ニキビを潰したいけれどダメージが気になる…
ポッコリと膨らんだニキビが気になると、どうしても潰したい気持ちが沸き起こることがありますよね。摩擦などで自然に潰れてしまうこともありますが、どうせ潰すのならダメージを最小限に抑えたいところです。ニキビを潰すときは指ではなく、針で行う方がダメージを抑えることができるとされています。
潰し方によってはニキビ跡として残りやすくなってしまうなどデメリットも出てくるため、正しい方法を知っておく必要があります。ニキビを潰す際のステップや注意点、潰したあとのケア方法まで知っておくべきポイントを解説していきます。
※不衛生な環境でやみくもに行うのはNG!
針で潰してもいいニキビの種類とは?
自分でニキビをつぶすという事自体は基本的におすすめしません。皮膚科では「面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)」という処置になりますが、できれば皮膚科で処置してもらいましょう。しかしどうしても病院に行く時間がない、急いでいる、という場合には正しい方法で自己責任で行う形となります。
日本皮膚科学会による尋常性痤瘡治療ガイドライン2016より引用
面皰,炎症性皮疹に,面皰圧出を選択肢の一つとして推奨する.
■白ニキビ・黒ニキビは針で潰せる
白ニキビとは、皮脂が毛穴に詰まった状態のニキビのこととされています。溜まった膿の周りが赤く炎症を起こしている場合は赤ニキビと呼ばれるので区別するようにしましょう。白ニキビはニキビの中でも進行の度合いが軽度であり、自分で針を使って潰しても比較的ダメージが残りにくいといわれています。
また、毛穴に詰まった皮脂が空気に触れて酸化すると黒いニキビができますが、こちらも針で潰して対処することができるとされています。
■赤ニキビ・しこりニキビに針はNG
膿の周囲が赤く炎症を起こした赤ニキビは針で潰してはいけないと考えられています。刺激によって中で起きている炎症が強まることでニキビが悪化したり、ニキビ跡の原因と作ってしまう可能性があるためです。
また、ニキビがかたくなった状態の「しこりニキビ」も同様に針で潰してはいけないといわれています。しこりになったニキビでは、ニキビの芯が奥深くにあるため針を使って自力で取り出すことは難しく、組織を傷つけてしまう恐れがあるとされています。
●皮膚の奥にあるニキビの場合は皮膚組織を傷つけてしまう
ニキビを針で潰すメリット
■ニキビの悪化を防ぐ
ニキビの中に溜まっている膿を取り出すことで、初期段階のニキビである白ニキビが悪化することを防ぐといわれています。ニキビでは毛穴に汚れが詰まることで皮脂の出口がなくなり、毛穴にどんどん膿が溜まっていくとされています。初期段階のうちに膿の出口を作って追い出すことで、悪化を回避することができると考えられているのです。
■ニキビ跡になりにくい
ニキビを潰すとニキビ跡ができてしまうというイメージをお持ちの方も多いことと思います。それは、自分で潰すときに必要以上に皮膚や組織を傷つけてしまっている可能性があるからです。しかし、雑菌の混入などに気をつけながらダメージを最小限にして潰すことで、むしろニキビ跡になりにくくなると考えられています。
■ニキビの治癒を早める
ニキビは放っておくといつまでも毛穴に皮脂が詰まったままになり、炎症につながって治るのに時間がかかってしまいます。適切な方法で膿を排出できると、その分だけ炎症を引き起こす原因もなくなるので、治癒を早めることができるといわれています。
ニキビを針で潰すときのステップ4つ
■STEP1:手と顔を清潔にする
まずはニキビを針で潰す前に、雑菌が毛穴の中に入ってしまうことを防ぐために、手と顔を綺麗に洗いましょう。せっかく綺麗に潰すことができても、雑菌が入ると化膿してしまう恐れがあるためです。ちなみに、入浴後に実施すると手や顔が綺麗な状態となり、同時にニキビ周囲のお肌も柔らかくできるので一石二鳥です。
■STEP2:細い針を選んで消毒する
ドラッグストアなどで手に入る消毒用のアルコールで針を消毒しましょう。針は裁縫箱に入っているようなもので構いませんが、しっかりと消毒して雑菌を押し込まないようにします。また、傷口が小さくて済むように針はできるだけ細いものを選ぶと良いでしょう。
■STEP3:針でニキビに穴を開けて膿を出す
ニキビのちょうと頭の部分を針で刺して小さな穴を開けます。深くまで刺しすぎないで、入り口の部分に膿を出すための穴を作ってあげるようなイメージです。出てきた膿は滅菌ガーゼでやさしく押し当てて拭き取りましょう。
このときにニキビの中にある膿を出し切ってしまうことが理想的ですが、面皰(めんぽう)圧出器という道具を使うと良いといわれています。指で膿を押し出す場合には、傷口に触れないように気をつけましょう。また、強く押し出しすぎると出血してニキビ跡の原因となることがあるので注意しましょう。
■STEP4:殺菌作用のある軟膏を塗る
針で穴を開けた部位から雑菌が混入することを防ぐために、殺菌作用のある軟膏などを塗っておくと良いとされています。衛生面を考慮して、軟膏は手で塗るよりも綿棒にとって塗る方がおすすめです。軟膏が取れてしまいそうなときは、軟膏の上から絆創膏を貼っておくことも良いでしょう。
ニキビを潰す前に用意しておきたいアイテム4つ
■1. 細い針
ニキビを自分で潰してケアしたいときにまず必要となるアイテムには細い針があります。できるだけ細めの針の方が皮膚へのダメージは最小限に抑えられるでしょう。自宅の裁縫箱に程よい針があればそれを使うことも方法ですが、ニキビを潰すことを目的として作られた針も存在します。
■2. 面皰圧出器(めんぽうあっしゅつき)
面皰圧出器は、アクネプッシャーという名称で販売されていることもあります。ニキビの中に詰まった皮脂や膿を取り除くために、一つ持っておきたいアイテムです。
医療機関でもニキビを潰す処置を行う際に面皰圧出器を使用するとされ、自力で対処する場合にもできるだけ医療機関で行う処置の水準に少しでも近づけたい方にはおすすめです。
使ってみていいです!わたしは主に膿をだすのに使っています
メス?みたなのが先についている方しか使っていませんがきれいに膿がでます
■3. 滅菌ガーゼ
ニキビを針で潰す際には、雑菌が傷口から入ってしまわないように気をつけることが一つの大きなポイントとされます。出てきた膿は、滅菌ガーゼを使って指で触るのではなく、軽く拭き取るようにしましょう。1枚ずつ包装されたガーゼなら衛生面も安心です。
■4. 軟膏
ニキビを針で潰したあとは、最終的なケアとして殺菌作用のある軟膏を塗布することが望ましいです。ドラッグストアや通販でも手軽に入手できるオロナイン軟膏などを塗って傷口にフタをして対処してみましょう。
病院で行う針を使ったニキビ治療の特徴
■皮膚科でも針でニキビを潰す
皮膚科や美容皮膚科でも、ニキビを潰して中に詰まっている膿や皮脂を取り出す治療を行うことがあります。細い針でニキビに穴を開けたあと、面皰圧出器で中身を押し出す方法がよく用いられています。自分で行う場合と比べて、最小限のダメージで膿の排出やその後のケアを行ってくれることが魅力です。
■レーザーを使うと再発しにくくなる
病院によっては針ではなくレーザーでニキビに穴を開ける場合もあります。レーザーで穴を開けると、熱の力で穴を開けた部分が殺菌されるため、ニキビが再発しにくくなるといわれています。針の代わりにレーザーを使うとより肌へのダメージも小さく抑えられるでしょう。
■膿を排出したあとのケアもフォローしてくれる
針で穴を開けて膿を排出したあと、雑菌が入らないように軟膏などでケアをする必要がありますが、医療機関ではニキビ用の軟膏を処方してくれることも多いとされます。ニキビを潰して終わりではなく、ニキビ跡を残さないための処方といったフォローを行ってもらえる点は魅力といえるでしょう。
ニキビ対策には針治療も可能!自己治癒力を高められる
ニキビの状態によっては「針治療」をするという選択肢も存在します。針治療は美容目的で行われることも多いですが、実はニキビの改善にも効果を発揮すると考えられています。局所的にできたニキビを改善するだけでなく、お肌の状態を根本的に改善したいときにも針治療は使われているようです。
針治療では血流を改善し、肌がもともと持っている自己治癒力を高めることができるといわれています。ニキビの改善を目的とする場合には、実際にニキビができている部分は避けて針を打つとされるので、自分で針を使ってニキビを潰す対策とは考え方は異なります。
自分で針を使ってニキビを潰すときは正しい方法で
クリ化しますが、自分で針を使ってニキビを潰すときは、「清潔に」「正しい方法で」を意識して徹底しましょう。できれば皮膚科で処置してもらうことがおすすめです。
ニキビのケアとしては日頃から1日2回の丁寧な洗顔(洗顔料はニキビ用)で洗い残しがないようにしっかりすすぐこと、そして十分な保湿が最重要です。