生理前、生理中になるとできる口周りのニキビの原因と治し方とは?
生理前になると、口周りにニキビができることが多く、目立ってしまいとても気になります。生理期になると、なぜ口周りにニキビができてしまうのでしょうか?また、口周りのニキビはどのようにケアすればよいのでしょうか?生理前、生理中にできた口周りのニキビの治し方について教えてください。
- 専門家からの回答
- 口周りのニキビは潰しやすいので、潰さないように早めにケアしましょう。
- 3行でまとめると?
- 生理前、生理中の口周りのニキビは大人特有の症状
- 口周りのニキビの原因の一つは乾燥!
- 口周りのニキビには生活習慣の見直し、保湿、便秘の解消がポイント
生理前、生理中の口周りのニキビの原因は?
皮膚科で相談される大人ニキビのうちで、圧倒的に相談が多い部位が口周りです。思春期の頃にできるニキビの場所は、成長期のホルモン変化により、皮脂の分泌が盛んなTゾーンが主体となります。大人ニキビの場合は口周り、フェイスラインが主体となることが多いです。
大人の場合は、ストレスや睡眠不足、食事の偏り、環境変化などが大きく影響してニキビができやすくなったり、便秘などの胃腸障害が続くとニキビができやすくなったりと思春期の頃とは原因が異なります。
また、生理前、生理中は黄体ホルモンの影響により、皮脂が過剰に分泌され、肌の免疫機能が低下してアクネ菌が繁殖しやすくなるためにニキビができやすくなります。
口周りのニキビを改善するためには?
生理前、生理中の口周りのニキビに乾燥は大敵!
冬など乾燥しやすい時期に、口周りが気づくと粉を吹いていたという経験は誰にでもあることでしょう。口周りは顔の中でも特に乾燥しやすい部位と言えます。それは口周りが目周りと同様に、皮膚が薄くデリケートで、鼻や口の凹凸があるために基礎化粧品を塗りもらしてしまいやすい場所だからです。
皮膚が乾燥すると、肌のバリア機能を守ろうと、本来は水分が必要なところに皮脂が間違って過剰に分泌してニキビができやすくなってしまいます。口周りのニキビができた時は、保湿をするように心がけるといいでしょう。
口周りニキビの改善には生活習慣を整えて
生理前、生理中の口周りのニキビは、大人ニキビなゆえになかなか厄介なことが多いです。なぜならば、原因が忙しい生活の中にあることが多く、その生活改善がカギとなることもあるからです。
普段から規則正しい生活に心がけて、ストレスの発散できる機会をつくるようにするといいでしょう。乾燥には保湿力の高い基礎化粧品を使ったり、便秘のある方は便秘を解消したりするだけでニキビがよくなることもあります。それでもなかなか治らない時は皮膚科で相談してみてください。
私がお答えしました
- 皮膚科医 梅田さやか
- 肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。
生理前の口周りニキビ、改善のためにできることとは?
目立って気になる生理前の口周りニキビ
ニキビって、どこにできても嫌なものですが、口周りのニキビは目立ちやすいのでなおさら気になりますよね。口元は人と話す時に自然と目が行ってしまうので、口周りにニキビができてしまうと、人に会うのも少し億劫になってしまったり…。
生理前のニキビは思春期のニキビと違う?
生理前は、いつもより肌が荒れたりニキビができやすいという人も多いのではないでしょうか?生理前のニキビなど、大人になってからできるニキビには、思春期のニキビとは少し違った特徴があります。
大人ニキビの原因は生活習慣やホルモンバランスの乱れ
梅田先生の解説によると、大人になってから口周りにできるニキビは、思春期のニキビと違って、生活習慣や生理前のホルモンバランスの乱れが原因になるとのことでした。
このようなニキビには保湿対策が重要とのことですが、具体的にどのように毎日のケアを行うのが正解なのでしょうか?
デリケートな口周り、ニキビができた時のケア方法は?
ニキビができていると、いつも以上に洗顔やスキンケアに気を使いますよね。しかし、ここで注意が必要なのはそのケア方法。ニキビができているからといって、一生懸命洗おうとしていませんか?
生理前のニキビには乾燥厳禁。洗いすぎ、皮脂の落としすぎは乾燥肌につながります。乾燥して固くなった肌は毛穴が詰まりやすくなるため、さらなるニキビができてしまう可能性も。
生理前のニキビがある時の正しいクレンジングの仕方
まず、メイクをクレンジングでしっかり落として清潔にする必要がありますが、洗浄力の強すぎるものは逆に刺激になってしまいます。リキッドタイプやジェルタイプ、クリームタイプは比較的洗浄力がマイルドで肌に優しいので、毎日のお手入れにも安心です。
クレンジングをする際は、たっぷりのクレンジング料を手にとって顔になじませ、こすらずなでるように落としましょう。こすると摩擦でニキビが悪化してしまう恐れがあるので注意!
洗顔をする時は、よく泡立てた洗顔料で、ニキビができている部分をこすらないように優しく洗いましょう。キュッキュッとなるまで洗うと、必要なうるおいまで落としすぎてしまいます。
洗う順番は、Tゾーン→頬→目周り・口周りというように、皮膚が薄くデリケートな口周りは最後に洗い、洗浄料に触れている時間を短くすることもポイントです。
生理前のニキビ、保湿のポイントとは?
生理前のニキビができている肌にとって、洗顔後の保湿は最も重要です。肌荒れやニキビがあると、つい保湿しすぎない方がいいのかなと思ってしまいがちですが、実際は逆です。肌にうるおいを与えることで、ニキビの元と戦うバリア機能を高めることが大切なのです。
ニキビ専用のスキンケアなら、肌荒れやニキビがある肌にも安心して使えるので、自分に合ったものを探してみましょう。
また、普段からよく動かす口周りは、食事の際や何気ない生活、仕草で触れてしまいがち。口周りにニキビができている時は、ニキビに触れたり、傷つけたりしないように口周りには気を配りましょう。
ホルモンバランスを整えて生理前のニキビを改善
生理前や生理中に口周りにニキビができる原因は、ホルモンバランスの変化による免疫力の低下が影響しているとのことでした。生理前はどうしてもホルモンバランスが乱れてしまいがちですが、生理前以外でも大人ニキビができているようなら、普段からホルモンバランスを整える必要がありそうです。
ホルモンバランスって何?
女性ホルモンには2つの種類があり、この2つのホルモンが生理周期を通して増えたり減ったりしています。そのうちの1つである「エストロゲン」には、女性らしさを作る働きがあり、もう1つの「プロゲステロン」には妊娠を助ける働きがあります。
これらは2つとも女性の体にとって必要なホルモンであり、2つのバランスが整っていることが重要です。しかし、生理前や乱れた生活習慣やストレスによってホルモンバランスが乱れると、ニキビや肌荒れ、心身の不調を引き起こしてしまうのです。
ホルモンバランスの整え方とは
ホルモンバランスが乱れる原因には、生活習慣の乱れやストレスが考えられます。人間関係や仕事でのストレス、寝不足、偏った食事、血流や姿勢の悪さなども影響すると言われています。
・質の良い睡眠を確保すること
・栄養バランスを考えた食事を摂ること
・姿勢を改善すること
以上のような生活習慣の改善でホルモンバランスを整えて、肌荒れやニキビ、その他心身の不調を改善できるようにしていきましょう。
冷えを改善してホルモンバランスを整えるには?
生理前や生理中の口回りのニキビを改善するためには、ホルモンバランスを整えることが大切でしたね。ホルモンバランスの乱れは自律神経の乱れとも関係しています。自律神経の乱れには、体の冷えも影響すると言われています。体の構造上男性と比べて冷えやすい女性は、意識して温めることがホルモンバランスを整えるための第一歩です。
冷えを解消するためには、まず体を冷やさないこと、そして意識して体を温めることが大切です。例えば、夏場でもクーラーのきいた室内に薄着でいると、知らない間に体を冷やしてしまいがちです。そんなときには一枚多く服を持ち歩き、体を冷やさないようにしましょう。
また、寒い日でもおしゃれのためにと薄着をしていると体が冷えてしまいます。ホルモンバランスを整えてニキビを防ぐためには、無理をしないことも必要です。
体を温めてあげる時にも、温める部位を考えることで、効率的に温めることができます。首などの大きな血管が通っている箇所を温めてあげれば、全身の血流をよくすることができます。また、37~38度のお風呂でゆっくりと半身浴するのも効果的です。もちろんお風呂あがりには体を冷やさないよう気をつけて下さいね。
また、体を冷やさないためには温かいものを摂って、内側から体を温めるのも効果的。体を温める効果があるとされる食品を積極的に摂ることで、内側からも冷えを防ぐことができますよ。基本的に、寒い場所で採れる食べ物や冬に採れる食べ物は体を温めてくれるといいます。また、根菜などを中心に温野菜にして食べるといいでしょう。
生理前でニキビができた時に摂るべき栄養素は?
生理前・生理中に関わらず、肌荒れやニキビにとって栄養補給は欠かせません。肌荒れ・ニキビ改善のためにはどのような栄養素を摂る必要があるのでしょうか?
ビタミンA
肌や粘膜の健康を保つビタミンA。きれいな肌を維持するために積極的に摂りましょう。
・レバー
・緑黄色野菜(にんじん、ほうれん草、モロヘイヤ、かぼちゃ、ニラなど)
・卵
ビタミンB群
肌の新陳代謝を助ける働きがあると言われているビタミンB群。ニキビ肌を改善するために意識して摂りましょう。
・レバー
・豚肉
・うなぎ
・卵
・納豆
ビタミンC
美肌に欠かせないコラーゲンの生成に関わるビタミンC。熱で壊れてしまうので、生の野菜や果物から摂ることがポイントです。
・パプリカ
・ピーマン
・キウイフルーツ
・いちご
・アセロラ
ビタミンE
抗酸化作用や血行促進効果があると言われるビタミンE。ニキビにも、ホルモンバランスの改善にも摂りたいビタミンです。
・アーモンド
・サフラワー油
・コーン油
・なたね油
・魚卵
上記のような食べ物を毎日の食事に取り入れて、肌荒れやニキビに負けない肌を目指しましょう!
生理前のニキビを漢方で治療できる?
しつこい生理前のニキビには、漢方を使った治療法もあります。
当帰芍薬散
赤みの少ない「白ニキビ」に効果的と言われています。
ニキビだけでなく、ホルモンバランスを整えるためにも処方される漢方とのこと。
清上防風湯
炎症を起こして赤みのある「赤ニキビ」に使われる漢方。
漢方は、それぞれの体質に合わせて処方されるものなので、専門医に相談してみましょう。
また、紫根と呼ばれるムラサキという植物の根から抽出された「紫根エキス」には、生理前のニキビに対する、肌のバリア機能を高める効果が発見されているそうです。紫根エキスの入ったスキンケアを試してみるのも手ですね。
ただでさえブルーな生理前・生理中をさらに憂鬱にさせる肌荒れやニキビ。できることから始めて、次の生理では新しいニキビができないように、予防できるといいですね!
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