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2013-05-20 (Mon) 07:11[ 編集 ]
(11)再び悪化で再ステロイド、もう疲れた(2013年3月)


2013年3月初め、あるワークショップに2泊3日で参加しました。
その時に、小分けの容器がなかったのでワセリンを持って行かなかったのです。貨幣状湿疹の症状はかなり改善されてきていて、自家感作性皮膚炎のポツポツもちょっぴり点在、といった程度にまでなっていました。それで、2、3日程度なら大丈夫だろうとタカをくくっていたのが大きな間違いでした。

吹雪の中、移動中の車内では長時間足元からの温風にさらされ、現地に着くまでの間に、乾燥でみるみる痒みが増すのを実感し、ワセリンを持って行かなかった事をすぐに後悔しましたが後の祭り。

乾燥した冬の外気の中での作業と、薪ストーブに暖められた室内、そして寝室ではこたつにエアコン。ひどい痒みに私の手は休む事を知らずに患部を掻き壊し続け、浸出液に靴下は貼り付き、帰宅した時にはステロイドに頼るしかありませんでした。
すぐ酒風呂に入り、ステロイドを塗って、とりあえずその場をしのぎました。2日間位はステロイドを塗り、症状は少し軽くなりました。

いつまでこれを続けるのか、私は正直もう疲れていました。


そして、その後しばらくは殆ど何もせずに放置していました。ステロイドも塗らず、ワセリンもラップも、とにかく何もせず、痒いところはすこしだけポリポリ……。

今考えれば、なぜ何もせずにいられたのかというと、やはり滲出液に悩まされなくなったのが大きいと思います。陽気が暖かくなり、空気の乾燥が和らいできたのも理由のひとつかもしれません。


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2013-05-19 (Sun) 09:55[ 編集 ]
(10)ワセリン作戦(2013年2月)


この頃の私は、まだステロイド軟膏を塗っていました。

痒み止めの錠剤は処方されていましたが、2月初旬から花粉症が出てきたため、セレスタミン(抗アレルギー薬)を飲んでいることを皮膚科医に告げると、セレスタミンを飲んでいる間は痒み止めを飲まなくて良いと言われたのでやめていました。もっとも私の花粉症は軽度で、セレスタミンの使用も1シーズンに10錠程度(しかも1回に1/2錠)なのですが。

何も塗らずにいると症状が悪化するため、やむなくステロイド軟膏を塗り続けていたのですが、いい加減嫌気がさしていて、早く薬をやめたいとそればかり考えていました。薬はいや、でも痒いし湿疹は治らない。何か方法はないかと模索していました。

ネットでたまに見かけるのが、ワセリンを塗って皮膚表面を覆い、その上からラップを貼り付ける湿潤療法です。主に火傷や切り傷などの外傷の治療に向いているようですが、貨幣状湿疹が治ったという話もありました。

ワセリンは以前からリップクリームとして使用していたので、保湿には効果があると思いますし、痒みが殆どなくなったなどと聞くと、是非試したくなります。とにかくこの痒みを何とかしないと、だんだん何もする気が起きなくなってくるし、精神的にもまいってくるのです。

心配なのは、絆創膏やアロエの時のように、また湿疹を増やしてしまうことでした。

覆い包む→中が滲出液だらけ→かぶれる→悪化

これだけは避けたいと、実行にはとても踏み切れませんでした。でも、酒風呂で滲出液の止まった今なら、ワセリン+ラップでもかぶれる心配がないんじゃないか?と考えたのです。

まだこの時には皮膚科に通院していたので、本当は勝手な治療方法はいけないのでしょうが、勝手に実践した酒風呂で滲出液が止まったということで、医師に全面的に従わなくても自己判断で実行しちゃえ、という気持ちになっていたのでした。

そこで、貨幣状湿疹の出来ている患部に早速ワセリンを塗り、ラップをしてみました。
結果は、保湿ができたせいか痒みが激減し、その点はとても快適でした。ただ、ラップをしていると湿気が逃げないので、中に汗が溜まります。これがいいのか悪いのか私にはわかりませんでした。

酒風呂に2、3日置きに入って、ワセリン+ラップを数日続けていると、貨幣状湿疹はかなりよくなりました。何だかこのまま治ってしまいそうな気がしました。

2013-05-19 (Sun) 08:55[ 編集 ]
(9)浸出液が止まった~!(2013年2月)


そんな毎日を過ごしていたある日。2013年2月の終わり頃の事でした。
TVでやっていた温泉番組を見ながら、
「いいな~。たまには自宅温泉しようかな。」

私はたまに、自宅温泉と称していろんな物を浴槽に投入して入浴を楽しむことがあります。と言っても特別なものを入れるわけではありません。市販の入浴剤は、私にとって不要なもの(香料など)が入っているのであまり好きでなく、天然塩や湯の花、ヨモギ、柑橘類など、自然素材のものを入れることが殆どです。

その日は、もったいないからとほとんど飲まないうちに(残念ながら)味の変わってしまった日本酒があったので、酒風呂にすることにしました。酒風呂は毛穴の中までキレイにしてくれるようで好きでしたが、今回は数年ぶりでした。
日本酒をドボドボと贅沢に(と言ってもコップ1~2杯程ですが)湯船に入れてリラックス。


そしてお風呂から上がり、いつもなら湿疹からポツポツと滲み出る浸出液の拭き取りタイムです。

ところがその日は、放っておけば伝い流れるほど出るはずの浸出液が全く出ていません。これには本当に感動しました。何で早く酒風呂を試さなかったのかな~。ともあれ、これは私にとってはとても大きな進歩でした。

そこで、今まで怖くて出来なかったワセリン作戦を実行することにしました。

2013-05-19 (Sun) 07:55[ 編集 ]
(8)手の甲の湿疹に悩まされ(2013年1月~)


貨幣状湿疹から自家感作性皮膚炎へと移行した私ですが、いろんなところに自家感作性皮膚炎の小さなポツポツができていました。
小さいくせにとても痒いそのポツポツは、掻いているうちにその数を増やして貨幣状湿疹へと成長してしまいます。私は我慢が弱く、いろんな所を掻いてしまうので、症状はひどくなるばかりでした。

右足の土踏まずにポツポツと湿疹ができた時もとても痒かったです。皮膚科で見せると
「それは普通に水虫じゃないの?」
「ええ~っ!違いますよ~。」

こんな冬に、しかも指の間とかじゃなくて土踏まずに水虫??
「まあ、調べればすぐにわかるよ。」
湿疹の中から液をプレパラートにとり、顕微鏡を何度も覗いた皮膚科医は
「う~ん、いないなあ。じゃあやっぱり同じ(痒疹)かな?でもそれだと、かなり痒い筈だよ。」
はい、かなり痒いんですってば。

それに背中、脇腹、お尻。腰骨のあたりにあるのはまるで寝ダコです。起きてるのに寝ダコ。

友人に湿疹の話をした時に、化学繊維は皮膚を刺激するらしいと聞いたので、愛用していたヒートテックは直に身につけず、綿の衣類の上から着用するようにしました。


中でもいちばん困るのは手の甲、親指の付け根あたりでした。初めは手の甲にポツ、ポツ、指にポツ、という感じでしたが、家事、炊事などで擦れるのでだんだん湿疹が増えてしまいます。とくに親指の付け根あたりはいろんな場面で擦れて始末が悪く、炊事の際に食器やグラスで擦れ、調理の際には何度も手を洗ってはタオルで手を拭くので擦れ、衣類の袖でも擦れるわで、次第に貨幣状湿疹になってしまいました。

おまけに擦れ続けるので治りません。普段はガーゼを当てても、台所仕事ではそれもできません。ここはいちばん最後までステロイドを塗っていました。


2013-05-18 (Sat) 10:00[ 編集 ]
(7)貨幣状湿疹と自家感作性皮膚炎


『貨幣状湿疹』は、同じ場所をいつも掻いたり、洋服などでこすれたりして、慢性的な刺激が加わり続けると生じる湿疹だそうです。虫刺され、かぶれ、外傷など、なんらかの原因で痒みをともなう皮膚炎ができて、それを掻き壊したりすると、細菌感染が原因で貨幣状湿疹になってしまう場合があるのです。

金属アレルギーや扁桃腺炎、歯周病などの細菌感染が原因になることもあるそうです。
傷口から滲出液(シンシュツエキ)という黄色い液が出てきて、そのうちその周囲に丸くポツポツと新たな湿疹ができ、少しずつ広がって、丸い貨幣状になっていきます。手や足の甲、指、脛などにできることが多いそうです。
そのまま治れば良いのですが、時として『自家感作性皮膚炎』という全身症状へと移行する場合があります。

痒いからと患部を掻きむしったりすると皮膚表面が傷つき、表皮の破れ目で滲出液と皮膚常在菌である黄色ブドウ球菌の出す蛋白が反応して異種蛋白となり、アレルギー源になってしまうのだそうです。その異種蛋白を毛細血管が吸収、全身に運ばれ、症状が全身に広がるのが自家感作性皮膚炎だそうです。

全身でアレルギー反応が起こり、湿疹として現れます。湿疹は皮膚の薄い場所に出やすく、それで腕の内側だとか脇腹とかが痒くなってしまうんですね。

自家感作性皮膚炎については、発症のきっかけやその経過など、微妙にニュアンスの違う表現がいくつかありました。私は医療関係の資格は持っていませんし、ネットで得た知識以上のものは持ち得ていませんので、個人的には「うん、これ!」という説を信じることにしました。

自家感作性皮膚炎にまで移行してしまった場合はなかなかやっかいで、時間がかかるそうです。しかし原発巣が治ると他の湿疹も次第に消えていくことも多いらしいです。

私の場合は虫刺され箇所をいつまでも掻きむしり、そこが貨幣状湿疹になってしまったという自覚もなく(貨幣状湿疹を知らなかったので)放置していて自家感作性皮膚炎にまで移行してしまったのですが、初期のうちに適切に治療を行えば、こんなにこじらせずに済んだのです。もっと言えば、虫に刺された時に患部を冷やしていれば、貨幣状湿疹にさえならなかったのです。

しかし過去のことを悔やんでも仕方がないので、今回はいい勉強になったと自分を納得させるしかありません。もう二度と患いたくない病気だな、と思います。



貨幣状湿疹から出てくる黄色い汁の正体は?

貨幣状湿疹になると、ポツポツした湿疹から黄色い汁がたくさん出てきます。足や腕を伝って流れてきたり、靴下を貼り付かせたり、衣服や布団を汚したりしてくれる、やっかいな奴なのです。

この黄色っぽい汁は、フィブリノーゲンやグロブリン、アルブミンなどの血漿(けっしょう)やタンパク質などの血液成分が、血管の壁からもれ出してきたものだそうです。
何らかの原因で皮膚に炎症がおこると、真皮(しんぴ:皮膚の深いところ)の毛細血管が拡張します。
そうすると、血管の壁から血液成分が外にもれやすい状態になってしまいます。
もれ出した血液成分の多少の違いによって、湿疹のジュクジュクした汁が透明に近かったり、黄色っぽかったりするらしいです。一般的にリンパ液とよぶこともあります。

ただの湿疹なら肌の表面に、こうしたリンパ液がしみ出すことはないのですが、皮膚の傷つき方やダメージによっては、ジュクジュクになるほどリンパ液がしみ出してきてしまうわけです。このようなしみ出したリンパ液を、滲出液・浸出液と呼ぶのだそうです。