ホワイトニングには、2種類の方法があるのはご存知ですか?
歯科や審美歯科に通院して行う「オフィスホワイトニング」と、専用のマウスピースを作り自宅で薬剤を使用して行う「ホームホワイトニング」の2種類があるのです。
ホームホワイトニングは自宅で行うホワイトニング方法ですが、最初に歯科にいってマウスピースを作る事が必要になります。
また、ホームホワイトニングの薬剤を購入するのも歯科になりますよ。
オフィスホワイトニングもホームホワイトニングのどちらも歯科に来院してからホワイトニングをスタートさせる事に変わりはありません。
ホワイトニングを考えている場合は、お近くの歯科や審美歯科に行き相談してみると良いでしょう。
オフィスホワイトニングは、基本的に自分自身は何もする事はありません。診察用の椅子に座っていれば、全て歯科衛生士が処置をしてくれます。
それでは、オフィスホワイトニングの流れを説明していきます。
オフィスホワイトニングの流れ
① 保護シートとポリプロピレン製のリトラクターを装着していきます。リトラクターとは、ホワイトニングの施術を行いやすくする為に口を大きく開かせる器具の事です。
② 上下の唇の内側に折りたたんだガーゼを入れます。
③ 歯肉保護材を歯と歯茎の間に塗布していきます。歯肉保護材を塗布する事で、歯茎に薬剤が付かないように保護ができるのです。
④ 塗布した歯肉保護材を硬化させる為に光を照射します。
⑤ 歯肉保護材が硬化した後は、リアクターを歯に塗布していきます。リアクターは、薬剤の化学反応を促しやすくする為の薬剤になっているのです。リアクターを導入していれば、薬剤の濃度を下げる事ができるので口腔内に与えるダメージの減少に役立っているんですよ。
⑥ リアクターを塗布した後は、ホワイトニングの薬剤を塗布していきます。薬剤の濃度は、歯科が導入しているホワイトニングの種類によって異なります。例えば、リアクターを導入しているティオンであれば薬剤濃度は約23%。それ以外のホワイトニングでは、最大で35%以下の濃度に調整されています。
⑦ 薬剤を塗布した後は、歯に光が直角に当たるように照射していきます。
⑧ 光の照射が終わった後は、薬剤を綺麗に落としていきます。
⑨ 歯肉保護材も綺麗に剥がします。
⑩ 最後に、歯の表面の研磨を行ってオフィスホワイトニング終了となります。
オフィスホワイトニングの最後に行う研磨には、フッ化ナトリウムが配合されている研磨用のペーストを使用します。
フッ化ナトリウムが配合ざれているペーストを使用するのは、ホワイトニングの後はダメージを受けやすくなっているので保護する意味合いがあるんですよ。
ホームホワイトニングの流れ
ホームホワイトニングを行うメリットは、好きな時間に自宅でホワイトニングができる点です。
オフィスホワイトニングの場合は、診察用の椅子に長時間寝ている事になるので、体が痛くなるなどのデメリットもあります。
オフィスホワイトニングは即効性というメリットもありますが、全くデメリットがないわけではありません。
ですので、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングのどちらかで自分に合っている方を選択すると良いですよ。
ホームホワイトニングは、最初にマウスピースを自分の歯型に合わせて制作します。
歯型さえ作ってしまえば、後は薬剤を購入するだけなのでオフィスホワイトニングよりもお財布に優しいです。
ホームホワイトニングでホワイトニングをすれば、オフィスホワイトニングよりも時間はかかってしまいますが、経済的で手軽に歯を白くする事ができるのでメリットも大きいですよ。
では、ホームホワイトニングはどのように自宅で行うのか説明していきます。
① 最初に、自分専用のマウスピースとホームホワイトニング用の薬剤を用意しましょう。
② いつもよりも丁寧にブラッシングを行いましょう。飲食物の汚れが残っていると効果が薄れるので、いつもの歯磨きよりは意識して丁寧に行う事がポイントです。
③ マウスピースの内側にホームホワイトニングは用の薬剤を塗布していきます。マウスピースには塗布するメモリがついているので、多くなったり少なくなったりしないように調整しましょう。
④ マウスピースを装着します。マウスピースの装着は、基本的に1日2時間が目安になっており2週間程度継続していきます。あまり大きな差はありませんが、ホームホワイトニングの種類によって時間や期間は多少変わってくるので説明はしっかり聞いておきましょう。
⑤ ホワイトニングが終了した後は、マウスピースをしっかりと水洗いします。水洗いした後は、乾いたタオルで綺麗に拭くようにして下さい。この時に、歯磨き粉や洗剤を使用してマウスピースを洗わないようにしましょう。また、マウスピースは専用のケースに保管する事も大切です。できるだけ長く使用する為にはマウスピースのケアも大切ですよ。
ホワイトニング後の留意事項
ホームホワイトニングを行った後に、知覚過敏の症状が出る場合があります。もし、知覚過敏の症状が出てしまって痛みを感じる場合は、ホームホワイトニングは行わないようにしましょう。痛みが治まってからホームホワイトニングを再開してもOK。また、1日おきにホームホワイトニングをするのもOKとなっています。無理をしてまでホームホワイトニングをしないようにしましょう。自分のペースでできるホワイトニングなので、ちょうど良いペースを探してみるのも良いですよ。ホワイトニングをした後は、酸性の飲食物や色の濃い飲食物はNGになります。特に、コーヒー・紅茶・赤ワイン・カレー・チョコレートなどは口に入れないようにしましょう。
何回くらいで白くなりますか?
ホワイトニングは、ホワイトニングを行おうとしている方の歯の色によっても違いが出てきます。
例えば、同じような歯のトーンだったとしても完全に同じような白さになるわけではありません。
また、同じ方の歯によってもホワイトニングの効果が異なる場合もあるのです。
ですので、複数回のホワイトニングを行って歯のトーンを調整していく事が大切になります。
歯というのは、ホワイトニングをしていてもしていなくても着色しやすい環境下にあるという事を知っておきましょう。
それだけ、歯にとって口腔内という環境は過酷だという事になるわけです。
例えば、カレーが大好きな方とカレーを食べない方では着色の仕方も変わってきます。
個人の嗜好品や生活スタイルによっても口腔内の環境は変化するんですよ。
そこで、大切になってくるのは歯科衛生士とのカウンセリングなのです。
カウンセリングでしっかりコミュニケーションを取っていく事がホワイトニングを行う上で重要なポイントになってきます。
オフィスホワイトニングの場合
オフィスホワイトニングを行った場合は、1回の施術で歯の白さを実感する方が多いです。しかし、理想の白さを追求する為には平均的に3回くらいホワイトニングを行う必要があります。導入しているホワイトニングシステムにもよりますが、ホワイトニングの回数は1回〜4回程度は行う必要があると覚えておきましょう。また、歯科によっては1回コースや3回コースなど複数のコースが用意されている所もあります。カウンセリングで目安を聞いて回数を決めるのも良いのではないでしょうか。歯は、飲食物によって着色するだけではなく、加齢によっても変色していきます。飲食物によって着色した歯と比較して、加齢によって変色した歯はホワイトニングにかかる時間も多くなってしまうのです。加齢によって変色した歯も時間はかかりますが白くなるので、安心してホワイトニングの施術を受けると良いですよ。
ホームホワイトニングの場合
ホームホワイトニングの場合は、厚生労働省が定めている基準が1日2時間で2週間継続するとなっています。
これは、あくまでも基準なので全てが当てはまるわけではありません。
例えば、知覚過敏症によってホームホワイトニングの間隔を空けた場合は期間が延びます。
知覚過敏症で1日おきにホームホワイトニングをした場合は、単純に倍の4週間がかかりますよね。
何も問題がなければ、1日2時間で2週間という基準があるだけなので、あまり気にする必要はないでしょう。
審美の先進国であるアメリカのホームホワイトニングには、オーバーナイト法や使用期間も2週間以上など一般的になっています。
オーバーナイト法は、就寝中にマウスピースをつけているので2時間以上になりますよね。
しかし、欧米の方と日本人では歯の質に違いもあります。
欧米の方には良くても日本人には向いていないという事もあるので、勝手に判断してホワイトニングを行わないようにしましょう。
実は、アメリカでホームホワイトニングを2000時間以上もしくは半年以上継続して行った方に、テトラサイクリン変色が現れたという報告もあります。
テトラサイクリン変色とは、薬剤によって引き起こされる変色の事です。歯の色も黄色よりも褐色に近くなってきてしまうんですよ。
つまり、正しい用法や用量を守らなければ弊害が出てしまうという事になります。
歯科衛生士の説明をしっかり聞いて、正しい方法でホームホワイトニングを行うようにしていきましょう。
患者さんが勘違いしがちなこと
ホワイトニングをしようと考えて歯科に行った場合に勘違いをされている方が多いそうです。
テレビに出演されているタレントや俳優の歯が白いので同じようにと考えている事が勘違いの原因になっているんです。
テレビに出演されている方の歯の白さは、ラミネートベニアやセラミッククラウンが施されているのです。
つまり、ホワイトニングの白さではないという事になるんです。
仮に、テレビに出演されている方と同じようにするのであれば数十万円〜数百万円もかかってしまいます。
ですので、ホワイトニングをしてもタレントや俳優のような歯の白さにならないという事は最低限理解しておきましょう。
実際に、歯科に行ってカウンセリングの時に話をされるケースもあるかと思います。
また、カウンセリングではホワイトニングをしても歯の色戻りがあるので定期的なメンテナンスが必要であるという説明もされます。
ホワイトニングの施術を行ってくれる歯科衛生士の方の説明はしっかり聞いておくようにしましょう。
クリーニングとホワイトニングはどう違うの?
クリーニングとは
歯のクリーニングとは、歯石や歯垢を綺麗に落とす事です。歯石や歯垢が付着するのは、飲食物による外因性のステインが原因になっているんですよ。そのステインをPMTCによって除去して行くのがクリーニングになります。PMTCとは、「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」の略称になっていて、専用の研磨剤と器具を使用してステインを取り除いていく方法です。研磨剤を使用して歯の表面を磨いていくので、歯の輝き自体はアップしますが、歯のトーン自体は変わる事はありません。外因性のステインは、コーヒーや赤ワインなどの飲料を含めて様々な原因があります。永久歯の着色で最も多い原因が、飲食物やタバコによる外因性のステインなのです。内因性の着色もありますが外因性に比べると数は少ないですよ。実際に、ホワイトニングを行う場合も、最初はPMTCでステイン除去をする事から始めていきます。また、PMTCの3ヶ月〜6ヶ月に1回は行ってステインを除去しておくのが理想的と言えるのです。
ホワイトニングとは
ホワイトニングは、歯に薬剤を塗布してライトを当てて施術をします。
この施術によって、内因性の着色を分解して落とす事で歯を白くしていくのです。
内因性の着色は、テトラサイクリン系の薬剤・う蝕・全身性の疾患などが原因となっています。
テトラサイクリン系の薬剤は、細菌性の感染症になった場合に処方されていますよ。
また、う蝕は歯質が脱灰されて起きる現象で、う蝕している歯の事を虫歯と呼びます。
つまり、う蝕とは虫歯に至るまでの現象という事がわかりますね。
全身性疾患は、遺伝性疾患・代謝異常疾患などが原因となっています。
いずれにしてもナ内因性の着色が起きている場合は、歯のクリーニングだけでは着色を除去する事はできません。
原因がう蝕やテトラサイクリン系の薬剤だったとしても、ホワイトニングをすれば歯の着色は除去する事が可能です。
また、1度ホワイトニングを行えば色戻りはあったとしても、完全に元の色に戻る事はありません。
ただし、飲食物や喫煙による外因性のステインは再付着するので、定期的にクリーニングを受けて白い歯を持続させる事がポイントになってきます。
例え、歯に着色汚れが付いたとしても、タッチアップホワイトニングを行えば白い歯を取り戻せるので安心ですよ。