脂漏性皮膚炎に効果のある薬とは
ニキビにそっくりな症状が出る脂漏性皮膚炎。脂漏性湿疹とも呼ばれます。ニキビと同様に炎症ができて膿がたまる症状ですが、実はニキビとは異なる皮膚疾患なのです。ニキビはアクネ菌という雑菌が原因ですが、脂漏性皮膚炎はマラセチアという真菌(カビ)が原因。ニキビと同じ対策をしていても効果がないのです。
しかもニキビだと思いこんでいて放置したら大変。脂漏性皮膚炎は自然治癒するニキビと違ってなかなか治りません。
今回は脂漏性皮膚炎を早く、しっかりと治すための薬をご紹介します。
皮膚科で処方される薬
脂漏性皮膚炎は再発しやすい皮膚炎です。なかなか治りにくいですし、一度良くなってもまた炎症が現れる場合があります。また放置しておくと皮脂が酸化して嫌な臭いが発生することがあります。「ニキビがなかなか治らない」と思ったら、ニキビではなく脂漏性皮膚炎を疑って、皮膚科に行きましょう。主に幹部に直接効く塗り薬と、体質を改善する飲み薬で治療を進めていきます。
塗り薬
まず患部に塗る塗り薬には以下の2つが使われます。
ステロイド
ステロイドは痛みや炎症を抑える効果がある薬で、市販のニキビ治療薬にも使われています。効き目によって1~5までの5段階の強さがあり、市販薬ですとだいたい「5」という弱いものが使われています。どの強さの物を使うかは医師が皮膚や症状を見て判断します。
効き目が強いほど効果もありますが、肌への刺激も強く、ただれや腫れといった副作用も出やすいので、強ければよいというものでもありません。
例えば代表的なものですと「ロコイド軟膏」が挙げられます。強さは5段階中4で、中程度な強さのステロイド剤です。「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」という成分が配合されており、比較的軽度な症状に用いられます。
抗真菌薬
皮膚疾患を治療するためには症状を抑えると同時に、原因菌を退治することが重要です。脂漏性皮膚炎の原因であるマラセチアは抗真菌薬を使って殺菌していきます。
脂漏性皮膚炎で使われる薬には「ニラゾール」という薬がよく使われます。炎症を抑え、マラセチアを強力に殺します。脂漏性皮膚炎だけでなく、水虫やカンジタといった他の真菌性皮膚炎の治療にも使われています。
副作用の心配はさほどありませんが、かゆみや赤みが出る、水疱などの副作用が報告されています。いずれも使用を中止すれば自然と治ります。
飲み薬
脂漏性皮膚炎はステロイドで炎症を抑え、抗真菌薬で患部の原因菌を殺菌すると同時に、内服薬で体質を改善しながら治療を進めます。こちらは主に以下の4種類に分類されます。
抗アレルギー剤
アレルギーは外部から侵入した物質(アレルゲン)から体を守ろうと免疫機構が過剰に働くことによって起こる症状です。アレルゲンが体内の「脂肪細胞」を刺激すると、伝達物質である「ヒスタミン」という物質が出て、それが受容体と結合することによって免疫反応が起こります。
こうした反応によって脂漏性皮膚炎でかゆみなどが生じるのです。
抗アレルギー剤はアレルゲンが肥満細胞を刺激したときに、ヒスタミンなどの伝達物質を分泌することを防ぐ働きがあります。
よく使われる抗アレルギー剤として「メキタジン」「ザジデン」などが挙げられます。皮膚炎の他にも花粉症などアレルギー全般に対してよく使われる薬です。副作用はそれほど多くありませんが、めまい、倦怠感、頭痛や眠気などが挙げられます。
抗ヒスタミン剤
抗アレルギー剤が肥満細胞のヒスタミン分泌を抑える効果があるのに対して、抗ヒスタミン剤は分泌されたヒスタミンが受容体と結合するのを防ぐことによってアレルギー反応が出ないようにする働きがあります。こちらも脂漏性皮膚炎による症状を緩和する効果があります。
「ジフェンヒドラミン塩酸塩」という成分が含まれる、「レスタミン」「ベナ錠」という薬がよく知られています。脂漏性皮膚炎の他、じんま疹や風邪、花粉症など、アレルギーが原因となる症状に幅広く使われています。
眠気や集中力の低下などが起こりやすいので、仕事や車の運転などをする前は服用を控えたほうが良いかもしれません。
抗真菌剤
抗真菌剤は外服だけでなく内服する薬もあります。先程ご紹介したニゾラールは内服薬にも使われています。外服薬と並行して服用することによって抗菌作用を強めることができ、治療を早くすることができます。
ただ、めまい、どうき、倦怠感、胃の痛みなど副作用が報告されていますので、体に異変があった場合にはすぐに服用を中止しましょう。
また肝機能障害が出るケースも報告されているので、肝臓に疾患がある方は医師に相談の上服用してください。
ビタミン剤
脂漏性皮膚炎はニキビと同様、皮脂が毛穴に詰まることによって起こります。マラセチアは皮脂を養分としています。皮脂が詰まった毛穴にマラセチアが集まり、増殖して炎症を起こすことによって脂漏性皮膚炎が発症します。
皮脂の分泌をコントロールすることによって脂漏性皮膚炎を治療することができます。ビタミンB2、B6は皮脂の過剰分泌を抑える働きがあります。
「フラビタン錠」はビタミンB2が含まれており、脂漏性皮膚炎はもちろん、口内炎などの治療にも使われています。また「ピドキサール錠」はビタミンB6が配合されていて、同じく湿疹や口内炎などの治療に使われます。
軽い食欲不振や吐き気などの副作用がありますが、発生する可能性も低く安全性は高いと言われています。ただ、皮脂の過剰分泌を防いで間接的に治療するという性質なので、症状が収まるのは比較的遅めです。
処方箋なしで買える市販の薬
ここまで病院で処方される薬をご紹介してきました。しかし、仕事で忙しくてなかなか病院に行けないという方もいらっしゃるかと思います。また、夜や週末など病院が開いていないときに急に症状が酷くなった場合には、ドラッグストアで薬を買って応急処置をしたいですよね。
そこで、ここからはドラッグストアでも買える市販薬についてご紹介します。
塗り薬
市販薬は主に患部に直接する塗り薬で治療するのがおすすめです。処方薬と同様、抗ヒスタミン剤、ステロイドという種類がある他、薬用石鹸を使うことによって症状を軽減することができます。それぞれの特徴をご紹介します。
抗ヒスタミン系薬
先程ご紹介した「ジフェンヒドラミン塩酸塩」が配合された薬はドラッグストアでも購入することが可能です。例えば興和が出している「
肌に刺激が強いステロイドは無使用なので、敏感肌の方も安心して使えます。
脂漏性皮膚炎の他にも、かぶれやあせも、虫さされなど、アレルギー性皮膚炎全般に効くので、肌トラブル用に持っておくのも良いですね。
ステロイド
虫さされ薬としてよく知られているムヒ。愛用されている方も多いのではないでしょうか。実はステロイド剤が含まれているんです。「
また新レスタミンコーワ軟膏にも含まれている抗ヒスタミン成分「ジフェンヒドラミン塩酸塩」も配合されています。
炎症を抑えると同時に、かゆみも抑えるダブルの効果で脂漏性皮膚炎に有効なのですね。
ムヒアルファEXも虫さされやかぶれ、あぜもなど、幅広い皮膚疾患に対応可能です、
症状の根本である炎症を抑えたいのであればおすすめです。ただしステロイド剤は肌への刺激が強いため、肌が弱い方はただれや発疹などの副作用が出る場合があります。
薬用石鹸
脂漏性皮膚炎ができているときには、薬用石鹸を使うことによって炎症を抑えたり、皮脂の分泌を抑えたりして症状を抑えることができます。例えば「
配合成分である「グリチルリチン酸ジカリウム」は炎症を鎮めてくれる作用があります。
また、「ローヤルゼリー」や「ヒアルロン酸」、「リピジュア」といった保湿成分がしっかりと肌の水分を閉じ込め、乾燥を防いでくれるので、皮脂の過剰分泌を抑えることができます。
着色料、香料、エタノール、鉱物油は不使用なので刺激も弱く、脂漏性皮膚炎で敏感になっている肌にも最適です。
塗り薬と併用して、体を洗うときに薬用石鹸を使うことで、脂漏性皮膚炎の症状を和らげることができます。
頭皮には薬用シャンプー
脂漏性皮膚炎は頭皮にできる場合も多いです。頭皮は髪の毛があるため、外服薬を塗りにくいですよね。そういった場合には薬用シャンプーもおすすめです。
薬用シャンプーには薬用石鹸と同様に皮脂の分泌と炎症を抑える、そして真菌の増殖を防ぐ効能があります。
例えばロート製薬が出している「
脂漏性皮膚炎が頭皮にできると頭がかゆくなるのに加えて、フケも出やすくなるので、こうした薬用シャンプーも使っていきたいですね。
薬の効果的な塗り方
脂漏性皮膚炎に効果がある薬についてはおわかりいただけたかと思います。しかしいくら効果があったとしても、誤った使い方をしていれば効果が出ないどころが悪影響を及ぼす危険性もあります。そこでここからは効果的な薬の塗り方についてご説明します。
期間は必ず守って使用
まず薬は必ず医師の指示、あるいは説明書にしたがって使用してください。特に脂漏性皮膚炎は先程も説明したとおり自然治癒が難しい疾患です。「症状が良くなった」「治った」といって自己判断で薬の使用を止めることはしないようにしましょう。症状が一時的に改善しても、使用を止めたことによって症状がぶり返すことがあります。必ず試用期間を守るようにしてください。
脂漏性皮膚炎の治療期間は顔が2~3週間、頭皮は4~6週間くらいです。少なくともこの期間は、症状が一時的に改善したとしても、薬を使い続けるようにしましょう。
また、基本的には原因菌を殺す抗真菌剤を使ってマラセチアの増殖を抑えて治療していきます。炎症やかゆみ、痛みなどが強い場合にはステロイド剤を使って症状を和らげていきます。
どうしてもステロイド剤は肌への刺激が強いため、症状がひどい場合のみの使用に留めておいたほうがよいかと思います。
ステロイドの上手な使い方
ステロイド剤は強力に炎症やかゆみ、痛みといった症状を緩和作用がある一方で、副作用の危険性も大きい薬です。使い方を間違えるとより症状が酷くなったり、別の皮膚疾患を招きかねません。
副作用としてはまず皮膚が薄くなりただれや発疹が起きたり、毛細血管が拡張されて赤みが生じるケースが挙げられます。長期間使用し続けたり、用量を守らないことでこうした症状が発生しやすくなります。
また、アレルギー症状を抑えると同時に、肌表面の免疫力を低下させる作用もあります。アレルギー反応はもともと抗体が異物の侵入を防ぐ働きによって引き起こされるので、アレルギーを出なくするということは、抗体の力を弱めることにつながるのですね。
ステロイドを過剰に使うと雑菌に感染しやすくなり、ニキビやヘルペスなどを引き起こしやすくなることもあります。
こうした副作用を防ぐためには、まず使用容量を守ることが大切です。例えば強さ「4(マイルド)」に分類されるものは顔面で月5gまでが許容範囲とされています。
また1日1回~2回くらいの使用に留めておきましょう。
長期間大量に塗り続けることによって副作用のリスクも高まります。症状を抑えたいからといって用量を守らず塗りすぎたり、「かゆくなったら塗る」というように1日に何回も塗ったりということは絶対止めましょう。
頭皮への薬の塗り方
先程ご紹介したとおり、頭皮には薬用シャンプーを使うことで脂漏性皮膚炎の治療に効果が期待できます。しかし、症状がひどい場合は塗り薬を塗る必要も出てきます。
しかし、頭皮は髪の毛があるために十分薬が塗れていないということが多々あります。まずはしっかりと頭の皮膚に薬が付着するよう、髪の毛を掻き分けて患部に塗り込むというようなイメージで塗ってください。
頭皮にしっかりと薬が塗られているか、鏡で確認しながら行うと良いかと思います。
その後、頭皮にしっかりと薬が馴染むよう、頭皮マッサージをするようなイメージで揉み込んでください。後頭部など自分で薬が塗りにくい場合はご家族に手伝ってもらうのも良いかもしれません。
薬の効果的な塗り方まとめ
- 自己判断で薬の服用を止めない
- まずは抗真菌剤でマラセチアの増殖を抑え、ステロイド剤で症状を緩和する
- ステロイド剤は副作用に注意。要領を守って使用する
- ステロイド剤は長期間使用しない
- 頭皮への塗り薬は、髪をかき分けてしっかり肌に薬を付着し浸透させる
また、「早く治したいから」「症状が酷いから」といって一度に大量に塗ると逆効果どころが別の皮膚疾患を起こす可能性もあるから要注意ね!
脂漏性皮膚炎に効果が期待できる漢方薬
これまで抗真菌剤やステロイドなど、治療薬を使った脂漏性皮膚炎の治療方法をご紹介してきました。ただこうした薬は副作用の危険性もあります。実は脂漏性皮膚炎は漢方でも改善が期待できます。
漢方は即効性には欠けるものの、体質を徐々に改善するので、長いスパンで脂漏性皮膚炎の治療や予防につながります。天然由来成分を薬としているので、副作用の心配も比較的低いのです。代表的なものを2つご紹介します。
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
十味敗毒湯は10種類の生薬から作られる漢方薬です。皮膚病に効能がある「荊芥」や「防風」、膿を引かせる「キキョウ」、炎症を抑える「柴胡」が症状を和らげ、血行を改善する「川きゅう」が新陳代謝を高めてくれます。
特に膿を排出する力があり、化膿しやすい人におすすめ。効果は早い場合で1週間程度。1ヶ月くらいをめどに考えてください。
黄連解毒湯(おうれんげとくとう)
黄連解毒湯は「黄連」「黄ごん」「黄柏」「山梔子」という4つの植物由来生薬が配合された漢方薬です。いずれも体の熱や炎症を鎮める効果があり、脂漏性皮膚炎にも効果が期待できます。
特に炎症が酷い初期の脂漏性皮膚炎におすすめです。効果は十味敗毒湯と同様、早くて1週間程度、1ヶ月ほどで変化が現れると考えてください。
体質改善といえば日頃の生活習慣も重要。ちょっとだけ生活習慣を見直すことで、治療や予防の効果を引き上げることができるの。
脂漏性皮膚炎は薬だけでは治らない
脂漏性皮膚炎の薬についてご紹介してきましたが、実は脂漏性皮膚炎は薬だけでは治らないのです。もちろん薬によって症状を和らげることができますが、生活習慣などを改める必要があります。ここからは脂漏性皮膚炎を根本的に改善するためのポイントをご紹介します。
薬は対処療法、原因はなくならない
これまで脂漏性皮膚炎の原因であるマラセチアを殺したり、炎症や化膿を抑えたりする効果がある薬をご紹介してきました。しかし、薬はあくまで患部の原因菌をなくす、症状を緩和するという対処療法なのです。
脂漏性皮膚炎は皮脂が毛穴に詰まり、養分とするマラセチアが増殖することによって発症するのは先程ご説明したとおりです。
皮脂は人間の肌に必ず存在するものです。そしてマラセチアは常在菌と呼ばれる、肌に必ず生息する菌なのです。この2つが存在する限り、脂漏性皮膚炎になる可能性は0ではありません。
いずれも肌から完全に除去することはできないため、脂漏性皮膚炎に発症しなくするというのは不可能なのですね。
ただ、皮脂の分泌をコントロールすることによって、脂漏性皮膚炎を予防することはできます。
薬なしでも完治する?
以上のような理由から脂漏性皮膚炎の症状は抑えられても、全く発症しなくするということは不可能です。
だからといって、薬を使わずに症状を治せるかというとそうでもありません。
脂漏性皮膚炎の患部はマラセチアが異常に増殖することによって起こります。一度増殖したマラセチアはなかなかしぶとく、自然に死滅しにくいのです。
症状が改善しても、マラセチアが生き残っていて再発することも珍しくありません。
養分である皮脂の分泌を抑えて、抗真菌剤を使うことによって脂漏性皮膚炎の症状を緩和することができます。
鼻や耳・頭部には発症しやすい理由
脂漏性皮膚炎は特に鼻や耳、頭皮に発症しやすいです。その理由は皮脂。これらの部位は顔の中でも特に皮脂が分泌されやすい場所なのです。鼻がテカったり、頭皮が脂ぎっているのは皮脂の過剰分泌が原因なのですね。また毛穴が密集しているので皮脂も詰まりやすくなります。鼻などはよく毛穴が詰まって黒いブツブツができますよね。
マラセチアの栄養分である皮脂が多いからこそ、鼻や耳、頭皮に脂漏性皮膚炎ができやすくなるのです。
脂漏性皮膚炎を改善するセルフケア
脂漏性皮膚炎を改善するには薬の服用はもちろん、皮脂の分泌を抑えることが重要です。普段の生活を少し見直すことで、皮脂による毛穴の詰まりを改善し、脂漏性皮膚炎に強い肌質を作ることができます。
皮脂のコントロール
まず皮脂が毛穴に詰まらないようにしましょう。そのためには普段の洗顔で皮脂を除去することがポイントです。しっかり顔を洗っているつもりでも、意外と皮脂は除去できていないもの。
例えば泥成分を含んだ洗顔料など、正しいスキンケア商品を選んで使うことによって皮脂を洗い流すことができます。
肌の保湿
肌の乾燥も皮脂の過剰分泌につながります。皮脂は肌を乾燥から守る保湿効果があります。肌が乾燥してくると水分を守るため、皮脂が過剰分泌されます。しっかりと保湿することによって、こうした過剰な皮脂の分泌を抑えることができるのです。
また、肌が乾燥すると肌細胞間のつながりが弱くなり、肌がたるんでしまいます。すると毛穴を引き締める力が弱まり、毛穴が開いて皮脂が詰まりやすくなります。毛穴を詰まらせて皮脂を溜め込まないためにも保湿は重要なのですね。
食事方法
脂っこい食べ物も皮脂の過剰分泌につながります。通常、脂質はエネルギーとして体内で消費されますが、過剰に摂取することで消費されなかった脂質が皮脂に変わります。
また、ビタミンは過剰な皮脂の分泌を抑えてくれる働きがあります。ビタミンが不足することによって皮脂の分泌が上手くコントロールされなくなってしまいます。
脂っこいものはなるべく控え、ビタミンが豊富な食品を多く摂りましょう。
脂質とビタミンが多い食品をまとめました。
| 栄養素名 | 体への影響・効果 | 多く含まれる食品 |
| 脂質 | 皮脂の分泌につながる | 牛バラ肉、牛サーロイン、生クリーム、ドレッシング、ベーコン、レバー(鶏、豚、牛) |
| ビタミンA | 肌のバリア機能を維持抗酸化作用 | レバー(鶏、豚、牛)、あんきも、うなぎ、いか、しそ、モロヘイヤ、にんじん |
| ビタミンB2 | ターンオーバー正常化皮脂のコントロール | レバー(鶏、豚、牛)、はつ(鶏、豚、牛)、いかなご、うなぎ、うずらの卵、かも、すじこ、いくら、たらこ |
| ビタミンB6 | 皮脂のコントロール | にんにく、まぐろ、さけかす、かつお、鶏挽き肉、いわし、さけ |
| ビタミンC | ターンオーバー正常化抗酸化作用 | ピーマン、ゆず皮、パセリ、アセロラ、レモン、ケール、にがうり、めんたいこ |
| ビタミンE | 抗酸化作用保湿 | あんきも、すじこ、いくら、あゆ、いわし、たらこ、めんたいこ、モロヘイヤ |
いかがですか?肉やレバーなどの脂質が多く含まれていることがわかりますよね。レバーはビタミンも豊富なのですが、食べ過ぎると脂質も多く摂ってしまうことになります。脂質をカットするのであれば、レバーではなく、魚や野菜などを摂るようにしたいです。
ストレス
ストレスも皮脂を過剰分泌させる原因となります。人間の体はストレスを感じると「テストステロン」という男性ホルモンが分泌されます。このホルモンは闘争本能を高めてストレスに向かう力を与えてくれますが、同時に皮脂の分泌を促す働きもあります。
残業や寝不足でストレスがたまっているときに吹出物ができやすいのも、テストステロンの量が多くなっているのが原因なんですね。
ストレスを解消するためには睡眠時間をしっかりと確保することが大切です。睡眠中には肌の新陳代謝も高まるため、傷んだ肌が修復されるという効果もあります。
また、適度な運動も効果的です。運動することによって気分転換することができますし、血行を促進して新陳代謝を高めることも可能です。
仕事が忙しいと睡眠時間や運動する時間を取ることも難しいですが、残業を減らすなど、少しでも早く帰れるように心がけたいですね。
脂漏性皮膚炎を改善する生活のポイント
- 皮脂をしっかり洗い流して毛穴に詰まらせない
- 肌をしっかり保湿して皮脂の過剰分泌を防止
- 脂質を避け、ビタミンを摂取して皮脂の分泌をコントロール
- ストレスを解消する
- 睡眠時間を確保する
- 適度な運動をする
脂漏性皮膚炎の薬は使用期間を厳守して
脂漏性皮膚炎を治療するためには、まず薬の要領をしっかり守って使用することが重要です。間違って薬を使った場合、思わぬ副作用が出る場合もあるので注意してください。また、日頃の生活習慣に気をつけてマラセチアの栄養素である皮脂をコントロールすることで、予防したり治療を早めることができます。
今回ご紹介したポイントをしっかりと守って、辛い脂漏性皮膚炎を乗り切りましょう。