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マンションの管理会社を呼びつけてみた 【解決編】

ウチのマンション(ハイツ)の押入から雨漏りが!

連絡しても「結露です」と言い張る管理会社。

仕方がないので法的措置の話をすると途端に態度が急変。

はじめから素直に対応してくれりゃこちらもこんなことしなくてもいいんだけど。

で、管理会社を呼び出してみましたよ。









↓前回の記事はこちら↓

管理会社を呼び出してみた 【凸電編】


電話連絡してから数日後、管理会社の若い兄ちゃんと頼りなさそうな大工さんらしきおじさんがやってきた。

名刺をいただいたのち押入の現状を確認してもらうが、当然のように晴れの日に来るものだから押入の壁や天井は濡れていない。

管理会社:「わかりませんね。」

あたりまえだ。普通は雨漏りと聞けば雨の日にくるだろう。
押入のベニヤ板に雨漏りのシミが残っているのだが、管理会社の兄ちゃんは「タダの木目では?」なんてとぼけたことをぬかしやがる。
雨漏りしている写真を見せたにも関わらずこれだ。


大工:「ちょっと拝見しますね。」

そういいながら大工さんは床下収納庫から床下にもぐりはじめた。

???


ワタシ:「雨漏りって床下を見てわかるんですか?」

管理会社:「床下に雨漏りの跡が残ることがあるんだそうです。」

ちょっと意味不明だがまあそういったこともあるのかもしれない。
ただウチの場合は押入の天井と壁の途中までが濡れているだけなので床下まで雨水が到達しているとは考えづらい。
ましてやウチは1Fなのでそこまで到達するほどの大量の雨漏りならもはや住めるレベルじゃないよ。
でもまあ面白そうなのでちょっと放置。

そして数分後。 大工さんが床下からでてくる。


大工:「床下には雨漏りの跡はありませんね。」

そりゃそうだろう。
雨漏りの調査は基本的に濡れている付近から調べないとわかるはずないよ。

他に色々と見てはいたが、どうやら一応見に来た結果結露だったという結論に持ち込みたいようだ。
まだなめられてるんだね。


ワタシ:「押入の天井を破って天井裏を見た方が早いんじゃないですか?そこから漏れているわけだし。」

管理会社:「でも結露だと今天井を破って中を見ても判断できませんし。」

コイツはバカだ。
建築に詳しい知人によると通常の結露であれば外壁のすぐ裏が濡れることはあっても室内の仕上側に結露が発生して濡れるのはまれなんだそうだ。
結露としてよく起こるケースは鉄筋コンクリートのマンションの北側の外壁に面している部分で、壁の裏やタンスの裏なんかにカビが発生したりすることはあるらしい。
鉄筋コンクリートの建物は内壁=外壁の裏側になっている建て方が多く、きっちりと壁に断熱処理をしないと北面の壁などはかなりの高確率で結露するらしい。

ちなみにウチは鉄骨造で外壁と室内側の壁の間は当然十分な空間があるため、大手メーカーが建てている建物ということも考えると構造的に室内には結露が発生しにくいとのこと。
教えてくれた知人はそのメーカーの下請けとして何棟もの現場に出入していたらしく、現場を見せるとほぼ雨漏りで間違いないと教えてくれていた。
万一結露でこれほど濡れるなら天井に点検口をつけてそこから覗けばすぐにわかるんだそう。

その大手ハウスメーカーの子会社である管理会社の人間がそういった建築の基本知識や親会社の建物の構造を理解していないもんだから、仕方がないのできちんと教えてあげた。


ワタシ:「そういうことなので天井を破ってみたほうが早いですよ。」

管理会社:「・・・でも天井を破った後に復旧するための材料も持ち合わせていませんし・・・」

ワタシ:「近くにホームセンターがあるのでそこで天井点検口を買ってこられたらいかがですか?今後点検が必要になったときに点検口があれば便利ですし。大家さんに補修の許可が必要ならワタシが今からすぐに話をしてきますよ。いつも仲良くさせてもらってますし。」

管理会社:「・・・」

ワタシ:「まあ、あなたがこの現状を見てもなお結露だと主張されるのならこちらはことが起こったときに粛々と対応するだけですけど。結露だという説明にこちらが納得できる材料がいまだありませんし。逆にワタシがあなたの立場ならどうにかして雨漏りではないという証明をしたくなりますけどね。せっかく大工さんと見に来てるわけだし。」

管理会社「・・・」

ワタシ:「点検口がついていれば押入が濡れたときにワタシ自身でも確認できますから、そのほうがそちらにとっても何度も来なくていいので都合がイイと思うんですけどね。」

管理会社「・・・」


結局こちらの言うとおり押入の天井に天井点検口を設置することに。
大手の管理会社ならこちらが言わなくてもそれくらいはしてくれるかと思ったが、ここまで追い込んでこちらで段取りまで考えなきゃ動かないってコイツらいったい何の管理をしてるんだ?

おそらく大工を連れてきて専門家が「結露だ」といえば納得するとでも踏んでいたのだろう。
大工を連れてきたことが裏目になるとも知らずに・・・。


で、管理会社の兄ちゃんと大工さんが天井点検口を買って帰ってきたところで作業開始。
大工さんが押入の天井べニアをカットし始める。

一見腰の低い頼りなさそうな大工さんだったが、作業が始まると意外と手際がイイ。
こちらとしては濡れている付近の一ヶ所だけのつもりだったのだが、ついでにと隣の部屋の押入の天井まで開けてくれた。
これなら万全だ。

で早速懐中電灯を手に順番に中をのぞいてみる。

大工:「・・・」

管理会社:「・・・」

ワタシ:「・・・」

!!!

鉄骨の梁に水滴がついている!
晴れた日だったので量は少ないが、確かに水滴だ。
結露が起きるような環境だと鉄骨の梁や柱全体に汗をかいたように水滴がびっしりつくはずなので、こんなにピンポイントに水滴がついていることは考えにくい。
そこで管理会社の兄ちゃんと大工さんにも再度天井裏を確認させる。


大工:「・・・」

管理会社:「・・・」

ワタシ:「それってやっぱり雨漏りですよね。」

もうほぼ確定なのだが、二人の頭の中にはいろんなことがぐるぐる回っている様子。
数分間黙り込んでしまう。
そして管理会社の兄ちゃんが重い口を開いた。


管理会社:「雨漏りだとしても一度場所を特定するのに建物全体を調査しないといけません。対策を検討して後日改めてお伺いしてもいいですか?」

別にすぐに直してくれるなら後日でも構わないのだが、今までの対応がどうも信用ならないのでもう一歩詰めてみることに。
第一こんな不誠実な人間をここで返してしまっては次に本当に直しに来るのかどうかすらわからない。

実は知人に見てもらった時に雨漏りの原因箇所らしきところと応急処置の方法もあらかじめ聞いていたのだ。


ワタシ:「おそらく外壁サイディングの継目のところが原因だと思うんですけど。」

管理会社:「その部分も含めて屋根に至るまでの調査が必要かもしれませんので一度持ち帰って検討させてください。」

どうしても帰りたいみたい。
大工さんがいるのだからちょこっと補修すれば済むのに。
仕方ない。こちらで提案してあげるとするか。


ワタシ:「せっかく今日来られているので外壁の怪しい部分に応急処置でコーキングを詰めておいたらいかがですか?それでも雨漏れが止まらないとなれば建物全体の調査をしてもらえばいいわけですし。手を尽くしてもらった結果再度雨漏りということならこちらも致し方ないと思う部分もないわけではないですし。こちらの要望はできるだけ早く普通に生活できたらいいということだけなんです。」

管理会社:「・・・」


ワタシの指摘した外壁部分を確認するため二人が外に出て行った。
おそらく何か相談しているのだろう。外で何かボソボソと話し声が聞こえる。
そして数分後。


管理会社:「では今からちょっと怪しいところを補修させてもらいます。」

やっとでた! 疲れるわぁ~!
はじめからごちゃごちゃ言わずに普通の対応をしていればこんなブログに書かれることもなかっただろうに。
だいたいあなたのポケットマネーで直すわけじゃないでしょうに。

この兄ちゃん、危機管理マニュアル的には最低の対応だ。
まあ直してくれるんならそれでいいんだけど。
大手企業とはいえ一般社員はこんな程度のものなのか?
この時ちゃんと対応していなければ会社名と兄ちゃんの名前をこの場でさらしていただろう。


で、大工さんが外で作業をしてくれている間に、管理会社の兄ちゃんをもう少しいじめたくなってきた。
こちらは終始丁寧に話してやっているが、今までのふざけた対応にまだ腹の虫がおさまらない。

ワタシ:「もう一つ見てほしいところがあるんですけど。」

管理会社:「・・・」

もう目がうつろだ。まだ何も言ってませんよ。


ワタシ:「洗面台の曇り止めのスイッチが使っているうちに取れて壊れたんです。」

管理会社:「・・・」

ワタシ:「洗面台とユニットバスの水栓は壊れたのでこちらで交換したんですけど、洗面台の修理は借主負担になるんですか?」

管理会社:「・・・ちょっと確認してみないと何とも・・・」

水栓等の修理に関しては借主負担と契約書にも明記してあるが、洗面台の交換についてはあまり聞いたことがない。
結構微妙なゾーンみたいだ。


ワタシ:「借主負担なら自分で交換してもいいんですけど、脱衣場の入口が狭すぎて出し入れできないと思うんです。洗濯機ですら一番小さい機種を買ってギリギリでしたから。交換するとなると一度壁を解体する必要があるかもしれませんよね。」

管理会社:「・・・は、はぁ」

ワタシ:「で、たぶん壁はさすがにこちら側では壊せないので、そちらで洗面台を交換してもらえたらと思っているんですけど、どんなもんでしょう?今のまま放っておいて、水に濡れたまま誤って壊れたスイッチに触って感電でもしたら大変ですし。」

管理会社:「・・・か、確認してみます。」

まあ雨漏りの件でこれだけ詰めたのでおそらくちゃんと連絡をしてくれる確率は70%くらいかな?
あてにはしていないが、ちょっとだけ期待して連絡を待ってみよう。


そして無事に作業も終了し二人はトボトボと引き上げていった。
あとは補修の効果があったか確認するだけだ。


後日雨の日に点検口を開けて確認してみると、以前あった水滴がもうない。
押入の壁や天井も濡れていない。
結果として補修の効果はあったわけだ。
雨漏りしていないことを確認して、ようやく押入に荷物を入れ通常の生活に戻ることができた。

結果報告を知人に入れ、後日ワタシのおごりで飲みに行く約束をした。
管理会社の方には連絡を入れずに放っておいた。
なぜなら洗面台の件の連絡が2週間以上経ってもまだないからだ。

まあこれからの対応でどんな会社か、どんな人間かがわかっちゃうよね。




P.S. (2011/3/1 追記)
あれからすでに1年近くたったがまだあの管理会社の兄ちゃんからは何の連絡もない。
まあそういういい加減な人間、そういういい加減な会社だったということだろう。
ときどき道であう大家さんも時々管理会社の不満を漏らしているし。

今までの不動産業界はそれでもよかったのかもしれないが、ますます人口減少が進むと大手とはいえそんなことはしていられないだろうに。

まあ近々引越すことが決まったので、今となってはどうでもいい話だが、不動産業界はまだまだ不思議な業界だと思わされる出来事だった。






  

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