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★頭を抱える?頭皮の病気
開業まであとひと月・・・
無意味に 右往左往しています・・・Σ(|||▽||| )
ブログも見れないまま、ジタバタしているうちに、いつの間にか・・・
見たよ!って FBの( ・∀・) イイネ!と同じようなポチってできてた/(-_-)\
じげ風呂の進化についていけてません(笑)
頭の皮膚病、染めてかぶれる以外にも、
実はあれこれございます。
クマでなくても猫でなくても
頭抱えてる人、結構おられます。
人に言えないらしいです。
フケやカユミなど頭皮のトラブルは、
「きちゃないんじゃないの」
「ちゃんと洗わんけん、フケが出るんでしょ」
周囲に相談しても、冷たく あしらわれがちらしい・・・
ほんとに汚いの??
もちろん、違いますね。
少なくとも、病院に行こうとしてる方、気にしている方は、
不潔だから病気になることは ほぼ、ありません。
ご家族の何毛ない、いや何気ない一言が治療を遅らせてしまいます。
頭皮のトラブルについて、あれこれあげてみました。
抜ける
伝染る病気編
頭部白癬
今、結構テレビでも話題の、しらくも。
頭につく、水虫(真菌という、カビの一種)です。
←今話題のTrichophyton tonsurans
という、カビの一種です。
症状としては
・毛が抜ける
・頭皮にフケが増える
・かゆみがある
・毛穴に、プツプツ黒い毛が詰まったように見える・・・などです。
元々格闘技をする方々を通して入ってきたと言われている、輸入感染症。
柔道・レスリング・プロレスを中心に広まり、ヘルメット・防具をする野球、ラグビーなど
集団で行うスポーツをやっておられる場合は、これを疑います。
(部室や、シャワー室、寮など感染源になるようです)
感染力が強く、部活動内で発症者があった場合、みんなで検査をします。
誰が汚いとかではなく、みんなで治療をすることが、拡散を防ぎます。
じゃ、この頭部白癬と間違いやすいのが・・・
←脂漏性皮膚炎(湿疹の一つ。)
常在菌と言われるカビが湿疹に関与すると言われますが、伝染りません。
これは、繰り返しやすく体質的な要素が強いのです。
頭以外にも、顔、陰部などにも出ますし、かゆみはあっても軽度です。
さらに、↓アトピー性皮膚炎
もちろん、うつりません。
わかりにくいのは、アトピーや脂漏性皮膚炎の患者さんが、頭部白癬になった場合。
「いつものかゆみが治らないな~」と思って、ステロイド剤を塗り続けると悪化します。
しかも、皮膚が弱いので、治りが悪かったり、もともとの湿疹と重なって、
両方の治療をしないと落ち着かない場合もあります。
一つ思っているのは、もともと皮膚が弱く、湿疹反応の出やすい方ほど
持病をきちんと治療しておくことです。
きちんとコントロールがついていると、ほかの病気が悪化しにくいのです。
さらに、ペットから伝染る白癬菌(好獣性という、動物につきやすい白癬)で、
M.canisという菌が原因です。
ニャンコの90%、ワンコの70%のタムシが、この菌らしいです。
こんな環状(縁が輪のようになる)になるものもありますが。
環状にならず、かゆみとかさつき、脱毛で気づく場合もあります。
若い方に多いのです。この白癬も。
ペットを抱っこしたがる子どものアゴ、胸、顔や手首にも よく感染します。
そういえば、馬や牛の飼育をしておられる方も、タムシになることがあります。
新しい牛や馬を買い入れた場合、それに菌がついていると、牛舎全体に広がるようです。
馬や牛、ペットに脱毛部位を発見したら、早めに治療することです。
毛が抜けて丸くなってカサカサ地肌になっている場合、ほぼタムシのようです。
多頭飼いの場合は、一匹に出たら、間違いなくうつります。
これらは、表在性の白癬なので、塗り薬で治ることが多いのですが。
まず、1ヶ月は付け続けてください。治りが悪ければ、
薬のパターンを変えたり、かゆみ止めや抗菌剤の内服を追加します。
帽子や、ヘルメット、防具など洗えるものは洗い、アルコールなどで拭くだけでもきれいになります。
これはケルズス禿瘡。(深部の白癬症で、内服が必要です)
ここまでいくと治りが悪い・・・
髪の毛が生えてくるのも、相当の期間かかります・・・
老若男女、問わないのです。
どのタイプも、早めの治療です。
「汚いって言われたら嫌だな~」などと思わないことです。
我々皮膚科医にとって、
お尻を診るのも 顔を診るのも同じ。
早く治って欲しいということだけです。
伝染らない病気編
抜ける病気のほとんどは、うつらないものです。
抜毛癖(トリコチロマニア)
これまた、子供さんから若い方に多いです。
字のまんま、脱毛ではなく、自身で抜いてしまうのです。
ある部分を ほとんど抜いてしまう場合と、
広い範囲がまんべんなく薄くなるよう、抜いてしまう場合とあります。
周囲を引っ張ってもスルスル抜けることはありません。
皮膚の状態を見れば、脱毛と鑑別するのは難しくありません。
親御さんと受診される場合がほとんどで、本人が気にして受診されることは少ないです。
自分で分かっていて、精神科や心療内科にかかることはあるようです。
親御さんは、脱毛症を心配してこられる方も多いのです。
最初のきっかけは、ストレスでも何でもなく、引っ張ったり、触って抜けたのが癖になる。
といった場合もありますので、あまり親御さんが気にしなくてもいいのですが。。。
ただ、癖になってしまい、気がつくと抜いている・・・ということも。
爪噛みと一緒で、無意識の中の状況なので、治療もしにくいです。
そして、親御さんが「抜いてるなんて・・・」とショックを受けてしまい、子供さんをついつい責めてしまうこともあります。
なんで、なんで???と食ってかかることもあります。
落ち着いていた症状が悪化した場合は、気になることや心になにか負担がかかっていることもあります。
本人が「治したいのに治らない」時にしておられる場合は、「つい抜いてしまう」行為を「塗ってもらう」行為に置き換えてもらうために、保湿剤を塗ってもらったり、抜きすぎて頭皮が傷んでいる場合は薬を処方する場合もあります。カウンセリングが治療の中心となります。
円形脱毛症
円形と名前がついているのに・・・
様々なタイプもあり、円形でないものも含めて、円形脱毛症と言っています。
これまた、奥の深い病気ですが・・・
99%の人が、ほっておいても治ります。
1~数個の場合がほとんどです。
受診のポイントは・・・
・2ヶ月以上、抜け続けて大きくなってきた。
・2ヶ月以上、抜けた部分から産毛も何も生えていない。
(黒い毛の方も、生え始めは白髪の場合も多いのですが)
・3個以上になって、大きさも大きくなってきた。
・眉毛やまつげまで抜けてきた
などなどです。
アトピー性皮膚炎の方は、繰り返す体質の方もありますが、ほとんと無治療で生えてきます。
「あ、抜けそうだな。」「あ、生えてきそうだな」とわかる方もおられます。
どんな時に抜けますか?って患者さんに聞いてみるのですが・・・
「わからん」という返事が一番多いです。
ただ、秋は気づく方が多い印象があります。
多発型、全頭型、汎発型は治療します。
(あまり、拡大してしまうと 治療に時間もかかり手こずるので。)
治療は・・・
1)グリチロン錠内服
保険適応のグリチロン錠は、テキメンに効いた印象がありません。
無意味に飲む必要もないので、最初に処方することはありません(私の個人的な見解)
2)ステロイド剤内服
確かに、生えてくる場合も多いのですが、やめると抜けてしまう方も多いです。
ただ、全頭型、汎発型で内服でコントロールを最初につけてしまう場合もあります。
円形脱毛症の方には、AGA治療薬として話題になったプロペシアは使いません。
脱毛の原因が違うので、効果はないと思います。
4)フロジン液外用
緑の液体を処方された方は、これです。昔、カロヤンが流行りましたが、あれと同成分です。
血流を促進する作用を期待されていますが、劇的に治った患者さんを見たことがないのです。
外用としては、リアップが一番効果があるというデータがあるので。
無意味に保険適応の薬にこだわる必要はないので、私は処方しません。(個人的な意見です)
5)光線治療
これは、今、副作用も少ないので使う場合もあります。
単発型には、私は使いません。
6)冷却法
ドライアイスなどで、刺激する方法です。時期を見て行うと、効果的です。
これも、多発型以上の拡大傾向のある方に使います。
7)リアップ外用
今、リアップの内服バージョンを飲むのが 闇ルートで流行っているようです(男性型脱毛)
コッソリ行う内服は、危険が強くお勧めできません。
ただ、円形脱毛には著効したとは思いません。
全頭型は効果があったという方もありました。
円形脱毛には、殆ど勧めていません。
脂漏性皮膚炎・アトピー性皮膚炎
両者は、一緒にくくる病気ではありませんが。
皮膚が荒れると、湿疹反応から毛が抜けることはあります。
これからの時期、乾燥してかきむしってしまうこともありますので、気をつけましょう。
シャンプーを泡立ててから使う、リンスも薄めてかけてもいいでしょう。
とにかく、よくゆすいで、擦り過ぎないように気をつけましょう。
長くなったので、この辺で今日は終わりです。
伝染らないけど、菌や虫が媒介する病気も多いです。
かくいう我が子も、↑ダニに噛まれていましたガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
しかも、娘が息子のダニを発見するという、皮膚科医としての大失態(笑)
頭の皮膚病、次回も続きます・・・
あと、これから多い、手荒れについても考えてみる予定です。
気になること、こんな治療どうだろうってのがあれば、教えてくださいね。
コメント
プロフィール
もりもり
皮膚科医をしています。
訪問・往診は、特に力を入れています。
施設、在宅問わず、来院困難の方、ご相談ください。現在も島根奥出雲、雲南地方への訪問も続けています。受診の有無を問わず、ご相談ください。
また、子供のアレルギー疾患の治療と指導・抜かない巻き爪の治療も力を入れています。
不安を抱えたまま、相談できず、漫然と治療をするのではなく
「納得した治療を相談しながら、患者さんと一緒に」をモットーとしております。
いつも、心がけていること。
「人に学び、人と学ぶ。」
よろしくお願いいたします。
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