ニキビの跡はお医者さんで治せる!医師が教える「ニキビ跡」対策方法

監修:Doctors Me 医師

身体の不調やストレスによってあらわれる「ニキビ」や「吹き出物」 一旦治ったと思っても、それが「ニキビ跡」として残る場合もあるから厄介です。
しかし、この「ニキビ跡」は現代医療で治療が出来ることをご存知ですか。この症状に対して医療機関ではさまざまな治療方法が施されます。

そこで今回は「ニキビ跡」をテーマに、原因や正しいケア方法、治療からシミになるメカニズムまで医師に解説をしていただきました。

さまざまなニキビ跡の種類と原因

赤くなってしまったもの


ニキビが炎症を起こして赤くなった後、ニキビ自体はよくなっても赤みだけがいつまでも残る場合があります。
これは、炎症によってできた傷を治そうとしてその部分の血管が増生したり、広がったりしたものが見えているものです。

茶色っぽくシミになっているもの


これは、ニキビの炎症による刺激などによってその部分にメラニンが生成されたものがニキビがおさまった後も残ってしまったものです。

ニキビがあった部分がへこんだもの


月の表面の凸凹になぞらえて、クレーターなどと呼ばれることもあります。
毛穴および周囲に炎症が起きたことで、表皮より下にある真皮の部分がダメージを受けて組織が破壊されてしまったものです。

ケロイド


ニキビの跡がまるで手術跡のように盛り上がってしまう場合も体質によってあります。
周囲の皮膚と比較して赤っぽく、光沢も異なるようになってしまいます。

医師が教える!正しいニキビ跡のケア7カ条

・バランスの取れた食生活(野菜不足などならないように)

・ビタミン剤やサプリメントの服用

・ビタミンCが配合されたスキンケア用品の使用

・自宅でのイオン導入やピーリング

・紫外線ケアを入念にすること

・規則正しい生活を送り、十分に睡眠をとること

・洗顔、保湿を適切に行うこと

病院で施されるさまざまな治療方法

内服や塗り薬


ビタミンの内服や、ハイドロキノンやトレチノインなどの配合されたクリームの処方などを行うことがあります。 

レーザー治療


炭酸ガスレーザーやYAGレーザーなどを用いて皮膚の表面を削り皮膚組織を蒸散させます。

光治療


フォトフェイシャルと呼ばれる方法で、特殊な光線を顔に当てて、皮膚のコラーゲン組織の再生を図ります。

イオン導入


皮膚に極めて弱い電流を流して、赤みや茶色い色素沈着に有効な成分をより効果的に皮膚の奥に浸透させる治療方法です。

ケミカルピーリング


弱い酸性の液を皮膚に塗布して、皮膚表面の古い角質などを溶かしだして剥がしてしまう方法です。
病院では自宅より、一般に濃度の濃い溶液を使用することができます。

皮膚再生治療


自分自身の血液を使用し、血小板の多い多血小板血漿と呼ばれるものを注入する治療です。

ニキビの症状別治療法

ニキビは皮膚の状態や体質、ストレスによるホルモンバランスの乱れなど様々な要因で起こりますが、多くは自然に治癒します。ただし一部は赤みが遷延したり、茶色くシミになってしまったり、皮膚がくぼんでしまったり、ひどい場合はケロイド状の瘢痕組織を残してしまうこともあります。以下にそれぞれの治療方法について簡単にまとめます。

赤くなってしまったもの


紅斑と言われ、毛細血管という小さな血管がニキビによる炎症で拡張・増殖等で構造が変化することで起こります。

数ヶ月〜年単位で徐々に赤みはとれてきますが、レチノイドと呼ばれるビタミンAの成分や抗生剤などを含む塗り薬などの治療が効果的です。症状がひどく改善が期待できない場合はレーザー治療や特殊な光をあてる光線療法が有効です。また外出前に日焼け止めのローション(SPF30以上)を少量塗布することでニキビ治癒後のシミ予防に効果的です。

茶色っぽくシミになっているもの


茶色いシミの原因はメラニンの沈着によるものです。

赤みがとれて徐々に茶色くなってくることがありますが、ニキビにより傷ついた組織にメラニンを産生する細胞が増殖することで起こります。基本的に赤みが完全にとれてから角質除去クリーム(赤みがある状態で使用すると逆に皮膚を痛めてしまいます)を使用することが有効です(ケミカルピーリング)。またその他の治療としてはレーザー治療があります。

ニキビがあった部分がへこんだもの


ニキビの傷跡がへこんでしまうのはニキビによる炎症が続き、傷ついた組織が瘢痕となり、皮下のコラーゲンなどが元の状態に再生されないことで起こります。

治療としてはレーザーや薬剤による瘢痕部の組織除去(ケミカルピーリング)や光線療法などで改善が期待できます。また日本ではまだまだ普及していないと思われますが、自己の繊維芽細胞を皮下に注入し組織を再生させるような再生医療もあります。

ケロイド


これはニキビの発生部位で炎症と瘢痕化が繰り返し起こし、組織が過剰に増殖することで、周囲の健常組織より突出してしまった状態です。

治療としてはレーザー治療が外科的切除があります。その他にも外科的な切除や、塗り薬や内服薬による治療、皮下にステロイドを注入する治療、ケロイド部の圧迫により盛り上がりを軽減するような治療などがあります。

以上、より詳しい治療や予防方法に関しましては、最寄りの皮膚科の先生にご相談して頂ければと思います。

ニキビ跡がシミになるのはなぜ?

ニキビ跡が薄い茶色のシミになるメカニズムとしては、ニキビによる炎症が起きるとその部分にお肌を保護する目的でメラニンが多量に産生されることによります。

また、さらに深い部分に炎症が及ぶと、真皮の血管が破壊されて出血し、赤黒く色素沈着する場合があります。

思春期ニキビ跡と大人ニキビ跡の違い

思春期ニキビ跡と大人ニキビ跡で、跡のでき方にはっきりした違いがあるわけではありませんが、思春期ニキビ跡は炎症が強いことが多いので跡が残りやすいと考えられます。

また、大人ニキビはお肌のターンオーバーなどが滞っていることが多いので些細な跡でも治るのに時間がかかるということも言えます。

医師からのアドバイス

ニキビ跡は誰にとっても嫌なものですが、現代の皮膚科医療でかなり良くなります。
悩んだらクリニックを受診してみましょうね。

(監修:Doctors Me 医師)
  • この記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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ニキビ(にきび)について