診療内容(各種皮膚科疾患)

ニキビ治療

ニキビはどうしてできるの?

皮膚の断面図を見ると、大きく分けて3つの層に分かれています。【表皮】【真皮】【皮下組織】表皮は皮脂線から分泌された皮脂で皮脂膜を形成し、肌の潤いを保ちます。ニキビの原因の一つに角栓があります。これは毛穴に角質が詰まった状態で、皮脂線から分泌される皮脂の流れを妨げます。逃げ場を失った皮脂にアクネ菌が繁殖し、角栓が炎症を起こしニキビとなります。

イボ(尋常性疣贅/じんじょうせいゆうぜい)治療

イボはどうしてできるの?

ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染でイボは出来ます。感染の仕方は接触感染により、皮膚に微小な傷があった時、HPVは体内に入り込み、皮膚の角化細胞に感染します。主に手のひら、手の甲、指、足の裏、足の甲、足の指によく見られ、ウオノメ・タコとよく似ています。

ほっといても大丈夫

感染したばかりで出来たてのイボは小さく、目立ちません。しかしほっておくと増殖を続け、周囲の角化細胞に感染を広げていきます。そうなると、小さかったイボも徐々に大きくなり、又やがて離れた場所にも飛び火して数も増えてきてしまいます。

治療法

長低温の液体窒素でイボを凍結させ壊死させる治療法です。但し、この治療は1回で治癒するわけではありません。繰り返し(1~2週間に1度)根気よく治療する事が必要です。また、この治療法は痛みが伴います。

水イボ(伝染性軟属腫)治療

伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)とは?

伝染性軟属腫ウイルス(MCV)の感染により生じます。 感染は接触感染により、皮膚に微小なキズがあったときMCVが体内に侵入して皮膚の角化細胞に感染を生じます。MCVに感染した角化細胞は膨脹し、分裂速度が速まって、軟属腫小体と呼ばれる細胞の塊(水イボの芯の部分)を形成します。これが症状としてのイボとなります。感染を生じてからイボが目に見える大きさに育つまでの潜伏期間が約1ヶ月間あります。 症状としては、主に小児の体幹や四肢に粟粒大~数mmまでの光沢のあるイボができて、徐々に数が増えてきます。プールなどで肌の接触により感染しますので、最初は子供同士で触れ合う場所に水イボはできます。その後は患児がイボを触った手で他の場所を引っ掻くなどして、皮膚の表面で感染は拡がって行きます。

放置するとどうなる?

皮膚の表面で感染が拡がって、徐々にイボの数は増え、ひとつひとつも大きくなってきますが、やがて体にウイルスに対する免疫が成立すると自然に治癒します。通常は半年~1年で自然に治ってしまいますので(患児の95%は1年以内に自然治癒)、特に治療をしないで様子を見ても良い病気です。
しかし、免疫が成立するまでの間はイボが増加し続けますので、施設によっては患児がプールに入ることを禁止されてしまう場合があります。また、肌の弱いお子さん(特にアトピ―性皮膚炎のある子供)の場合、極端にたくさんの水イボができて難治化する場合もあります。さらに、水イボに痒みを生じ、周辺の皮膚が湿疹化することもあります。
このように様々な問題を生じる時には、必要に応じて治療を行います。

水イボが治るまでプールは禁止?

水イボは肌と肌の接触や、ウイルスの付着したタオルなどを介して感染しますが、感染力はけっして強くはありません。ましてや、プールの水で感染することは考えられません。したがって、水イボができている部位を他の児童ができるだけ触らないことや、タオルを共用しないことに注意をすれば、原則としてプールを禁止する必要はありません。ビート板が感染源として疑われるケースもありますが、患児が使用後に良く洗えば問題はありません。 しかし、まだ保育園や幼稚園、スイミングスクールなどへの啓蒙活動が十分でないために水イボのためにプールが禁止されてしまうことが現実としてあります。そのような場合にも、水イボが治癒するのを待っていると半年以上もプールに入れなくなってしまいますので、治療を受けながらプールに入ることは問題ないでしょう。

水イボの治療法

ピンセットによる軟属腫摘除(保険適用) 専用のピンセットで水イボをひとつひとつ摘み取る方法です。水イボを取ることに関しては確実な方法ですが、痛みを伴うため、小さなお子様の場合は治療1時間ほど前に局所麻酔薬の貼り薬を貼ることで治療中の痛みは和らぎます。 イボが小さすぎるとピンセットでは取れない場合もあります。 水イボは目に見える大きさになるまで約1ヶ月間の潜伏期間がありますので、体に免疫ができるまでは、治療してもしつこく出来てきます。治療の目的は、水イボが自然治癒するまでの間患児が社会生活を制限されないですむように、水イボの数を減らすことと御理解下さい。

水イボ周囲の湿疹の治療

水イボの周囲が湿疹化した場合には、保湿外用剤(プロペトなど)や非ステロイド系抗炎症剤(フェナゾールなど)を使用します。痒みが強いと、引っ掻くことで皮膚が傷つき、水イボが増え、さらに痒みも増すという悪循環を生じてしまうので、かゆみ止めの飲み薬を処方することもあります。ステロイドを含有した外用剤は、水イボが増えてしまう可能性がありますので、できるだけ使用しない方が良いでしょう。

日常生活での注意事項

感染防止
水イボの感染力は弱いのですが、家庭内では兄弟間で高率に感染を生じます。兄弟間での感染防止のためには、タオルを共用しないことや、別々に入浴するなどの注意が必要ですが、兄弟でふざけ合ったりしているのを禁止することはできませんので、完全に感染を防止することは困難です。 水イボを引っ掻いた手で他の場所を触るとイボが増えてしまいますので、患児には水イボがうつる病気であることをよく説明し、イボを触らないように指導して下さい。

スキンケア
乾燥肌のお子さんやアトピ―性皮膚炎のお子さんは水イボの感染を生じやすいので、肌が乾燥しないように保湿のスキンケアが重要です。乾燥した肌は傷など無いように見えても、皮膚のバリヤー機能が低下しています。スキンケアを疎かにすると、感染が拡大して極端に水イボがたくさんできたり、難治化してしまうことがあります。乾燥肌の部分には普段から保湿効果のあるクリームや乳液でお手入れをしましょう。 もう一つスキンケアで重要なことは、肌の清潔を保つことです。不潔な手で水イボを引っ掻いてしまうと、細菌感染を生じてイボの部分が赤く腫れてしまうことがあります。

爪白癬(爪水虫)治療

爪白癬(爪水虫)とは?

これは爪に白癬菌(水虫菌)が感染し、爪の色が白く濁ったり、爪の厚みが増して変形したり、爪がもろく崩れやすくなった状態の事です。爪の水虫は痛みや痒みを伴わない事が多く、気付かずに放置してしまっている事がよくあります。
そのまま気付かずに放置しておくと症状が悪化し、爪の変形の為痛みが現れ、更に進行すると歩行が困難になる事もあります。
また、感染した爪の中には大量の白癬菌が存在し、そこから常に菌が排出され、足の水虫を繰り返す事が多く、家族内の感染の原因になる心配もあります。

治療法

治療については白癬菌の増殖を抑制し、殺菌的効果作用のある抗真菌剤を使います。足の裏等の水虫の場合、抗真菌剤の外用薬(塗り薬)の効果が期待できますが、爪になると状態がよくなるまでに皮膚の水虫よりもかなり治療期間を長く要します。

爪は硬く、丈夫な構造をしているので塗り薬だと吸収が悪く、短期間での充分な効果が期待できません。そこで、以前は抗真菌剤の内服薬(飲み薬)を用いた治療が主体となっていました。しかしここ最近は爪に直接塗る液状タイプのたいへん効果の高い薬が処方できるようになりました。1日1回、夜、お風呂上りに塗っていただくだけです。とはいっても治療期間は半年から1年程度(爪が生え変わる期間)を要しますので気長に、かつ確実に薬を塗って治療していくことが大切です。

金属アレルギー検査(パッチテスト)

金属に対するアレルギーテストを行っております。健康保険適応

ピアスや歯科金属(歯の詰め物)には様々な金属が含まれ、長期間装用している間に、からだにアレルギー反応が起こる場合があります。このような場合には、アレルギーの原因となる金属を推定、除去することで、皮膚疾患が治癒あるいは改善することがあります。また、ピアスでかぶれる方は安全な金属をアレルギー検査(金属パッチテスト)によって推定することで、ピアスのトラブルがなくなることがあります。

● 金属パッチテスト

皮膚表面(背部)に金属を含んだ試薬を貼付することにより、アレルギー反応を起こすかどうかを調べる方法です。
テストでは、ピアスや歯科で使用される金属の16種類(アルミニウム、コバルト、スズ、パラジウム、マンガン、インジウム、イリジウム、クロム、ニッケル、金、銀、銅、白金、亜鉛、鉄、水銀を検査することができます。

● 歯科治療・電気(ニードル)脱毛の前に

「原因不明のアレルギーで悩んでいる」という患者様が、実はそのアレルギーの原因が歯科治療で歯に詰めた金属であった・・・ということが稀にあります。
歯科治療で金属を使う予定の方、電気(ニードル)脱毛で金属製の針を使う予定の方は、あらかじめ金属アレルギーをパッチテストで調べておくと、トラブルを未然に防げます。
※歯科医の先生方にもこれから歯科治療するという患者様の金属アレルギー検査のご依頼をお受けすることがございます。ご用命の際は、一度ご連絡ご相談いただけますと幸いです。

金属パッチテスト検査の流れと注意点

日 程

注 意 事 項

初診日
(予約なし)

・問診の上パッチテストが可能かどうかを判断します。
・同意書等、検査に関する注意点の説明を行い、検査日程の予約を
お取りします。
・貼布してから剥がすまでの48時間は入浴ができません。
・患者様の生活状況や体調、高い気温が続く時期には検査ができないこともありますので、医師とご相談ください。
・検査開始日は診療日の都合上、水曜日もしくは土曜日となります。
・抗ヒスタミン薬やステロイド薬は検査開始日の2日前からは服用しないでください。

検査開始日
(予約)

・予約来院時間は通常診療受付時間の1時間前までとなります。
・再度、問診を行います。
・パッチテスター試薬を貼布します。
・貼布して48時間の判定までは患部を濡らしたり、こすったりしないように注意してください。

48時間後判定日
(予約)

・貼布したパッチテスターを剥がし、30分~1時間程度、肌の状態が落着くまで待合室でお待ちいただきます。
・肌の状態が落着いたら、1回目の判定を行います。
・この日から入浴が可能になります。

72時間後判定日
(予約)

・2回目の判定を行います。

7日目最終判定日
(予約)

・最終判定を行います。
・判定結果表をお渡しいたします。
・必要時には、診断書・情報提供書を記入します。医師にご相談ください。

検査開始日とその後の来院日(イメージ)

検査開始日48時間後
判定
72時間後
判定
7日後
最終判定
水曜日
金曜日
土曜日
水曜日以降
土曜日
月曜日
火曜日
土曜日以降

検査にかかる費用

初診から最終判定まで合わせて3,000~4,000円程度(3割負担の場合)です。

当院で実施可能な金属パッチテストの概要

1. 塩化アルミニウム(Al)
2. 塩化コバルト(Co)
3. 塩化第二スズ(Sn)
4. 塩化第二鉄(Fe)
5. ヘキサクロロ白金酸(Pt)
6. 塩化パラジウム(Pd)

7. 塩化マンガン(Mn)
8. 三塩化インジウム(In)
9. 四塩化イリジウム(Ir)
10. 臭化銀(Ag)
11. 重クロム酸カリウム
(Cr6価)

12. 硫酸ニッケル(Ni)
13. 塩化亜鉛(Zn)
14. テトラクロロ金酸(Au)
15. 硫酸銅(Cu)
16. 塩化第二水銀(Hg)

歯科医院等、医療機関の皆様へ

患者様をご紹介の際は情報提供書の発行をお願いいたします。
検査にはお時間がかかるとともに、患者様の状況により、検査が施行できない場合もございますので、ご了承下さいますようお願いいたします。
ご質問はお電話にてご連絡ください。TEL:03-6659-9005

アナフィラキシー補助治療剤 エピペン処方

アナフィラキシー補助治療剤 エピペンの処方ができます。

エピペンは、蜂に刺されたり、食物アレルギーなどで、強いアナフィラキシーがあらわれたときに患者様自身が応急処置をするために使用し、医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)です。
あくまでも補助治療剤なので、アナフィラキシーを根本的に治療するものではなく、エピペン注射後は直ちに医師による診療を受ける必要があります。

● エピペンが欲しい場合

もともとアレルギーをお持ちの患者様に対し、処方箋を発行いたします。ご希望ご相談の際は、当院を受診してください。
処方箋は調剤薬局にお持ちいただきエピペンをお買い求めください。(保険適用)

保険診療

アトピー性皮膚炎
皮脂欠乏性湿疹
手湿疹
蕁麻疹
単純ヘルペス
尋常性疣贅(いぼ)
足白癬(水虫)
爪白癬
異汗性湿疹(汗疱)
掌蹠膿疱症
角化症

接触性皮膚炎(かぶれ)
胼胝•魚の目
帯状疱疹
蜂窩織炎
丹毒
尋常性ざ瘡(にきび)
円形脱毛症
尋常性乾癬
粉瘤
熱傷(やけど)

子供の皮膚疾患
小児乾燥型湿疹
伝染性膿痂疹(とびひ)
乳児湿疹
伝染性軟属腫(水いぼ)
新生児ざ瘡
おむつ皮膚炎

など、皮膚のトラブル全般に関しての治療を行っております。

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