そもそもニキビが出来る原因は?
■原因菌である「アクネ菌」
繰り返し出来てしまうニキビを治すためには、まず原因を知ることが第一歩です。
ニキビはアクネ菌と呼ばれる菌が原因だと、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。このアクネ菌が毛穴の中で炎症を起こすことでニキビとなってしまいます。
しかしアクネ菌は常在菌の一種であり、全ての人の皮膚に元々住んでいる菌です。ニキビケア用品にはアクネ菌を殺菌する効果のあるよくものをよく目にしますが、アクネ菌は正常な量であれば、皮膚の潤いを保ち、雑菌の進入や繁殖を抑える役割を持っています。
ですので「アクネ菌がいる=必ずニキビが出来る」という訳ではないのです。アクネ菌自体は、いくつかの条件が無ければ毛穴の炎症を引き起こすことはありません。
■毛穴が詰まり炎症を起こす
アクネ菌が増殖してニキビになってしまう最大の原因は「毛穴が詰まる」ことです。毛穴が詰まると、ニキビの原因菌であるアクネ菌はその中で増殖を始めます。
アクネ菌は、好脂性という油脂を非常に好む特徴を持っているため、毛穴の中はどんどん皮脂が溜まり詰まって酸化し、それがアクネ菌の繁殖のエネルギー源となります。その結果、大量のアクネ菌が発生し炎症を引き起こしニキビとなってしまいます。
ニキビケアで最も大切なのは「予防」
ニキビができやすいと悩んでいる人は、できてしまったニキビのケアに集中しがちですが、ニキビケアと同時に新たなニキビをを予防することも重要。
ニキビが出来やすい人の多くは、知らず知らずのうちにニキビが増殖しやすい環境を作ってしまっていることが考えられます。ニキビ予防の第一歩は、ニキビができやすい生活習慣を改めることと言えます。
以下よりニキビをできにくくする方法や場所別のケア方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ニキビを出来にくくする方法5選
■1:睡眠不足を改善する
睡眠不足はお肌に悪影響を与えるというのはもう常識ですね。肌に受けたダメージは睡眠中に修復されます。そのため、睡眠が不足すると肌の回復力も低下し、できてしまったニキビも治りにくくなります。
さらに、睡眠不足そのものがストレスとなると、ホルモンバランスの乱れを引き起こします。ホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌が過剰になるため毛穴が詰まりニキビが出来やすい状態となります。
しかし睡眠不足の解消は、長時間寝れば良いという訳ではありません。これは、肌の新陳代謝が活発になるのが、入眠から3〜4時間後だからです。ここで重要なのは寝付いてから3〜4時間後にしっかり熟睡している状態にすること、つまり質の良い睡眠をとることがポイントです。
睡眠の質を上げるには、寝る前に入浴やストレッチをしてリラックス状態を作ることが効果的。質の良い眠りはニキビ予防だけに限らず明日への活力にも繋がる重要な役割となります。ゆっくり体を休めて、心も肌も元気な習慣を心がけましょう。
●入眠から3〜4時間後に熟睡する
■2:食生活を改善する
ニキビ対策として普段の食生活を見直すことは、有効な手段の一つです。
食生活でまず注意したいのは、油分の多い食事や糖分の高い食事です。これらは皮脂の分泌を促す作用があるので、毛穴の詰まりを促進させニキビの出来やすい環境を招いてしまいます。しかし特定の食材がニキビに直結するかといえば、そうではありません。むやみに我慢するとストレスとなり、ニキビが出来る場合もあるので、できる範囲で無理なく調整してみましょう。
(ストレスにならない程度に)
●野菜や果物などからビタミンやミネラルをバランス良く取る
■3:正しい洗顔をする
ニキビを改善するためには皮膚を清潔な状態に保つことが大切です。
余分な皮脂を落とすことはニキビ対策に効果的ですが、必要以上に皮脂を落としてしまうと、肌は乾燥してしまいます。そこで肌表面を保護しようとする機能が働くため、結果的に皮脂の分泌量が増えてしまい毛穴の詰まりを引き起こす場合があります。また、汚れを落とそうとゴシゴシこすってしまうことも、毛穴が開き詰まりやすくなる原因となります。
洗顔の回数は朝晩2回がベスト。正しい洗顔手順は以下ですが、わかりやすい動画もあるためぜひ参考にしてください。
1.まずぬるま湯のみで洗う
2.石鹸をしっかり泡立てる
3.泡を顔につけて優しく洗う
4.ぬるま湯でしっかり洗い流す
日本皮膚科学会による尋常性痤瘡治療ガイドライン2016より引用
痤瘡患者に 1 日 2 回の洗顔を推奨する.
ニキビ用の薬用スキンケアがおすすめ
ニキビ肌へのスキンケアはやはり専用のものがおすすめです。オルビスのクリアシリーズはニキビに対して抗炎症作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムが配合され、その効果も高いと言われています。
■4:肌に刺激を与えない
皮膚に刺激を与えると、刺激によって肌の角化(かくか:皮膚が固く厚くなってしまう状態)が起こり、毛穴がつまりやすくなってしまいます。また、接触や摩擦により雑菌などが付着して炎症を起こす場合があります。ニキビの予防、改善のどちらから見ても、皮膚に刺激を与えないということはとても重要になります。
なかなかニキビが治らない、治ってもすぐ出来てしまうという人は、この機会に顔に触れてしまう習慣や触り方に問題が無いかどうか見直してみて下さい。
以下は日常で肌への刺激になってしまいがちなものです。
●毛髪(前髪)
●整髪料(整髪剤)
●タオル
●化粧品
■5:ストレスを溜めないようにする
ストレスもニキビが出来る原因になるというのは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。しかしストレスとニキビは実際どのような関係があるかはあまり知られていないのも事実です。
その理由は、私たちの体はストレスを受けるとそれに対抗するために、男性ホルモンやノルアドレナリンなどが分泌されます。それらの物質は、過剰な皮脂の分泌を促す働きがあるため、毛穴のつまりや皮脂がたまりやすくなりニキビが出来やすくなるという仕組みです。
ストレスによるニキビの特徴は、口周りやあごに出来やすく、繰り返しやすい、治りにくいといった点が挙げられます。
ストレスを少しでも減らすためにはできるだけリラックスするように心がけましょう。趣味に没頭したり美味しいものを食べるなど、ストレスを発散出来る方法を見つけていくことが大切です。ニキビのことで悩みすぎてしまうのも大きなストレスの元になるので、なるべくニキビのことを気にせず過ごすことを心がけるようにしましょう。
ニキビが出来やすい場所別のケア方法
なかなか治りにくく、繰り返しやすいニキビは出来る場所によっても原因が違います。その中でも特に、出来やすい場所である、おでこ、鼻、口周りのニキビの原因と対策方法を解説します。
今までご紹介したニキビが出来にくくなる方法にプラスして、より効果的にケアして行きましょう。
■1:おでこ・生え際・こめかみ
おでこや生え際、こめかみはTゾーンでもありニキビができやすい場所です。原因はシャンプーやリンスのすすぎ残し、前髪の毛先の刺激やワックスなどの整髪料による汚れ、胃腸の働きが弱まっている可能性が高いと言われています。
おでこや生え際、こめかみのニキビの改善方法は、髪が顔にかからないようにし、清潔な状態を保つよう工夫することです。また、シャンプーなどのすすぎ残しは、入浴の際に洗う順番を変えてみるのも効果的です。体のてっぺんから順に【 髪 → 顔 → 体 】の順番で洗うようにし、シャンプーや洗顔料を完全に洗い流すよう心がけましょう。
■2:鼻
鼻もTゾーンで皮脂腺が多い場所です。さらに毛穴も深く、皮脂を蓄積しやすいという特徴があるため、アクネ菌が繁殖するためには好条件な場所。また、睡眠不足がすぐに肌トラブルとして現れやすい場所でもあります。
鼻のニキビの主な原因は、鼻を触って雑菌が付いてしまう、ファンデーションが詰まり毛穴をふさぐ、ホルモンバランスや生活習慣の乱れが考えられます。
外的刺激が直接の原因であればそれを避けること自体がケアになりますが、鼻のニキビは体の不調のサインである場合も多いです。根本から治すために生活習慣の改善に気を付けるようにしましょう。
■3:あご
あごは顔の中でも鼻に次いで皮脂腺の多い部分なので、ニキビは比較的出来やすい場所といえます。
あごのニキビは、ホルモンバランスの乱れによって発生しやすくなるといわれています。また、メイクが毛穴に詰まる、睡眠不足、ストレス、体の冷えなども原因の場合が多いです。
ケア方法としては、しっかりクレンジングをする、入浴で体を温める、食事や睡眠をしっかりとりホルモンバランスの乱れを正すことがポイント。
つい肘をつくクセがある人は、無意識のうちにあごに触ることで刺激になったり、雑菌が付着したりしてニキビを誘発させる場合があります。気が付くと顔を触っているクセがある人も、意識して直すように心がけましょう。
毎日のケアでニキビの出来にくいお肌を作りましょう!
ニキビは何気ない習慣が繰り返す原因になっていることが多いのです。今回はそんなニキビが出来やすい習慣を改めることで、ニキビが出来にくくなるという方法をご紹介しました。当たり前のようなことばかりですが、改めてみてみると「知らないうちにやっていたかも...」という習慣が思い当たった人も多いのではないでしょうか。
対処法は簡単に行えるものばかりで、ニキビ以外にも健康や美容にも良い習慣です。是非長期で健康的な習慣を送ることを心がけて、無理なく美肌と健康を手に入れてください!