Pamphlet tarara treasure from ethiopia2
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Booklet of the Tarara Treasure Project!
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Pamphlet tarara treasure from ethiopia2
- 1. 標高 4,000m 級の山(Tarara)が連なるエチオピア。その厳しい自然で育まれた良質な素材から、たくさんの宝物が生まれました。
- 2. 1 © Salima Punjani
- 3. ぬくもりのDNAを受け継ぐモノたちコーヒーとヒトの生まれたTararaの国から届いた宝ものは、あたたかな気持ちのこもった逸品ぞろい。ミシンの音、機織りの音、鎚の音、ハチの羽音、畑を吹き抜ける風の音、そんな音から聞こえて来るのは、いにしえから続くうつくしいエチオピアのものがたり。2© Salima Punjani
- 4. Trio Craftエチオピアにシルクが伝わったのは、紀元前2世紀アクスム王朝のころ。その後、エチオピアはインドと中東、ヨーロッパを結ぶ絹貿易の中継地となり、長い間、絹織物の文化を持つ東アフリカでたった一つの国でした。その伝統が今日、農家の人々の暮らしを変える役割を担っています。 アディスアベバにある絹織物の工房の一つSabaharでは、エリシルク(野蚕)をつかった草木染めのストールやスカーフの製造販売を手がけています。エリシルクは日本で一般的なマルベリーシルク(家蚕)とは違い、ダークグレーの光沢があり、通気と強度にも優れるという特徴があります。織り子となる女性たちはここでトレーニングを受け高い技術を身に付けていきます。 Sabaharのような絹織物の工房にシルクを納めているのは、小さな農家たちが集まってつくった養蚕業の農業組合です。養蚕業は特別な道具を必要としない上、労働の負荷が比較的軽いために、エチオピアの農業省が全国への普及を進めています。数ヶ月に一度、契約している工房に繭を納めることで、自給自足の生活を送っていた農家の人々は現金収入を得ることができるようになりました。特に家事に忙しい農家の女性たちにとって、蚕を飼育することは家計を助けることができる大切な仕事となったのです。 エチオピアの女性たちは日頃、ナタラと呼ばれるコットンガーゼの大きなストールを身に着けています。ナタラは非常に薄くてやわらかく、両端にはティレットと呼ばれる伝統的な菱型模様が縫いとられています。このナタラに使われるコットンガーゼとティレットを使って現代的なドレスをデザインしているのが、YeFikirDesign のFekerteさん。元々は児童心理学の研究者でしたが、手織り産業の劣悪な環境の中で働く両親のもとに生まれた子供たちの問題を取り上げたことから、デザイナーに転身しました。2児の母でもある彼女のデザインにはある願いが込められているといいます。「エチオピアの人々は多くを分かちあって暮らしています。人生には必要最低限のものさえあれば十分だということを知っているのです。だから、私はみんなが幸せで健康に暮らせる必要最低限のものを持てるようにと願っています。私達はもっと素晴らしくなれるし、たくさんのものを世界に届けることができる。5年後、10年後、20年後にはエチオピアは素晴らしい場所になれるはずです。今でもここは素晴らしい場所ですが、エチオピアのために、そう祈っています。」エチオピア人デザイナーによるクラフトショップ。コットンガーゼの手織物、モダンなデザインの手ごね陶器などを女性の織り手や紡ぎ手、陶芸家が中心となって生産・販売しています。工房では技術・品質向上のための、各種トレーニングも行われています。欧米を中心にストール、クッションカバー等の繊維製品や、陶器の室内装飾品を輸出する他、エチオピア出身のスーパーモデル、LiyaKebedeがプロデュースするファッションブランドlemlemの製造も手掛けています。エチオピアの伝統的なモチーフにインスパイアされたデザインのカーテン、ラグ、クッションカバー等のインテリアテキスタイルを生産・販売しています。Trio Craftの工房では、これらの製品をすべて手織り・手作りすることにこだわっています。オーナーのElizabethさんは、夫の転勤先のケニアで起業し、ケニア有数の高級ホテルでインテリアテキスタイルを手がけた後に帰国。母国での生産を開始しました。現在は国内の外国人や輸出用にほぼオーダーメイドの生産を行っています。Near Sidist Kilo Square(Addis North)+251-11-123-40-15/17/19muyaethiopia@ethionet.etエリシルクと手紬ぎのコットン希少な素材にフォークロアなテイストを取り入れた洗練のエチオピアンファブリック3Treasure 1Hand-woven,Fashion and Natural Dyed ProductMUYA ETHIOPIAIndustry Village,Nafasilk Lafto,Addis Ababa+251-11-440-07-52kassaelsa@gmail.comRotanda BuildingAddis Ababa, Ethiopia+251-11-544 43 50 Ext:34350UNECA Shophttp://triocraftethiopia.nethttp://muyaethiopia.net
- 5. Sabahar YeFikir Design© Salima Punjani© David Johnsonエチオピア在住カナダ人のオーナー、キャシーさんが、エチオピア産野蚕などのシルク製品を取り扱っているお店。コットンに10∼40%程度のシルクを混ぜた風合いの違うスカーフなどを製造・販売しています。糸紡ぎから機織りまで、生産プロセスのほぼ全てを女性が担っており、そのためのトレーニングの場も提供しています。アニエスベーの2013年春コレクションに、このSabaharのスカーフが取り上げられました。伝統的なエチオピアの衣装に使われるティレットと呼ばれる幾何学模様をモチーフに、エチオピア独自のコットンガーゼ素材やカラフルな手織り模様を使い、モダントラディショナルなドレスやファッション小物のデザインと生産・販売を行っているお店。デザイナーのFekerteさんはパリやNYのエシカルファッションショーにも参加。最近ではエチオピア航空機内誌にもYeFikirDesignのドレスが掲載され、新進のデザイナーとして注目されています。4Mekannisa, behind Slem Nursing(ウェブサイトではNurses)College, Addis Ababa(Shop open Monday to Friday 9am ‒ 5pm and Saturday 10am to 2pm)+251-11-321-5112/3+251-91-121-7948sabahar@gmail.comhttp://www.sabahar.comBole k/k, 03/05 k, house no. 2483. Robel plaza,1st floor, 104+251-911-210-478info@yefikirdesign.comfikirtea@yefikirdesign.comhttp://www.yefikirdesign.com
- 6. エチオピアはいにしえからアフリカ、アジア、中東、ヨーロッパを結ぶ中継地として、様々な国の人々が行きかう土地でした。北エチオピアで紀元前6世紀に成立し、大きな勢力を誇ったアクスム王国は、エジプトや中東、ギリシャの文化を取り入れながら、他のアフリカの国では見ることのできない独自の文化を生み出しました。そして4世紀、ユダヤ教の影響を受けたエチオピア正教が誕生すると、複雑な幾何学模様で構成された十字架や、単純で力強い線をもった宗教絵画として実を結んだのです。このような独自性は、エチオピアがアフリカで唯一独立を維持したことで保たれてきたと言われています。 エチオピアにも、世界中から安くて便利なものがたくさん入ってきています。しかし、長い歴史と文化の中で育まれてきたエチオピアの美しいクラフトは、過去の記憶として美術館や博物館に葬られることなく、人々の生活の中で今日まで息づいています。こうしたエチオピア人のクラフトマンシップが存分に発揮されているのが、伝統的なデザインを現代的にアレンジしたジュエリーの数々です。アディスアベバにも多くの工房があり、海外までマーケットを広げているところも少なくありません。 アディスアベバの北、エントトの丘にあるEntoto Beth Artisanもその一つ。長く紛争の続いたエリトリア国境付近で現在も多く発見される弾丸をリサイクルして金属のビーズにし、アクセサリーに加工しています。この工房は、病気を癒す聖水が湧くといわれるEntoto Beza 教会に集まった、HIV/AIDSを患い病と社会からの偏見に苦しむ女性たちの経済的自立を支援する目的で始められ、今日では100人以上の女性たちが働いています。彼女たちが働く工房の雰囲気は明るく笑い声が絶えません。そこで作られる弾丸やコーヒー豆を使ったアクセサリーも凛とした美しさに満ちています。 2009年のラスベガス国際宝石展に出展以来、世界的に注目されるようになったエチオピア産オパール。エチオピアは、一般的なオーストラリア産より大きくて厚みがある石が採れる上、コーヒー色の石やハイドロフェーンオパールと呼ばれる水に浸けると透明になる珍しい石も見つかることから、新しいオパールの産地として注目が高まっています。しかし、採掘量の18トン(採掘量の約99%)が加工されず原石のままインドに輸出されているのが現状です。オパールの研磨を手掛けるOrbit PLCの代表Tewodrosさんは、この現状を解消し、エチオピア国内で研磨技師を多く育てていきたいと言います。オーナーの一人Salemさんが、初めて友人に二つの手作りのネックレスを売ったのは3年前のこと。その後、洗練されたデザインと素材の質の高さから旅行者やエチオピアに住む外国人、エチオピア人の間で人気になり、今日までSalem’s Designは急成長を続けています。ジュエリーから、ホームアクセサリー、ギフトなどへラインナップを広げ、そのマーケットはアディスアベバだけでなく、海外にも広がっていっています。エリトリアとの紛争のために作られ、その後放置されていた弾丸などのリサイクルメタルやエチオピア産のコーヒー豆を使ったネックレス、ブレスレットなどのアクセサリーを製 造しているEntotoBeth Artisan。Entoto Beza 教会では、このような工房で働く職人のための数学教室、栄養学や子供のしつけに焦点を当てた両親学級、子供たちの課外授業なども行っています。Entoto Beth Artisanは、アメリカの大手フェアトレードショップ向けにも出荷を始めており、好評を得ています。世界的にも人気の高いエチオピア産オパールや、伝統的なモチーフと現代的デザインを融合させたエシカルジュエリーTreasure 2Gemstones,Opal and Jewelry5Salem’s DesignPLCKebele 03/05, House number2394, Addis Ababa+251-911-52-96-82salemsdesigns@gmail.comhttp://www.salemsethiopia.comEntoto Beth ArtisanSidist killo :Gulele Kifle ketama after Egypt embassyon the road to the right, Addis Ababa+251-118-96-50-97entotobethartisans@gmail.comhttp://www.facebook.com/pages/Entoto-Beth-Artisan/23327177347018© Azariah Mengistu
- 7. 色彩の珍しさやその大きさで世界的に注目されるようになったエチオピア産のオパール。エチオピアに数少ない宝石研磨会社の1つOrbit Ethiopia PLCではこのエチオピア産のオパールの原石の研磨とファセッティング(面取り)を取り扱っています。現在はフルタイムの研磨技師が約40人勤務しており、オパールの他にも国産のガーネット、アクアマリン、エメラルド、ルビー、サファイアなども加工しています。6Orbit Ethiopia PLCKirkos Cub city Kebele 15/16/17 House No. 316,Addis Ababa+2511-859-1438teddop@yahoo.com© Azariah Mengistu
- 8. エチオピアには標高4000メートルにもなる高山帯から海抜300メートル以下になる地域まで幅広い植生が混在しており、7000種類もの花が自生しています。その花々が生み出すエチオピアの名産品がハチミツ。生産高はアフリカで1位、蜜蝋の生産高も世界で4位、国民の9割がハチミツづくりに携わっているといわれます。 近年、そのハチミツが欧米のマーケットでオーガニックな食材や化粧品の材料として注目を集めつつあります。ハチミツや蜜蝋の製造販売をおこなっているBeza Mar Agro Industryは、2003年の創業から地域の養蜂農家と生産性と質の向上に取り組み、5年後にはアフリカで初めてヨーロッパのマーケットにハチミツを輸出した会社となりました。「ハチミツのマーケットはニッチで、その上競争が激しい。それに海外との取引は、これまで私達が行なってきた国内での取引とは全く様子が違っていました。」そう述べる同社のマネージャーHaileさんは、現在、付加価値の高い製品づくりや品質と生産性の向上のために米国国際開発庁(USAID)や国内関係機関と共に新しい技術の普及に取り組んでいます。 「農家の人たちの考え方を変えるのは簡単ではありません。しかし、ハチミツからの収入が増えれば、家畜を買ったり、子どもたちを学校に通わせたりすることができるのです。」 エチオピアでつくられる農作物をつかって、オーガニックな食材や化粧品を製造販売しているECOPIA。その製品は、エチオピアでスーパーマーケットの棚が空っぽになるほどの人気だといいます。 ECOPIAの創業者Mitstal博士は、国連で薬物管理に従事していた時、ジャム製造に必要な化学化合物ペクチンをエチオピア原産の植物「コシェム」で代替できることを発見し、オーガニックジャムの製造販売をスタートさせました。その後「オーガニックであること」「エチオピアで採れるものを使うこと」という二つのコンセプトのもと、各地で有機栽培に取り組む農家の人々と協力して製品開発に取り組み、今日では石鹸やフェイスクリーム、各種栄養素が豊富な栄養補助食品であるモリンガパウダーなど54種類ものオーガニックコスメや食品を販売しています。 「私達のゴールは、200万人の農家のみなさんにオーガニックな農作物を育てることで現金収入の機会を持ってもらうこと。そして、エチオピアの食の安全と農村の暮らしの向上に参加してもらうことなのです。」 ECOPIAでは今、インターネットを通して200万人の農家とつながることのできるシステムの構築に取り組んでいます。アフリカ発のハチミツを世界に広めるために積極的に活動を続けるHaileさん。クリームはちみつ、フォレストはちみつなど、テイストをミックスしたはちみつや、一般的な蜂蜜よりも薬用効果が高いといわれているハリナシバチのハチミツの製造販売に乗り出しています。中でも琥珀色をしたコーヒーはちみつは、日本でも人気が高く生産が追いつかない状況が続いています。目下の悩みは、欧米や日本のマーケットで人気が出るようなデザイン性の高いビンやパッケージが、エチオピアでは手に入らないことだそうです。ドイツにおけるオーガニック認証・フェアトレード認定を取得。完全無添加無着色にこだわったオーガニックの食品や化粧品の製造・販売をおこなうECOPIA。農家の人たちに世界のマーケットに通用する品質を持った農産物を栽培するためのトレーニングプログラムやインキュベーションセンターを開設し、農家の人たちが自立できるようサポート体制を整えています。また顧客向けには、製造過程や原材料のデータベースを公開している他、バイヤーの要望に合わせて商品開発を行うサービスを行っています。7000種類もの花が咲くエチオピアから届いた、エシカルな魅力をもつ高品質オーガニックコスメ&フード7Treasure 3Agro-processingBeza Mar AgroIndustryGenet Road P.O.Box42787,Addis Ababa+251-11-155-05099Beza_mar@yahoo.comECOPIA PLCHead officePO Box 1072, Addis Ababa+251-1-15546140Ms Rutha Tsegai (Manager)Rtsegai@ecopia.dehttp://www.ecopia.de
- 9. 生花の輸出業が盛んなエチオピア。さまざまな品種のあるバラの中でも香りがよく最高級とされるダマスクローズは、付加価値の高い品種として栽培普及のための取り組みが始められています。このダマスクローズやカモミール、ラベンダー、ゼラニウムなどからエッセンシャルオイルの製造を手掛けているのがTerra PLC。ダマスクローズからは、ローズウォーターや花弁を乾燥させたドライペタルなども製造しています。天然のペクチン「コシェム」、樹脂が空気に触れて固化した「乳香」など、エチオピアは様々なスパイスの産地でもあります。特に、アジアのショウガと比べて味が強く野性味のあるアフリカン・ジンジャーは海外でも人気が高く、Ethiopia Spice ExtractionFactoryでは、乾燥・スライスしたアフリカン・ジンジャーを欧米やインドに向けて輸出しています。8Ethiopian Spice ExtractionFactory PLCNear Customs Office, Kaliti Debre Zeit Road,Addis Ababa+251-11-442-80-00Ms Rutha Tsegai (Manager)et.spice@ethionet.etTerra PLCDamascena Rose Farm- Debre berhan09112501100916582162drghanem@ethionet.et© Salima Punjani
- 10. 王朝文化の栄えた北部から、イスラム商人たちが活躍した東部、そして大地溝帯に沿って美しい湖が点在する南部など見どころが多く、アフリカでも有数のフォトジェニックな国であるエチオピア。国土の大半が高原で、一年の平均気温が13度、「いつも秋」といわれるような過ごしやすい気候であるため、南部の低地帯を除いてマラリアの罹患率が低いことも、日本からの旅行者にとって魅力の一つかもしれません。また、日本で意外と知られていないのが、エチオピアがバードウォッチャーたちの聖地であるということ。色とりどりの小鳥たちは人をあまり恐れることなく近くまでやってきて、美しい声でさえずります。 食べ物も旅の楽しみの一つ。エチオピアの食べ物といえばインジェラです。原料のテフという穀物を発酵させて酸味を出してからクレープのよう薄く焼き上げ、様々なスパイスで肉などを煮込んだ辛いシチュー、ワットにひたして頂きます。ハチミツとハーブを発酵させて作ったお酒、タッジも濃厚な甘みと酸味がやみつきになります。是非、お試しあれ! 日本からの直行便はありませんが、各航空会社がアディスアベバに乗り入れており、乗り継ぎもスムーズ。国内線も充実しています。誇り高き歴史と文化をめぐる旅から雄大な風景を独り占めする高原のトレッキングまで、その魅力は多彩Treasure 4Tourism Sector9
- 11. 10Simien Mountains (シミエン国立公園)エチオピア北部の山岳地帯に広がる国立公園。南にくだってケニアやタンザニアでは広大なサバンナとなるアフリカの大地溝帯だが、エチオピアでは大地が割れる様を目の当たりにすることができる。日帰りから一週間以上にわたるものまで、さまざまなトレッキングのアレンジが可能だ。© Martin Brusewitz
- 12. E t h i「レイダース 失われたアーク」でインディ・ジョーンズが探し求めたアーク(聖櫃)が眠るとされるのが、ここアクスム。シオン聖マリア教会にあるとされるこのアークは、ただ一人礼拝堂に入ることを許された修道士によって管理されている。最大のもの(現在は倒壊)で33メートルになるオベリスク群やシェバの女王の宮殿とされる遺跡など当時の繁栄を偲ばせる遺跡が点在している。AXUM(アクスム)シバの女王が治めたアクスム王国の古都17世紀、エチオピア帝国のファシリダス帝によって遷都された。街の中心には、その後の歴代の王たちが美しい城を築いたファシル・ゲビと呼ばれる7万m2のコンプレックスがある。また、この街を有名にしているのが、デブレ・ブレハン・セラシエ教会。教会の柱と天井に描かれた80もの天使の顔やキリストの生涯などを描いた壁画は、エチオピアで最も素晴らしい教会画の一つ。GONDAR(ゴンダール)緑に囲まれた石積みの古城が美しい標高1,830メートル、3,637km2 (琵琶湖の5.4倍)の面積を持つエチオピア最大の湖、タナ湖。この湖には点在する8つの島や半島には修道院が点在し、神に身をささげる人々が静かに暮らしている。ボートで訪れ、修道院での生活を見学することも可能だ。湖から流れ出て30キロの地点に、落差45メートル、400メートル幅の巨大な滝、青ナイル滝がある。BAHIR DAR(バハルダール)青ナイル川の源流タナ湖の島々に修道士たちが静かに暮らすアクスムシミエン国立公園(P9-10)アディスアベバゴンダールコンソバハルダール11Treasure 4Tourism SectorTreasure 4Tourism Sector●●●●●●●エチオピア見どころマップユネスコ世界遺産ユネスコ世界遺産
- 13. o p i aa標高2,600メートル、アフリカ連合の本部もあるエチオピアの首都。幹線道路の整備が急速に進み、刻一刻と近代都市へ大きな変化を遂げている。アジスアベバの庶民の胃袋を満たすメルカートには、色彩豊かな野菜、果物や、香料、コーヒーなど、厳しい自然の中に生きてきたエチオピアの長い伝統と豊かな食生活をうかがわせる商品が並んでいる。ADDIS ABABA(アディスアベバ)アフリカ最大のマーケットがあるエチオピアの首都19世紀末、エチオピアに住むイスラム教徒にとって聖地のひとつであるこの城砦都市に、アルチュール・ランボーは長い放浪の末にたどり着いた。若くして詩人として名声を得たが、この町で彼は商人として10年を過ごした。周囲3.5キロの外壁に囲まれ、アザーンの調べに誘われて迷路のような路地をさまよいながら、彼は何を思ったのだろう。HARAR(ハラール)ランボーが暮らしたイスラムの城砦都市南オモ地方には、赤土とバターを使って美しいドレットヘアーにセットする女性たちがいるハマル族、下唇に大きなお盆のようなプレートをはめたムルシ族をはじめ、さまざまなエスニックグループが暮らす。コンソの民家を訪れれば、彼らの主食、チャガと呼ばれるビールのような飲み物をふるまってもらえることも。KONSO/SOUTH OMO(コンソ/南オモ)伝統的な暮らしを守る少数民族に出会う12世紀のラリベラ王が建てた11の岩窟教会がある。15メートル近くも一枚岩を掘り下げて作られたその教会には人々の信仰心の厚さを感じずにはいられない。人口2万人、普段は静かな山間の町だが、エチオピア暦のクリスマスやティムカットと呼ばれる祝祭日には、エチオピア中から集まった信者であふれかえる。町の外にも教会が点在しているので、トレッキングで訪れるのもよい。LALIBELA(ラリベラ)岩窟教会群はエチオピアの旅のハイライトラリベラハラール12●ユネスコ世界遺産ユネスコ世界遺産ユネスコ世界遺産
- 14. 21世紀は「アフリカの世紀」になると言われ、近年のアフリカ諸国の経済的成長は世界から注目されています。エチオピアでも、2010年まで8年連続で二桁の経済成長を記録しました。一方で、その経済の中心は農産物などの国際市況の影響を受けやすい一次産品の輸出であり、経済状況は必ずしも安定的であるとは言えません。そのような中、エチオピア政府によって経済の持続的・安定的な発展に向けた取り組みが、始められています。 まずエチオピア政府が取り組んだのは、品質と生産性の向上でした。2008年より日本政府の協力によって始められたカイゼンの導入は今日までEKI(エチオピアカイゼン機構)が中心となり積極的に進めています。 2012年、次に彼らが取り組んだのが、エチオピアにしかないもの(オンリーワン)の中からクオリティーの最も高いもの(ベストワン)を選び出し、世界のプレミアムマーケットに向けて売り出していこうという輸出振興策でした。こうして、国内の起業家たちの協力を得ながら、ベストワン、オンリーワンの製品を選び、世界のプレミアムマーケットに届けられるよう、国をあげて応援していこうという官民連携の取り組みが始められたのです。 エチオピア政府の願いは、この取り組みを通じてエチオピアがグローバルな競争の中で身をすり減らすことなく、エチオピア自身の歴史と文化に裏付けられた価値を提供することで自国の中小企業が育ち、経済を支えてゆくことにあります。 高品質で高付加価値のものづくりには、もう一つの狙いがあります。それは、これらの製品の普及を通じてエチオピアのカントリーイメージを変えていくことです。エチオピアの国民一人あたりの国民総所得は390USドルと未だ低く、今世紀に入っても干ばつで苦しむ人は後をたちません。しかし、その一方でエチオピアには長い歴史に育まれた独自の文化と、80もの異なる民族が調和して暮らしている希有な国であり、乾燥に強い作物の栽培などの工夫により、多くの人口を養えるようになっています。高品質で高付加価値のものづくりに込められたもう一つの思いとは、この美しい国の本当の魅力を世界中の人々に知ってもらうことにあるのです。 今回、TICAD Vの開催の1年前よりエチオピアの輸出振興を推進するチャンピオン商品イニシアティブが開始。海外のマーケットでのビジネス経験も豊かな起業家たちと商工会や工業省のスエチオピアの魅力を日本のみなさんエチオピアを代表する起業家たちにaチャンピオン商品準備会議に参加した(左から)JICAインハウスコンサルタントのFekaduさん、皮革産業開発機構のTadesseさん、繊維産業開発機構のEngdaさん2012年12月に行われたタスクフォースラウンドテーブル会議 肩書や立場を超えて、熱い議論が交わされました。13エチオピアの輸出振興の取組みChampion Products
- 15. エチオピアにしかない独自性どこの国にも負けない高品質“ONLY ONE” “BEST ONE”エチオピアのライフスタイル、歴史、文化を語るものエチオピアのポジティブなイメージを伝えるもの“COUNTRY IMAGE”チャンピオン商品タッフが協力し合い、チャンピオン商品を日本に売り込むための、エチオピアのタスクフォースが結成されました。それから1年、タスクフォースのメンバーたちは忙しい本業の合間をぬって議論を重ね、このTICAD Vのために選りすぐりの11社からのアイテムを取り揃えました。エリシルク(野蚕)を使ったファッション雑貨、伝統的な文様をモダンにリデザインしたコットンドレス、エシカルジュエリー、希少なオパール、ハチミツ加工品やオーガニックコスメ、そしてエチオピア人お勧めの旅の楽しみ方がチャンピオン商品として選び出されました。チャンピオン商品イニシアティブは、TICAD V終了後も、エチオピア国内でのトレードフェアなどへの出展を計画しています。今後の活動の様子は、フェイスブックで随時更新していく予定です。新しい商品の情報や日本国内での取扱店舗の情報などもアップしていきますので、公式フェイスブックページ「TararaTreasure エチオピアのONLY 1 & BEST 1を世界へ」も是非ご覧ください。に知ってもらうためによる、エチオピアの輸出振興の取組み東アフリカの各地では、猿人の骨が多く発見されています。1970年代、エチオピアの北東部ハダールで発見された約320万年前の猿人の骨は「ルーシー」という名前がつけられ、最も古い人類、人類の祖先とされてきました。その後、北エチオピアのアワシュ川中流域から発見された骨が約440万年前のものであることが判明し、これまで発見された猿人の骨の中でも最も古い時代分のものの一つとなりました。このようにエチオピアは人類発祥の地の一つであり、それ以降400万年以上に渡って、人類を育んできた揺りかご=Cradleなのです。今回エチオピアブースでは、チャンピオン商品に選ばれた製品を中心に、エチオピアの自然と文化の魅力を感じていただける、様々なアイテムを展示しております。エチオピア基本情報 (外務省・世界銀行)人口 約8,473万人(アフリカで2番目)面積 1,104,300km2 (日本の3倍)首都 アディス・アベバ公用語 アムハラ語、英語平均寿命:55歳一人あたりGNI:390USD主な産業:農業(コーヒー、メイズ、テフ、ソルガム等)労働者の8割が農業に従事主な輸出品:コーヒー、燃料種子(輸出の70%を占めるアラビカ種のコーヒーの木はエチオピアが原産)主な輸入品:石油、穀物・穀類14ETHIOPIAC R A D L E O F M A N K I N Dアフリカンフェア2013エチオピア連邦民主共和国ブース 展示コンセプトEthiopia Cradle of Mankind「エチオピア人類のゆりかご」
- 16. [展示]African Fairパシフィコ横浜■2013年5月30日(木)∼6月2日(日)10時∼18時 (5月31日(金)∼15時/6月2日(日)∼17時) www.jetro.go.jp/events/af2013/ [展示・販売]TEAM GREENS presents Africa is Beautiful!渋谷駅・東急東横店 西館1階 渋谷スクランブル1 POP UP STAGE B■5月30日(木)∼6月10日(月)お問合せ TEL:03(3477)4026(直通) http://www.team-greens.co.jp/events/2013-6-AFRICA/https://www.facebook.com/TeamGreensMUYA Ethiopia,Sabahar,Entoto Beth Artisan,Salem’s Designのみの出品となります。掲載内容に関するお問い合わせ先独立行政法人 国際協力機構TEL:03(5226)8049www.jica.go.jpエチオピア連邦民主共和国大使館〒108-0074東京都港区高輪3-4-1 高輪偕成ビル2FTEL:03(5420)6860FAX:03(5420)6866E-mail info@ethiopia-emb.or.jp一般財団法人 国際開発機構(FASID)TEL:03(6809)1997ethiopia@fasid.or.jpwww.fasid.or.jp◎アンケートにご協力いただいた方に、ノベルティ差し上げますアフリカンフェア会場エントランス正面、エチオピアブースにて展示に関するアンケート調査を行っています。ご協力いただいた方にはエチオピアから届いたばかりのノベルティを差し上げます。是非、ご協力ください!※数に限りがございます。品切れの際はご容赦ください。