熱帯夜のある日。オフィスにて残業中の価格.comマガジン forウーマン編集部員2人の会話。


「今日お祭りだよ、恵比寿。駅前に櫓が組んであった。浴衣着てる女子もいっぱい居たし~」

「いいね~、祭! 浴衣着て冷えたビール飲んで、口に泡ヒゲつけながら“く~っ!”ってね!」

「お酒飲めないのによく言うよ(笑)」

「ややっ!? 最近じゃノンアルコールビールだっていろんな種類があって、十分“ビールでカンパーイ!”って気分が味わえるんだもんね!」

「……うーん、でも、やっぱり、味も泡の感じも喉越しも違うんだよねー。本物のビールとは(笑)」


と、ビール好き女子にこんなお子様扱いをされ、ちょっと悔しくなった下戸の筆者が探した出したグッズが、今回紹介する「ビールアワー」と「ジョッキアワー」(いずれもタカラトミー)だ。これは、あの“ビールの泡”を好きなように好きなだけ作れるというビール好きにはたまらない(?)ユニークな製品。「これを使えば、ノンアルコールビールだって本物のビールに負けない見た目と喉越しを実現できるかも」。そう思って買ったのに、「オレも、私も!」と集まってきたのは“呑んべぇ”ばかり……。仕方なく、まずは本物のビールで「ビールアワー」と「ジョッキアワー」を検証! 価格.comマガジン編集部のビール好きスタッフが、実際に使って呑んでその実力をチェックする(その様子を下戸の筆者がレポート!)。

価格.comマガジン 記事/CAMADA氏
「毎日晩酌十余年。夏はやっぱりビールだね!」

価格.comマガジン デザイン/MKY
「ワイン&焼酎が好き! ビールは1杯目に限る」

価格.comマガジン 記事/金さん(^・x・^)
「“浴びるほど”は飲まないですが、ビール派です」

価格.comマガジン 記事/テツ
「私、生ビールとカラオケが大好きです(笑)」

価格.comスタッフ/よなよなスナイパー
「ビールもいいけど、やっぱり酒は、芋焼酎!」

価格com.マガジン 記事/YZF-MIYU1
「下戸ですが、夏は“く~っ!”ってやりたいっ」

<その1>缶を直付けするタイプ「ビールアワー」の場合

まず最初に紹介するのは、ビール缶を直に付けて使うタイプの「ビールアワー」。缶ビールを生ビールのように注げるハンディタイプのビールサーバースタイルで、泡が欲しいところで手元のレバーを手前に倒すだけというお手軽さが特徴だ。本体は長さ(上下)の調節が可能で、この1台で350ml缶/500ml缶の両方に対応できるようになっている。本体カラーは今回検証する「辛口ブラック」のほかに「のどごしイエロー」があるが、機能の違いはない。“BEER HOUR”と“ビール泡”をかけたお遊び感のネーミングセンスがニクい。

泡が作られる仕組みは?
手元のレバーを倒すと内蔵モーターによって内部の小さな羽根が回転しビールを撹拌。これにより泡を作り出すという仕組み。電源は単4型電池1本(別売)を使用する

実験! 「ビールアワー」で注いでみた
午後9時のオフィスにて。まずは、冷えたビール缶(キリン/一番絞り)を手にした時点でニッコニコのCAMADA氏が「ビールアワー」で泡作り実験。350ml缶を「ビールアワー」にセットし、ひとまずグラスに7分目あたりまで注ぐ。“そろそろ泡が欲しいかな”といったところで親指でレバーを倒し、そのまま注ぐ。すると、ウィ~ンという音とともに泡が出てくる。泡が好みの量になったらレバーを離す。これでOKだ! 「ちょっと泡が多くなりすぎちゃったじゃないよ、写真撮るの遅いから~」と満面の笑みで不満を漏らすCAMADA氏

試飲! 「おおっ、結構きめ細かいじゃないの!」
同様に、他のスタッフにも「ビールアワー」で好みの銘柄のビールを注いでもらい、試飲。飲んでみて全員が口にしたのが「ん?“同じ”ではないけど、居酒屋とかで出されるビールの泡に似てるかも」という意見。見た目のフワフワ感もなかなか高評価を得た

「値段が安いし見た目もオモチャっぽいので油断してましたね……。意外といい泡ができるじゃないですか。ちょっと酔ってたら、居酒屋で出されるビールと区別つかなくなっちゃうかも(笑)」

「泡がきめ細かくてなかなか消えないのがいいですね。でも、使ったあとで洗うのが面倒」

「泡のもちがいいですね。まだ慣れてないので泡を作りすぎてしまったけど、慣れたらかなり上手に作れるようになりそう」

「飲み屋さんで出てくるビールの泡の感触・味に近いと思います。最初に泡を出さないように注いで、後でモーターで泡を作るっていう工程が居酒屋みたいで面白い(笑)。見た目もふわっとしてて◎。ただ、缶を外す時にビールが手についてベタつくのがちょっとイヤ」

「モーターでビールを泡立てて上から注ぐという方式だから、ある意味無理がなく自然だよね。カプチーノのクレマみたい。泡の量を調節しながら注げるのもいいし、泡の層が1層、2層と厚くなっていくごとに、泡の形もキレイになっていく。何より泡が非常にクリーミーなのがいい。まあ、手酌でも上手に三度注ぎすればこれくらいの泡は立てられるけど、より手軽という意味では、これもアリ」

一同:「うん。“アリ”だね、コレ! 缶で飲むよりおいしいしね」

<その2>プラスチックのジョッキ型タイプ「ジョッキアワー」の場合

次に紹介するジョッキ型タイプの「ジョッキアワー」は、実は「日本おもちゃ大賞2012 ハイターゲット・トイ部門」で大賞を受賞したという注目の商品。電源に電池を必要とする「ビールアワー」と違い、一切電源不要という気軽さが魅力だ。“ジョッキ型”というその形状が気分をアゲてくれるが、当然ながら飲む時にはこの本体をそのままジョッキとして使用するので、皆で楽しむには本体を人数分用意しなければならない。本体カラーは今回検証する「ブラック」のほか、「イエロー」があるが、機能は同じだ。

泡ができる仕組みは?
ジョッキの持ち手部分の上部にある「スパークリングレバー」を押し下げると、内部に組み込まれた連動パーツ「スパークリングハンマー」が動き、ジョッキの底部分を叩きつける。この叩きつけた際の強い衝撃で起こる振動により泡が発生する

実験! 「バチン、バチン!」と“スパークリングレバー”を押してみた
まずは、泡立てないように「ジョッキアワー」にビールを注ぐ。7分目くらいまで注いだら準備完了。親指で「スパークリングレバー」を“バチン!”と押す。3回連続して押したところで、右下の写真のように泡がこんもりとできあがった!「食品サンプルのビールジョッキみたい!楽しい~~っ!」(筆者)

試飲! 「ムラはあるけど案外ふんわりした泡ができる! だけど……」
単純な構造ながらその効果の高さに盛り上がる面々。泡のデキにムラはあるものの、なかなかのできばえのようだ。しかし、全員がひと口飲んで気になったのは、泡のことではなく“プラスチック製のジョッキ”についてだった。泡はそこそこいい感じのようだが、どうやら、この容器自体に不満があるらしい“呑んべぇ”たち……

「ビールアワーよりキメはちょっと粗い感じだけど、まぁまぁいい感じの泡です。でも、プラスチックの容器でビールを飲むのって、どうですかねぇ……」

「同じく! プラスチックの容器でビールを飲むのはちょっとつらいですね……」

「泡は、ムラがあるけど結構細かくていい感じだった。泡を発生させるギミックも楽しいし。でも、私も、プラスチック容器でビール飲むというのがいただけない。おいしさ半減」

「そうそう。ジョッキを口につけた瞬間に何だか残念な気持ちになった。あと、スパークリングレバーを押した時の“バチンッ!”って音が大きくて、毎回驚いてしまう(笑)」

「ジョッキの底をバチンバチンと叩くだけというすごく単純な仕組みにも驚いたけど、2~3回叩くだけですぐにクリーミーな泡が盛り上がってさらに驚いた。でも……、やっぱりジョッキを口につけた瞬間の感触がよくないのは残念。あのヒンヤリ感も含めてビールの美味しさなんだなーと感じた次第」

一同:「うん。あのジョッキを口につけたときののヒンヤリ感、超大事だねぇ~」

叩くのは2~3回で十分!
「スパークリングレバー」をバチンと押すと、泡が想像以上に大量発生する。連続して4回押してみたら、写真右のように泡があふれ出てしまった。ちなみに、バチンとやるたびにビール内部の炭酸を一気に泡と化しているため、当然ながら、やればやるほどビールの炭酸が薄くなってしまう

結論! 「結局、どっちの泡のほうがビールをおいしくするの!?」

缶を直付けするタイプの「ビールアワー」と、プラスチックのジョッキ型タイプ「ジョッキアワー」の両方を飲み比べ、すっかりまったりモードになってしまった価格.comスタッフたちに、「で、結局、どちらの泡がおいしかったのでしょう?」と聞いてみたところ、案外しっかりとした意見が返ってきたので、ここに紹介しておこう。筆者も下戸なりに飲み比べてみたのだが、そもそもビールのおいしさをわかっていないのでなんの参考にもならないはず。製品選びの際には、ぜひ、この“呑んべぇ”たちの意見を参考にしていただければと思う。

「おいしさで言うと、生ビール>瓶ビール>「ビールアワー」>缶ビール>「ジョッキアワー」という感じでしょうか(笑)。ビールアワーは、家にあったら普通に活用すると思います!」

「どちらも“ないと困る!”という物ではないですが(笑)、クリーミーな泡は割とイケるクオリティだったので、家にあったら飽きるまで使いそう。特にビールアワーの方は来客の際にネタとしても使える! 値段もそう文句ない価格なので、遊び感覚で買ってみてもいいかも♪」

「好みもあるでしょうが、私は「ビールアワー」の泡が層になる感じやふわっと感が気に入りました。まぁ、それよりも何よりも、プラスチックの容器でビールは飲めません……」

「どっちもユニークだし泡の状態もまぁまぁいい感じで、“あれ?意外とおいしいじゃん!”が正直な感想。でも、どうしてもプラスチックのジョッキでビールを飲のがイヤ。ビールがもったいない(笑)」

「ビールの魅力の1つに“クリーミーな泡”がありますが、これをうまく作れるようになるにはそれなりの熟練が必要。特にお酒を飲まない人に注がれるビールは、加減がわからないために、やたらに泡立ってしまったり、逆にまったく泡立たなかったりといったことも……。そういう意味では、誰でも手軽に割と本格的な泡を作り出せるこれらのグッズは、宴会やパーティーなどの場で一定の需要はあるのでは? もっとも、大のビール好きのオレ様は、今夜も一人手酌で7:3の黄金比を作り出しているんだけど」

最後に……。下戸だって“くぅ~っ”って楽しみたい!「ノンアルコールビール」で実験

ビールの魅力の1つは“クリーミーな泡”。そう。そもそもこれをノンアルコールビールでも味わうためにこの企画を実行したのだ。オマケのようになってしまったが、ノンアルコールビールでも同様の実験をしてみたので、最後に付け加えておこう。

ノンアルコールビール 「ビールアワー」の場合
さっそく、ノンアルコールビール(サントリー/オールフリー)をビールアワーに取り付けて実験開始。ビールのときと同じように、7分目まで注いだら、レバーを倒して泡を出す!と、意気揚々としていたのはほんの束の間。「あ、あれ? まだ飲んでいないのに、注いだ泡がどんどん泡が消えていく……」

ノンアルコールビール 「ジョッキアワー」の場合
次は、キリンフリーを使って実験。こちらも、ビールのときと同様に、7分目まで注いだら親指で「スパークリングレバー」を“バチンバチン!”と押す。2回押すがほとんど泡が出ない(写真左)。さらに“バチンバチンバチンバチン”と4回連続で押してもまだまだ泡が足りない(写真中)。その後、ムキになって25回連続で押し続けたものの、ジョッキから泡があふれそうになることはなかった(写真右)。しかも、こんなに親指を酷使してやっと作った大事な泡が、どんどん消えていってしまう……

「ジョッキアワーで31回もバチンバチンとレバーを押したのに、あまり泡が立たないし、おまけにすぐ消えちゃうんですけどー! 親指つりそうなんですけどー!」

「でも、一瞬、ちょっとビールっぽくなったじゃないですか(笑)」

「そのまま飲んだほうがおいしいってことだよね」

「炭酸飲料を飲むのに泡があったらジャマですよね?ないほうがおいしいんじゃないですか?」

「泡、立たたないですね」

「ビールの泡って、麦芽たっぷりだからこそふわっとできて長持ちするんだと思うんだよね。本物のビールと成分とか割合が異なるノンアルコールビールじゃ、無理なんじゃないのかな?」

結局、下戸は下戸のまま、“く~~っ!”の仲間に入れず実験は終了。とにかく、ノンアルコールビールにはこの手のグッズはむいてない。それはわかった。

価格.comマガジン編集部/YZF-MIYU1

自分がバイクに乗る事もあり、二輪モータースポーツ観戦が大好きです。そんな、二輪モータースポーツ漫画の名作といえば“バリ伝”こと「バリバリ伝説」。バイク好きの不良高校生がGP500クラス(現MotoGPクラス)のチャンピオンになるまでの成長を描いた青春漫画なですが、エディーやマモラ、ロケット・ロンという当時実在のライダーが登場したりして、ストーリー以外でも楽しめます。久々に読みたいのですが、5年前に知人に貸したまま返ってきません。返してー(笑)! そして、もうすぐ「motoGP日本グランプリ」が開催されますね。10月13日は、もてぎへGOOOOOO!!