体質別!フェイシャルエステを受ける時の注意点、肌荒れ等気になる方へ

    フェイシャルエステはエステの中でも比較的気軽に挑戦ができる施術ですが、他の部位のエステと同様に施術を受ける前にいくつか注意することがあります。

    目立つ顔部分ですしきちんと注意点を守らないと取り返しのつかない状態や、思わぬ体調不良を招く恐れがあります。

    中でも、フェイシャルエステの場合はアトピー性皮膚炎を持病として持たれている方や日焼けの度合いが大きく明らかな皮膚のダメージが感じられる方、火傷などでケロイド状態となっている等の場合は自己判断ではなく、きちんと皮膚科やエステサロンのスタッフと相談をして施術が可能かどうかを確認するべきです。

     

    もしも、確認を取らずに施術を行なった場合、かえって逆効果を招いたり肌トラブルを引き起こす可能性も無いとは言い切れません。

    ここで誤解をされがちなものとして、肌状態が悪いからフェイシャルエステを行なえば綺麗に治ると思っている方もいるでしょうが、それは必ずしも正解とは言えません。

    フェイシャルエステはマッサージや美容機器を使用しますが、肌の状態が弱り敏感になっているところで行なっても、効果をえられるどころか肌が傷つき、逆に肌荒れが酷くなる場合があるのです。

    そのため、フェイシャルエステが行なえる状態の肌であるかカウンセリングできちんと判断をしてもらいましょう。

    また、健康な肌だから頻繁に行なってもいけません。適度な回数の施術をきちんと専門家からアドバイスを受けることです。

    エステ施術時の注意点

    フェイシャルエステを受ける時の注意点もいくつか挙げてみたいと思います。

    身体よりは負担が少ないフェイシャルエステですが、肌の状態が極端に悪く負担がかかりすぎる場合や体調が優れない場合は施術を行なうことができません。また、生理中の場合はコースの内容やサロンにより違うようですが、場合によっては内容の変更や受けられないこともあるようです。他には、マッサージや美容機器を使用し血流が良くなるなどで肌の代謝が改善されると、施術後から顔に赤みなどが発生する場合もあるようです。

     

    血行が促進されて良い効果がもたらされている証拠と思われますが、万が一痛みや腫れが出てきた場合はその他の原因も考えられるため、施術を受けたサロンへ相談をしましょう。

    刺激で顔が赤くなりやすいなどの心配事がある場合は事前カウンセリング等で相談をしておくと負担少ない内容を考えてくれるでしょう。

    希望の施術があっても、体質や体調により受けることが難しい場合もあります。出来る限り希望に添えるような内容を考えてくれるとは思いますが、万が一施術中に調子がいつもと違う、急に気分が悪くなってきた等はすぐにスタッフに伝えましょう。

    施術後は刺激となる日焼けに注意し、睡眠や食事バランス、水分に気をつけて綺麗な肌に生まれ変わりましょう。

    妊娠中でも施術は可能のようですが体質的に敏感になっていますし、できれば安定期から後期にかけての施術が安心です。その場合は産科医に確認を取ることが必要です。

     

    肌荒れ等を避ける、タイプ別フェイシャルの注意事項

    体質によって、何も分からずにエステティシャンにされるがままにエステの施術を受けてしまうと、施術前の肌の状態よりも悪化してしまう場合があります。

    例えば「フェイシャルエステでキレイになれると思ってのに肌荒れが酷くて、これでは行かない方が良かった…」と思ってしまい、自身の「キレイ」になるチャンスを逃してしまうのはとてももったいないことです。

    では、フェイシャルエステの施術の際にどのような事に注意したら良いのでしょうか。

    その方のもともとの体質もありますし、その日の体調の状態、そして季節的な肌の変化によっても注意する必要がある場合があります。

    以下、体質別で、フェイシャルエステを受ける時の注意点をご紹介します。

     

    アトピー肌や体質の方

    アトピー性皮膚炎を持病で持っている方は、皮膚科に定期的に通っている方もいるでしょう。

    そういった場合は、アトピーの専門医にどのような施術のフェイシャルエステを受けるのか相談して了承を得てからフェイシャルエステを受けるようにしましょう。

    まず、どのフェイシャルエステサロンでも最初のカウンセリングの時に、持病を持っていないかなどの確認をします。

    その時に、正直にアトピー体質であることを申し出ましょう。
    サロンによっては、医師の承諾を得てもらわないと施術を出来ないので、その日はお帰りいただくという場合も多いです。

    しかし、それはキレイになりたいと願う私たちお客様のための行為なので、素直に受け止めましょう。

    その際に、医師の承諾書を記入する紙をもらうこともあるかと思います。
    そこにかかりつけの病院の医師から承諾のサインをもらい、安全であることを確認してから施術を受けるようにしましょう。

     

    しっかりと、施術内容やどんな成分を含んだ商材を使うのかをエステティシャンに確認して、自分で医師に説明できるようにしておくことも大切です。

    もし難しい場合は、サロン側から医師に直接電話などで説明してもらえる場合があるので、その事も確認しておきましょう。

     

    妊娠中の方の注意点

    妊娠中というのは、ホルモンバランスが普段と異なっているため、肌の状態も変化します。
    妊娠前は普通に使っていた化粧水や美容液などが合わなくなったり、今まで気になっていなかったシミやそばかすが気になるということも多いです。

    しかしそういった妊娠中の肌トラブルは、ホルモンバランスの乱れによって引き起こされることが多いため、出産後にしばらく様子を見ることで自然と改善していくことがほとんどです。それでも、やはり妊娠中でも肌のためにフェイシャルサロンに通いたいという方は、しっかりと最初のカウンセリングの際にエステティシャンに妊婦であり何か月目であるかを伝えておきましょう。

     

    妊娠初期のつわりの時期は、エステの施術中に使われる商材の香りが不快に感じて、気持ちが悪くなる方もいます。

    そういった場合は、無理せずにはっきりと施術をしてくれているエステティシャンに申し出て、違う商材に変えてもらうか、施術をしばらく中断してもらいましょう。

    また、妊娠後期になりお腹が大きくなってくると、仰向けに寝る体制が辛くなってきます。
    お腹や腰に負担になるため、リクライニング式のシートを少し起こしてもらって楽な体制で施術を受けられるようにしてもらいましょう。

    妊婦の方を歓迎しているフェイシャルサロンもあるので、妊婦になってからフェイシャルサロンを探す場合は、妊婦を受け入れる体制の整っているフェイシャルサロンを選ぶようにすると安心です。

     

    月経中の方がフェイシャルを受ける時は?

    月経中や月経の前後はホルモンバランスが乱れるため、食欲が増したり、便秘になったり、肌荒れを起こす人も少なくないでしょう。

    ボディのエステサロンと違い、フェイシャルエステサロンは月経中でも施術を受けることが可能です。

    しかし、月経中は肌の状態も普段と違うので、いつも使っている商品が合わない場合があります。肌がヒリヒリしたり、かゆみが出たり、何かいつもと違う感覚を覚えたなら、すぐにエステティシャンに申し出るようにしましょう。

     

    出来れば、月経中やその前後はフェイシャルエステには行かずに家でゆっくりと過ごすことが賢明です。

     

    ケロイド体質の方の注意点

    聞き慣れない呼び方ですが、ケロイド体質とは、少し皮膚を引っかいただけでも、ミミズ腫れのように皮膚が浮き出て赤く腫れてしまうような肌質のことです。

    だいたいのエステサロンで最初のカウンセリングの時点でケロイド体質ではないかを確認されるでしょう。

    その理由として、フェイシャルサロンは、機械を主に使うサロンであっても、やはりエステティシャンの手によってマッサージや美容液などの商材を添付するでしょう。そういった時に、エステティシャンは爪をきちんと切って私たちお客様に爪が当たらないように細心の注意を払い配慮してくれていますが、やはりどうしても爪が何らかの拍子に当たってしまうこともあります。

     

    その時に、ケロイド体質の方は赤く腫れあがってしまうので、注意が必要です。
    必ず、かかりつけの医師に確認をして、承諾してもらってからフェイシャルエステの施術を受けるようにしましょう。

     

    日焼けした肌について

    夏などに、海などに出かけて、日焼けをする方は多いでしょう。
    また、夏場は普通に生活するだけでも、気を付けていないと日焼けをしてしまうことがほとんどです。

    いくら日焼け止めを塗っていても、細心の注意をしていないと、肌は日焼けしてしまうものです。

    「日焼け」というと、なんだかあまり気にならないかもしれませんが、肌の状態としては「炎症」を起こしている状態なのです。

    みなさん経験がある方もいるかもしれませんが、大きく日焼けをした日の夜にお風呂でシャワーを浴びると、日焼けした肌にお湯や水が当たるだけでヒリヒリと染みてとても痛いものです。ですから、肌が日焼けにより炎症を起こしている状態で、フェイシャルエステサロンを訪れ、どんなに肌に良いと言われる美容成分でも、ヒリヒリと染みてしまったり、逆に炎症を悪化させてしまうことがあるのです。

     

    日焼けした後は、まず数日間、日にちを置いて、肌の炎症が治まってからエステサロンを訪れるようにしましょう。

    そして、施術を受ける前にもエステティシャンに日焼けをしたことを必ず伝えてから施術してもらってください。

    エステティシャンの判断で、日焼けの肌に有効な成分を含んだ商材に変更するなどの処置をしてくれることでしょう。

    また、夏場に施術をした後も注意が必要です。

    夏場は、紫外線が降り注いでいるため、せっかくフェイシャルエステを受けて肌の状態を良くしても、その後日焼け止めなどを塗らずにサロンを出てしまうと、なんの意味もなくなってしまいます。

    また、施術の際の商材に油分を含んだものを使用している場合、注意が必要です。
    油分を含んだ商材を肌に載せたまま日中外に出てしまうと、肌が異常に焼けてしまいます。

    夏場の日中にフェイシャルエステの施術を受ける場合は、商材に油分を含んだものは避けてもらい、サロンを出る前にしっかりと日焼け止めを塗ることを忘れないようにしましょう。

     

    乾燥肌体質の方

    もともと乾燥肌の方や冬場に肌荒れしやすい方などの場合、ピーリングの施術は避けた方が賢明です。

    ピーリングという施術内容は、余分な角質を除去する作業なので、乾燥肌により肌の角質が荒れてしまっている方がピーリングをしてしまうと、余計に乾燥肌になり、ひどい場合は出血を伴う場合もあります。

     

    しっかりと最初のカウンセリングの時に乾燥肌体質であることを伝えることで、エステティシャンもピーリングの施術方法を避けてくれるので、伝えることを忘れないようにしましょう。

     

    ブライダルエステを行いたい場合

    結婚式を控えた方は特に注意が必要です。
    必ずエステティシャンにいつ挙式なのか、いつ写真撮影の日なのかという日取りを伝えておきましょう。

    それによってエステティシャンはその日取りから逆算して施術内容を決めていきます。
    結婚式当日を肌荒れした状態で迎えないように、エステティシャンとの連携と自分の肌の状態を日々観察していくことが重要です。

     

    フェイシャルエステを受ける時の注意点まとめ

    基本的にはエステティシャンもプロなので、すべてを任せる気持ちでサロンを訪れても大丈夫です。

    しかし、カウンセリングの時点で、お客様である私たちが何か肌の状態で伝え忘れるというようなことがあると、エステティシャン側も判断を誤ってしまうことがあります。

    そのため、私たちがフェイシャルエステサロンの施術中に肌トラブルを起こさないための最善の方法は、しっかりと自分の肌の状態や体の状態をカウンセリングの時にすべて伝えるということです。

    そうすることで、トラブルを未然に防ぐことが出来るので、自分のためにもサロンのためにも双方のためになります。

    気持ちよくエステサロンでの施術の時間を楽しむために、注意する点を抑えておきましょう。

     

     

     

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