この日の放送のテーマは緑茶。
「なんだ緑茶か」と正直思いながら観ていました。
あまりにも身近にあるモノなので、放送された翌日、
我先にとスーパーへ出かける必要もなければ、売り切れになる心配もない。
番組では街角インタビューで用意した秘密のお茶を飲んでもらったところ、
「まろやかで美味しい」
「全然美味しいです」
「ブレンドしてるんでしょ?」
…と絵に描いたような感想が。
ところが番組を観た日から私の緑茶に対する印象がガラリと180度変わったのはたしかです。
※番組ではちょっとスーパー緑茶の定義が分かりづらかったので、お伝えする3種類の緑茶すべて「スーパー緑茶1.2.3」と仮定してまとめていきたいと思います。
★【スーパー緑茶その1】新健康成分 エピガロカテキン!?
カテキンが緑茶の代表的な成分であることは誰もが知るところです。
ところが今回番組が注目しているのが「エピガロカテキン」という成分です。(別名:ガロカテコール)
番組ではその「エピガロカテキン」が多く含んでいる緑茶がメインでした。(効能は後ほど)
2008年7月に北海道 虻田郡 洞爺湖町のザ・ウィンザー ホテル洞爺リゾート&スパで行われた通称”洞爺湖サミット”で晩餐会で振る舞われた高級緑茶がソレ。
遮光されたワインボトルに入った緑茶をソムリエたちが各国首脳陣に振る舞うと大変好評だったそうです。
しかも驚いてください、そのワインボトルに入った緑茶一本のお値段が¥324,000もするのです。(税金なんだけど…)
普通に有名百貨店でも置いてあるようですが、私には縁のないお話です。
その値段の高さについて専門家が理由を2つ挙げてくれました
1.「茶葉自体がすばらしい事」
2.「お茶の入れ方が特別な入れ方をする」
まさに孤高のお茶のようですが、実はこの特別な緑茶の入れ方を昔から受け継がれてきた土地が宮崎県の三股町にあるということです。
◎これが¥324,000のお茶の入れ方!?
三股町でお茶農家を営んでいる家族が普段から普通に飲んでいる緑茶の入れ方を教えてくれました。
<氷水出し緑茶>
1.急須に煎茶を人数分入れる
2.氷をいれて十分に冷やした水(4°以下)を急須にうつす
3.うつして5分経ってから湯呑み茶碗に注いでいただきます。
たったこれだけであの洞爺湖サミットで振る舞われた¥324,000…とまではいかないまでも、それに匹敵するほど旨~い緑茶の完成です。
そしてこの中には「新健康成分 エピガロカテキン」がたっぷり含まれています。
◎水出し緑茶ではなく”氷水出し緑茶”
この氷水で入れるというのが最大のポイントなのですが、まずはその味がスゴイ。
私も実際に、言われたとおりに氷を入れてよく冷やした水を茶葉に注ぎ、5分経ってから茶こしでこしてみました。
そして一口呑んでみたら意外や意外…
想像していた味とはぜんぜん違う味でした。というのも、間違って茶葉を多く入れすぎたのですが、呑んでみたら全然苦くない。苦いどころか…甘い!
ゲストの誰かが「おだしみたい」と言っていましたが、納得ですね。
うまみ成分もお湯で入れたものより1.5倍も高かったそうです。
香りも良くて飲み干した湯呑みからは、いつまでもお茶の香りが漂います。
◎お湯だし茶と氷水だし緑茶との決定的な違い
<お湯でお茶を入れた場合>
私達が普段飲んでいるお茶からは次の物質が抽出されます
テアニンといって緑茶特有のうま味をもたらすアミノ酸と苦味と渋みの元である有名なカテキンです。
<カテキンの効能>
日本では茶カテキンと称してダイエット食品にも活用されています。
しかもその効力が認められて「体脂肪が気になる方に」というフレーズを消費者庁が許可しています。
その他の効能
・血圧上昇抑制作用
・血中コレステロール調節作用
・血糖値調節作用
・抗酸化作用
・老化抑制作用
・抗癌
・抗菌
・抗う蝕(うしょく)※虫歯の一種
・抗アレルギー作用
と効能は数多い。
<氷水でお茶を入れた場合>
この氷水でお茶を入れた場合でも5分足らずでうまみ成分の元であるテアニンが抽出されます。
しかし氷水で入れた場合、カテキンは殆ど出てきません。
私が甘いと感じたのも、カテキンが出てこなかったからですね。
そしてカテキンの代わりにエピガロカテキンという物質が抽出されます。
実はお湯でお茶を入れた時はこのエピガロカテキンがカテキンに抑えこまれて抽出されずにいたのが、冷たい氷水の中では立場が逆転するそうです。
でも、カテキン効果を欲しくて多少苦いのも我慢して飲んでいるのにコレでは意味が無い気もします。
その場合は、数回氷出し緑茶を楽しんだ後に、お湯を入れて普段のお茶としてカテキンを摂ることが出来ます。
ただし、少しだけ苦味が強くなりますが、私はおいしく頂きました。
<エピガロカテキンの効能>
番組では培養された”ヒト細胞”にエピガロカテキンを数滴加えるだけで、”マクロファージ”が活発に動き出すというオドロキの映像を放送していました。
<イメージ>
※マクロファージとは
白血球の一種で免疫細胞です。死んだ細胞や体内に入ってきた病原体などを捕食する掃除屋の役割を持っています。
免疫機能では中心的な存在で、マクロファージの減退は人間の抵抗力の低下を意味します。人が病気にかかった時に真っ先に”殺菌”をしてくれるなど重要な働きもします。
特に外傷時にはその動きは特に活発になるとされています。
つまり、”免疫細胞が活発になって、身体の抵抗力が高まり感染症にもかかりにくい”という素晴らしい効能がエピガロカテキンの最大の特徴なのです。
そもそもこのエピガロカテキンが世にでる事になったのは、2014年にの効能を発見した日本人研究者のおかげです。
静岡県島田市にある「農研機構 野菜茶業研究所」で主任研究員をされている物部真奈美さんがその人。
長年、緑茶の研究をされている時に何度も沸かす手間を省いて水に茶葉を入れたのが始まりだとか。
この偶然の発見はすでにレポートで発表されています。
「水出し緑茶」による生体防御の活性化 : 緑茶を常飲して感染症を予防する!
物部 真奈美
ニューフードインダストリー 56(8), 15-23, 2014-08
NAID 40020167618
もうひとつ特徴を付け加えるとしたら、この「氷水出し緑茶」にはカフェインが含まれていません。ですから小さな子供からお年寄りまで年齢問わず楽しむことが出来ます。
◎マラソンの水分補給に最適
双子のマラソンランナーで有名だった宗猛さんは現在宮崎県の企業で陸上部の総監督をされています。
その宗さんも25年以上も前から地元伝来の水出し緑茶を取り入れて「脱水症状が起きにくい」事を発見されたそうです。
この事が広まって宮崎県内でのスポーツイベントでの給水はこの水出し緑茶が主流だそうです。
◎ガッテン流「氷水出し緑茶」の作り方
用意するもの
・煎茶10g
・氷水100ml
煎茶10gが入った急須に氷水100mlを注ぎ5分待つだけです。
注ぐときは最期の一滴まで必ず注ぎきるのがポイント
注ぎ終わった急須は茶葉が入ったまま冷蔵庫で保管します。
その日のうちであれば何度でも楽しめます。
しかも2煎目からは茶葉が開いているのでスグに注ぐことができます。
※一度にたくさん作りたい場合
煎茶10gをだしパックに入れる
1リットルの氷水にパックを入れて30~40分冷蔵庫に保管
その後容器を降って茶葉を取り出せば完成です。
特に夏場の熱中症対策に重宝されそうですね。
また、濃くて香り高い「氷水出し緑茶」を楽しみたい方は
煎茶10gに対し氷水を40mlと少なめに入れます。
とても香り高い、高級なお茶に大変身です!
お客様に出せば喜ばれること請け合いですよ。
★【スーパー緑茶その2】フレーバーティーがイギリスで大ブーム!
次に番組で紹介されたスーパー緑茶はイギリスで流行しているそうです。
ちなみにイギリスと言えば紅茶で有名ですが、1600年代ではイギリス人も緑茶を楽しんでいました。
しかも当時は大変貴重だったようで、金庫にしまわれていたというほどです。
イギリスに渡った最初のお茶は日本からの緑茶が最初ともいわれています。
そのためかお茶を意味するTea(ティー)は茶のチャが変化したという見解もあります。
◎ティーバー(Tea Bar)の緑茶ブレンド
番組ではイギリスの「Whittard Tea Bar」が紹介されていましたが、そのお店で一番人気のある茶葉がSencha(煎茶)だというのが嬉しいですね。
「日本の緑茶はダイエット向き」というのがイギリスで人気の理由だそうです。
でも日本のように緑茶をストレートに飲むのではなく、フルーツや花の香りと混ぜて楽しむのが主流。
たとえば桃の香りを楽しみたかったら、乾燥した桃と緑茶をブレンドするそうです。
その他にもオレンジやイチゴ、マンゴーと種類も豊富にあるため、どれにするか迷っているお客には店員さんがオススメのブレンドを香りでテイスティングさせてくれるというから本格的ですね。
番組後半でフレーバーティーの専門家が実演してくれましたが、何故かフランスの方でした。
★【スーパー緑茶その3】ダイエットの救世主!?
次に同じ緑茶ブレンドでもこちらはダイエットに関するスーパー緑茶の大発見です。
緑茶にあるものを混ぜることで全く違う性質の緑茶に変わるというのです。
湯飲みに入った緑茶にミントの葉をすり潰した時に出た汁を数滴垂らすと
みどり色の緑茶が赤く変色したのです。
色はちょうど烏龍茶やルイボスティーにちかい色です。
、
長崎大学医歯薬学総合研究科の田中隆教授が発見されたのですが、教授曰く
「緑茶がスーパー緑茶に変わったといえます」
その赤い色の正体は「テアフラビン」といってミントなどの葉に含まれる酵素が緑茶の成分と出会って化学変化をしたとのこと。
◎テアフラビンの効能
この物質が私たちの腸に届くと、その次にやってくる脂肪や糖分の吸収をブロックしてくれるスゴイ物質なんです。
中性脂肪濃度の実験結果でも約3ヶ月で通常の緑茶を飲み続けたよりも遥かに数値が低いことが判りました。
しかし、ミントの葉はスーパーでも殆ど見かけません。
だったら「紅茶でも結果は同じ」かというと、そうではないらしいです。
たしかに紅茶の赤色成分はテアフラビンが入っていますが比率ではもうひとつの赤色成分のテアルビジンのほうが圧倒的に多いそうです。
残念ながらテアルビジンの構造解明はまだ先のようです。
◎ガッテン流 スーパー緑茶3の作り方
そこでガッテン流の登場です。
用意するもの (1杯分)
・青じそ(大葉)2枚
・煎茶1g
・すり鉢
すり鉢に煎茶1gと青じそ2枚をちぎって入れ、よく擦ります。
<ここがポイント>
擦り終えた茶葉はそのまま空気に30分以上触れさせます。
そうすることで次第にしその中の酵素がテアフラビンを生成します。
30分以上経ったら、お湯を入れていただきます。
なんでもトクホ級の成分が含まれているそうです。
まとめ
緑茶は氷水で免疫力復活!
イギリスでは緑茶をベースにしたフレーバーティーが大流行1
緑茶にテアフラビンでダイエット効果!
緑茶は合わせるものしだいで1+1=が2にも3にもなる!