ニキビは克服したはずなのに、ずっと消えないニキビ跡。鏡を見るたび「なんとかならないかな...。」と落ち込んでしまうこともありますよね。そこで今回は、「ニキビ跡を改善する化粧水が欲しい」という方に、ニキビ跡の種類に合わせた化粧水の選び方や効果的な成分をご紹介します。

1.ニキビ跡は化粧水で改善できるの?

ニキビ跡 化粧水

結論から言うと、ニキビ跡は化粧水で改善できるものとできないものがあります。

なぜなら、ニキビ跡にはいくつか種類があり、その種類によって改善方法や効果的な成分が異なるからです。

まずは、自分のニキビ跡が化粧水で改善できるかどうかを知るためにも、種類を確認しましょう。

2.ニキビ跡の種類

ニキビ跡には大きく分けて3つの種類があり、種類ごとに改善方法が異なります

2-1.赤みの残るニキビ跡

ニキビ跡 赤み

「赤みの残るニキビ跡」は、炎症が原因で発生します。

ニキビが炎症を起こし、ニキビが治った後も数ヶ月~何年もの間、赤みが残り続けてしまうのです。

しかし「赤みの残るニキビ跡」は、化粧水や美容液によって早く改善させることが可能です。

2-2.色素沈着を起こしたニキビ跡

ニキビ跡 色素沈着

「色素沈着を起こし、茶色くなったニキビ跡」は、ニキビ跡の色素に日焼けが加わり、シミとなってしまったことが原因です。

「色素沈着を起こしたニキビ跡」も「赤みが残るタイプ」跡と同様に、化粧品で早く改善させることが可能です。

2-3.クレーター状の凹凸が残るニキビ跡

ニキビ跡 クレーター

「クレーター」と呼ばれる、肌が凸凹状態になってしまったニキビ跡は、ニキビの悪化や誤った自己処理が原因です。

「クレータ状の凹凸が残るニキビ跡」は、肌の奥である真皮層までダメージがあるため、化粧水や美容液など化粧品での改善が困難です。

この場合、美容皮膚科での治療が最も効果的です。

気になる方は美容皮膚科の専門医に相談してみましょう。

3.【種類別】ニキビ跡に効果的な化粧水成分

ニキビ跡 化粧水

①「赤みの残るニキビ跡」におすすめの成分

ここでは、ニキビ跡の種類別に、化粧水に取り入れるべき、おすすめ成分をご紹介します。
化粧水を購入する際は、是非参考にしてみてください。
まずは、赤みの残るニキビ跡のケアに適した成分をご紹介します。

赤みの残るニキビ跡の改善には、【抗炎症作用】のある成分がおすすめです。

【赤みの残るニキビ跡におすすめの抗炎症成分】


◆グリチルリチン酸
炎症を抑える働きを持つ、肌にやさしい成分です。
※「グリチルリチン酸2K」、「グリチルリチン酸ニカリウム」と表記されていることもあります。

◆ヨモギ葉エキス
抗酸化作用に加え、消炎効果や抗炎症作用を持っている成分です。
加えて、高い保湿効果もあるため、保湿しながらニキビ跡のケアが可能です。

◆ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、美白効果やコラーゲンの生成効果とともに、抗炎症効果も期待できる成分です。

成分表示に明記される際、別名で明記されることが多くあります。
ビタミンC誘導体配合の化粧水を選ぶ際は、以下のような成分名が明記されているものを選びましょう。

化粧水に配合されている主なビタミンC誘導体の例
・リン酸アスコルビルNa(APS)
・リン酸アスコルビルMg(APM)
・アスコルビン酸グルコシド

②「色素沈着を起こしたニキビ跡」におすすめの成分

次に、色素沈着を起こしたニキビ跡のケアに適した成分をご紹介します。
この種類のニキビ跡は、肌の内外からメラニンへのアプローチを行ことが大切です。
メラニンにアプローチすることのできる成分が配合された化粧水を選びましょう。

【色素沈着を起こしたニキビ跡の化粧水におすすめの成分】

◆ビタミンC誘導体
赤みの残るニキビ跡におすすめの成分としてご紹介したビタミンC誘導体は、色素沈着を起こしたニキビ跡にも効果的です。抗炎症に加え、美白作用や色素沈着を防ぐ作用も持つ万能成分です。

まれに刺激を感じる方もいるため、肌が敏感な方は必ず事前にパッチテストを行いましょう。

◆ハイドロキノン(2%以内)
ビタミンCの10~100倍もの美白効果を持つ成分です。
やや強めな成分であるため、配合量が2%以内のものがおすすめです。

◆トラネキサム酸
厚生労働省により、美白効果を認可されている美白成分です。
メラニンの生成を制御し、色素沈着を未然にブロックする働きをします。

◆水溶性プラセンタエキス
美白効果や抗炎症作用を持つ成分です。
肌のターンオーバーを活発にする働きもあります。


クレーター状の凹凸が残るニキビ跡は、真皮層までダメージを受けているため、化粧水で改善することが難しいとされています。
深刻化させないために、肌の代謝を促す成分を取り入れましょう。


【クレーター状のニキビ跡の化粧水におすすめの成分】

◆レチノール
肌への浸透力に優れ、肌の代謝を促す成分です。
また、真皮層のコラーゲン生成のサポートを行い、ふっくらと弾力のある肌へと導いてくれます。

◆ビタミンC誘導体
抗酸化作用を持ち、真皮層にあるコラーゲンの生成をサポートする働きをする成分です。

4.ニキビ跡を早く改善するためのポイント

ニキビ跡 改善

ここでは、ニキビ跡を早く改善するためのポイントをご紹介します。

化粧水と共に取り入れることで、より早くニキビ跡を改善させることができます。

4-1.赤みの残るニキビ跡を改善するためのポイント

赤みの残るニキビ跡の改善には、炎症を抑えることと共に、代謝(ターンオーバー)促進させることがポイントです。

抗炎症成分が配合された化粧品でケアをしながら、肌の代謝を促進させるケアを行いましょう


【赤みの残るニキビ跡におすすめのケア】

■ビタミンCのイオン導入

美容皮膚科で行うビタミンCのイオン導入は、成分を肌の奥までしっかりと届けます。自宅でのお手入れよりも浸透し、肌の透明感も出やすく、ニキビ跡の改善効果も体感しやすいと言われています。

4-2.色素沈着を起こしたニキビ跡を改善するためのポイント

ニキビ跡

次に、色素沈着を起こしたニキビ跡のスキンケアポイントをご紹介します。

色素沈着を起こしたニキビ跡の改善には、色素の元であるメラニンを減らすケアが効果的です。
赤みが残るニキビ跡とじように、新陳代謝を整えることも大切ですが、それに加えてピーリングやレーザー治療、美白化粧品の使用もなどもおすすめです。
これ以上ニキビ跡が悪化しないために、紫外線対策も必ず行いましょう。

【色素沈着を起こしたニキビ跡におすすめのケア】

■ピーリング
ピーリングは、自分で行うセルフケアと、美容皮膚科でピーリング治療を受ける方法があります。
自分で行う方法は、比較的安値で気軽に取り入れることができますが、効果は比較的穏やかです。
一方、美容皮膚科で行うピーリング治療は、効果を感じやすい分、費用も高額となる可能性があります。

■レーザー治療
レーザー治療は、黒・青・茶など、色素別に狙って照射することのできる専用のレーザーを照射して、シミやニキビ跡などを改善する方法です。
費用が高額となる場合がありますが、レーザーを照射すると、ニキビ跡やシミが改善されるため、効果的な方法と言えます。

■美白効果のあるアイテムを使う
ニキビ跡が原因のシミを消したい場合は、美容皮膚科の診察を受け、美白効果のある薬を処方してもらうことをおすすめします。
美容皮膚科で処方してもらうことの出来る美白薬の代表的なものに「ハイドロキノン」と言われる塗り薬があります。

「ハイドロキノン」は「トレチノイン」と併用して使用することで、より効果を実感しやすくなります。

「ハイドロキノン」、「トレチノイン」ともに、効果(刺激)が強いので、個人で買って使うのではなく、専門機関などで診察を受けた上で、安全に使用するようにしましょう。

また、美白薬の使用とともに、普段のスキンケアに美白化粧品を取り入れることも、ニキビ跡が原因のシミの改善には効果的です。

4-3.クレーター状の凹凸が残るニキビ跡を改善するためのポイント

ニキビ跡

クレーター状の凹凸が残るニキビ跡の改善に最も効果的なのは、美容皮膚科での治療です。

クレーター状のニキビ跡を早めに改善させたい場合は、一度、美容皮膚科の診察を受けてみることをおすすめします。

【美容皮膚科での治療の例】
■ピーリング
ピーリング剤を塗り、肌表面に溜まった古い角質を剥がすことで、新陳代謝を正常にし、肌の再生を促進する方法です。

■レーザー
レーザー光を患部に当てることでコラーゲンの再生を促進し、へこんでいる部分を再度盛り上げて、クレーターを消す方法です。

■患部への注射
患部(真皮)へ直接、FGFと言われる細胞増殖因子の注射をすることで、皮膚細胞を増やし、へこみのある肌をふっくらとさせる方法です。

■皮膚移植
正常な皮膚(細胞)をニキビ跡に移植し、クレーターを凹凸のない正常な状態に戻す方法です。

※美容皮膚科・クリニックによって施術種類は異なります。

5.ニキビ跡をつくらせないためのスキンケア方法

ここでは、ニキビを跡に残さないための方法をご紹介します。

①できてしまったニキビに刺激を与えない

ニキビ跡 スキンケア

ニキビを跡に残さないためにも、ニキビができた際は、極力刺激を与えないようにしましょう。

手で触らないのはもちろんのこと、髪がニキビにかからないようにすることも大切です。

また、雑菌がニキビに触れないように、常に寝具や顔を拭くタオルを清潔にしておきましょう。

②規則正しい生活を心がける

これは、ニキビの予防にもなりますが、ニキビを悪化させないためには、規則正しい生活を心がけることも大切です。

肌は、約28日を周期に生まれ変わっています。(ターンオーバー)

この周期を整えるためにも、下記のことを意識しましょう。
【6時間以上の睡眠をとる】
肌の新陳代謝(ターンオーバー)を整えるためにも、睡眠は基本的に6時間以上とるようにしましょう。

また、睡眠の質を高めるためにも、「食事は就寝2時間前までに済ませる。」「就寝する前は、パソコンやスマートフォンを操作しない。」など、上質な睡眠を取るための環境づくりを心がけてみましょう。

【適度に身体を動かす】
肌の新陳代謝(ターンオーバー)を整えるためにも、定期的に身体を動かしましょう。

適度な運動は代謝がアップするだけでなく、ストレス発散にもなります。
お風呂上がりに行う軽いストレッチなどもおすすめですよ。

【肌の再生を促すビタミンを積極的にとる】
次のようなビタミンを摂取することも肌の新陳代謝(ターンオーバー)を整えるためには大切です。積極的に取り入れましょう。


■ビタミンA
レバー、うなぎ、春菊、小松菜、ニンジン、ほうれん草など

■ビタミンB6・B2
レバー、ニンニク、うなぎ、マグロ、納豆など

■ビタミンE
ナッツ類、ゴマ、魚卵、モロヘイヤなど

■ビタミンC
赤ピーマン、パセリ、レモン、イチゴなど

6.まとめ

ニキビ跡の種類と、種類別におすすめの化粧水の成分をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ニキビを克服した後も肌に居座り続けるニキビ跡。

目に見える形で劇的に消すことは難しいですが、長期的にケアを続けることで、徐々に薄くしていくことは可能です。

今回ご紹介した基準をもとに、自分のニキビ跡のケアに適した化粧水を選び、ニキビやニキビ跡のない美肌を目指しましょう!


この記事は2016年7月10日時点での情報になります。
また、記事の内容には個人差がございますのでご了承ください。

キーワード