「人は見た目が9割」という本がベストセラーになりましたが、実際第一印象というのは意外と正しい判断基準だと言われています。
第一印象は出会って10秒以内、初対面の人同士が挨拶を終えるまでにほとんど決まります。そして、ここで決まった印象は後々までその人のイメージとして残り、覆すのは中々難しいものになります。
このように人間関係において第一印象は思ったより重要な意味を持ちます。それを決定づける要因は、「外見」→「態度」→「話し方・聞き方」→「話の内容」の順で判断されると言われますが、見た目(服装・表情・しぐさ・視線)による視覚情報が55%、話し方が38%で、話す内容や性格、人間性などは大きな位置を占めません。
つまり、コツをつかんで気をつければ、誰でも簡単に第一印象を良くすることができるのです。ここでは明日からでもできるような簡単な方法をまとめました。是非実践してみて下さい。あなたの人生が劇的に変わりますよ。
1.まずはここから。「外見」の印象を改善するポイントは“清潔感”
第一印象を良くするために大事なのは、オシャレかどうかではなく清潔感です。
清潔感とは必ずしもキレイという意味ではなくて、端正である、整っているという意味であり相手に対する敬意の表れともなります。
1-1.“毛”を整える
①髪型を整える
初対面の相手に与える見た目の印象は、その約7〜8割を髪や髪型が決めると言われています。画像の『モナリザ』の例を見るとその重要性に改めて気づかされます。しかし、どういう髪型がいいのかというより大事なのは何より“清潔感”です。誰でもチェックすべきは以下の3つ。
- 髪が極端に傷んでいないか
- 寝癖があったりボサボサだったりしないか
- ヘアカラーにムラが出ていないか
②まつ毛を整える
まつ毛は女性らしさをアピールする最大のポイントです。やはり長くて量が多い方が可愛らしく見えます。もともと短い方や量の少ない方はまつ毛エクステを付けることが割と一般的になっています。
興味のある方は下記姉妹サイト「美科ゼミ」の記事を参考にしてみてください。
③眉毛を整える
眉毛がボサボサだと不潔な印象を与えます。特に男性は普段あまり気にかけていない方も多いと思います。日頃からしっかりケアしましょう。メイクをする女性でも眉毛にはあまり力を入れていない方も結構見かけますが、眉毛の形ひとつで印象はガラッと変わるものです。下記の記事を参考に見直してみてはいかがでしょうか。
④鼻毛を整える
ばっちり決めていても鼻毛が出ていたら台無しです。出かける前にぱっと鏡を見て大丈夫だと思っても油断しないで。ニッと笑ったときにはみ出す鼻毛に要注意です。笑顔の練習もかねてお出かけ前にはニッコリ笑った顔もチェックしましょう。
1-2.服装を整える
①自分に“合った”ものを着る
その服が自分に似合うかどうかはサイズ選びにかかっています。どんなに素敵な服であっても自分の体に合っていなかったら印象が悪くなります。ダボッとしていたり体のラインが強調されすぎていると身振りや仕草にも悪影響を与えます。動きやすく機能的かどうかも含めてサイズ選びをしましょう。
②汚れやしわに気を付ける
服装でも清潔感が第一です。袖口や襟元などに黄ばみがあったり、スーツやシャツにしわがあったりすると全てが台無しです。ちゃんとやってるつもりなのに上手くできない・・・という方は下記の記事を参考にしてみて下さい。洗濯やアイロンをきちんとこなすと心も自然と整いますよ。
③TPOに合った服装を心掛ける
印象を良くする服装は、オシャレかどうかではなくその場にあっているかどうかです。相手はどのような服を着てくるか、靴を脱ぐ場面があるかなど事前に状況をシミュレーションした上で選びましょう。
2.これも見た目。「態度」の印象を良くする4つのポイント
2-1.笑顔であいさつをする
初対面のときは少なからずお互いに警戒しているものです。相手に対して敵意をもっていないことを示すためには笑顔が一番です。これは誰でも知っていることですが、同じ笑顔でも「いい」「悪い」があります。良い笑顔のポイントは、
- 目も笑っている
- 頬が上がっている
- 上の歯だけが見えている
- 左右対称である
上記を気を付けてみましょう。実は自分で気づいていない癖というのはありがちなので、是非今日鏡の前で練習してみて下さい。また笑顔だけでなく豊かな表情をつくるには顔の筋肉を鍛えるのも大事です。『表情筋ストレッチで笑顔美人!6つの効果的な表情筋の鍛え方』を参考に更にワンランク上の素敵な笑顔を目指して下さい。
2-2.歯のホワイトニングをする
せっかく良い笑顔をしているのに、ちらっと見えた歯が汚かったら台無しです。歯の白さが表情に与える影響というのは意外と大きなものです。
2-3.姿勢を良くする
見た目において顔はもちろん重要な要素ですが、遠くからあるいは後ろから見たときにぱっと目につくのはその人の姿勢ではないでしょうか。人は無意識に良質なDNAを好みます。そして姿勢は健康であるかどうかを判断する尺度であると言われています。
姿勢が悪いと印象にも良くない影響を与えるばかりか、肩こり、腰痛、冷え、太りやすいなど健康にとっても大きなダメージを及ぼすことがあります。
2-4.良い発声を意識する
笑顔であいさつをする、と言いましたがそのときの「声の出し方」も非常に大切です。声の印象を良くするために重要なのは、“腹式呼吸”と“共鳴”です。
3.また話したい!と思わせる「話し方・聞き方」
3-1.会話の中で相手の名前を使う
自己紹介で教えてもらった名前は、早速会話の中で積極的に使いましょう。自分の名前は誰にとっても特別で大切なもの。人が耳にして最も心地よい音は、自分の名前だとも言われます。また名前を覚えてもらったということは誰もがもつ承認欲求(人から認めてもらいたいという気持ち)を満たすことにも繋がります。
3-2.相槌をうつ
相槌は相手の話をきちんと聞いていますよというメッセージになります。特に聞く側に徹する状況では「うん」「へえ」「そう」だけで勝手に会話が進み、話した相手も自然と満足してくれます。『話し方聴き方実践をやってみた。』でも相槌の効果が検証されています。実践の参考にもなりますよ。
また、相手が自分に意見に同意を求めていると思ったときは、共感を示すために少し大げさに相槌を打つと効果的です。このときは、眉毛を上げて目を見開きながら深く相槌を打ちましょう。「はぁ・・・」「おお・・・」「なるほど・・・」などと加えるとより伝わりやすくなります。
いずれにしてもきちんと目を見て相槌を打つようにするとより効果的です。
3-3.ボディランゲージを入れる
相手に好感をもってもらう最も簡単な仕草はミラーリングです。つまり鏡のように相手の身振り手振りを真似するのです。これによって相手は自分の話を興味をもって聞いてくれていると感じます。更にボディランゲージはそれを行う自分自身にも影響を与えます。動きを真似ていると自然とその相手に対して自分が親近感を抱くのです。
これぞ相互作用、コミュニケーションの本質とも言えるのではないでしょうか。
3-4.おうむ返しをする
こちらもミラーリングのテクニックのひとつです。特に相手が意見を主張したとき、自分の意見に対して同意を求めているなと思ったときに、「なるほど、~なんですね」とその言葉を繰り返すことにより自然と共感を示すことができます。相槌と同様に相手の話に耳を傾けているという意思表示にもなりますね。
3-5.目を大きく開ける
目の開いていないと「眠そう」「目つきが悪い」などと悪い印象を与えがちです。実際に眠かったり気分が悪かったりしても、意識して目を見開くことで少し気持ちをリフレッシュできます。
とはいえあまり開きすぎても相手はたじろいでしまいます。目ではなく眉毛を少し上に上げるようにすると自然と明るい見た目になりますよ。
3-6.視線を定める
目は口ほどにものを言う、とよく言います。相手の目を見ていなかったり、視線が泳いでいたりすると不信感を与えてしまいます。常に相手の目を見て話すというのが基本ですが、もしそれが苦手な方は鼻のあたりを見るようにすると、相手からはきちんと目を見て話しているように感じられます。是非試してみて下さい。
3-7.喜怒哀楽を表情に出す
基本的に相手は自分の話を聞いてほしいと思っています。そしてその話に同意してほしい共感をもってほしいものです。それを表現するためには相槌やおうむ返しは効果的ですが、同時にそれに対する感情を表現するのが共感を得るために非常に重要になります。
これにもミラーリングのテクニックが使えます。旅行に行って楽しかったというエピソードであれば楽しそうに、理不尽なこと出来事に怒っていたら一緒になって怒りを示す、自分がそれに対してどう思うかはひとまず置いておいて相手の感情に合わせた感情表現をしましょう。
4.大事なのは自分ではなく相手の「話の内容」
4-1.相手の意見に共感を示す。「確かにそうですよね」
相手は自分の話を聞いてもらいたいと思っています。それと同時に自分の言うことを認めてほしいという、承認欲求があります。話を聞くだけでなく、主張や意見はまず肯定しましょう。
特に女性は何か相談事をもちかけた場合でも、アドバイスや解決策ではなくただ同意してほしいという傾向があります。
4-2.否定をしない。「でも・・・」と言わない
相手の話をじっくり聞いていると、自分とは意見の合わないことも出てくるでしょう。相手の少なくとも初対面の人に対しては意見やアドバイスを真剣に求める人はあまりいないと思います。
議論を展開する場面でもなければ、相手の言うことに反論があったとしてもひとまず頷いておきましょう。
4-3.相手の情報を引き出す
自分に興味をもってくれていると思うと人は嬉しくなるものです。ただいきなり深く踏み込んでしまっては逆効果。初対面の人には悩みを打ち明けたりはしないものです。まずはポジティブな話題、楽しかったことや好きなこと、趣味について聞き出すのがいいでしょう。
ベタに「ご趣味は?」なんて聞くのも悪くはありませんが、趣味と聞かれて困る人も多いと思います。それよりも「休日は何をされているんですか?」「最近はどこに旅行に行きましたか?」などと聞いた方が答えやすいでしょう。
4-4.相手から引き出した情報から話を広げる
自分の好きなことについては誰にでも話したくなるものです。会話の中でそういう情報を引き出せたら、更に深く掘り下げてみましょう。とはいえ、特にそれが自分の知らない話題だと話を広げようにもどうしていいのかわからないことも多いですよね。
そういった場合に使えるのが、「キーワードを繰り返す」というテクニック。例えば、「昨日ゴルフに行ってさ・・・」という話が出たら、「へぇー、ゴルフに行ったんですねー」「ゴルフお好きなんですか?」といった感じで返せば相手は自分の好きなことなので自然と更に話を掘り下げて聞かせてくれます。
4-5.話のオチを先に言わない
どこかで聞いたことのある話や先の読めるありきたりな話など聞いていて退屈になっているとついつい話を早く終わらせたくなりがちです。しかし相手は話を聞いてもらいたいのです。話が長くなってしまうのはあなたが聞いてくれるのが嬉しいという証でもあります。
結末を言うのはぐっとこらえて、スムーズに話を進むように合いの手を入れて先を促してあげれば、相手も話がノってきますし結果として早く終わりますよ。
5.まとめ
いかがでしたか。どれも特別難しいというものでもないかと思います。ここでは誰でもできるような第一印象を良くする方法をご紹介しましたが、本当に大事なのは何とかして自分を良く見せようという小手先のテクニックではなく、相手のことをもっと考えるということです。
第一印象を良くしたいという気持ちは、これから会うであろう全ての人に対する敬意の表れです。この記事を読んでその素敵な気持ちを行動に移すことで、より素晴らしい人間関係を築いて頂ければ幸いです。