タグ「ワキガ」が付けられているもの

わき汗の話を引っ張って

7回目になってしまいました^^;

 

さて本日、最終回

さまざまな手術法についてであります。

最も有名なのは、前回の皮弁法ですが

当院では皮弁法以外に

クワドラカットという機械を用いた方法を採用しています。

これは専用の機械を用いて

汗腺を切除・除去する手術法ですが

傷跡がより小さく目立たない、短時間で効率が良く

体にかかる負担も少ない

などのメリットがあり、患者さんにも好評です。

 

クワドラカットは

ハサミのついた吸引機です。

医療用の掃除機の解釈でもOKです。

先端に汗腺を刈り取る刃がついた掃除機を

小さな切開、小窓からくぐりこませ、

あの有名なサイクロン方式の如く

変わらない吸引力で汗腺を根こそぎ吸い取ってしまう

という方法であります。

このクワドラカット。。。ネットで調べ

関西のほうから見えた!という方もあり、

インターネットのすごさには驚きを禁じえません。

 

クリニック、病院により

xx法、xx式、xxテクニックなどなど

先生の名前、あるいは機械の名前をつけて

実に色々な機械が使用され、多くの方法がネットに溢れています。

さまざまな術式名、機械名がありますが、

手術の目的は、汗腺を外科的に切除、除去することです。

その目的は同じはずですから

しっかりと

その目的が達成できる仕組みを説明してくれる病院・Drであれば

どんな名称、機械でも大丈夫だと思います。

最新の方法では

レーザーにより汗腺を破壊する方法もあります。

 

わき汗に限りませんが、

ちょっとしたこと、病気ってほどではない

と思っていることでも、

実に様々な治療法・解決法が存在しています

その事に一人で悩まずに

形成外科・皮膚科に気軽に相談してみると

きっといい事があると思います。

 

 

手術治療

 

もっとも古典的

ぎゃくに言うと実績のある

スタンダードな治療は皮弁法です。

これは大学やクリニックなど、現在もっとも広く

行われている治療です。

 

わきのしわの線に沿って

1か所ないし2か所の切開をします。

切開した出入り口から、医療用ハサミを中にくぐらせて

汗腺という汗の工場を切除・取り出します。

 

工場を破壊してしまう行為ですから

当然、生産物はできませんので、劇的に改善します。

 

ただ、ひとつ

重要な点がありまして

切除可能なのはアポクリン汗腺のみです。

エクリン汗腺はとれません。

 

なぜか?

 

以前エクリン汗腺は皮膚に直通の急行

アポクリン汗腺は各駅停車、鈍行

みたいな説明をいたしました。

どこに駅が存在するか・・

それが手術の重要なポイントです。

エクリン汗腺は地上から地下(皮内)すごく浅いところにあります。

一方、アポクリン汗腺は

日本一の深さを誇る地下鉄大江戸線のように

地中深く・・・皮下、脂肪層に達するレベルの深さに存在します。

手術用のハサミはしわの切開から

モグラのように地中に入り込み、探検を始めます・・・

 

はさみモグラは地中(脂肪層)から地表(皮膚)を目指すように

汗腺を捕食、切除します

アポクリン汗腺を食べるのは容易です。

しかし

地表スレスレにあるエクリン汗腺を食べるには

一旦地中(脂肪層)に潜ってからアポクリンを食べつくし、

どんどん食べて食べてようやく

地表というところでエクリン汗腺は出てきます。

大食い選手権に参加・体験するまでもなく、

あまりに大量なものは好きなものでも、限界がありますよね?

作業自体、大変そう、お大事に・・・

というイメージはつかめると思うのですが

そうじゃないんです。

はさみモグラが満腹になり、ひょっこり地上に顔を出しても

構わないんですが、

 

問題なのは、地面にぽっこり穴をあけられてしまう

地表・皮膚の権利所有者です。

エクリン汗腺を食べる、切除する行為は皮膚表面に

大きなダメージです。

皮膚そのものを取ってしまう行為に近いです。

 

つまり、エクリン汗腺を無理に切除しようとすると

皮膚に大ダメージが加わり、

色素沈着の騒ぎでどころではなく

ケロイドや大きな傷跡になってしまいます。

汗は全くでないけど、

見た目はケロイド、大きな傷跡・・・

それはちょっとイヤですね。

 

なので実際においては

エクリン汗腺は生き残りますので

皮弁法という手術は臭い(アポクリン由来)を

大幅に無くす

汗は少し減る(エクリン汗腺は大部分生存してます)

手術と言えます。

 

これが手術の限界です。

モグラの出入りする切開線も目立ちませんが、あとが残ります。

 

以上のような?

効果、限界、デメリットなどある治療です。

別の手術法はまた次回に

制汗剤、汗を抑えるお薬で

さまざまなタイプのものが現在入手可能です。

スプレー、パウダー、スティック状など

お肌に合うものを見つけて、うまく使用するのがいいでしょう。

どれも効果がイマイチ・・・という方は

市販品とは一味違う切れ味がありますのでご興味のある方は

クリックしてみてください。

 

次にボトックス、ボツリヌス毒素の注射があります。

神経をマヒさせる・・・

汗を出しなさいという意識、無意識に発せられる脳からの指令を

ブロックして、お休みにしてしまう治療です。

 

え~、電車遅れてんの~

えっ、マジ・・・運転中止・・・って学校いけないじゃ~ん・・・ラッキー

みたいな状況でしょうか?

振替輸送、連絡運転を使ってなんとしても出勤するのが

社会人ですね。

でもボトックスはすべての交通網、電車、バス、タクシーが

動かないと思ってもらえば良いと思います。

仕方ない・・・たどりつけません・・・

天変地異です・・・休みですね。

学級閉鎖、会社は休業状態でしょう。

 

しかし、

隣に家が、職場があれば

出勤可能ですねぇ

つまり、全く汗を出さないというわけにはいかず

なんとか出社する汗もいますので

ボトックスをもってしても若干は発汗します。

ですが、誰でもかなりの汗が減りますし、

良く効く人は全身汗だくでも

脇だけサラッサラという強力な治療です。

 

ただ効果が一時的なのが欠点でしょうか

いつまでも、交通網が復旧しないのであれば

自転車、自家用車・・・

道路がだめでも、東海道五十三次の旅を考えれば

徒歩でも出勤できるでしょう

あるいはそのうち、志のある人々が私道を

私鉄を開通してしまうので

物流・交通は再開して元の状態に戻ちゃうわけです。

 

あとは手術ですね。

もっとも一般的な治療は皮弁法という方法です。

手術の目的は汗腺の除去です。

完全解雇、リストラです。

もう出勤できません。

さまざまな手術法がありますので、

次回ふれてみます。 

 

2種類の汗腺

 

アポクリン汗腺はホルモン系の特殊な汗

エクリン汗腺は体温調節など普通の汗

 

もちろん相互に協力

作用していますが大まかにそのような特性があります。

 

どちらも本来無臭ですが、

常在菌という排除できない要因により、においが発生するため

だれしも、汗臭くなるわけですが

この2種類の汗腺の違いは支配する領域、分布のほか

中身の成分にも違いがあります。

 

 においに関して

 

アポクリン腺は一種のフェロモンという考えもあり

水分のほか、アミノ酸などのタンパク質・有機物が

エクリン汗腺の汁に比べて、多くなっています。

 

タンパク質・有機物の量が多い結果

常在菌による分解のあとに

出てくる、排泄・老廃物が多くなる。

そのため、においの量も増えるのです。

 

その結果、犬のような嗅覚がない普通の感覚でも

感じ取れる匂いとして、認識されるようになるわけです。

 

この2つの汗腺は

万人が等しく持っており、片方しかもっていないという人はいません

つまり、だれしもワキガと言われるような

状況・状態になるポテンシャルは持っているのです。

しかし世の中には

全然縁のない、ピンとこない人

気になる人・・・

あると思います。

それは汗腺の活性、活発さ、元気度の度合いが違うことによります。

 

これはいわゆる体質で人種・民族間でも差があります。

欧米かっなどでは

ワキガというふうに特別視したり

病気扱いすることはほとんどないようです。

ほとんどの人が、その活性が活発なので気にならないんですね。

 

次回は解決策について

いくつか書いてみます。

少し前にワキガの手術が保険がきく、効かないと

TVで話題になったこともありましたし、

手術のことについても

少々小話をしたいと思います。

 

わき汗の元

 エクリン汗腺と

アポクリン汗腺と呼ばれるものです。

名前は耳にしたことがある

という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

エクリン汗腺は全身にくまなく配置されています。

工場(汗腺)で作られたエクリン汁は

直通のトンネルを通り地上へ

一直線に向かって運ばれて、皮膚表面に出荷されます。

 

一方、アポクリン汁は

工場からそのまま地上、皮膚表面に向かうのではなく

地中を走る地下鉄のように

皮膚の中にあるトンネルで運ばれます。

トンネルは地上へと開通する毛穴につながっております。

つまり、アポクリン汁は

一旦毛穴へと出荷される訳です。

そして、毛穴トンネルを通って地上、皮膚表面へと運ばれます。

 

イメージとしては

急行と各駅・・・?寄り道?

ちょっと例えがわかりにくいので

整理して説明をしてみます。

 

エクリン汗腺は全身に

そしてアポクリン汗腺は毛穴に・・・

この場合の毛穴は、

実は・・・

縮毛・・の生えるところ

脇毛、陰毛などの特別な毛穴を指しています。

 

したがって、アポクリン汗腺は体のなかでも

そういう毛の生える

一定のところにしかありません。

また、まだ毛の生えない小さい子供では

まだ工場が稼働していませんし

物流ルートも開通工事が完了していないので

その汗もでてきません。

 

ホルモンのバランスに変化が起こる頃に、

このアポクリン工場は生産がスタートし

活発に生産物を

作るようになります。

 

このように、アポクリン汗腺はホルモンバランスの

影響を強く受ける特殊な汗腺なのです。 

汗はなぜ出てくるのでしょう

 

暑いから

緊張、ドキドキ

ひや汗

あぶら汗・・・

 

いろいろな種類の汁が、体内では作られていそうですが

 

実際には

汗は汗腺という工場で作られており

その工場の種類、汗の種類は二つしかありません。

(厳密には3種類あります。)

 

汗水をたらす・・・

血と汗の結晶・・・

汗の成分はほとんどが水分です。

その他アミノ酸などの成分が

わずかに含まれています。

 

汗は透明でピュアな液体です。

においはありません。

 

匂いがない??

 

汗臭いっていう言葉もありますし・・・

額に汗して

手に汗握るシーンもあり

そして、いい汗かいた最後に

一汗流して、風呂上がりの1杯・・・

こういう経験皆さんありますよね

 

無臭です。というのは少々うそ臭いですね。

だれでも汗臭くなったり、

汗臭いにおいを感じたことあります。

 

でももともとは本当に無臭なんですが

純粋・無垢・可憐でピュアなものを

誘惑して、濁らせ、くもらせ、腐らせてしまう

世の中が・・

こんな時代・・

がいけないんです・・・

 

ちゃんと言うと

皮膚表面に存在する

常在菌がにおいの正体です

(健康な皮膚にに存する菌=誰にでもあります・います

 

菌が汗を食べた、その食べカスや排泄物が

特有のにおいを発するのです。

 

世の中の

不正、税金の無駄遣い、天下りなどを根絶できれば?

(常在菌を完全に消毒、滅菌することができれば)

どんなに汗をながしても

さわやか・無臭であります。

 

しかし

現実には、常在菌を絶滅させることはできません。

(いまは政権交代しましたからねぇもしかすると・・・ですが)

 

ビフィズス菌、大腸菌など耳にしたことがあると思いますが

腸にも常在菌がいます。

ヒトが生きていくための消化吸収の作業を助ける

必要な細菌というのはいるんです。

いわゆる共存・共生をしています。

そんな必要な菌・善玉菌がいるから

悪玉菌に縄張りを荒されることなく、平穏・平和が

体内・町内(腸)の安全・健康が保たれているのです。

 

もし常在菌(ケーサツ)が消えると、

人体に悪影響をもたらす極悪な菌(悪い人)がふえて

病気(アナーキー)になってしまいます。

 

抗生物質などを飲み過ぎると

善玉菌も薬でやられたりして

腸のなかの細菌バランスが崩れて、

悪玉菌が増えて、下痢を起こしたりするのです。

 

汗染み、ニオイ・・・

いろいろと

悩みの種になること多いです。

人に相談するのは、少々はばかられる事が

あるのではないでしょうか

 

人には聞けないけど・・・

病院に行くのも・・・

でもちょっと気になるんだよね・・・

 

かゆいところに

手が届くか分かりませんが、

わきの問題について

疑問に思うこと

解決につながること

つながりそうなこと

少し書いてみたいと思います。

1