と着られるでしょう。
脇汗がひどい時はどうすればいい?
具体的に、脇汗パッド以外の脇汗対策方法をみていきましょう。
ボトックス注射をする
ボトックス注射は、ボツリヌス毒素を無毒化したものをワキの下に注射し、脇汗をおさえる方法です。
発汗情報のとおり道である「交感神経」の末端に毒素がからみつくことにより、発汗情報が伝わらなくなり、汗腺からの発汗がストップします。
発汗をおさえる効き目は高く、副作用もほとんどありませんが、一生有効な方法ではありません。
効果の持続期間は3~6ヶ月程度です。
料金も割高で、保険診療で3万円(重度の多汗症の場合のみ保険適用可能)、自由診療だと10万円前後かかります。
料金が高いので、お式にお呼ばれするたびに注射するのは現実的ではないでしょう。
けれど結婚式の主役である花嫁さんの場合は、そうそうない機会ですので、ドレスの脇汗対策として利用してもよいかもしれません。
一時的に感覚がマヒするなどの副作用が出る場合もあるので、医師とよく相談して、式の日取りに余裕をもって注射しましょう。
防水スプレーを使う
ドレスのワキ部分にあらかじめ防水スプレーをかけておくのも一つの手です。
防水スプレーをした部分は汗を吸わなくなりますので、脇汗による汗染みができなくなります。
ただしドレスの素材によっては防水スプレーで生地を傷めてしまう可能性もあります。
共布を使うか目立たない部分であらかじめ試したうえで使うようにしましょう。
レンタル用品や、シルクなどデリケートな素材のドレスの場合は、防水スプレーの使用は避けた方が無難です。
防水スプレーを使った方法では、汗ジミは目立たなくなりますが、汗自体が減るわけではありません。
脇汗が流れていった先でしっかり吸収できるよう、下着はしっかりと着用しておきましょう。
ニオイ対策としては、防水スプレーはほぼ効果がありません。
ミョウバン水を使う
ミョウバンは、古代ローマの時代から愛用されてきた制汗デオドラント剤です。
食品添加物としても使われるくらい信頼性があります。
ミョウバンには収れん作用があり、これが汗をおさえる効果につながります。
ミョウバンを水に溶かすと弱酸性になります。
多くの雑菌類にとって酸性は住みづらい環境です。
ニオイの元となる雑菌類が繁殖しにくくなるため、ニオイをおさえる効果もあります。
お値段も安く、スーパーや薬局などで手に入りやすいので、気軽に試してみることができます。
大事なドレスに脇汗とニオイがつくのをお手頃価格で防ぐことが可能です。
ミョウバン水を作る場合は、焼きミョウバン50gに対して水道水1.5リットルでうすめて、2~3日放置し、ミョウバンが溶けきるのを待ちます。
お肌に使う場合には、これをさらに30~50倍にうすめ、スプレー容器などにうつしてからお肌に吹きかけます。
市販の制汗剤を使う
市販の制汗剤を使っても、脇汗やニオイをおさえることができます。
各種メーカーから、スプレー式やロールオン式など、さまざまな種類の商品が出ています。
種類が豊富な分、自分にあった製品を選ぶ必要があります。
うまくチョイスして、ドレスの汗ジミを防いでください。
塩化アルミニウム液を使う
塩化アルミニウム液を使っても、ドレスの脇汗対策を効果的に行うことができます。
塩化アルミニウム液は、汗をおさえるための外用治療薬としては、非常にポピュラーなものです。
皮膚科で処方されることも多いですが、市販もされています。
塩化アルミニウム液は夜塗って、朝落とす方法で使います。
塩化アルミニウム液自体が汗をおさえるのではなく、塩化アルミニウム液がお肌と化学反応を起こすことによって、汗腺の出口に角栓をつくるのです。
この角栓がフタになり、汗が外に出ていかなくなります。
角栓は一定の期間をかけて作られ、また一定の期間すると新陳代謝によって自然に排出されます。
新陳代謝で角栓がとれるまでの間は、塩化アルミニウム液を塗らないでも汗止め効果が持続します。
つまり、お式前夜などバタバタしているときには、脇汗のためのお手入れしないですみます。
薬液でドレスを汚す心配もありません。
塩化アルミニウム液の汗止め効果は優秀ですが、かゆみなどの副作用が出る場合があります。
余裕をもってあらかじめ試しておいた方がよいでしょう。
市販の塩化アルミニウム液として有名なものには、次のものがあります。
- テノール液:
国産の塩化アルミニウム液で、濃度が薄めの初心者向けの製品です。
独特な香料を使っているため、向かない人もいるかもしれません。 - オドレミン:
国産の塩化アルミニウム液市販薬としては最もポピュラーな商品です。
テノール液より濃度は若干高めになっています。 - デトランスα(パースピレックス):
副作用防止成分が配合された、デンマーク製の塩化アルミニウム液です。
比較的高濃度です。
日本では市販されていないため、個人輸入(代理店を利用すれば通販感覚で購入可能)で入手する必要があります。
汗止め薬としては大変人気があり、口コミでも評判になっています。
ワキガ対策クリームを使う
ドレスの脇汗対策として、ワキガクリームを使用する手もあります。
ワキガ対策クリームは、ワキガでない人の使用もOK。
ワキガ臭ははもちろん、一般の汗臭対策まで幅広く行える“優秀なデオドラント剤”なのです。
ワキガ対策クリームの多くには、肌刺激になりやすい成分は使われていません。
長期間使っても肌トラブルが起きにくいように配慮されています。
制汗成分や消臭成分も、穏やかだけれども効果のあるものが厳選されています。
配合成分がやさしいため、極力肌荒れせずに脇汗対策を行えますので、ドレスの汗ジミ・ニオイ対策を行いたい方にピッタリです。
ワキガ対策クリームとして有名なものに、「クリアネオ」があります。
塩化アルミニウム液がお肌に合わなかった人も、クリアネオなら手軽に試せます。
ドレス試着時には脇汗パッドが使われる?
ハレの舞台ではなるべく避けたい脇汗パッドですが、レンタルなどの試着時には、ドレスのワキ部分に脇汗パッドが付けられていることもあるようです。
試着時というのは、慣れないドレスや環境、プレッシャーによって、思いもかけずたくさんの汗をかくものです。
けれど試着は試着なので、必ずしもそのドレスをレンタルしてもらえるとは限りません。
レンタル代が入ってこなければクリーニングなどのメンテナンスもできません。
そのため、試着の段階でなるべく無駄な汚れがつかない防衛策として、パッドが付けられる場合があるのです。
こちらとしても、対策が取られている分、気楽に試着しやすいという利点があります。
ただしこの試着時の脇汗パッドは、どこのドレス屋さんでも採用している方法ではありません。
お店によってやり方は異なります。
気になったら、ショップの担当者さんに確認してみましょう。
レンタルや貸衣装の場合、ドレスについてしまった汗染みや脇の臭いはどうする?
ドレスは、レンタルすることも多いものです。
借り物だからこそ、脇汗の汗染みやニオイがついてしまったときのことを考えると心配ですよね。
こんなときにはどうすればよいのでしょうか?
この点に関しては、実はあまりナーバスにならなくても大丈夫です。
レンタルドレスの場合、クリーニング代やメンテナンス込みのレンタル料金になっていることがほとんどです。
結婚式は、開く側も呼ばれる側も、緊張することが多いもの。
汗はつきものです。
貸衣装屋さんの話を聞いても、貸したドレスはたいてい、脇汗などの汗染みがついて戻ってくるそうです。
ドレスの汗ジミは、先方も想定内のものなのです。
ソースやワインのシミなど、特殊な汚れがついてしまった場合を除き、汗染みが原因で追加のクリーニング代を取られることはまずありません。
逆に自己流で勝手に洗濯したり、地元のクリーニング店に出すことの方が問題です。
ドレスのクリーニングには特殊技術を必要とします。
ヘタに処置してシミをひどくして、取り返しがつかなくなってしまったら、それこそ弁償になってしまうかもしれません。
プロにはプロの技術があります。
クリーニングは専門家にお任せして、私たちはどんと構えていましょう。
購入ドレスの場合、洗濯やクリーニングはどうする?
レンタルドレスの場合、クリーニングはレンタル会社が責任をもって行ってくれますが、購入品の場合、自分でクリーニングに出す必要があります。
脇汗たっぷりのドレス、あなたならどうしますか?
この場合も、できればドレス専門のクリーニング業者を利用した方が安全です。
ゲストドレスの場合、家庭でも比較的洗濯しやすいものもありますが、ウェディングドレスは、絶対に専門業者を頼るべきでしょう。
ドレス専門のクリーニング業者は、ドレス屋さんや結婚式場の担当者などに聞くと紹介してくれる場合があります。
ウェディングドレス・クリーニングに定評のあるクリーニング店として、東京の赤羽にある「なすクリーニング」をご紹介しておきます。
店主の那須さんは高いシミ抜き技術をお持ちとのことで、テレビなどのメディアでもたびたび取り上げられるほど。
ウェディングドレス以外のゲストドレスはもちろん、和装やダンス衣装、一般のスーツやワンピースなど、幅広く取り扱っています。
ホームページには、シミ抜き前後の画像が載っていますが、本当にびっくりするくらいきれいになっていますよ。
できたての脇汗じみ程度なら、カンタンに取り除けるのではないでしょうか。
宅配を使って、地方から依頼することもできます。
クリーニング屋さんのあてのない方は、こちらを利用されてもいいでしょう。
どうしても汗を止めたい&臭いを防ぎたい場合はワキガ対策商品を!
ドレスについた汗ジミは気にしなくても良いとはいえ、当日かいてしまう脇汗は極力シャットアウトして、“最高にキレイな自分”を演出したいですよね。
できる限りの手を打っておきたいのが人情というものです。
事前に十分な脇汗対策をしておけば、安心感が生まれ、精神的にゆとりがもてます。
相乗的に発汗がおさえられ、キレイにドレスを着こなせるでしょう。
汗・ワキガ対策商品は、非常に役立ちます。
対処法のところでもご紹介しました、デトランスαなどの塩化アルミニウム液や、クリアネオなどのワキガ対策クリームを使って、脇汗による汗ジミ・汗臭ともにサヨナラしてください!
事前にできる限りの対策をしたところで…。
いざ結婚式当日、挙式や披露宴の場になると、友人の晴れ姿に胸が熱くなったり話に花が咲いたりして、汗どころでははくなるものです。
とりわけ花嫁さん本人は、お式当日は目の回る忙しさです。
バタバタしているうちに、汗のことを考える間もなく披露宴まであっという間に終わってしまうことでしょう。
脇汗は、かいてはいけないと思えば思うほどひどくなるものです。
汗を意識しなければ、その分無駄な発汗は減ります。
結局のところ、事前に打てるだけの手は打っておいて、最終的には汗のことを考えすぎないというのが、大事なドレスを脇汗で汚さずに済む一番の方法なのではないでしょうか。