家具の手入れ
メンテナンスの仕方や方法をご紹介。
以下に気をつけるべきポイントやメンテナンスの仕方をまとめてみました。
使われている素材や状態に合わせて行ってください。
オイル塗装の定期メンテナンス
オイル塗装テーブルの定期的なメンテナンス方法を動画にしました。
少し長いですが、詳しくご説明しております。ご参考にどうぞご覧下さい。
テレビボードやチェストの天板なども同じ方法でお手入れできます。
塗装にはいくつかの方法があります。そのうちオイルフィニッシュとウレタン塗装を見てみます。
オイルフィニッシュ
特徴:
植物油(亜麻仁油など)を主成分とした浸透性の塗装方法で、一般の塗装と違い表面に塗装膜を作らないので、樹の表情である木目の美しさやしっとりした質感がそのまま表現されます。
保護膜としての塗膜がないため、キズやヨゴレが付きやすい欠点もありますが、その分補修もしやすいです。
お手入れ方法:
市販のオイルやワックスで定期的(1年に2~3回)に拭き込む方法をおススメします。
胡桃(くるみ)油かオカラによる拭き込みがオススメです。
オイルは植物性であれば、サラダオイルでも代用できるといわれていますが、不安な方は専用のオイルをご使用ください。
柔らかい布に少量のオイルを染み込ませ、馴染ませるようによく刷り込んでください。そのあとに別の布で乾拭きして仕上げます。
オイルの種類によっては完全硬化に数ヶ月かかる場合があります。徐々にオイルが硬化安定してきますので、使い込むほどに自然なツヤが加わり、経過とともに深い味わさが出てきます。
※濡れたモノや熱いモノなどを直接置くとシミや輪染みが残る場合がありますので、コースターやランチョンマットなどをお使いください。
マジックなどの汚れや傷がついたら、目の細かいサンドペーパーで木目に沿って丁寧に削り、そこにオイルを刷り込んでいきますが、周囲との色むらに気をつけながら、薄く伸ばして仕上げてください。
ウレタン塗装
特徴:
木の表面にウレタンの塗膜をつくり木の表面を保護しています。
お手入れ方法:
普段のお手入れは乾拭きで十分です。
油汚れなど、汚れがひどい場合は温湯(40度)で中性洗剤を500倍に薄め、タオルを浸し固く絞って塗装面を拭いた後、きれいな温水で固く絞ったタオルで洗剤を拭き取り、最後に乾拭きをします。
また、化学雑巾は使用しないでください。塗装面のツヤが消えたり、シミになる場合があります。
購入後、しばらく塗装や接着剤の匂いが気になる場合があります。できるだけ風通しをよくして換気を行ってください。
布張地ソファの日常の使い方や手入れ方法
ホコリや汚れを取り除いて、いつも清潔に保つことが張地を長持ちさせるポイントです。ブラッシングしながら表面を叩いたり、掃除機でホコリやダニを取り除くようにしてください。
毛足の長いものは毛並みに沿ってブラッシングします。タオル地のようなループのものは、羽ボウキでホコリを取り払ったり、掃除機で吸い取ってください。
汚れは時間が経つにつれ取れにくくなりますので、汚れがついてしまったらすぐに濡れタオルなどで拭きとります。
化学雑巾は使わないでください。
汚れた場合
40度くらいのお湯に中性洗剤を入れ、それを使ってふき取った後、キレイなお湯にタオルを浸し固く絞ります。その蒸したタオルで洗剤分を拭きとってください。その際、毛並みに沿って拭くといいようです。そのあと、自然乾燥させてください。
カーペットクリーナーやカーペットシャンプーなどが市販されていますが、必ず目立たないところで試してから使用してください。漂白剤やシンナー、ベンジンなどはなるべく使用しないでください。
木製製品の日常の使い方や手入れ方法
まず、設置する場所に気をつけます。
直射日光のあたる場所、冷暖房機器の近く、温度差が激しい、湿気や乾燥しやすい場所には置かないでください。これらの場所は変色や塗装の剥がれ、割れや反りなどの変化を起こしてしまう原因になります。
つぎに、乾拭きを普段から心がけることです。何かモノをこぼしたりして汚してしまったら、すぐに拭くようにしてください。鏡面仕上げやウレタン塗装されたモノであれば、汚れもすぐ拭きとれますが、自然塗料を使ったオイルフィニッシュはシミや輪染みなどの痕になる場合があります。
テーブルの天板に限らず、木製の家具に、熱した鍋やヤカンをそのまま直接置かないようにしてください。必ずコースターやランチョンマットなどを下に敷いてください。ただし、新聞や雑誌などの紙類を敷物にしてしまうと、インクが熱で溶けて貼りついてしまい、取れなくなったり、インクの痕が残る場合がありますので、お止めください。
また、濡れたままの湯のみやお茶碗を置いたままにして置くと輪染みの原因になりますので、ご注意ください。
余談ですが、ラッカー塗装は40~50度くらい(お茶程度)、UV塗装は200~300度、ウレタンやポリエステル樹脂は130度まで大丈夫といわれています。ですが、直接熱いモノを置くことは避けたほうがよさそうです。
汚れを落とす場合
通常の汚れは、中性洗剤をぬるま湯で100倍程度に薄めて、柔らかい布に浸し、固く絞ってふき取った後、ぬるま湯に浸した布で洗剤をふき取り、乾拭きしてください。
食器棚などのガラス扉をクリーナーで拭く場合は、木製部分にクリーナーをつけないよう注意してください。シミになる場合があります。
また、白木(桐製など)の木製品の場合は柔らかい布で、拭うようにしてください。水分や油分での拭き取りは厳禁です。
キズがついた場合
市販のクレヨンタイプやペンタイプの補修材などで目立たないようにできます。
深くえぐれてしまったようなキズは、家具用パテで埋めて着色することも出来ます。自分で直すことが難しそうな場合は、業者にご相談ください。
テーブルのキズ予防には、天板の形に合わせてオーダーでカットできるPSマットというものがあります。両面がコーティングされているのでビニールクロスのようにくっつく心配もありません。ビニールクロスは木の呼吸を妨げ、割れ反りの原因となるといわれています。
革張地ソファの日常の使い方や手入れ方法
熱や暑さに弱いので、できるだけ直射日光が当たらないようにしてください。エアコンやストーブなどの冷暖房の近くには置かないようにしてください。
アジロや籐などの硬めのクッションやカバーは使わないでください。
また、ビニール製品などを長く重ねたままにしておくと変色の原因になります。
購入後すぐに市販の革専用のプロテクト剤を塗っておくと、革の美しさを長く保つことができますが、まずは目立たないところで試してから使用してください。
手入れとしては、柔らかい布でやさしく拭きあげます。
革は熱だけでなく水にも弱いため、水分をこぼしたり汚してしまった場合にはすぐに拭きとってください。長時間放置しておくと汚れやシミとなります。また水に濡れたままの状態で放置したり、湿気の多い場所で使用すると、カビや汚れの原因にもなります。
表面に積もったホコリは汚れの原因になりますので、掃除機でこまめに吸い取ってください。
年1~2回くらいの割合で、市販されている皮革専用のクリームを塗っておくと長持ちします。
汚れた場合
手あかなどの汚れは軽い汚れは、固く絞った蒸しタオルで拭き取り、最後に乾拭きしてください。
40度くらいのお湯に中性洗剤を入れ、それを使ってふき取った後、キレイなお湯にタオルを浸し固く絞ります。その蒸したタオルで洗剤分を拭きとってください。そのあと、自然乾燥させてください。
ですが、革の種類によっては方法が異なります。
<素上げ調(表面塗装されていない)仕上げの革>
・革本来の風合いを大切にするため、耐水性が弱くなっています。吸水率が高くシミの原因になりますので、水拭きは避けてください。
<スエード、ヌバックなどの起毛製品>
・汚れがつきやすくデリケートな素材です。毛並の美しさを保つため、エチケットブラシなどでマメにブラッシングしてください。
ホコリが付きやすいので、掃除機などで起毛内に入り込んだホコリやチリを取り除きます。汚れてしまったらタオルなどで叩き落すとよいですが、強く叩かないようにしてください。
<人工皮革>
・天然皮革に比べてお手入れはカンタンです。本革と同じように、日常の手入れや汚れたらすぐに対処することを心がけてください。
使ってはいけないもの(一部紹介)
・ベンジン、アルコール、シンナー、除光液、固形のワックス、また革以外の製品用のワックスやクリーナー、化学雑巾、漂白剤、硬い布、消しゴム、ハンドクリーム、牛乳、ボールペン、マジックなど