「頭皮が赤くなってしまった」「頭がかゆい」「フケが気になる」と悩んでいませんか?
あなたの頭皮はすでに炎症を引き起こしているかもしれません。
実は、頭皮の炎症にはいくつか種類があり、それぞれの原因に合わせた対処をしなければ、炎症をさらに悪化させてしまうことになってしまいます。
本ページでは育毛アドバイザーとして1000人を超える髪に悩む方にアドバイスを送ってきた筆者が、あなたの頭皮のお悩みを解決するために知っておくべきことを下記の流れで紹介していきます。
本ページを読んで頂くことで、頭皮の炎症の原因を知った上で、正しい対策をとれるようになるでしょう。
1.頭皮の炎症は放置厳禁!
頭皮は保湿をしたり紫外線や雑菌から頭皮を守るとても重要な役割をしています。
頭皮の炎症により、頭皮を保護する機能が弱くなると、紫外線、細菌、化学物質などの刺激を受けやすくなってしまい炎症が悪化します。どんどん悪循環に陥ってしまいます。
頭皮の健康が損なわれ、炎症の悪化・フケ・薄毛・脱毛・悪臭となってしまう恐れがあります。あなたの頭皮の炎症の原因を知り、すぐに対処した方がいいでしょう。
以上のようなことに頭ならないために早めに対処することをおすすめします。
2. 頭皮の炎症の3つの種類
頭皮のかゆみやフケなどが発生し、頭皮の異変に気づいても炎症の症状や原因はさまざまです。主に下記の3つの炎症に分類できます。
- 接触性皮膚炎
- 脂漏性皮膚炎
- 乾燥性皮膚炎
それぞれの炎症と原因について見ていきましょう。
| 炎症種類 | 症状 | 原因 |
| 接触性皮膚炎 |
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| 脂漏性皮膚炎 |
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| 乾燥性皮膚炎 |
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表で示した通り、頭皮の炎症は接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、乾燥性皮膚炎の3種類に大別されます。
普段からベタつきを感じる方、皮膚が剥がれたような大きなフケが出るは脂漏性皮膚炎、白い粉のような細かいフケが出る方は乾燥性皮膚炎の可能性が高いです。
以下の章でそれぞれの原因と対策を詳しく見ていきましょう。
3. 「接触性皮膚炎」の原因と対処法
刺激性皮膚炎は、何らかの刺激が頭皮に加わることで引き起こされる炎症で、赤い湿疹やプックリと盛り上がった丘疹、水膨れのような水泡などの症状が出ます。
接触性皮膚炎は化学的な物質の刺激による刺激性皮膚炎と、アレルゲンに対して体が反応する体質的なものが原因でおこるアレルギー性皮膚炎の2種類に分類できます。
3-1. 接触性皮膚炎の原因
刺激性皮膚炎の原因となりえるのはシャンプー、トリートメント、カラーリング剤、パーマ剤、育毛剤、整髪料、化粧水、オイルなどがあげられます。
また、頭を洗った際にこれらの化学物質が洗い流されずに残った場合、その部分が炎症を起こしてしまうようなケースが考えられます。
下記の図は皮膚表面をアレルゲンや化学物質、細菌が攻撃し引き起こす炎症を表しています。
アレルギー性皮膚炎の原因は、食べ物、化学物質、ハウスダスト、ダニ、菌など多岐にわたります。アレルゲンになりえるものの範囲が広いため原因見つけるのにも一苦労です。
3-2. 接触性皮膚炎の対処法
最近のあなたの行動を思い返してみて、下記に挙げたチェック項目の中に思い当たる節はありませんか?
- シャンプー、トリートメント、育毛剤、整髪剤、化粧水、オイルの中で最近使いはじめたものがある
- 最近、頭を洗った際にシャンプーやトリートメントのすすぎが足りなかった気がする
- 最近、パーマやヘアカラーをした
aや他の原因がある場合は、以前使っていたものに戻したり使うものを変えれば改善する場合がありますし、bの場合も、頭のすすぎ洗いを入念に行うことで改善する可能性は十分にあります。
しかし、もしそれでも改善しなかった場合、cが原因でしばらく症状が改善しない場合、原因がわからない場合は、皮膚科の診療を受けましょう。
4. 「脂漏性皮膚炎」の主な2つの原因と2つの対処法
脂漏性皮膚炎は赤い湿疹やかゆみ、大きなフケなどの症状が出ます。主に頭皮がら分泌される皮脂が原因となるものです。
頭皮は皮脂を分泌し、皮膚表面に存在するマラセチア菌に分解されることで酸化脂肪酸となり、さらに他の菌の分解されることで、さまざまな刺激から皮膚を守るバリアの役割を果たしています。
下記の図は皮脂と菌による皮脂の分解のバランスが取れた状態です。
脂漏性皮膚炎、皮脂のバランスが崩れ、皮膚表面のバリア機能が弱まることで、外部からの刺激を受けやすくなり引き起こされる炎症です。
4-1. 脂漏性皮膚炎の主な3つの原因
脂漏性皮膚炎の主な原因は皮脂の過剰分泌です。
皮脂の過剰分泌を引き起こす要因となるものは以下の3つです。
- 皮脂の洗い残し
- 食生活
- ホルモンバランスの乱れ
食生活の乱れや、睡眠不足やストレスなどが原因でホルモンバランスが崩れることによって、皮脂が過剰に分泌されます。
皮脂の量が増え油分のバランスが崩れることで、細胞の循環(ターンオーバー)がはやまります。その結果、頭皮のバリア機能が弱まり外部の刺激を受けやすくなり炎症となります。
下記の図は皮脂の過剰分泌による炎症や乾燥の様子を表したものです。
4-2. 脂漏性皮膚炎の2つの対処法
皮脂が原因になっている炎症を改善するための方法は主に下記の2つです。
- 頭皮の皮脂をしっかりと洗い流す
- 生活習慣を整える
頭皮の皮脂をしっかりと洗い流す
脂漏性皮膚炎は頭皮の皮脂の洗い残しなどが原因とも言われています。シャンプーでしっかりと皮脂を落とし、すすぐことが重要です。
皮脂が多い方は、頭皮用のオイルを使って皮脂や汚れを浮かし、シャンプーをすることでさらに洗浄効果を高めることができます。
頭皮用オイルの塗り方
- 手にオイルを出します。
- 指の腹を使って髪をかきあげたり、かき分けるように塗っていきます。
- 全体に塗りこんだら5〜10分時間をおきます。
- 皮脂や汚れを浮かしたらシャンプーをしてしっかり洗い流します。
- すすぎは普段の2〜3倍くらいの時間をかけてしっかりとすすぎましょう。
生活習慣を整える
皮脂の過剰分泌は、生活習慣が原因の場合があります。
- 高カロリーな食事
- 睡眠不足
- ストレス解消
高カロリーな食事を控えたり、睡眠不足を解消、休息を取ることで改善する可能性もあります。もし、生活習慣に気になるポイントがある方は、少しでもいいので改善してみると頭皮の悩みも改善に向かうかもしれません。
5. 「乾燥性皮膚炎」の主な2つの原因と7つの対処法
乾燥性皮膚炎は頭皮が乾燥してかゆみを感じたり、白い粉のような細かいフケが出る、などの症状があります。また、皮膚のバリア機能が非常に弱っているため、シャンプーや整髪剤にヒリヒリした感覚を感じるかもしれません。
乾燥性皮膚炎の原因と対策を詳しく見ていきましょう。
5-1.乾燥性皮膚炎の主な2つの原因
乾燥性の根本の原因は頭皮のバリア機能の低下です。バリア機能の低下を招くものは主に下記の2つです。
- 皮脂量が多い
- 皮脂量が少ない
皮脂量が多い場合
頭皮は皮脂の絶妙なバランスによって、バリア機能が保たれています。皮脂量が多すぎることで細胞の循環(ターンオーバー)がはやまり、バリア機能が低下することで炎症を引き起こしたり、細胞が乾燥しやすい状態になります。
対策は脂漏性皮膚炎の対策と同じになりますので、対策については4-2章をご覧ください。
皮脂量が少ない場合
皮脂量が少ないことの要因として考えられるのは、加齢による皮脂量の低下や、洗髪の際の皮脂の落としすぎです。皮脂の量が少ないと頭皮のバリア機能が低下するので、乾燥や炎症に繋がってしまいます。
5-2章では皮脂が少ないことが原因の乾燥性皮膚炎の対処法を解説していきます。
5-2.乾燥性皮膚炎の7つの対処法
頭皮の乾燥の原因は頭皮のバリア機能の低下がポイントになります。日常生活では、頭皮のバリア機能を低下させたり、頭皮にダメージを及ぼすさまざまな場面があります。
頭皮を乾燥させないための対策を下記に7つ挙げましたので、順番に見ていきましょう。
- 頭の洗い方を見直す
- アミノ酸シャンプーを使う
- ドライヤーを正しく使う
- 化粧水で保湿をする
- 紫外線対策をする
- 体を動かす
- 食生活を正す
頭の洗い方を見直す(皮脂を落としすぎの場合)
髪の汚れはお湯ですすぐだけでも7割〜8割の汚れを落とすと言われています。強く洗い過ぎたり、シャンプーやリンスを頭に残らないようにしっかり洗髪しましょう。頭の洗い方で気をつけるポイントをご紹介します。
頭皮に優しい頭の洗い方
- 38℃くらいのお湯で洗う
- シャンプーの前に指の腹で2〜3分程洗う
- シャンプーは手の上で泡立ててから使う
- 指の腹で洗う
- すすぎは3分以上、リンスはその倍以上すすぐ
アミノ酸シャンプーを使う(皮脂を落としすぎの場合)
皮脂が多い人の頭皮の乾燥は頭皮の洗い残しが原因である場合もありますが、日頃からベタつきの感覚がない乾燥体質の人は、もしかするとシャンプーで皮脂を洗い流しすぎであることが考えられます。
シャンプーや石鹸では洗浄力が強すぎて皮脂を落としすぎている可能性がありますので、皮膚への刺激が弱く、最も洗浄力が強くないアミノ酸系のシャンプーに変えてみて様子を見るのもいいかもしれません。
ドライヤーを正しく使う
頭皮の乾燥の原因はもしかするとドライヤーの使い方にあるかもしれません。ドライヤーは非常に高温の熱を出しますので、頭皮の水分を奪い乾燥の原因になります。できるだけ頭皮に負担がかからないドライヤーの仕方をご紹介します。
頭皮に優しいドライヤーの使い方
- タオルで頭皮を拭くように乾かす
- 髪をタオルで挟んで押さえるように乾かす
- ドライヤーは離して使う(20cm以上)
- ドラーヤーは常に動かして使う
ちなみに、過度に水分を失わせないように8割くらいまで乾かした後は、自然乾燥させることをおすすめします。
化粧水で保湿をする
ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿性が高い頭皮用の化粧水を使って保湿するといいでしょう。指の腹を使ってマッサージするように塗り込み、皮膚に浸透させることでしっかりと水分を保湿してくれるでしょう。
紫外線対策をする
夏場は強い紫外線によって頭皮の細胞が破壊され、皮膚を守る機能が低下し、乾燥の原因になっている場合があります。特に夏場は紫外線対策をして、頭皮を守りましょう。
紫外線対策としては、帽子をかぶる、UVカットのトリートメントなどがあります。なお、帽子をかぶる際は、蒸れて頭皮に悪い影響を及ぼさないように、通気性のいいものを選びましょう。
体を動かす
頭皮の乾燥の原因の一つに血行不良がありますが、血は皮膚を作るために必要な栄養素を運ぶ重要な役割を担っています。
運動をして筋肉を使うことで、ポンプのように血を循環させることできるので、血行が良くなります。運動不足を感じる人はウォーキングやジョギングなどの軽い運動からでいいので、体を動かすように心がけましょう。
食生活を正す
あなたの頭皮の乾燥はもしかすると、食生活の乱れが原因かもしれません。皮膚を作るのに必要な栄養素が足りていなかったり、高カロリーなものばかりな食事により、血行不良をおこしている可能性がありますので、食生活から改善していく必要があります。
下記の表は皮膚の乾燥に効果が期待できる栄養素と食べ物の表です。
| 栄養素 | 効果 | 食べ物 |
| ビタミンA | 皮膚を維持する、新陳代謝を活発化する | いわし、さば、あなご、うなぎ、卵、牛乳、ピーマン、にんじん |
| ビタミンB | 新陳代謝を活発化乾燥による炎症を抑える | 豚肉、レバー、卵、豆類 |
| ビタミンC | コラーゲンの合成、抗酸化作用 | レモン、いちご、柿、しいたけ、ピーマン |
| ビタミンE | 血行促進、新陳代謝の活発化 | 油、ゴマ、アーモンド、豆類、たらこ |
| セラミド | 皮膚を保湿する成分 | 豆類、こんにゃく、ほうれん草、ヨーグルト、ひじき、わかめ |
| リノレン酸 | 細胞分裂の補助 | えごま、大豆、小麦、柿 |
| 亜鉛 | 細胞分裂に必要、新陳代謝の活性化 | 牡蠣、牛肉、たらこ、卵 |
上記の表を参考にしながら、普段の食生活に積極的に取り入れるようにしましょう。
6.まとめ
頭皮の炎症について詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
頭皮の炎症には以下の3つの種類があります。
- 接触性皮膚炎
- 脂漏性皮膚炎
- 乾燥性皮膚炎
頭皮の炎症を放っておくと炎症は悪化し、フケ・薄毛・脱毛・悪臭など、悪循環になるばかりです。炎症の原因に合わせた正しい対策をしましょう。
あなたの頭皮の炎症が少しでも改善に向かうことを心から願っています。