「私の体脂肪率は本当に合ってるのか?」
ダイエットや筋トレをしている人なら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
私は筋トレをしているのですが、単独の測定結果だと正確さと公平さに欠ける側面があります。
そこで、別のメーカーの機種も試してみることにしました。
(筋トレしても数値に変化なしなので、ムカついてきて別の体組成計を買った…訳ではありませんよ~)
有名メーカー「オムロン」と「タニタ」の体組成計の比較を行いたいと思います。
同じ価格帯「オムロンカラダスキャンhbf-214」「タニタbc-705」の体組成計を比較
今回比較した機種は次の2つです。
オムロン(黒) hbf-214
タニタ(白) bc-705n
(価格は常に変動しているため、いつも同じ価格帯とは限らないのでご了承ください)
基本的なデータは次の通りです。
発売日
- オムロン 2007/4/30(Amazon.co.jp での取り扱い開始日)
- タニタ 2013/7/22(Amazon.co.jp での取り扱い開始日)
オムロンカラダスキャンhbf-214は黒とピンクが2007年発売、白と青が2011年発売。色違いで型番は同じ。
体組成計の重さ
- オムロン 1.6キロ
- タニタ 1.2キロ
それでは早速、数値の精度についての比較に入って行きたいと思います。
体重
| オムロン | タニタ |
さすがに体重は完全に一致。これがバラバラだと話になりません。
BMI値
| オムロン | タニタ |
BMI値も完全に一致。BMIとは、体重を身長の2乗で割った値です。
シンプルに体重と身長から割り出されているため、機種による違いはない模様。
基礎代謝量
| オムロン | タニタ |
何もしなくても消費される基本のエネルギーが基礎代謝。
普通は、基礎代謝は高いほうが良いと見なされます。
オムロン1466キロカロリー、タニタ1412キロカロリーと出ました。オムロンのほうが54キロカロリー高いです。
タニタでは基礎代謝のレベルも分かります。
評価は「少ない」「標準」「多い」の3段階。さらに細かく区分された9段階のバーも表示されています。
写真の場合は「多い」でバーのレベルは8。あと1つ上がれば最大レベルの9なので、基礎代謝は多めと見なしてもよさそうです。
体内年齢
| オムロン | タニタ |
タニタ・オムロン共に、基礎代謝量から体年齢を出していると取説に書いてありました。
それなのに、基礎代謝が低いタニタのほうが体内年齢が若い。
タニタの体内年齢の判定が甘いということですね。
内臓脂肪レベル
| オムロン | タニタ |
実は、全ての脂肪が悪玉というわけではなかったのです。
本当に注意すべきなのは、内蔵の周りにつく内臓脂肪だったのです。
内臓脂肪が引き起こす病気で有名なのが肝硬変で、肝臓の周りにつく脂肪が原因の1つと言われています。
内臓脂肪はレベルが高いほど危険ということになります。
オムロンでは「レベル3」で評価は「標準」。タニタでは「レベル2.5」で同じく「標準」。
オムロンの内臓脂肪レベルの詳細
- 内臓脂肪レベル1~9=標準
- 10~14=やや高い
- 15~30=高い
タニタの内臓脂肪レベルの詳細
1~59レベル
筋肉
| オムロン | タニタ |
指標そのものが違うため、数値も全く異なります。
- オムロン…骨格筋率(パーセント)
- タニタ…筋肉量(キログラム)
オムロンでは骨格筋のみ測定されているのに対し、タニタでは全ての筋肉の合計を測定しているようです。
- 骨格筋とは、トレーニングで増やすことができる筋肉。
- タニタでは、骨格筋・平滑筋・水分量を合計し、筋肉量として表示している。
- 平滑筋とは、自分の意志で鍛えることができない筋肉。胃などの内臓のことを指す。
オムロンは骨格筋率39.4%で「高い」、タニタは48キロで「少ない」と出ました。
体脂肪率
| オムロン | タニタ |
さて、いよいよ気になる体脂肪率の結果です。
- オムロンでは「標準」で体脂肪率は「16.1%」
- タニタでは「-標準」で体脂肪率は「13.1%」
3%の差が出ました。1%程度なら誤差の範囲ですが、3%となると結構差があるのではないでしょうか。
オムロンの体脂肪率の詳細
「低い」「標準」「やや高い」「高い」の4段判定。
体脂肪率判定の根拠には「Lohman(1986)および長嶺(1972)によって提唱されている肥満判定」を採用。
タニタの体脂肪率の詳細
「やせ」「-標準」「+標準」「軽肥満」「肥満」の5段判定。
体脂肪率判定の根拠には「DXA法」を採用。
時間帯によって体脂肪率が変わるしくみ
体脂肪を量る仕組みをもう少し詳しく解説します。
体組成計では、体にごく微量の電流を流すことによって、体脂肪率を測定しています。
- 脂肪はほとんど電気を通さない
- 筋肉や水分は電気を通しやすい
電気が通り易いか通りにくいかを基準に用いて、体脂肪率が測定されているというわけです。
人は日中、立ったり座ったりして活動しています。
その結果、1日の後半(夜)は脚に水分が降りてきています。
このように、体内で水分の移動があるため、電流の流れ具合に変化が生じ、体脂肪率が変動するのです。
体に微弱電流を流して体脂肪を測定する方法は「BIA法」と呼ばれています。
オムロンでは「BIA法」を使用。一方、タニタのbc-705nはBIA法の進化版である「リアクタンステクノロジー」を搭載。
リアクタンステクノロジーでは、時間帯によって変わる体脂肪率の誤差が少なくなるように設計されているため、精度が上がっているとのことです。
タニタのアスリートモードとノーマルモードの比較
タニタの取説によると、アスリートモードの定義は次のようになっています。
18歳以上で、
- 一週間に12時間以上トレーニングしている。
- 体育会やスポーツ事業団に所属し、競技会などを目指している。
- プロスポーツ選手
- ボディビルダーのように筋肉量が多くなるようなトレーニングをしている。
ただ、4つを全て満たした場合がアスリートなのか、1つでも当てはまればアスリートなのか書かれてないんですよね。
さすがに全部当てはまる人なんてほとんどいないと思いますが…。
私の場合は4に当てはまらなくもないので、アスリートモードでも量ってみることにしました。(現在は3日に1回のスロートレーニングを行っています)
アスリートモードだと全ての数値がパワーアップ。
オムロンと比較した場合も、筋肉量以外は全てタニタのほうが高スコアになりました。
内臓脂肪レベル
| ノーマル | アスリート |
レベル2.5→レベル1に。1は最も少ない値です。
オムロンとタニタのアスリートモードの差は2ポイント。
筋肉
| ノーマル | アスリート |
48キロ→50.6キロに。「少ない」が「標準」に。
標準といってもレベルは4なので、「多い」まで持って行くにはあと3ポイント必要です。
基礎代謝
| ノーマル | アスリート |
1412キロカロリー→1484キロカロリー。
基礎代謝が最大レベルの9に。基礎代謝が最大レベルの割に筋肉が少ないような、そうでないような。
一般的には、筋肉が多いほど基礎代謝が高いと言われています。
タニタの取説には、
- 「基礎代謝はその人の筋肉の量によって大きく左右される」
- 「同じ体重でも脂肪が少なく筋肉が多い人の方が基礎代謝が高くなる」
と書かれていました。
オムロンとタニタアスリートモードの差は18キロカロリーです。
体脂肪率
| ノーマル | アスリート |
10%切った―。
なんと、オムロンとタニタのアスリートモードでは、体脂肪率に約2倍の違いが。
オムロンが厳しいのか、タニタのアスリートモードが甘すぎるだけなのか…謎ですね。
いずれにしても確かなことは、体脂肪率は量る機械によって大きな差があるということです。
もし、実社会やネットで、
「俺ってさァ体脂肪率10%以下だから」
とドヤ顔で語っている人を見かけたら、
「それ量る機械によって全然違う結果になるからね^^」
と教えてあげたほうが良いかもしれません。
タニタの体組成計を使った体型の目安
ちなみにアスリートモードの結果が本当なら、私は細マッチョの部類に入るようです。
さすがに体脂肪率8.4%はねぇだろと思うのですが。
●(体脂肪率判定)×(筋肉量判定)=体型
- (肥満・軽肥満)×(少ない)=隠れ肥満
- (肥満・軽肥満)×(標準)=肥満
- (肥満・軽肥満)×(多い)=かた太り
- (+標準・-標準)×(少ない)=運動不足
- (+標準・-標準)×(標準)=標準
- (+標準・-標準)×(多い)=筋肉質
- (やせ)×(少ない)=痩せ型
- (やせ)×(標準)=細身筋肉質
- (やせ)×(多い)=筋肉質
まぁどうせ量る機械で違うので、ポジティブシンキングで良い結果を信用しようと思います。
総合評価
- 体内年齢はタニタのほうが甘い。
- 筋肉に関する数値(基礎代謝・筋肉判定)はオムロンが高く、タニタが低い。
- タニタのほうが体脂肪率が低く出る。アスリートモードでオムロンの約半分に。
- タニタのアスリートモードでは全ての数値が(大幅に)良くなる。
- オムロンにはアスリートモードが無い。(2015年5月現在)
結論としては、
- 体脂肪率が高いとモチベーションが上がる人は「オムロンhbf-214」
- 体脂肪率が低いとモチベーションが上がる人は「タニタbc-705n」
で良いのではないでしょうか。
もし新しく買い直すとすればどっちにするか?
もし私が新しく買い直すとすれば、タニタを選びます。
だって、リアクタンステクノロジーって響きがかっこいいんだもん(笑)
新技術なのは間違いないですし、体脂肪率に関してはタニタのほうが信用できるはずです。
ちなみに今回使った「bc-705n」は日本製でした。(他の機種は大方Made in Chinaのようです)
箱の中身もちゃんとMade in Japanですね。
ネット(特にオークション)では「箱が日本製」で中身は中国製とかあるのでご注意を。
Amazonの場合は「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します」と書いてあるのを確認してから購入しましょう。
Amazonから購入すれば、おかしなトラブルになることはまずありません。
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大変に参考になりました.私の場合,自宅がオムロン,スポーツクラブはタニタです.また自宅は必ず早朝,起きてすぐ,スポーツクラブは午後4時ごろと違いがあります.体脂肪率が大きく異なり,オムロンは25%,タニタは17%,と出ます.この差は8%で,大きすぎます.しかし,ここに書かれている説明でかなり納得しました.オムロンは少し高めに出ること,また夕方のタニタのほうが水分が足のほうにいくので,電動度があがり,低い脂肪率となるのですね.測定方法の違いも判りました.実はオムロンは2011年のもの,タニタはごく最近のものです.したがって,タニタの値を比較的正確な値として覚えておきましょう.しかしいずれにしろ,あまり正確なものでもないので,あまり気にすることはありません.ただ,相対値の変化は筋肉とライニングの利用とも関連して,気になります.もう少しいい方法が開発されるといいですね.
丹羽さん、貴重なコメントありがとうございます!
タニタにしろオムロンにしろ、新型の機種が最も正確性が高いであろうということですね。
タニタとオムロンは体組成計の2大メーカーなので、切磋琢磨して技術を進歩させていってほしいと思いました。
今までタニタ(日本製)を使っていましたが壊れた事によりオムロン(中国製)に買い換えました。
体重以外の数値が全く違い焦りを覚えた所です。ここまで体脂肪値やからだ年齢に違いがでるとビックリです。
今までどんな甘い結果にOK問題無い!と思っていたのでしょう
これで筋トレを再開しなければ!と言う気持ちになりました。※特にお腹周りが気になるところです><
メーカーが違うだけでココまで差が出るんですね
楓さん、コメントありがとうございます。
シビアな結果が出るというのも、負けん気でモチベーションが上がってイイですね!
私の場合は、数値だけにこだわらずに、見た目の変化などを含めて、総合的に判断するようにしています。
拝読しました。
僕は30年以上のマラソンランナーで、月間300~400キロ走っているのですが、
オムロン機で計測で体脂肪率14~16%でした。
どう考えてもやせ形なのですが・・・
その疑問が解けました。
今度、タニタ機を購入してみたいと思います。
KAZさん、コメントありがとうございます。
他にも似たような境遇の方がいたということで、とても参考になりました。
やはり、体脂肪率はメーカーや機種によってバラツキがありますね。
タニタ機、購入しました。
体脂肪率はなんと、5.4%。
オムロン機のおよそ3分の1の値。
他の方のケースに比べても、その差が顕著です。
ご参考まで。
KAZさん、コメントありがとうございます。
私の読んだ本によると、細マッチョの定義は「身長-110kgの体重で体脂肪率10%以下」だそうです。
体脂肪率の数値が高めに設定されているオムロン機で10%以下を目指した場合、相当な修羅の道になりそうですね。
小生は64歳。身長170cm。89kgあった体重を2年半で67kgまで落としました。
食事制限はなし、毎日2時間ウオーキングから始め現在はスローランです。
下記の2機種で測っていましたが、体脂肪率の違いにあきれ果てていました。
現在、体重70kg前後をうろうろ。運動前に腕立て、スクワット少々。
体脂肪率はタニタ15%、オムロン早朝運動後24%、夕方20%、
どれを信じたらいいのでしょう。
TANITA 体組成計 インナースキャン50 パールホワイト BC-309-PR
オムロン 体重体組成計 カラダスキャン HBF-253W-BK
最近は鏡に映った自分の体を見て体脂肪率を考えるようになりました。(19%?)
鈴木さん、コメントありがとうございます。
体脂肪計の数値は、目安と思っておいたほうがよさそうですね。
例えば、自分の中で体脂肪率15%を基準としておき、それより増えたら、運動を強化して引き締めるとか。
鈴木さんのおっしゃるように、見た目で判断するのもイイですよね!