ピルの副作用・ニキビの原因と対処法

ピルの副作用でニキビが出る、または悪化する人は、ピル利用者のうち、比較的多く見れられます。

「ピルを飲むのを止めたらニキビができてしまった」「ニキビが気になって、人前に出たくない...」ニキビができると、イライラしたり気分が落ち込んだりしますよね。とくにニキビが顔にできると、1日中ずっと鏡とにらめっこ、なんてことも...。

「ピルは飲まなくちゃいけないけど、ニキビが不安...」そんなあなたに必見!ピルによってできるニキビの原因から対処法まで、詳しく紹介します。

副作用:ニキビ

ピルの副作用でできるニキビの対処法が知りたい

ピルを飲んだらニキビが...

ピル服用中に複数のニキビができました(23歳:女性)

ピルを飲んで3日目にニキビが複数できてしまいました。顔の目立つところにもいくつかあり、とてもショックです。来週彼とデートの予定なので、絶対にニキビを治したいです。ピルを止めたほうがよいのかもしれませんが、生理痛がおもいのでピルは飲み続けたいです。
ニキビは徐々に治るのでしょうか?また、ニキビがすぐに治る方法があれば教えてください。よろしくお願いします。

ピルでニキビが悪化するの?

ピルの副作用でニキビが発症したり悪化したりすることがあります。服用中にニキビが出る人もいれば、服用中は症状がなくても、止めた途端にニキビが出る人もいます。

ピルの副作用によるニキビは、3カ月ほどで症状が落ち着く人がほとんどです。しかし、ニキビが治らずひどくなる場合はピルによるアレルギーが原因かもしれません。症状がおもい場合は服用を中止し、医師に相談しましょう。

ピルを飲んだらニキビ。原因を徹底解明!

ピルを飲むと、なぜニキビができてしまうのでしょうか。ニキビができる原因は、プロゲステロンの過剰な分泌です。

ピルを飲むと一時的にホルモンバランスが乱れます。そうなると、プロゲステロンがエストロゲンより優位な状態になってしまうのです。ただし、ピルを飲んだ人は誰でもニキビができるというわけではありません。ホルモンバランスの変化に影響されやすい体質なのか、影響されにくい体質なのか、元々の体の性質が大きく関わっています。

原因はプロゲステロンの過剰な分泌

ニキビはプロゲステロンがエストロゲンよりも多く分泌されることが原因です。プロゲステロンには、「アンドロゲン」という男性ホルモンの作用があります。

男性ホルモンは過剰に皮脂を分泌する働きがあります。男性ホルモンの働きによって、皮脂が増え、皮脂が毛穴を塞いでしまいます。そこにアクネ菌が繁殖し、炎症を起こすことでニキビができるのです。

なぜプロゲステロンが過剰に分泌されてしまうの?

なぜ、プロゲステロンが過剰に分泌されてしまうのでしょうか。その原因は、ピルを飲むことによって生じるホルモンバランスの乱れです。

ピルを飲む前は、通常であればプロゲステロンとエストロゲンという2種類のホルモンが、バランスよく分泌されています。しかしピルを飲むと、一時的にホルモンバランスに乱れが生まれるのです。

ホルモンバランスが乱れると、交感神経が働きます。交感神経は、緊張のときやストレスを感じたときに働く神経です。交感神経にはプロゲステロンの分泌を高めてしまう作用があります。プロゲステロンが過剰に分泌された結果、男性ホルモン作用(アンドロゲン)が発生するのです。

ピルでニキビができやすい体質とは?

ピルを飲んだすべての女性がニキビになるわけではありません。ホルモンバランスの変化に影響されやすい体質なのか、影響されにくい体質なのかで変わってきます。ホルモンバランスの変化に影響されやすい人はどのような人なのでしょうか。

ホルモンバランスの変化に弱い人は、ちょっとした環境の変化にも敏感に反応し、身体に影響が及んでしまう人です。こんな人はピルを飲むとニキビができる可能性が高くなります。また、ピルの種類の中にも、ニキビが出やすいピル、ニキビが出にくいピルがあります。きちんと医師に相談したうえで、自分に合ったピルを処方してもらいましょう。

要注意!ニキビが出やすいピル

ニキビが出やすいピルは、第2世代と呼ばれるグループのピルです。第2世代ピルは「レボノルゲストレル」というプロゲステロンが配合されています。レボノルゲストレルは男性ホルモンの作用が強くなっています。ニキビが気になる人は第2世代ピルを避けましょう。ニキビが出やすい第2世代ピルは下記のとおりです。

  • ラベルフィーユ
  • リビアン28
  • アンジュ28

ただし、第2世代ピルを服用した人の中にも、「ニキビが軽減した」という声もあります。ピル自体が持つ特徴はもちろんですが、個人の体質による影響も大きいのです。ピルの服用をスタートしたら、皮膚への影響をみたうえで、対策を考えるとよいでしょう。

ニキビができやすいタイミングとは?

ニキビができやすいタイミングは2つあります。ピルを飲み始めたころとピルを止めたあと(休薬期間中)です。このタイミングはニキビができやすくなります。睡眠をしっかりとるなど規則正しい生活をしましょう。そうすることで、ニキビの発症を軽減できます。

ピルを飲み始めたころ

ピルを飲み始めたころはニキビができやすくなります。飲み始めたころはホルモン量の変化に体が慣れていません。そのため、ホルモンバランスに乱れが生じます。

しかし、飲み続けていくうちに体は慣れていきます。ニキビができても徐々に治まるので、心配はいらないでしょう。

ピルを止めたあと(休薬期間中)

ピルを止めたあとや休薬期間中はニキビができやすくなります。このタイミングはホルモンを摂取しなくなるので体内のホルモンバランスが変化します。そのため、ホルモンバランスに乱れが生じてニキビができます。

ニキビができても一時的な反応がほとんどです。しかし、症状が治まらないようでしたら医師に相談しましょう。

ニキビができやすい体の部分とは?

ニキビができやすい箇所は3か所あります。顔・胸元・背中です。この部分は皮脂が多く出るため、ニキビができやすくなります。特に顔は目立つ部分なので、ニキビができるのは避けたいですよね。そのためにもしっかりと予防することが大切です。それぞれ予防法を詳しく紹介しましょう。予防法はピルの服用有無に関係なく、通常のニキビと同様です。

ピルを飲むことによってニキビができやすい部分が2つあります。Tゾーンとフェイスラインです。この2か所はホルモンバランスが乱れるとニキビができやすくなります。他にも、口の周り・頬・生え際・鼻もニキビができやすい部分です。しっかりケアをしてニキビができないよう予防をしましょう。

Tゾーン(眉毛から眉間、鼻筋の範囲)

Tゾーンは皮脂腺がとても活発なため、ニキビができやすくなります。前髪の雑菌が付着するとさらにニキビが悪化します。前髪をピンでまとめるなど、おでこに髪がかからないようにしましょう。

フェイスライン(顎から頬にかけての範囲)

頬づえをつく癖のある人は雑菌が付着するので控えましょう。また、顎のニキビはストレスが溜まったり、体が冷えたりするとさらに悪化します。リラックスし、体を温めることを心がけましょう。

胸元のニキビ

胸元のVゾーンはニキビができやすい部分です。Vゾーンとは鎖骨からみぞおちにかけての範囲です。その範囲は汗をかきやすく、皮脂分泌が活発です。こまめに汗を拭いたり、通気性のよい肌着を着たりするとよいでしょう。

背中のニキビ

背中は皮脂の分泌量が多く、ニキビができやすい部分です。また、背中は顔よりも角質層が厚くなっています。角質層とは古い細胞の集まりのことです。古い細胞が多いとニキビができやすくなります。体を洗う際は優しく擦り、保湿をしましょう。そうすることでニキビを防ぐことができます。

今すぐ治したい!ピルの治療法

「PMSのためにピルを飲んだのに、ニキビができた」「面接があるのに顔にニキビができてしまった...」ニキビは私たちにとってとても大きな負担になりますよね。ニキビを早く治したくても、潰すのは絶対にNG!周囲の皮膚を傷つけて炎症を起こしてしまうことも。跡に残らず、なるべく早く治す方法を紹介しましょう。

すぐに効く!おすすめのニキビ治療薬

ニキビを自分で治療する場合、市販の塗り薬を使用する人がほとんどです。ドラッグストアで手軽に購入することができます。市販で買えるニキビの治療薬は50種類以上あります。その中から人気のニキビ治療薬を紹介しましょう。

テラコートリル

即効性があり、ニキビ治療薬の中で一番人気があります。べたつきがなく、無臭なのも嬉しいポイント。刺激性がないため、敏感肌の人にも使用できます。顔から背中まで、あらゆるニキビに対応してくれる優れものです。

ペアアクネクリームW

ペアアクネクリームWはイブプリフェンピコノールという炎症を抑える成分が入っています。この成分は赤ニキビによく効き、1週間ほどで改善されます。ペアアクネクリームWは保湿クリームのような肌ざわりで使いごこちバツグンです。

クレアラシル

クレアラシルはほとんどのドラッグストアで扱っているメジャーなニキビ治療薬です。肌ざわりは少しべたつきますが、気になるほどではありません。クレアラシルは硫黄の成分が入っているため、ほのかに硫黄の香りがツンとします。この硫黄の成分が肌を柔らかくし、成分を浸透させ、毛穴のつまりを解消します。

ニキビが出にくいピルにチェンジ

あくまでピルにこだわる人は、いま飲んでいるピルから、ヤーズやマーベロンに変更することをおすすめします。ヤーズとマーベロンはほかのピルと比べるとニキビができにくいピルです。ピルを変更する際は、自分の判断だけでなく医師に相談のうえ、変更しましょう。

ヤーズ(第4世代ピル)

ヤーズには「ドロスピレノン」というプロゲステロンが含まれています。ドロスピレノンというプロゲステロンには皮脂の分泌を抑制する作用があります。そのため、他のピルと比べてニキビができにくくなっています。ヤーズは超低用量ピルなので、ニキビ以外の副作用も抑えられます。

マーベロン(第3世代ピル)

マーベロンには「デソゲストレル」というプロゲステロンが含まれています。ほかのプロゲステロンと比べると、デソゲストレルというプロゲステロンは皮脂の分泌量が少なくなっています。そのため、プロゲステロンが優位な状態になったとしても、ニキビができにくいのです。

ニキビの悩みは解消しましたか?

ピルでニキビができる原因は、プロゲステロンの過剰な分泌です。通常は、体内にバランスよくエストロゲンとプロゲステロンが分泌されています。しかし、ピルを飲むことによって、ホルモンバランスが乱れるとプロゲステロンのほうがエストロゲンより上回ってしまう場合があります。プロゲステロンは男性ホルモンの作用があり、皮脂を過剰に分泌します。そのため、ニキビができるのです。

ピルを飲み始めたころやピルを止めたあとは、ホルモンバランスが特に安定していません。ニキビができやすいので、睡眠をしっかりとるなど、ニキビができにくい体に整えましょう。

また、トリキュラーに代表される第2世代のピルは、ニキビができやすくなります。男性ホルモンの作用が強いのでニキビのできやすい人にはおすすめできません。反対に、ヤーズやマーベロンはニキビができにくいピルです。ニキビが気になる人は医師に相談のうえ変えてみるのも手です。

ニキビをすぐに治したいときは、市販の塗り薬を活用しましょう。軽いニキビなら1日から3日、赤ニキビなら7日から10日で治ります。ニキビの対処法を知り、安心してピルを使用しましょう。

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更新日:2017年01月04日 (公開日:2017年01月04日)