午前9時~12時頃は1日で最も紫外線が強い時間帯なのはご存知でしょうか?その時間帯に自転車通勤している方は要注意。気付かないうちに大量の紫外線を浴びており、シミやしわの元となるメラニンがどんどん生成されてしまっている可能性があります。

今回は、自転車に乗りながら手軽にできる紫外線対策の方法を紹介します。

自転車通勤での紫外線対策は必須!

通勤や買い物、子供の幼稚園・保育園のお送り迎えをの際、自転車を利用している人は結構多いのではないでしょうか。 その際、紫外線対策はしっかりとできていますか? 実は、一般的な通勤時間である午前9~12時頃は最も紫外線が強い時間と言われています。気付かないうちに紫外線ダメージを受け、皮膚にどんどんメラニンが蓄積されてしまっている可能性があります。

「自転車に乗っている時間は10~15分くらいだから大丈夫でしょ?」と思い込んでいる人は注意しましょう。紫外線を浴びる時間はたった10分~15分でも、皮膚はダメージを受けています。

再生未来クリニック神戸院長・神戸大学名誉教授の市橋正光医師らは、「60歳または80歳までシミのない肌を保つには、1日何分まで紫外線を浴びられるか」という研究を行いました。その結果、60歳までシミを作らないためには、真夏で1日3.27分、春と秋は6.6分、冬でも16.3分が限度だ。80歳までなら真夏で2.54分、春秋5.8分、冬では12.7分までという答えに……。

子供の紫外線対策は大丈夫?

子供を送り迎えしている方は、子供への紫外線の影響も意識しなければなりません。 人間が一生涯に浴びる紫外線量のうち、約50%は18歳までの子供の頃に浴びていると言われています。

ようするに、いかに子供の頃に紫外線を浴びないようにするかはとても重要な問題。子供の頃に紫外線を浴びれば浴びるほど、大人になってシミ、シワ(光老化)が出やすくなります。それだけでなく、子供が大人になってから皮膚癌を発症する確率が高くなってしまいます。

自転車で日焼けしやすい部位

自転車に乗っている際に日焼けしやすい部分は髪、顔、首、腕、手の甲、太ももなどの肌の露出がある部分すべてと言えるでしょう。時間帯で言うと正午は1番紫外線量が多く、5月から~12月頃まで注意が必要。 通勤に自転車を利用する場合、同じ時刻に同じ場所を経由して通勤する方が多いと思います。

つまり、ほぼ毎日のように同じくらいの紫外線量を同じ部位に浴びている可能性があります。 1日のうち最も紫外線が多い時間帯は下記の通りです。

上記は気象庁が計測したつくばの5月最大UVインデックス(観測値)の時別累年平均値グラフです。太陽高度が最も高くなる正午に紫外線量が1日で1番多くなります。 午前9時頃から紫外線量は急激に増え始め、午後15時頃まで比較的多いままです。この時間帯に外出する場合は気を付けなければなりません。

季節的には5月から紫外線量はどんどん増えていきますが、夏場で収まることはありません。冬場も紫外線が降り注いでいますので、1年中紫外線を意識する必要があります。

UV-AとUV-Bの放射量

波長が長いUV-Aは、雲やガラスなどを通過しやすいのが特徴。また、肌表面にメラニンを増やすだけでなく、真皮層まで届きます。その結果、コラーゲンやエラスチンにダメージを与えシミやシワなどの肌トラブルの元となります。 冬には量は減少しますが、夏のピーク時の1/3程度は降り注ぎます。つまり、冬でも30分日差しを浴びれば、夏に10分日差しを浴びたのと同程度のUV-Aを浴びるということです。

雨の日や、薄曇りの日でも、紫外線は晴れの時の60-80%は降り注いでおり、大雨の日でさえも30%程度も降り注いでいるので把握しておきましょう。

自転車でも上手に紫外線を防ぐ方法

自転車に乗りながらも手軽に紫外線対策できる便利なアイテムを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

帽子・サンバイザーとUVカットマスクの併用がおすすめ

帽子の効果

帽子やサンバイザーを使用することで顔への紫外線や眩しさをカットすることができます。帽子であれば、つばが7~10cm程あり、帽子の一周全体につばのあるハットタイプが理想的です。顔だけでなく、髪の毛の紫外線対策にもなります。

サンバイザーの効果

サンバイザーの様々な種類の中の1つに、つばが透明のものがあります。これは、おでこの上からあご下まで、顔全面をカバーできるよう位置の調節も可能となっています。ですから、帽子よりも広い範囲で顔への紫外線のカット実現してくれるアイテムです。

UVカットマスクの効果

顔に塗った日焼け止めクリームは汗で落ちてしまう恐れがありますが、UVカットマスクを使用することで汗を心配する必要がありません。日焼け止めクリームが塗りにくい唇への紫外線もカットできますし、ニキビなどの肌トラブルをおこしてしまっている際にもマスクであれば手軽に紫外線を避けることが可能と言えるでしょう。

夏でも涼しく使えるボレロで肌を露出しない

肩や腕、デコルテなどの紫外線対策として、ボレロはとても有効です。ボレロであれば、暑い季節でもサラっと羽織ることができます。紫外線を防ぐ素材としておすすめできるのは、繊維自体に無機物質(カーボン、セラミック、チタンなど)あるいは、有機物質(国が安全と認めた化粧品等に使われているもの)を練りこんでUVカット効果を施したもの。 ポリエステルやレーヨンなどの素材に施されているので、ボレロでの紫外線対策にはこのような素材のものを選び効果を高めるましょう。

コールドブラック生地のアームカバー・レッグカバー・タイツを利用

コールドブラック生地のアームカバー・レッグカバーは暑い日でも使用しやすいように作られたサイクリングや運動用の紫外線防止グッズ。直射日光を反射し、熱の蓄積を軽減してくれます。ひんやりとした肌触りで、汗を吸収しやすく乾きやすいのが特徴。

コールドブラック アームカバー

肩先から手首までカバーしてくれるコールドブラックのアームカバー。締め付け感がなくずり落ちないラッセルテープの滑り止め付きなので安心です。直接日光のあたらない肘部分にはメッシュ生地を使用しており、動きやすいのもポイント。

価格3,888円(税込)
メーカーパールイズミ
UVカット率UPF50+
サイズS、M、L
仕様・ウェア内の温度上昇を制御 ・吸汗速乾 ・抗菌防臭 ・夜間の視覚性を高める光を反射させる素材 ・ラッセルテープの滑り止め付き

コールドブラック レッグカバー

コールドブラックレッグウォーマーは、締め付け間がなく肌に優しいラッセルテープを使用しているので窮屈感がありません。足の裏側は涼しいメッシュ素材で暑い季節も快適な使用感です。

価格5,616円(税抜)
メーカーパールイズミ
UVカット率UPF50+
サイズS、M、L
仕様・ウェア内の温度上昇を制御 ・吸汗速乾 ・抗菌防臭 ・夜間の視覚性を高める光を反射させる素材 ・ラッセルテープの滑り止め付き

コールドブラックUVタイツ

足首までしっかりガードしてくれるコールドブラックのUVタイツ。直射日光を反射して日焼けを防ぐコールドブラック生地を採用。前腹部中央にゴムが入ってないから腹部の締め付けがないので動きやすく不快感がありません。抜群の吸汗性と速乾性にプラスして、防菌防臭機能も付いているので汗の匂いを気にする心配がいらないのもポイント。 女性に嬉しい、ハイエンドパッド付きでどんな乗車姿勢にも対応する段階的クッション厚と大満足のフィット感。

価格12,636円(税込)
メーカーパールイズミ
UVカット率UPF50+
サイズS、M、L、XL
仕様・ウェア内の温度上昇を制御 ・吸汗速乾 ・抗菌防臭 ・夜間の視覚性を高める光を反射させる素材 ・伸縮性とフィット感のあるお尻のクッション付き

首元のスカーフも忘れずに

首の紫外線対策には、スカーフがおすすめです。首やデコルテの部分は、紫外線が当たりやすい部位であり、浴びることで見た目年齢を一気に加速させる首シミやしわの原因となります。スカーフは付け外ししやすいのがポイント!カバンに入れて持ち歩くことも可能なので利便性も抜群。

涼し気な素材でありながら、UVカット加工が施されたものも多く販売されており、デザインも豊富なのでおしゃれ感覚で紫外線対策を行えます。また、巻き方も大切で、二重、三重と厚めに巻くことで紫外線カット率も高められるでしょう。

サングラスで目に入る紫外線をカット

目の紫外線対策にはサングラスの使用がとても有効的です。目に入る紫外線のダメージはメラニンを生成するだけでなく、蓄積されることで眼病を引き起こしたり、目の老化を促進させます。悪化すると下記のような症状を引き起こすことも……。

角膜炎

黒目の表面に傷が付き、目の充血や、目の痛み、涙が止まらないなどの炎症を引き起こす

白内障

水晶体のたんぱく質に変化が起こり、水晶体が濁ることによっておこる白内障は、最悪の場合失明の危険性もあり

翼状片

初症状では、充血や異物感、ドライアイ、眼精疲労などが現れます。瞳孔の近くまで白目が侵入すると、視力障害がおこる場合もあり

 

このような症状を引き起こさないためにも、サングラスは「紫外線透過率」の低いものを選びましょう。これはそのレンズがどれだけ紫外線を透過するかを表す数字なので、低い程紫外線を避けることが可能。また、「紫外線カット率」と表記しているものに関しては、数値が高い方が紫外線を防ぐことができます。 サングラスは濃い色だから紫外線を防げるというわけではありません。透明なレンズのメガネでも紫外線カット率99%のものも販売されています。

肌を露出する場合は……

自転車に乗車する際に肌を露出してしまっている場合には、以下のような対策が有効です。

汗によって流れないウォータープルーフの日焼け止めクリームを使用

通常の日焼け止めクリームは汗や水に弱く、時間が経つにつれて効力が低下するので、何度も塗り直す必要があります。ウォータープルーフの日焼け止めクリームであれば、通常の日焼け止めよりも耐水性があります。衣類にこすれて落ちてしまったりすることはあるので、1日に何度か塗り直す必要性はありますが、汗・水に強い分頻度は少なくて済むでしょう。ポイントとしては、ウォータープルーフであること。目的にあったSPF/PA値のものを選ぶこと。

SPF/PA値とは?

・SPF値 UV-Bを受けて肌が赤くなる(サンバーン)までの時間をどれだけ引き延ばせるかの数値。10~50+まである。 ・PA値 UV-Aを受け色素沈着が起きるまでの時間をどれだけ引き延ばせるかの数値。「+」の数が多いほど、効果は高く、最大で「++++」まで。

出典 日本化粧品工業連合会 気温が高く、汗をかきやすい日はウォータープルーフの日焼け止めクリームを使用することで、何度も塗り直す手間が省けます。また、シーンに合わせたSPF/PA値の日焼け止めを使用することで、より効果的な紫外線対策を行うことができます。

飲む日焼け止めで全身をカバー

ウォータープルーフの日焼け止めクリームの良さについて先ほど紹介しましたが、通勤前などの忙しい朝の時間帯は日焼け止めの塗り残し、塗り忘れをしてしまうなんてことも……。 そんな状況をフォローしてくれる嬉しいアイテムが「飲む日焼け止め」です。目の周りや鼻、耳、頭皮、髪などの塗りにくい部分の紫外線対策も使える今人気の商品。

日焼け止めサプリの主要成分は、天然ポリフェノールの「ニュートロックスサン(R)」と、シダ植物系の有効成分「フェーンブロック」の二種類。その他にもビタミンC、ビタミンB、ビタミンE、ビタミンD、リコピン、ミネラル、カリウム、カロテン、その他様々な美容成分を配合しています。 ザクロやシトラス系果実、椰子の実などからの抽出成分がよく使われていますが、成分の組み合わせはメーカーにより異なるので使用前に各自で確認をお願いいたします。

飲む日焼け止めの効果とは?

・メラニン生成の制御 ・活性酸素の除去 ・紫外線による肌の炎症を抑える ・体内の抗酸化力を向上させ、紫外線に影響されにくい体質を作る ・肌のターンオーバーを促進し、すでにうけてる紫外線ダメージの修復 他にも嬉しいメリットとしては、肌に直接塗らないので敏感肌の女性や子供も安心して使用することができます。

また、日焼け止めクリームと違って、何度の塗り直す必要もなく1日1〜2粒飲めばOK!クレンジングの必要もありません。 飲む日焼け止めは、日焼け止めクリームと併用することでさらに効果を高めることができるでしょう。

隙の無い紫外線対策でシミ・しわのない肌作り!

1日の生活の中で、自転車での通勤や移動はほんの10分~15分程度でも、毎日積み重ねたら大量の紫外線を浴びてることに違いはありません。紫外線ダメージによるしみやシワは1度できてしまうと簡単になくすことはできないので油断は禁物。

今回は自転車に乗る際に効果的なグッズや、日焼け止めクリーム・飲む日焼け止めサプリの有効性について紹介しましたがどれも、継続的に使用することが重要です。 そうすることで、周りと差がつく健康的で若々しい美肌の維持に繋がるでしょう。