みなさんこんにちは、うにぐりちゃんレポートです。
元トリマーから「猫ちゃん」に関する情報を教えてもらおうと思います。

今回は、前回の爪切りのコツに引き続き、早くも「元トリマーが教える」シリーズ第2弾元トリマーが教える「猫シャンプーのコツ」です。 今回も元トリマーである嫁さんの言葉をわたしがこの記事にしたためたいと思います。それでは早速、中身に入らせていただきます。

シャンプーは必要なのか

わたしは何個か前の記事で、「うに」と「はまぐり」を病院に連れていく前にシャンプーして綺麗にした、というようなことを書きました。 そしてその記事の最後の方で、仔猫のシャンプーはオススメしないということも書きました。 それは何故か? 仔猫にとっては、体温を保つということがなによりも重要だからです。 シャンプーをすれば体温は奪われますし、乾かし方が不十分であれば体温の低下により最悪の場合もあり得ます。 この体温の低下というのは、仔猫に限った話ではありません。 後述しますが、猫ちゃんは体温調節が苦手なんです。 また、体温の低下を抜きにしても、成長した猫ちゃんも基本的にはシャンプーは不要だと思います。 猫ちゃんはもともとが綺麗好きですし、自分で毛づくろいもするため、そもそも綺麗に保たれているんです。 体臭も少ないのでシャンプーをする必要性はほとんどありません。 逆に、シャンプーのし過ぎは必要な脂を落とすことになり、毛の艶がなくなったり、皮膚病になる可能性もあります。シャンプーのし過ぎで病気になった猫は聞きますが、シャンプーをしなかったから病気になった、という猫は聞いたこともありません。ですので、基本的には猫ちゃんにはシャンプーはいらないと思っていただいていいと思います。

しかし、毛づくろいでは手入れしきれなかったりすると、毛の汚れや余分な脂が残ってしまい、毛のもつれや毛玉がみられるようになります。 これをそのまま放置すると、毛の生え変わりを妨げたり、汚れた毛を飲み込んで体調を崩したりする可能性もあります。 こういった場合はシャンプーをしてあげる必要があります。

猫は濡れたくない

しかし、猫は基本的に水を嫌います。 正確に言うと、体が濡れるのを嫌います。 わたしの実家で飼っていた猫も水が嫌いでした。 仔猫ちゃんのうちから慣れさせようと試みましたが、失敗に終わりました。 これは、猫の祖先は砂漠に住んでおり、昼夜の寒暖差が激しい砂漠では濡れたまま夜を迎えるのは致命的ですので、本能的に濡れるのを嫌っていると言われています。 ですので、猫ちゃんをシャンプーするのはなかなか骨が折れますが、一緒に頑張りましょう!

シャンプーの頻度

シャンプーの頻度としては、長毛種は1ヶ月に1回程度短毛種は半年に1回程度を目安とすればいいかと思います。 もちろん、病気や手術の直後などはシャンプーは控えてください。うちの場合は、「うに」が長毛種、「はまぐり」が短毛種なのですが、「うに」をシャンプーする際に「はまぐり」もシャンプーすることが多いので、短毛種の半年に1回の目安よりは多くシャンプーしていることになります。あくまで、この頻度は目安です。完全室内飼いの猫ちゃんですと、そんなに汚れるということはないと思いますが、放し飼いのような感じですと、外をうろついているときに汚れます。汚れの度合いにもよりますが、例えば車の下に潜ってオイルを体につけてきた、といった場合には、上記の頻度は気にせず、洗っちゃってあげてもいいと思います。

シャンプーの事前準備

さて、シャンプーをするにあたって下準備をしましょう。 その下準備とは、以下の3つです。
「爪切り」
「目・耳掃除」
「ブラッシング」

まず爪切りですが、シャンプー中はまず間違いなく猫ちゃんは嫌がって暴れますので、引っかかれて怪我しないためと、暴れて爪が折れるのを防ぐためです。爪切りのコツを参考に爪切りを行ってください。

次に目・耳掃除です。 耳垢は水分を含みふやけてしまうと、耳の奥に入り込んで中耳炎を引き起こします。 それを防止するためにもシャンプー前に掃除してあげてください。 綿棒やポケットティッシュで耳垢を取ってあげます。 表面を拭くだけでも違いますので、それだけでもやってあげてください。 目も同様の理由で、目ヤニ等があれば取ってあげてください。

次に、ブラッシングです。 シャンプー前には必ずブラッシングをして、毛のもつれや毛玉を取ってあげてください。 水に濡れるとほぐしづらくなるので、入念にブラッシングしてといてあげてください。 また、人間も同様ですが、シャンプー前にブラッシングをすると、より汚れが落ちやすくなるそうです。 猫ちゃんだけでなく、飼い主様もシャンプー前はブラッシングをオススメします。 猫ちゃんとは違う櫛を用意してくださいね。

シャンプー本番

さて、下準備が終わりましたので、いよいよ猫シャンプーを始めましょう。 まずは、おけや猫用バスタブなどの大きめの容器に37度程度のぬるま湯をはります。 人肌程度、触ってぬるいと感じるくらいがいいです。 猫は人間と同じような汗腺がないので、熱中症になりやすいです。 一応、(特殊な?)汗腺自体はあるのですが、体温調節は苦手ですので、熱いお湯にはしないでください。 容器にはったぬるま湯に、猫用のシャンプーを混ぜておきます。 量は適当でいいですが、あまり濃くしない方がいいです。 最低限泡立てばいいですし、なんなら泡立たなくても大丈夫です。 猫ちゃんの脂は人間のそれとは違うため、人間用のシャンプーは使用しないでください。 毛にダメージを与えますし、皮膚のトラブルを引き起こしかねません。 また、シャワーは出しっぱなしがいいでしょう。 猫ちゃんがいるときにシャワーを出すと、出た瞬間に驚いて暴れる可能性があります。

それでは、猫ちゃんを洗っていきます。 用意したシャンプーを混ぜたぬるま湯に猫ちゃんを入れてあげます。 そのままぬるま湯を手ですくって、首筋あたりから濡らしてあげましょう。 最初に首筋を濡らすのは、万が一ノミがいた場合に、お尻の方から濡らすとノミが顔に逃げてしまうからです。 その道筋を断つためにも、最初に首筋を濡らしてあげてください。 顔はまだ洗わなくていいので、首から下を軽く洗ってあげます。 このとき、猫の脇から手を入れて前足を浮かせてあげれば、猫はあまり抵抗しなくなります。 そうして、もう一方の手で猫の毛をとかすようにして、全身にシャンプー入りぬるま湯を十分に馴染ませてください。 十分馴染んだら、シャワーですすいであげましょう。 シャワーですすぐときには、シャワーヘッドを猫ちゃんに密着させてください。 そうすることで音や水圧で猫ちゃんを驚かさずに済みます。 これで毛の表面の汚れを落としました。 次に猫ちゃん本体を洗います。

再度シャンプー入りぬるま湯に入れてあげます。 ここから本格的なシャンプーをしていきます。 短毛種の猫ちゃんは指先で毛の流れに逆らうように、皮膚をマッサージしてあげるイメージで洗ってあげてください。 長毛種の猫ちゃんは指先だけでなく、手のひらも使って毛が絡まないように優しく洗ってあげてください。 足と足の裏、指の付け根、お尻、しっぽは汚れを見落としがちですが、汚れやすい部位なので忘れずに洗ってあげてください。 特に、お尻には排泄物がついていることが多いので、入念に洗ってあげてください。 また、お尻を洗ってあげるときに「肛門しぼり」をすることをオススメします。 「肛門嚢」に溜まっている「肛門腺液」と呼ばれる、悪臭の元を出してあげます。 「肛門嚢」とは、肛門を中心として4時と8時の位置にある、袋状の器官のことです。 両方の肛門嚢を、肛門に向かって押し上げるようにすると、中に溜まっている肛門腺液が飛び出します。 なかなかの悪臭なのですぐにシャワーで流しましょう。 最後に、顔を洗います。 顔はスポンジ等を使って優しく洗います。 目や口の周りは汚れやすいので、入念に洗います。 このとき、目にシャンプーが入らないように十分注意します。 なお、猫ちゃんは顔が濡れるのを特に嫌がる子が多いので、もし嫌がる場合はシャンプーを使わず、水で濡らしたスポンジを使ったり、濡れタオルで拭くだけでも大丈夫です。 そのときも、目と口の周りは綺麗にしてあげてください。

ドライ

さて、それではシャンプーは終わりましたのですすいであげます。 シャンプーやシャワーが耳や目、鼻、口に入らないように十分注意をしながら、入念にすすぎましょう。 このすすぎが一番大事といっても過言ではありません。 泡の流し忘れはNGです。 猫ちゃんが毛づくろいするときにシャンプーの残った毛を舐めることになるので、泡の流し忘れはNGです。 また、シャンプーを十分に流しきれないことで皮膚のトラブルを引き起こしかねないので、このすすぎは入念に行ってください。

すすぎ終わったら、猫用のリンスを全体に馴染ませてください。 リンスをすることで毛が艶々で、ふわふわになります。 全体に馴染ませたらシャワーで十分洗い流してください。 もちろん、このすすぎも大事ですので入念にお願いします。

これでシャンプーは終了です。 あとは乾かしてあげるだけです。 まずは、濡れた猫ちゃんの毛を軽く絞って、余分な水気を落とします。 特に長毛種の猫ちゃんの場合、この作業をしないと尋常じゃない量のタオルを消費することになります。 それでもいいのですが、絞った方が楽です。 ある程度絞れたら、タオルで全身をくるんであげます。 ここからはタオルドライですが、このとき、こすらないようにしましょう。 こすると、毛が絡まってしまうことがあるため、タオルを押し付けるようにして水分を吸い取ってあげてください。 タオルは何枚か用意しておいて、びしょびしょになる前に取り替えてあげてください。 こうすると早く乾きます。 足の付け根やしっぽは水分が残りやすいので、意識して拭いてあげてください。

ある程度水分を吸い取れたら、ドライヤーで乾かします。 早く乾かしたいがために、ドライヤーを近づけすぎたりすると、火傷する可能性があるので十分気を付けてください。 同じ部分に温風を当て続けないように注意してください。 また、猫ちゃんに手を添えて、熱すぎないか確認するといいでしょう。 顔(特に目)に、直接温風が当たらないように十分気を付けてください。 ドライヤー単体で使うのではなく、タオルで拭きながらや、ブラッシングしながら乾かしてあげるとより早く乾きます。 なお、ドライヤーを嫌がる猫ちゃんも多いですが、濡れた状態のままでいると体温を奪われてしまいますので、できるだけドライヤーで早く乾かしてあげてください。 また、自然乾燥よりも仕上がりがふわふわになりますので、やはりドライヤーがいいかと思います。 とは言え、嫌がる子は嫌がるので、そういった場合は無理は禁物です。 できれば最初にドライヤーを嫌がるかどうか、確認したほうがいいかもしれません。

これで、正真正銘シャンプーは終わりました。 どうです? 猫ちゃんは艶々のふわふわのもふもふになりましたか? 仕上げに、「スリッカーブラシ」を使うと、より一層ふっわふわになります。

最後に

さて、「元トリマーが教える」シリーズ第2弾。 この「シャンプーのコツ」を読んで、猫ちゃんもよりもふもふになり、飼い主様に可愛がられると幸いです。 ふわふわになった猫ちゃんを思う存分抱いてあげてください。

それでは今日も見てくださった方々、本当にありがとうございました。 また次回の投稿でお会いしましょう! さようなら~

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