ご存知ですか?脱毛の仕組み
最近のフリーペーパーの美容ページでは、数え切れないほどの脱毛の広告が掲載されていますよね。
きっとみなさんの中にも脱毛をしたことがある方、これからする予定の方が多いのではないでしょうか?
女性にとってムダ毛は悩みの種。脱毛してさよならしてしまえば綺麗な肌も手に入り、面倒な自己処理からも解放されますね。
脱毛とひとことで言っても、数種類の方法があります。
最近では、医療レーザー脱毛、光脱毛、ニードル、ワックス脱毛などがありますね。
その中から今回は現在主流となっている、医療レーザー脱毛と光脱毛の仕組みについて、少し詳しくご説明しようと思います。
詳しい脱毛の仕組みを知って、賢く脱毛をしませんか?
ポイントとなるのは毛周期
脱毛の仕組みを理解する上で、外せないのが毛の生える周期つまり「毛周期」の仕組みです。
みなさん、ここで一度ご自身の腕を見てみてください。今、生えている毛以外にも、お肌の下でおやすみしている毛がたくさんあることはご存知でしたか?
実はみなさんの腕に今見えているのは、全部の毛の中の一部なのです。
毛には抜け落ちている時期、成長する時期、成長が止まり抜け落ちるのを待つ時期、という3つのサイクルがあり、そのサイクルのことを「毛周期」と呼んでいます。
それぞれを「休止期」「成長期」「退行気」といいます。今みなさんの腕に生えているのは、成長期、退行期の毛だけなのです。
そして、それぞれの毛の毛周期はバラバラです。
例えば、頭髪が一気に休止期に入って抜け落ちツルツルになるということがないのは、毛周期が毛によってバラバラであるということが理由です。
そして脱毛する上で大切なポイントとなるのは、黒い色のメラニンを多く含んだ「成長期」の時期なのです。
医療レーザー脱毛と光脱毛の仕組み 徹底解説
今回は医療レーザー脱毛と光脱毛、それぞれの仕組みについてそれぞれお話をさせていただこうと思います。
医療レーザー脱毛とは
医療レーザー脱毛はその名の通り、医療機関で行われるレーザーを使った方法です。医師のいる医療機関でしか取り扱うことのできない、レーザー機器を使用しています。
レーザーにも種類があり、現在多く行われているのは「アレキサンドライトレーザー」と「ダイオードレーザー」による脱毛です。
※参考写真:asclepion社製のレーザー脱毛機。
医療レーザー脱毛の仕組み
アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーの脱毛の仕組みは同じです。
使用されるレーザーは、黒い色を感知する単一波長のレーザーです。レーザーは皮膚に照射されると、毛穴からのぞく毛の黒い色のメラニンを感知し、その黒い色のメラニンに吸収されます。
そしてメラニンに吸収されたレーザーは、その周囲に熱を発します。その熱が毛根にある毛母細胞と呼ばれる、毛を成長させる組織にダメージを与えます。
ダメージを受けた毛母細胞からは、もう毛が生えてくることはありません。
ポイントとなるのは、レーザーは黒い色のメラニンがしっかりとある「成長期」の毛のみを感知するということです。抜けている状態の「休止期」と、毛根から毛が離れている状態の「退行期」は感知しません。
よって、1度脱毛をした後は「休止期」「退行期」の毛が「成長期」に入るのを待って、次の脱毛をするということになります。
一般的に、2~3ヶ月後には「成長期」に差し掛かっている毛が増えると言われています。脱毛を受ける間隔も2~3ヶ月に1度が、最も効果的でしょう!
これがレーザー脱毛によって、毛が抜け落ちる仕組みです。いつも受けている脱毛が、このようなレーザーの仕組みによるということ、ご存知でしたか?
アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーの違い
現在、医療レーザー脱毛の主流となっている、アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザの仕組みの違いについて、ご説明します。
どちらもFDA(米国厚生省食品医療局)において、永久脱毛の効果があると認可されているので、とても安全で安心なレーザーなんですよ。
クリニックによって、両方を扱っているところもあれば、どちらかひとつしか扱っていないところもありますので、違いを知ってご自分に合ったクリニックを探してくださいね。
- 照射方法の違い
- 波長の違い
- 照射面の違い
- 気になる!痛みの違い
アレキサンドライトは機械から冷却エアーが出るので、一般的には冷却ジェルをお肌に塗らずに脱毛をする仕組みです。(より安全性を考慮して、アレキサンドライトでも冷却ジェルを使用しているクリニックも中にはあります。)
そして、脱毛機のレーザーが出る部分を直接お肌には当てずに、浮かせて照射をさせていきます。
そのため、身体のどの箇所にも照射しやすく、脱毛速度もダイオードに比べてややスピーディーです。
対して、ダイオードは冷却ジェルをお肌に塗り、その上から直接お肌に脱毛機のレーザーが出る部分を当てて、照射をする仕組みです。
脱毛箇所によっては照射しづらく、また、脱毛機がしっかり当たっていないと火傷を起こすこともあります。施術者の技術力が重要となりますね。
そして、お肌にピッとレーザーを照射させる時間が非常に短いので、お肌にダメージを与えずに出力を強めることができます。
よってアレキサンドライトでは反応しにくい、色の薄いうぶ毛にも良い反応が見られる仕組みとなっています。
アレキサンドライトの波長は755nm、ダイオードの波長は800nmです。ダイオードは機種によって810nm、940nmの場合もあります。
波長は短い方がエネルギーが大きく、黒いメラニンへの反応も高くなります。
アレキサンドライトは波長が短くエネルギーが大きいのですが、色黒の方やお肌が日焼けして黒いメラニンを多く有している場合、お肌のメラニンにも熱が発せられ、火傷を起こしてしまうことがあります。
ダイオードは波長が長いので、お肌のメラニンには反応せず、毛根が深いヒゲのような濃い部分にもしっかりと反応するといわれています。
しかし、理論上安全といえど、日焼け肌はトラブルを起こしやすい状態です。医師とよく相談をしてくださいね!
アレキサンドライトが円形であるのに対して、ダイオードは四角い面で当てていく仕組みです。
円形と、四角だと、円形の方が隙間ができてしまい、うち漏れが多くなりがちです。ここでも施術者の技術力が重要となりますね!
脱毛に痛みは付きものですが、できれば少しでも痛みが少ない方が嬉しいですよね。
痛みとは個人の感じ方で大きな差が出てきますので、あくまでも一般的な例です。
アレキサンドライトは、皮膚から照射面を浮かせて照射する仕組みなので、ゴムで弾かれたようなパチンとした痛みがあります。
ダイオードはお肌に直接照射面を当てるので、お肌の奥に刺さるような痛みがあります。
しかし、冷却ジェルをお肌に塗っていることにより痛みはやや軽減されます。
同じ医療レーザー脱毛でも、以上のような仕組みによる違いがあります。
脱毛の仕組みはどちらも同じですが、脱毛したい箇所や毛質に適した、最適な方をお選び下さい!
痛みに関しては、個人差がありますので実際に体験してみて、ご自身の負担の軽い方を選んでくださいね。
光脱毛とは
次にご説明するのは、エステサロンで受けられる光脱毛についてです。フラッシュ脱毛、IPL脱毛という呼び方もあります。
医療レーザー脱毛よりも出力が抑えられているため、医師のいないエステサロンでも安全に行うことができます。
こちらは、医療レーザー脱毛とは違い永久的な脱毛効果は認められていませんが、ムダ毛が目立たなくなる効果を期待することができます。
そして、医療レーザー脱毛より出力が弱い分、脱毛にかかる期間は長くなります。
しかし、料金は医療レーザー脱毛よりお手頃な場合が多いのです。
光脱毛の仕組み
光脱毛は、500nm~1200nm程度の幅広い波長の光を照射する仕組みの脱毛です。お肌に冷却ジェルを塗り、脱毛機を直接皮膚に当てて光を照射していきます。
仕組みは医療レーザー脱毛とほぼ同じで、成長期の毛根の毛母細胞にダメージを与え、ムダ毛を目立たなくする仕組みです。
光脱毛の光は、さまざまな波長を含んでいるので、脱毛以外のところにも同時に働きかけることができます。
短い波長はお肌の表面に、長い波長はお肌の深部に働きかけます。お肌表面のしみや、深部からのハリにも効果を期待することができる仕組みなのです。
脱毛目的で受けて、お肌もキレイになってくるなんて嬉しい効果ですよね!
仕組みが同じでお肌もキレイになるなら、お手頃価格で受けられる光脱毛の方がいいのでは、と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、今からお伝えする医療レーザー脱毛との違いを比べてみて、ご自身の毛量や毛質に合わせた脱毛方法を選んでくださいね!
医療レーザー脱毛と光脱毛の違い
医療レーザー脱毛と光脱毛、ふたつの脱毛は仕組みこそ似ていますが、それぞれの特徴からいくつかの違いがあります。
出力の違い
光脱毛は、脱毛機を皮膚に当てピッと光を照射する瞬間の時間が医療レーザー脱毛よりも長くなります。そのため、照射された光は広範囲に広がります。
これを高出力で照射をしてしまうと、皮膚のメラニンに反応してしまい皮膚トラブルになってしまうので、出力は上げられない仕組みになっているのです。
出力が低いということは、1回の脱毛効果は医療レーザー脱毛と比べると低くなります。よって、全体の脱毛期間が長くなる傾向にあります。
同じ脱毛箇所でも、医療レーザー脱毛にかかる期間は1年から1年半のところ、光脱毛は2~3年ほどかかってしまうこともあります。
しかし出力が弱いことはデメリットばかりではないのです!
痛みが少ないというメリットもあります。
とにかく痛みに弱いという方は、多少時間はかかってしまいますが光脱毛の方が心の負担は少なく続けていけるでしょう。
医師がいるかいないか
医療レーザー脱毛は医師のいる医療機関で行うため、万が一、皮膚トラブルが起きてもすぐに処置を受けられます。
エステサロンで行う光脱毛は、皮膚トラブルが起きた場合、医師がいないのですぐに処置が受けられません。
皮膚が弱くて心配な方は、医療機関で行う医療レーザー脱毛の方がより安心かもしれませんね。
脱毛の仕組みからわかる注意点
このように、じっくりと仕組みについて考えてみると、改めて注意点が見えてきます。
成長期を逃さない
医療レーザー脱毛も、光脱毛でも、黒い色のメラニンにレーザーや光を当て発せられた熱により毛母細胞にダメージを与える、という仕組みでしたね。
黒い色のメラニンがある成長期の毛がたくさん生えている時期に、脱毛を受けることが効率の良い脱毛法と言えます。
先ほどもお話しした通り、1度脱毛を受けた後は2~3ヶ月で次に成長期に入る毛が増えてくると言われています。
この2~3ヶ月より間が空いてしまうと、せっかく成長期に入っていた毛が退行期に移ってしまいレーザーや光に反応しなくなってしまいます。
2~3ヶ月という間隔を守り、効率よく脱毛をしましょう!
脱毛前の自己処理
脱毛はレーザーや光を、黒い色のメラニンに反応させる仕組みです。脱毛を受ける前に、生えている毛をシェービングする必要があります。
シェービングをしないまま行うと、皮膚表面に生えている毛の黒い色のメラニンにレーザーや光が吸収されてしまう仕組みなので、毛根にまでダメージが与えられなくなってしまうためです。
また、脱毛前の毛抜きでの自己処理も厳禁です!
毛根から黒い色のメラニンを抜いてしまうので、レーザーや光が反応せず脱毛効果が出ないためです。
日焼け肌にご注意
日焼けをした肌は皮膚の中に黒い色のメラニンを多く有している状態です。
その状態で脱毛を行うとお肌に熱が発せられ、火傷を起こしてしまう可能性があります。
ダイオードレーザーは、日焼け肌にも安心な仕組みとされていますが、日焼け肌はトラブルの起こりやすい状態です。
医師とよくご相談の上、行ってくださいね。
脱毛の仕組みを知って安心・効果的な脱毛を
医療レーザーや光脱毛の仕組みや特徴と、そこから分かる注意点をご説明させていただきました。
仕組みを知ることは、安心で効果的な脱毛をすることにつながります。
もちろん、エステサロンやクリニックで1番初めにカウンセリングを受けるとき、脱毛の仕組みについてのおはなしはあると思います。
しかし、正直なところ、そういったカウンセリングで重点が置かれるのは脱毛にかかる費用についてで、脱毛の仕組みについてはさらっとで終わり、という場合が多いのではないでしょうか!?
極端に費用のはなしばかりするエステサロンやクリニックでは、スタッフの脱毛の仕組みに関する知識や技術力にも不安を感じますよね。
安全、効果的な脱毛をするために、エステサロンやクリニックときちんとコミュニケーションを取りながらしっかりと仕組みを理解し、ご自身に合った脱毛を受けてくださいね!