鼻のブツブツ=角栓をきれいに除去したい! セルフケアの限界を感じたら…
2017.05.27 更新

    鼻の頭にポツポツとできる角栓、目立ちますよね。この状態がいつまでも続くと毛穴に詰まっている物質が酸化して黒ずみ、イチゴ鼻の状態になります。これはまさに、イチゴの果肉に埋まっている小さな種のよう。また、角栓は鼻だけではなく、毛穴が開いてしまった部分全般に対してできやすくなります。それでは、角栓ができる原因、そしてそれを除去するケア方法について考えてみることにしましょう。

    目次

    1.鼻のブツブツ=角栓をきれいに除去したい! セルフケアの限界を感じたら……

    1-1.角栓ができる原因

    角栓の成分は皮脂であると思われがちですが、実は角栓に含まれている皮脂は30%、残りの70%はタンパク質と汚れです。私たちのお肌に存在している毛穴、これが健康な状態であれば必要以上に開くことはなく、角栓が詰まるということもありません。
    ではなぜ、毛穴に角栓が詰まってしまうのでしょうか? その大きな原因は過剰なスキンケアによってお肌が受けたダメージです。これは脂性肌の方に多く見られるケア方法ですが、浮き上がった皮脂がとにかく気になり、必要以上に洗顔を行って表皮の皮脂を完全に取り除いてしまう……これ、正しいケア方法なのでしょうか? その答えはNOです。
    私たちの表皮にある皮脂は、お肌の乾燥を防ぐ大切や役割を担っており、無理やり取り除かれてしまうとさらに多くの皮脂を分泌して表皮を守ろうとする働きが強まります。すると、皮脂線が多いTゾーンなどの皮脂分泌が増え、これがタンパク質や汚れと混じり合い、角栓になるということです。

    1-2.詰まっている角栓は出したほうがいい?

    角栓は放置しておいて勝手に出てくるものではありませんので、ついついコメドプッシャーや指で絞り出してしまいたくなりますよね。ですが、これはやってはいけません。このような方法で無理に角栓を引っ張り出すと、毛穴とその周囲には大きな負荷がかかり、よけいに皮脂分泌が増えて毛穴が広がりやすくなります。

    2.角栓を除去する方法

    普通の洗顔ではなかなか落ちない毛穴のぶつぶつ汚れや角栓。ここからは角栓を除去してイチゴ鼻を改善する方法について詳しく紹介していきます。

    2-1.セルフで角栓を除去する方法(クレンジング編)

    まず、メイクをしている方はお肌を傷つけないように注意しながらクレンジングを行って下さい。次に、水で絞ったタオルを20秒程度レンジで温め、蒸しタオルを作ります。タオルが熱過ぎないことを確認して、蒸しタオルで顔全体を包み、約5分そのままの状態で待ちます。
    これでずいぶん毛穴が広がっているはずですので、汚れや皮脂の吸着率が高いクレイ洗顔料で泡洗顔を行って下さい。そして、洗顔後には必ず保湿を行ってお肌を保護しましょう。これが毎日の夜ケアの方法ですが、このケアに加えて、週2回程度ピーリングを行ってみましょう。
    ピーリングは古い角質を取り除く効果に優れていますので、週2回程度継続的に行うことにより、古い角質が剥がれやすくなり、徐々に毛穴の広がりが治まってきます。
    また、ピーリングを行う回数をいきなり増やしてしまう方がいらっしゃいますが、ピーリングは古い角質を柔らかくしながら取り去る方法であり、あまり頻繁に行ってしまうとターンオーバーの周期が短くなりすぎて新しい角質ができるスピードが速まります。
    そして、新しくできた角質層が剥がれにくくなって、ますます毛穴は開き、角栓詰まりを起こしやすくなります。ピーリングは数多く行えばいいというものではありませんので、必ず週2回のスパンは守って下さいね。

    2-1-1.鼻のブツブツを取り除くおすすめのコスメ

    ・ガスール洗顔ペースト

    手作り炭酸パックにも使用されるモロッコ産の洗浄&保湿効果を備えた天然のクレイ、ガスールを配合した毛穴専用の洗顔料。モコモコの泡がしっかり毛穴の汚れを吸着してくれると好評です。税抜価格940円とお手頃。角栓をすぐに取り除くのではなく、毛穴の汚れをしっかりと落とすことで徐々に角栓が目立たなくなる効果が期待できます。

    「頑固な鼻の角栓に悩まされて、やってはいけないと分かりつつ月1回は毛穴パックをする日々…このままじゃ駄目だ! 根本的な原因を解決しなければ!と、色んな洗顔料の口コミを見てこちらに辿り着きました。(中略)
    詰まってる角栓が取れてるのかわかりませんがこれを使い始めて小鼻がツルツルです。いつもなら数日で角栓が詰まり始めて小鼻がザラザラするのに、ツルツルをキープしております」

    ■スーパーセーム レギューラミトン

    ちょっと珍しいセーム革でできた洗顔ミトン。天然コラーゲン線維でできているので、肌にダメージを与えることなく、汚れをすっきりと落としてくれます。角栓ケアだけではなく、毛穴の黒ずみ対策にもぴったり。税抜3600円とちょっと高めですが、トライする価値はありそう。

    「洗顔後のきれいな顔に使用します。どんな洗顔をしても小鼻を押すと毛穴パックでは取れないやわらかい皮脂が出るのが嫌だったのですが、使用後はほとんど出なくて驚きました」

    2-1-2.オリーブオイルと綿棒でいちご鼻を改善

    肌の皮脂の構成に近い、オレイン酸を豊富に含むオリーブオイルを使って鼻の黒ずみを改善する方法です。ベビーオイルなどの鉱物油と違い、天然のオリーブオイルは肌に負担をかけることがありません。用意するものはオリーブオイルと綿棒。オリーブオイルはスキンケア用のものがあればベストですが、食用の「エクストラヴァージン」でも代用できます。

    まず、クレンジング(ノーメイクの時は洗顔)を済ませておきます。続いて、電子レンジで用意した蒸しタオルを使って毛穴をゆるめておきましょう。その後、化粧水などで保湿して肌のすべりをよくしておきます。続いて、オリーブオイルを含ませた綿棒を横にして毛穴の周りをくるくるマッサージ。力を入れすぎず、なでるように行うのがポイント。綿棒は立てないように横に寝かせて使うようにしてくださいね。

    大きめの角栓はオリーブオイルを含ませた綿棒を2本用意して両側から垂直に優しくプッシュします。少し押してみて取れないようであれば、諦めること。ギュッと力を入れると肌を傷めて跡に残ってしまうことがあります。

    お手入れの後は軽く洗顔して余分なオイルを流しておきます。その後、化粧水で保湿することを忘れないようにしましょう。

    2-1-3.メイクで隠す方法

    毛穴の黒ずみはともかく、角栓はスキンケアで改善するのがベスト。メイクで隠すのはあくまで応急処置だと考えるようにしましょう。毛穴落ちを防ぐパテのような下地やテクスチャーの硬いクリームタイプのファンデを使用すると、かえって毛穴詰まりを起こしてしまうので、さらっとしたパール感のある下地にパウダーを組み合わせるのがベストです。

    ・桃谷順天館TinkerWink ハイライトイルミベース

    角栓が目立つくすんだ肌をぱっと明るくしてくれるパール感のある下地。光を乱反射してくれるので、毛穴が陰になることもなく、角栓も目立ちません。均一なトーンに仕上げてくれます。税抜価格1,200円。紫外線防止効果がないのでUVカットの後に使うようにしてくださいね。

    「くすみや色むらをしっかりカバーしてくれるんです。ピンクパール色で肌が明るくなります。そしてファンデーションを付けた後にハイライト。より発色し光を反射させてツヤ肌になります」

    ・DHC Q10フェイスパウダー

    パール感のある下地の後は、透明感を損なわずツヤ肌に仕上げてくれるこちらのパウダーをさっとひとはけ。キメが細かく毛穴落ちしないので角栓や黒ずみが目立つ肌を自然にカバーしてくれます。

    2-2.それでもダメなら美容皮膚科!

    美容皮膚科では、毛穴レーザー治療、ケミカルピーリング、吸引器によるバキュームなどが角栓除去対策として用意されています。これらの方法は角栓の詰まり具合や肌質などで、医師が適切であると判断した方法が採用されて行われますので、自己判断で角栓ケアを行うよりもはるかに安全です。
    また、角栓にもさまざまなタイプがあり、鼻の産毛で角栓が目立つ、加齢による皮膚のタルミで毛穴が広がってその中に角栓が詰まっている、黒ずみはないものの、白い角栓が毛穴にびっしりと詰まっているなどのタイプに分類することができます。
    そして、これらのタイプによっても適切な処置方法が異なることがありますので、一人で解決することのできない角栓ができてしまったら、ひとまず美容皮膚科に相談してみるとよいでしょう。

    2-2-1.レーザーでの解消法

    YAGレーザーやフラクセルレーザーといった美肌効果のあるレーザーを使用する方法です。レーザーを照射すると、肌が持っているハリの成分であるコラーゲンの生成が促されます。このことで毛穴に詰まった汚れを除去しつつ、内側から肌をふっくらさせてくれるのです。もちろん、毛穴が目立たなくなる・たるみの防止につながるという効果も期待できます。費用は顔全体で税抜価格1回2~3万円が相場です。

    「QスイッチYAGレーザーには、『スペクトラ(ロングパルス)』モードというものがあります。スペクトラモードは、QスイッチYAGレーザーのロングパルスレーザーを利用して、毛穴の汚れやつまりを除去すると共に、真皮の浅層部に熱を与えることにより、真皮のコラーゲンやエラスチンなどをグングン再生し、お肌にハリとツヤを与え、毛穴を引き締めキメの整った美肌を作り出す、最先端の毛穴縮小・美肌治療です」

    「フラクセルレーザーは皮膚の真皮層に微小なスポットで熱ダメージを与えて、正常な組織から急速に、古い肌を新しい肌へと張り替えていきます。1回の治療で約5~15%の表皮を入れ替え、回数を重ねるごとにハリのある瑞々しい皮膚へ改善していきます。コラーゲンを増殖させることで、毛穴を引き締めることが可能です」

    2-2-2.ケミカルピーリングでの解消法

    グリコール酸や乳酸などを肌に塗布して古い角質を除去する方法です。角栓や黒ずみを除去してくれるだけではなく、ニキビ予防にも効果的。ただし、肌の弱い方は注意が必要です。費用は顔全体で税抜価格1回1万円程度となっています。

    「ケミカルピーリングは、皮膚の再生を促進し、肌の細胞を若返らせることで、生まれたてのベビースキンに近づけていくというアプローチ。グリコール酸や乳酸といった化学薬品によって、古くなった角質を除去し、美肌づくりをサポートします。さらに、ニキビ治療においても、毛穴に詰まった老廃物を溶かしてしまうケミカルピーリングは非常に効果的です。ケミカルピーリング後に、イオン導入を加えれば、効果がより高まり、しっとり透明感あふれる肌がよみがえるでしょう」

    また、レーザーの光に反応するカーボンローションという特殊なローションを塗布してからレーザーを使ってピーリングするカーボンピーリングという方法もあります。費用は1回当たり税抜3万円程度。

    「カーボンピーリングは、毛穴に特殊なカーボンローションを塗り、レーザーを当てます。照射されたレーザーは、毛穴に入り込んだカーボンに反応しながら老廃物を除去し、毛穴の奥にある細胞へと熱エネルギーを伝えます。レーザーにより、毛穴の奥で軽い炎症を起こさせることで、細胞の”再生修復機能(創傷治癒)”を促し、肌の弾力性を甦らせながら毛穴を引き締めます」

    ケミカルピーリングやカーボンピーリングは施術後、成長因子やプラセンタ、ビタミンCといった成分をイオン導入することでさらに効果が実感しやすくなると言われています。クリニックによっては「ピーリング+イオン導入」で割引があるところも多いようです。

    3.まとめ

    皮脂分泌によるお肌のベタベタは気になるものですが、それを気にするあまり、過剰なケアを行っているということがあるのではないかと思います。ですが、自己判断で行ったケアが角栓を作り出す原因となっていることもありますので、ひとまずセルフケアを続けてみて、どうしても角栓を除去・改善することができない場合には、美容皮膚科などで専門的にケアを行うというのもひとつの方法です。

    ※効果の現れ方には個人差があり、記事内容は効果保証ではありません。必ず専門家のカウンセリングを受け、内容についてよく理解した上で施術を受けるようお願いします。また価格は変更になる場合があります。

    山田美羽

    美容系ライター。エステから美容医療まで歴20年。

      アンチエイジング、美肌治療が受けられるクリニック

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