2015
11.06 脂肪吸引で傷跡は残る?キレイに治すための注意点と対処法
美容整形の技術なら、脂肪吸引をうけた時の傷跡は残らないと思っている人もいるかもしれません。
残念ながら、どんなに丁寧に手術を行なっても外科手術で皮膚を切開すれば傷跡は必ず残ります。
しかし、正しい対処をすることで傷跡はほとんど気にならないレベルまでキレイに治すことが可能です。
ここでは、脂肪吸引後の傷跡の治り方とキレイに治すための注意点を説明していきます。そして、傷跡が目立って治ってしまった場合の対処法も紹介します。
これを読むと、脂肪吸引をうけてから傷跡のケアをどのようにしていけばいいかがわかるようになります。前もってケアの仕方を知っておくことで傷跡が目立って治ってしまうリスクを下げることができます。ぜひ参考にして下さい。
1 写真で見る 脂肪吸引の傷跡と治り方
美容外科の技術で手術を行ったとしても、手術で皮膚を切開すると傷跡は必ず残ります。しかし、正しい処置とケアをすることにより実際には傷跡を気にすることなく過ごすことができます。
こちらは当院でお腹の脂肪吸引をうけてくださった患者さんの傷跡の画像です。(〇で示した部分が傷跡です)
このように、時間が経てば傷跡はほとんどわからないくらいに治ります。脂肪吸引の傷跡は次のように治っていきます。はじめの1ヶ月までは赤い線として残る。その後、2,3ヶ月目で薄いピンク色に変わっていき、半年から1年で白い線となって落ち着いていきます。
通常はこのような治り方をしますが、100人に1人の確率で傷跡が赤いまま残る、傷跡が盛り上がった感じになってしまい、目立つことがあります。したがって脂肪吸引後1年経過するのに傷跡が目立つ場合は傷跡修正を検討したほうが良いケースがあります。
2 脂肪吸引後の傷跡をキレイに治すための5つの注意点
脂肪吸引後の傷跡が気にならないようにするためには、以下に紹介する5つの注意点をおさえておけばOKです。これから脂肪吸引を検討している方は手術を受けるクリニック、担当医に5つの注意点を実施してもらえるかを確認してから手術を受けるようにしてください。
2-1 目立たない部分から脂肪吸引をしてもらう
脂肪吸引後の傷跡をキレイに治すために、傷跡が目立ちにくい部分を皮膚の切開場所としてえらぶことが重要です。傷跡が目立ちにくい部分とは、見られてもわかりにくい部分、皮膚のしわがある部分、下着で隠れる部分などです。
脂肪吸引の傷跡が目立ちにくい部分
- 見られてもわかりにくい部分
- 皮膚のしわと一致している部分
- 下着で隠れる部分
【見られてもわかりにくい部分】
顔の脂肪吸引の場合、耳たぶの後ろから手術を行えば傷跡が他人から見えることはありません。
【皮膚のしわと一致している部分】
二の腕や太もも、お尻、ふくらはぎの脂肪吸引では皮膚のしわに合わせて皮膚を切開すれば傷口が治った時に皮膚のしわと傷跡が同化して目立たなくなります。以下に当院が採用している切開場所の画像を紹介します。
・ふくらはぎの脂肪吸引の時の切開部分(ひざ裏のしわのある部分)
【下着で隠れる部分】
お腹の脂肪吸引ではビキニライン近くの下着で隠せる部分から脂肪吸引を行なうと傷跡が目立ちません。
このように、傷跡が目立ちにくい部分から手術を行うと傷跡が気になる可能性を低くすることができます。
※※どの部分から脂肪吸引を行なうかはクリニックや医師によって違いがあります。カウンセリングの時に担当医に傷口の場所を確認しておくことをおすすめします。
2-2 傷口の縫合を丁寧にしてもらう
傷口をキレイに治すためには、傷口の縫合を丁寧に行うことが必須条件です。
美容外科でうける手術だから、傷口の縫合は丁寧にしてもらえるものと考えている人が多いかもしれません。しかし実際には、『脂肪吸引の傷口は小さいから、それほどこだわりを持って縫合をする必要はない』と考える医師も残念ながら存在します。
丁寧な縫合をしてくれる医師かどうかはカウンセリングの時に話しただけでは判断はできないと思います。そこで、以下の点をカウンセリングの時に確認するようにして下さい。
丁寧な縫合をしてもらうためのカウンセリングでの2つの必須確認事項
- 抜糸をする方法で傷口の処理をしてくれるかどうか?
(溶ける糸を使ったり抜糸なしの方法は通院がいらないなどの点で魅力的に感じますが、きちんと抜糸をする方法で傷口の処理をするほうが傷跡はキレイに治ります) - もし傷跡がキレイに治らなかった時は無料で傷跡修正をしてもらえるか?(傷跡をキレイに治す自信がある医師は通常は目立つことなく傷跡を治せるわけですから、もし傷跡が目立って治ってしまった場合は保証の範囲内で無料で対応してくれることが多いはずです)
2-3 傷口にテープを貼る
脂肪吸引を受けて傷口の抜糸がおわったあと、傷跡にテープを貼っておくとさらに傷跡がキレイに治ることがわかっています。
テープはサージカルテープといって薬局でも買うことができます。多くの場合、クリニックからテープを渡されると思いますから抜糸後の傷口に貼るようにしてください。
テープを貼るときの注意点を以下にまとめておくので参考にして下さい。
脂肪吸引後の傷跡にテープを貼る時の注意点
- 24時間貼ったままで過ごす
- テープはこまめに貼りかえるよりも自然にはがれるまでそのままにしておく
- 傷跡が肌色とほぼ同じになるまで続けるほうがよい
- テープかぶれを起こした場合は使用を中止する
2-4 ヒルドイドクリームを塗る
脂肪吸引後の傷跡にヒルドイドクリームを塗ると傷跡をよりキレイに治すことができます。
外科手術後の傷跡は手術前の状態に比べると血行が良くない状態になっています。血行不良の状態では皮膚には色素沈着が生じるため、傷跡が赤く見えます。血行が改善していくとともに色素沈着は改善していきます。
ヒルドイドクリームは塗った部分の血行を改善させる効果があるため、抜糸が終わる手術後1週間後から使用することで傷跡の色を早く肌色に治すことができます。
ヒルドイドクリームを使ったからといってすぐに傷跡の色が落ち着くわけではありませんが、何もしないよりは経過が早く良くなるので使ってみる価値はあるといえます。以下にヒルドイドクリームを使うときの注意点を示しますので参考にして下さい。
脂肪吸引後の傷跡にヒルドイドクリームを使うときの注意点
- 抜糸が終わるまでは絶対に傷口にクリームがつかないようにする
- たくさん塗っても効果は変わらないので少し塗るだけでいい
- 傷跡の色が肌色に近づくまで(3ヶ月以上)使用する
- 副作用はないので安心して使うことができる
2-5 自己判断でケアをしない
脂肪吸引後の傷跡をキレイに治すために、自己判断によるケアは絶対にしないようにしてください。傷跡を少しでもきれいに治したいからと自分でも努力をしようと考えて間違ったケアをした結果、傷跡をキレイに治せないケースがあります。
一般的に良いと思われている方法が医学的には間違っていることもありますから、自己判断ではケアを行なわず、わからないことや不安なことがあった場合は必ず担当医に相談するようにしてください。
以下に患者さんが行ないがちな間違ったケアの例をあげておきますので参考にして下さい。
脂肪吸引後の傷跡に対する間違ったケアの例
- 毎日こまめに消毒をする
(消毒をすることで治ろうとしている組織が破壊されて余計に治りにくくなります) - 抜糸までの期間、絆創膏やキズパワーパッドを貼って傷口の保護をする
(手術後早期の弱った皮膚にテープを貼るとテープをはがした時に表皮まではがれてしまい、傷跡がキレイに治らなくなります) - 抜糸までの期間、傷を早くくっつけるために塗り薬を塗る
(何もしなくても縫合された傷口は自分の治癒力でキレイに治るので薬は使わないほうがいいです)
3 脂肪吸引後の傷跡が目立って治ってしまった時の対処法
脂肪吸引後の傷跡をキレイに治すためには、上記の5つの注意点を守ることがなにより大切ですが、注意点を守ったにもかかわらず傷跡が目立って治ってしまった場合の対処法を今から説明します。
【どうやって治すか?】
脂肪吸引後の傷跡が目立って治ってしまった場合、傷跡修正の手術を行うのが一番良い方法です。
傷跡が消せるレーザーや注射があると説明する医師やクリニックがありますが、実際には無駄な努力に終わっていることが多く、効果があったとしても患者さんが期待しているほどの成果とはいえないケースがほとんどです。
傷跡修正の手術を受けることになった場合の注意点を以下に説明していきます。
傷跡修正の手術を受けることになった場合の注意点
- 手術は局所麻酔で受けられる
- 手術時間は10~20分程度
- 手術当日からいつも通りに生活できる
- 手術後は状態が落ち着くまで飲酒や喫煙を控えたほうがよい
- 1週間後に抜糸を受ける
- 手術後3ヶ月目まで傷跡にシリコンシートを貼ったまま過ごす
【どのように治るか?】
傷跡修正の手術では、元々の傷跡を含めて切除をおこない、新しく縫合を行なうことになるため、傷跡のは手術前よりも少し(数ミリ程度)長くなってしまいます。
傷跡の長さはやや長くなるものの、正常に治れば半年から1年ほどで白い線として落ち着くため、傷跡修正前よりは目立たずにキレイに治ったと実感できることが多いです。
ただし、傷跡修正の手術を行っても非常にまれなケースとして傷跡がキレイに治らない可能性はゼロではありません。その場合は体質も関係するので傷跡をそれ以上キレイに治せないことを受け入れるしかないといえます。
【傷跡修正の手術を受けることになった場合の費用は?】
脂肪吸引後の傷跡が目立って治ってしまうケースはとてもまれであるといえます。実際、当院では開院12年間で約3700名の方が脂肪吸引を受けてくださいましたが、そのうち傷跡修正が必要になったのは7例でした。
そのくらいまれなケースですので、美容外科クリニックの多くは自院の患者さんが傷跡修正を受けることになった場合は無料で対応している施設がほとんどではないかと思います。当院の患者さんがもし傷跡修正が必要になった場合は当院は無料で対応することとしています。
手術を受けたクリニック以外の施設で傷跡修正を受ける場合は有料となりますが、2~5万円、高くても10万円以内で対応してもらえるのではないかと思います。
まとめ
脂肪吸引の手術を受けてできた傷跡が消えることはありませんが、正しいケアをすれば通常はキレイに治って気にならないことがほとんどです。
傷跡をキレイに治すための正しいケアをしたにもかかわらず、手術後1年経過しても傷跡が気になる場合は、傷跡修正を受けたほうがいいこともあります。
今回の記事では脂肪吸引後の傷跡の治り方、キレイに治すための注意点、傷跡が目立って治ってしまった場合の対処法を紹介させていただきました。傷跡が目立って治ってしまった場合でも対処法はありますが、最初の段階で正しいケアでキレイに治すことがなにより重要です。
脂肪吸引を受ける時は細くなる効果ばかりに気が向きがちですが、せっかく脂肪吸引を受けるのであれば小さい傷跡でも少しでもキレイに治せるように最大限の努力をするようにしてください。また、傷跡の対策もきちんとやってくれるクリニック、医師を選ぶようにしてください。
東京美容外科では整形に関するお悩みにお応えします
最後まで記事をお読み下さいまして、ありがとうございました。
東京美容外科では、脂肪吸引・豊胸だけでなく様々な治療を行っています。
患者さまのお悩みに対して手術内容の具体的な説明や、仕上がりイメージ、術後のリスク、かかる費用等、患者さまが納得いくまで丁寧に説明を行い、きちんと同意した上で施術を受けていただくことを心掛けております。
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