わきが・脇汗臭いの原因
わきがの原因というよりはそれがが起こるメカニズムの話になりますが、匂いの元になっているのは汗です。汗は皮膚の汗孔と言う場所と毛穴から出るもので、汗孔から汗を出す組織をエクリン腺、毛穴から汗を出す組織をアポクリン腺と言います。
このうちアポクリン腺は脇や陰部など、私達がなんとなく湿りやすいなと思っている個所に多く存在しており、性的な興奮やストレスなどの刺激によって分泌されます。一方エクリン腺から全身にあり気温や味覚(辛さ)によって分泌します。
エクリン腺は身体全体に存在しており、一方アポクリン腺は脇、性器周辺、乳輪周辺などの部分的に存在しています。臭いがきつくなる身体の部位は例えば脇や脚の裏がありますが、実はそれぞれの部位に存在する汗の腺は異なります。
脇部分にはエクリン腺もアポクリン腺も存在していますが、足の裏にはほぼエクリン腺しかありません。
わきがを引き起こすアポクリン腺
わきがの原因になっているアポクリン腺で、エクリン腺はそれとはほとんど関係ありません。つまりわきがが発生している部位は先ほど見たようにアポクリン腺が多く存在してる脇、性器周辺、乳輪周辺などです。
一方足の裏もきつい臭いを放ちますがここにはエクリン腺しか存在しておらず、あくまでただの『汗臭』なのでわきがとは何の関係もありません。
次の項目でお話ししますが、アポクリン腺から出る汗が最初から匂うわけではありません。毛穴から分泌される皮脂と混じって出てくるものなので多少の匂いはあるかもしれませんがほとんど気づかない程度です。
ちなみにこのアポクリン腺から出る汗にはフェロモン作用があると言われていますが真実は謎です。性的興奮や緊張などのストレスから分泌される汗ですのでそういう一面もあっても面白いなとは思います。
エクリン腺・アポクリン腺とわきがの関係をまとめると以下の通りです。
- アポクリン腺:わきがと関係あり
- エクリン腺:わきがと関係なし
原因菌によるもの
ではわきがの原因になるアポクリン腺から出た汗がどのように嫌な臭いになるのかを見てみます。
ヒトの肌には常在菌というものが存在しています。もともと住み着いており普段は私達の肌の健康を保ってくれているもので、馴染みある菌で言うとニキビの原因で有名なアクネ菌や、アトピーに関係している黄色ブドウ球菌などです。
汗はエクリン腺から出されようとアポクリン腺から出されようと基本的に最初は無臭です。しかし分泌された汗を皮膚に原因菌が分解することでわきがの匂いが発生するのです。そしてわきがの原因菌はコリネバクテリウムキセロシス(ジフテロイド菌、コリネ菌やC. キセロシスとも)やという細菌です。
アポクリン腺や常在菌は誰にでもあるものなのですが、わきがになる人はアポクリン腺やコリネ菌が多いか分解活動が活発化かあるいはその両方だと言えます。一方でわきがでない汗臭さは主に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が関係しています。
ちなみに「ただの汗の臭い≠わきが」です。
また皮脂の酸化や蓄積で匂いは発生するもののそれは酸化した皮脂自体の匂いで「わきが」とは関係ありません。なぜなら「皮脂の匂い=わきが」ではなく、C. キセロシスによって分解された物質の匂いがわきがだからです。
- わきがの原因:コリネバクテリウムキセロシスがアポクリン腺から出る汗を分解
- わきが以外の体臭・汗臭さの原因:黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が汗を分解
食事
断っておきますが「これを食べたからわきがになる」ということはありません。ただし以下に挙げる食べ物を過剰尚且つ継続的に摂取することでわきがの症状を大きくする可能性はありません。
- 動物性たんぱく質
- 脂質
これらを多く含む食材として【肉、魚、卵、牛乳】がありエネルギーを作るうえで欠かせないものです。しかし、動物性たんぱく質や脂質は腸で分解された後アポクリン腺を刺激してアポクリン汗の分泌を促します。
誰しも動物性たんぱく質や脂質を摂取し、またアポクリン腺を持っているのでこれらを摂り入れることで誰しもがアポクリン汗を発汗しています。しかし、通常はアポクリン汗腺やコリネ菌の量がわきがにつながるほどの量が存在しておらずそれは発生しません。
一方でわきがの方が過剰にそのような食事をしていると症状を大きくしてしまう可能性があります。
食事によるわきが悪化を防ぐためには動物性たんぱく質、脂質の食事と同時に【ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、DHA、ポリフェノール】を含むものを摂るのが一番の策です。これらの成分は常在菌の過剰な繁殖を防いだり、抗酸化作用持っているため臭いの原因である過酸化脂質の発生を抑えてくれます(過酸化脂質は加齢臭にも関係する物質)。
上記のビタミンやポリフェノールは基本的に野菜に多く含まれています。それも特定の野菜ではなく普段私たちがよく口にするものに含まれていますので決して摂取が難しいものではありません。
身体を作るうえで肉、魚、卵、牛乳などの脂質、タンパク質の摂取は欠かせませんがわきがへの影響を考えるなら過剰な摂取は控えること、そして同時に野菜を摂ることもお忘れなく。
毛抜きや脱毛とわきがの関係
毛抜きや脱毛してしまえば一時的に毛は生えてこなくなり、望んでいたツルスベのお肌を手に入れることができます。しかしその一方、毛穴から出される皮脂は毛をつたって皮膚表面に出てきていましたが、それがなくなったことで一部毛穴に残ってしまいます。
毛穴に残った皮脂は再度毛が生成されるか私たちがニュルっと取り出さない限りなかなか出てきません。しかも毛がなくなってしまったので皮脂が大好きなアクネ菌などが簡単に侵入してしまい、ニキビや炎症の原因になります。
また匂いに関しても、皮脂が毛穴にたまりそのまま時間が経過することで酸化して匂いの元になります(過酸化脂質)。特に石鹸やデオドラントスプレーの成分を取り込んで酸化すると匂いだけでなく毛穴そのものが広がってしまうリスクもあります。
先ほども申し上げたように皮脂の塊がそのものが脇汗になるのではなく、あくまでも原因菌によって分解させられた物質が放つ成分が臭いとして漂うのです。つまり毛抜き、脱毛をしたからと言って必ずわきがになるわけではありませんが、運悪く脱毛した毛穴に過酸化脂質が溜まったりコリネ菌が密集すればわきがは起こり得ます。
ストレス
実は「気にし過ぎ」がわきがの第一歩となります。
ニベアクリームでお馴染みの製薬会社・花王さんが面白いレポートを出されています。
女性25名を対象に、ワキガ臭に対するメンタルストレスの影響を調べました。その結果、人前でクイズや計算をさせるなどのメンタルストレスを与えた日には、7割以上の被験者はワキのニオイが強くなりました。
ニオイが顕著に強くなった人を対象にワキガ臭の原因となる分泌物(3種類)の量を測定したところ、12人中10人は、メンタルストレスを付与しなかった日に比べ、ワキの下の分泌物の量が増加し、2~4倍近くに増えている人もいました。これらの結果から、メンタルストレスはワキガ臭を強くする原因の1つであることが分かりました。
さらに、硫黄臭の原因となる分泌物の量は、スパイシー臭の原因となる分泌物の1/100以下であり、全体の1%に満たない微量の物質がワキガ臭を特徴付けるニオイの原因となっていることが分かりました。また、硫黄臭の原因となる分泌物の量は、個人差が大きいことも分かりました。
ストレスとわきがの関係で分泌物に関して述べられていますが、もう少し長いスパンで言えばストレスによって善玉常在菌の数と力が減り、肌のトラブルなどを引き起こす有害菌が優勢になることも関係ありそうです。
つまり脇を出すことで匂いが気にならないかどうか心配になり日常的にストレスを感じると、ここで述べられている通り原因の分泌物が増えてそれを分解する菌の量も繁殖しやすい環境になってしまい悪循環に陥ると言うことです。
変にストレスを感じることはわきがだけでなく顔のお肌のトラブルや体内の健康状態にも大きく関わることですので不安になりすぎないことが一番です。「そもそも匂いのしない人間などいない!」と割り切って過ごすのが最善の対策かもしれません。
脇汗とわきがの関係
わきがと同じような部類の脇汗に悩む方もおられると思います。
脇汗で悩む方はおそらく汗の量で、脇以外の身体はほんの少し汗ばむ程度でも脇だけは以上に汗をかいてしまうという具合です。冬は厚着をするのでそれが人目にはつきませんが、暑い季節時の脇汗はシミが目立ちます。
そして汗なので当然臭いを放ちます。ただ先ほども見たように汗は分泌している途中は臭いにならず、しばらく時間が経って常在菌がそれを分解し始めると臭い出します。
ではこの臭いはわきがと関係あるのでしょうか。
この答えはNOです。単なる脇汗とわきがは特に関係はなく、もしも脇汗によって嫌な臭いがすると感じるならばそれはわきがではなく、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が成分を分解した結果発生する臭いです。
なぜなら先ほど見た通りで通常の汗(例えば体温調整など生理的なもの)はエクリン腺から分泌されており、この汗にはわきがの原因菌コリネバクテリウムキセロシスが好む脂肪酸やステロイドの分量がほぼないからです。
しかもわきがは汗をかくから発症するものではなく、汗をかいていなくてもその臭いを放ちますので脇汗とわきがは何ら関係ありません。したがって脇汗で臭いが気になる場合は市販の制汗剤やデオドラント剤で対応可能です。
制汗剤、デオドラント剤でおススメのものは主成分に塩化アルミニウム(ALCl3またはアルミニウムクロリド)かミョウバンが使用されているものです。ただし最近は肌への刺激を小さくしつつ効果の高い成分として塩化アルミニウムよりもクロルヒドロキシアルミニウムやパラフェノールスルホン酸亜鉛が使用される傾向がありまあす。
- 塩化アルミニウム:制汗と消臭効果は高いが肌への刺激が強いので敏感肌の方には不向き
- ミョウバン:制汗と消臭効果は塩化アルミニウムほどではないが肌への刺激が少ないので敏感肌向き
脇汗を止める対策
わきがの対策の前に、脇汗を止めるためにはどのような対策方法があるのかをお伝えします。食事やツボを押さえるなどの方法が言われることがありますが現実的なものは以下の2つです。
- 制汗剤を使う
- 病院でミラドライ治療やボトックス注射を受ける
1.制汗剤で汗を止める
さきほど制汗剤の主な有効成分には塩化アルミニウムとミョウバンの2つがあると言いました。
塩化アルミニウムは汗と交じると水酸化アルミニウムという物質を作り出し、この水酸化アルミニウムは肌のタンパク質であるケラチンに反応して毛穴に『角栓』を作ります。角栓とはよく『イチゴ鼻』の原因で言われている毛穴のフタのことです。
そしてミョウバンもほぼ同じでこれに含まれるアルミニウムイオンが汗と反応し水酸化アルミニウムになり、ケラチンに触れて毛穴に角栓を作ります。毛穴に角栓のフタを作ることで汗の分泌を抑えるのが制汗剤の仕組みです。
また塩化アルミニウム、ミョウバン共に制汗の効果だけでなく水に溶けると塩酸を発生させたり酸性になるため臭いの原因になる黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌を殺菌します。
ただし、意図的に作った角栓を長い間放置しておくことは毛穴にとっても衛生的ではありませんのでその日のお風呂やシャワーでしっかりと洗い流しましょう。またヒトの肌にとって強い酸性は肌荒れなどのトラブルの原因にもなりますので異常が見られた場合には使用を中止しましょう。
2.病院でミラドライ治療やボトックス注射を受ける
脇汗があまりにも多い方は多汗症の可能性もあり上記の制汗剤だけでは全く抑えられないことがあります。そのような場合はミラドライのマイクロ波、レーザーデオドラント(レーザー治療)やわきがボトックス(注射)などにより汗を分泌しているアポクリン汗腺、エクリン汗腺を除去することで制汗が可能です。
アポクリン腺を除去すると言うことは脇汗だけでなくわきがの原因も解消されるので、脇汗も匂いも気になると言う方は病院や美容外科でレーザー治療を受けるのが効率良いでしょう。
それぞれの治療方法の特徴や費用は後ほどの『わきがや脇汗のレーザー治療の手術』で記載していますのでご覧ください。
脇汗で保険は適用されるのか
上記の3つの治療法のうち脇汗(多汗症)で保険が適用されるのはボトックス注射のみです。ただし保険適用の条件があります。
・保険適応(原発性腋窩多汗症)となる診断基準
原因不明で過剰なわき汗が半年以上前から続いている
さらに以下6項目のうち2項目以上当てはまる
・両わきで同じくらい多くの汗をかく
・わきの汗が多く、日常生活に支障が生じている
・週に1回以上、わきに多くの汗をかくことがある
・このような症状は25歳より前にはじまった
・同じような症状の家族・親戚がいる
・寝ている時はわきの汗がひどくない
さらには病院・美容外科・クリニックによっても適用か適用外かは異なります。例えば「Aクリニックでは適用外と言われたがBクリニックは適用可能と言われた。」というケースもあり得ます。
条件をご覧いただければわかると思いますがかなり厳しいので、基本的には保険適用なしで受けるものだと考えておきましょう。
わきがの臭い対策
脇汗を止める対策は「汗の量を減らす・抑える」ことがポイントで、わきがの臭い対策は「臭いそのものを抑える」ことが重要です。ただし有効な対策は脇汗の時と同じように以下の2つが挙げられます。
- 制汗剤・デオドラント剤を使う
- ミラドライ治療やボトックス注射を受ける
1.制汗剤・デオドラント剤を使う
わきがにも制汗剤やデオドラント剤は有効です。ただし脇汗や通常の汗臭とは種類が違うので市販のデオドラント剤が有効ではないこともあります。
繰り返しになりますがデオドラント剤には塩化アルミニウム(最近ではこれよりもクロルヒドロキシアルミニウムやパラフェノールスルホン酸亜鉛が使用される)やミョウバンがあります。どちらも通常の汗臭には効果があります。
しかしわきが対策として使用するとなると主成分がミョウバンのデオドラント剤ではあまり効き目がありません。周囲が気づかないくらい軽度のわきがであれば十分かもしれませんが、そうでないケースでは効果はイマイチです。
病院でわきがの防臭用として処方されるものの主成分は塩化アルミニウムであることがほとんどなので、もしもデオドラント剤でなんとかしたいと思うのならばそれが有効成分の商品を使用するといいでしょう。
もしも塩化アルミニウムのデオドラント剤は肌に合わない場合はクロルヒドロキシアルミニウムやパラフェノールスルホン酸亜鉛のものを使用してみてください。
また一部の企業ではわきが原因菌の殺菌に有効な「β- グリチルレチン酸」を配合したデオドラント剤を販売しているところもあります。原因菌に直接作用させることができるので、わきが対策として有効です。
2.ミラドライ治療やボトックス注射を受ける
デオドラント剤の効果が一時的なのに対してミラドライやわきがボトックスを受けた場合は一定期間脇汗が止まったりわきがの匂いを抑えることが可能です。
わきがの原因はアポクリン汗腺にありますがマイクロ波やレーザーなど治療を行う際にアポクリン腺だけを狙ってそれを取り除く方法は現在存在しませんので、アポクリン汗腺と同時にエクリン腺も除去する形になります。
またアポクリン腺は毛穴とつながって存在しており、治療の際には毛穴組織も同時に作用することになり脱毛効果が得られます。ただしあくまでも目的はアポクリン汗腺を破壊することなので
脱毛効果はおまけ程度にみておくのが良いでしょう。
ちなみにわきが治療にも保険適用がありますが、基本的に切開法・剪除法(せんじょほう)で手術する場合のみです。切開法とはわきをメスで切りハサミを使用して物理的にアポクリン腺、エクリン腺を取り除く手術です。
以下、ミラドライやボトックス注射、レーザー治療手術の効果や特徴などを掲載しています。
わきがや脇汗治療のミラドライやボトックス注射
わきが、汗を本格的にどうにかしたいと言う場合は病院での治療が有効です。一番確実なのは剪除法ですが、メスを入れることに抵抗があるためレーザーやマイクロ波、注射による治療を好まれる傾向にあります。
- ミラドライ
- ボトックス注射
- レーザー
マイクロ波でわきが治療するミラドライ
マイクロ波とは身近なところでは電子レンジに使用されている波のことで、水分がマイクロ波に反応して熱を持ちます。わきが治療では汗腺やその付近の細胞が持つ水分がマイクロ波により熱を持ち、その熱でアポクリン腺・エクリン腺を破壊するという形です。
マイクロ波を使用するわきが治療の機器には『ミラドライ』というものがあり多汗症(脇汗など)の治療にも使用されます。
ミラドライのマイクロ波は2つのパターンを持っており、1つは皮膚の比較的浅い位置に波を集中させるものです。浅い位置にはエクリン腺が存在しているため多汗症のみを改善したい場合にこのパターンを使用します。
もう1つは皮膚の深い位置(毛乳頭付近)にマイクロ波を集中させるもので、エクリン腺よりも奥に存在すアポクリン腺のみに作用させます。脇汗や多汗症は気にならないけれどもわきがの匂いが主に気になる場合に使用されます。もちろん両方に作用させることも可能です。
マイクロ波を受けると皮膚内は55~70℃になりますが、施術前には局所麻酔を使用しますので基本的には痛みを感じることはありません。また施術もその日のうちに終わりますので入院の必要もありません。
わきが治療にはマイクロ波の他に高密度焦点式超音波を使用するウルセラドライや、高周波を使用するビューホットなどがあります。ウルセラドライは本来顔のリフトアップで使用されるもので、ビューホットはわきが専用ですが韓国製で主な医療機関の認可を受けたものではありません。
ミラドライはわきが治療においてFAD・アメリカ食品医薬品局(日本でいう厚生労働省)の認可を受けた機器ですので非常に多くの院で使用される実績ある治療法です。
効果の持続期間
効果の持続期間は半永久とも言われていますが、実際には半年~1年ほどは効果が続き徐々にまた汗腺が回復してしまうようです。これは永久脱毛のようにレーザー脱毛を受けても人によってはまた毛穴組織が修復されて毛が生えてくる現象と同じです。
また切らずにレーザーを使用して施術する以上は目で確かめて確実に汗腺を取り除く形ではありませんのでレーザーエネルギーに耐えて完全に除去できない汗腺もあります。そのような場合汗と臭いの原因が一部残ることになりますので100%改善できるわけではありません。
軽・中度のわきがや脇汗には効果があるものの、どの程度改善できるかは体質によるところもあります。
痛み
マイクロ波をそのまま受けると熱くて痛みを感じますので局所麻酔を事前に局所麻酔を行います。
ダウンタイム
麻酔が切れてくるとだんだん鈍痛が感じられるようになります。施術日当日と翌日はできれば学校やお仕事を休んだ方がいいでしょう。日が経つにつれて痛みが軽減し1週間もすればなくなります。
また施術後3日程度は湯船の入浴を控えてシャワーのみにすること、飲酒や運動は1週間ほど控えるようにしましょう。
料金・費用
ほとんどの院が1回両脇で35万円前後です。院によって医療ローンや分割払いを制度を取り入れている所がありますので、一括での用意が難しい方は利用しましょう。
ミラドライの実績が多いクリニック
プレシャスクリニック自由が丘
聖心美容クリニック
| 施術名 | ミラドライ |
| 施術の種類 | マイクロ波(ミドドライ) |
| 料金 | 346,500円 |
| 展開地域 | 札幌、東京六本木、さいたま市、横浜市、静岡県熱海、名古屋市、大阪梅田、広島市、福岡市 |
| 効果 | わきが、脇汗、多汗症 |
| 効果の度合い | ◎ |
湘南美容外科クリニック
| 施術名 | ミラドライ |
| 施術の種類 | マイクロ波(ミドドライ) |
| 料金 | 350,000円前後(?) |
| 展開地域 | 北海道、宮城、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫、広島、岡山、福岡、沖縄 |
| 効果 | わきが、脇汗、多汗症 |
| 効果の度合い | ◎ |
ボトックス注射でわきが多汗症を治療
ボトックス注射とはボツリヌス菌の一種であるタンパク質を注射することでその部位の筋肉が一定期間麻痺した状態になり筋肉の収縮を抑えて委縮させるものです。主に痩身治療やプチ整形の小顔治療で用いられ、他方わきがや多汗症の改善にも効果的です。
ボトックスを脇に注射するとアポクリン腺やエクリン腺の汗の分泌にかかる筋肉を委縮させることができ、発汗そのものを抑制できます。
またボツリヌス菌が発汗を促す神経端末に作用して汗の分泌を促す神経伝達物質「アセチルコリン」の活動を止めます。つまり汗腺に関わる筋肉の萎縮と、神経伝達物質の抑制の2つの面で作用し発汗を抑えます。
ボトックス注射の薬品として主流なのが以下の2つです。
- ボトックスビスタ
- ゼオミン
ボトックスビスタは米国の大手製薬会社アラガン社が製造しているもので20年以上もの治療実績がある薬品で、日本でも厚生労働省から2009年の1月に承認を受け安全性が証明されています。ボトックスに関わる薬品で厚生省が承認しているものはボトックスビスタのみで、ほとんどの院で取り扱われています。
一方ゼオミンはドイツの製薬会社のメルツ社が製造販売しているボツリヌストキシン製剤で、2011年にFDAの認可を受けています。こちらは厚生労働省の認可は受けていないものの、従来のA型ボツリヌストキシン製剤の欠点を克服した最先端の薬品として取り扱われています。
主流はボトックスビスタですがゼミオンは複合タンパク質(不純物)の含有量が少く高品質と言われていますがどちらもそれほど効果の差はないようです。
「わきがの匂いを何とかしたい、脇汗を止めたい」と思っていても「手術や切開までしたくない」と考える方にボトックスが好まれます。基本的には通常の注射と変わりないので気軽に受けられます。
効果の持続
あくまでも一時的に汗腺周囲の筋肉や神経伝達物質を抑制するだけなので薬品の効き目が切れればまた元に戻ります。効果の持続期間は3~6か月と言われていますが体質により異なります。
ボトックス注射を打った後は汗や匂いが100%なくなるわけではなく5~8割ほど軽減できる形です。
痛み
通常の注射のように1か所に薬品すべてを注入するのではなく数か所に少量ずつ分けて入れるので、数回チクチクとする感覚はあります。院によっては麻酔クリームを使用してから注射するところもあり、この場合は注射の痛みが軽減できます。
ダウンタイム
注射をするので赤みや腫れるといった生理現象は出ますがその日のうちに治まります。ボトックス製剤と同時に局所麻酔薬が注入されている場合は該当部位で当日のみしびれが発生することがあります。
当日からお風呂に入ったり運動したり可能と言われていますが、念のため当日はシャワーのみで済ますことと激しい運動、飲酒は控えた方がいいでしょう。
料金・費用
ボトックスの薬剤がボトックスビスタの場合費用は1回両脇で5万~10万円が相場です。ゼミオンではこれよりももう少し高いイメージ(10~12万程度)です。
ボトックス注射がおすすめのクリニック
聖心美容クリニック
| 施術名 | ボトックス注射 |
| 取扱い薬剤 | ボトックスビスタ 、ディスポート、ゼオミン |
| 料金 | 1回両脇78,000円~ |
| 展開地域 | 札幌、東京六本木、さいたま市、横浜市、静岡県熱海、名古屋市、大阪梅田、広島市、福岡市 |
| 効果 | わきが、脇汗、多汗症 |
| 効果の度合い | ○ |
湘南美容外科クリニック
| 施術名 | ボトックス注射 |
| 取扱い薬剤 | ボトックスビスタ、ボツリヌストキシン |
| 料金 | ボトックスビスタ:68,850円 ボツリヌストキシン:12,960円 |
| 展開地域 | 北海道、宮城、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫、広島、岡山、福岡、沖縄 |
| 効果 | わきが、脇汗、多汗症 |
| 効果の度合い | ◎ |
レーザーでわきが多汗症を治療
わきがのレーザー治療にはスマートリポ(レーザーデオドラント)があります。これは直径1mmの管(カニューレ)を毛穴に入れて、管を通してレーザーを照射する仕組みのものです。毛穴とアポクリン腺はつながっているのでここにレーザーを照射することでアポクリン腺を破壊できます。レーザーの熱エネルギーはその周囲にも広がりますのでエクリン腺にも作用します。
スマートリポは痩身治療でも使用されており「切らない治療方法」としてメスを入れることに抵抗がある方に好まれています。痩身治療では脂肪を焼却し、わきが治療ではアポクリン腺・エクリン腺を除去します。
汗腺自体が破壊されるため該当部位の汗が出なくなります。わきがの臭いは原因菌コリネバクテリウムキセロシスがアポクリン腺の汗を分解すること発生するので、汗の分泌が抑えられれば臭いも出なくなり改善の効果があります。
またエクリン腺にも作用してここからの汗の分泌も抑えられるので脇汗にも効果があります。
効果の持続
こちらもミラドライと同じように半永久と言われているものの半年~1年ほど効果のようです。どの程度汗腺を除去できるかは体質によるところもあります。
痛み
カニューレの挿入やレーザー照射は痛みを感じますので事前に局所麻酔を行います。
ダウンタイム
日が経つにつれて腫れや赤み、痛みが軽減し1週間もすればなくなります。施術当日からシャワーのみOKで、湯船の入浴は3日程度控え、飲酒や運動は1週間ほど控えるようにしましょう。
ミラドライとおなじく施術日当日と翌日はできればお仕事を休んだ方がいいでしょう。
料金・費用
院によってかなり大きな差があります。1回あたり両脇で10万円以内のところもあれば15万前後の院もあります。
スマートリポを使用している以上は効果はほぼ同じですので費用で選ぶのも問題ないでしょう。カウンセリングに行ってみて雰囲気や対応で決めても良いでしょう。
レーザー治療がおすすめのクリニック
湘南美容外科クリニック
| 施術名 | レーザーデオドラント |
| 取扱い機器 | スマートリポ |
| 料金 | 75,730円 |
| 施術可能な院 | 新宿本院、池袋西口、池袋東口、品川院、橋本院 |
| 効果 | わきが、脇汗、多汗症 |
| 効果の度合い | ◎ |