こんにちは。神戸や大阪など関西を中心に活動している経営コンサルタントの荻田(オギタ)です。
我が家では「節約」のために、あまり安くない服を買うことにしています。(高くて数万円までですが。)
「なんでそれが節約なんだ?」
と思われるかもしれませんが、やはり高い服は長持ちするんですよね。
だから安いものを買うより、実は節約になるというわけです。
一度買うと10年以上着るものもあるほど、大切にしています。
しかしそんな我が家で困っていたのは「シミや汚れ」。
どんなに大切に着ていても、ちょっとしたことでシミや汚れはついてしまいますよね。
洗濯やクリーニングで落ちればいいのですが、結構落ちないものが多いんですよ。
これまでも目立つ場所に取れないシミが付いてしまった時は、涙を飲んで捨てていました。
ほんの一部にシミがついているだけで、大部分はキレイなままなのに…
今回は家族のコートにボールペンやその他様々な汚れがついたのですが、クリーニングに出しても全く取れず、諦めそうになりました。
以下のような状態です。
それと襟の汗染み。これも取れないんですよねー。
何年も着ているため、クリーニングに出しても取れない汚れが蓄積しています。
全体的にはまだまだ使用できるのですが、とにかく各所の染みや汚れがありすぎて、これはもう諦めるしかないと観念していました。
しかし
「金銭的なことだけではなく、気に入って買ったコートなので、また同じように気に入るものを探すのも大変だし、一部が汚れているだけで捨てるのはもったいなすぎる!」
と家族が嘆くので、ダメ元で色々と調べてみました。
すると出てきたのが神戸にある「着物専門の染み抜き」のお店「つるや本店」です。
ちなみに私は神戸在住。
しかし今回は神戸縛りではなく日本全国のお店を対象に検索して、結果的に神戸の「つるや本店」に決めたんです。
選んだ理由は、ホームページの内容です。
まず驚きなのが「創業100年」という歴史。
確かな仕事をしていないと、なかなか100年は続かないですからねー。
それにホームページ上にはお店のこだわりやビフォーアフターなども載っており、読んでみて「任せられる」と感じました。
「着物専門」とあるので洋服はダメかな、と思ったのですが、ホームページに
「洋服の染み抜きや丸洗いも、全国(配送料無料)から承っておりますので、一度お気軽にご相談ください。」
と書いてあったので、念のため電話で相談。
すると洋服も全く問題ないとのこと。(ホームページにも洋服ページがありました。)
さらに汚れの状況(ボールペンの汚れ、襟染みなど)を伝えると「たぶん取れると思います」と頼もしいご回答!
マジですか!とれるんですか!
「シミの箇所が分かるように、事前にその箇所にテープか何かを貼って分かるようにしておいてください」ということでしたので、以下のようにテープで目印をつけました。
分かりやすく矢印をつけてみました。
あとは持って行くだけ。
神戸なので車で20分ほどで行けました。
遠方の場合は宅配便でやりとりもできるようです。
ということで染み抜きの専門店「つるや本店」に早速コートを持参しました!
看板には「きもの しみぬき」の文字が。
メインの看板とは別に、創業100年を感じさせる木の看板もありました。
外観は私がイメージしていた「クリーニング屋さん」とは違い、ちょっと高級な感じです。
調べずに来ていたら、ちょっと引け目を感じて入りづらかったかもしれませんねー。
店内も落ち着いた雰囲気です。
「伝統工芸士」という資格(?)を持っている方がいらっしゃるお店のようです。
早速コートを見せ、再度相談。
電話の時と同様、「たぶん大丈夫です」とのことでしたので、お任せすることにしました。
ちなみに料金は後払い。
普通、クリーニングって先払いですよね。
後払いの理由を聞くと、クリーニングと違ってシミ抜きはやってみないと分からないため、目安の料金しか伝えられないとのことでした。
今回私がお願いするコートの場合、ボールペン等のシミ抜きのみ(染み・汚れをピンポイントでとるだけで、コート全体は洗わない)場合、税抜で4,000円くらいとのこと。
コート全体も洗っていただくと7,000円くらいかかるようです。
最初はシミだけ取れればいいかなーと思っていたのですが、よく見ると全体的にもかなり汚れていたため、シミ抜き+全体洗いでお願いしました。
持って行ったのは2016年12月の下旬。
そして2017年1月に「仕上がりました」と連絡をいただいたので、スキップしながら取りに行くことに。
そして店頭で受け取ってビックリ!
とれてるぞ、染みや汚れが全部とれてる!
正直店頭では、どこにどんな染みがついていたのか忘れていたので、家に帰ってチェックしてみました。
まずは全体像。
うわー、めちゃくちゃキレイになってる!
汚れが取れているだけでなく、シワシワになっていた部分もキレイになっていて、本当に購入当時の状態に甦ったようです。
それでは元々汚れがあった場所がどうなっているのか見てみましょう。
まずは該当箇所に付箋を貼ってみました。
すでに汚れはキレイに取れていて、どこが汚れていたのか分からなかったので、つるや本店さんに出す前の写真を見ながら付箋を貼りました。
ほんと、どこにシミがついていたのか全く分かりません。
それでは個別に見ていきましょう!
まずはこの赤ボールペンの汚れ。
これが以下のように!
完璧に取れてますよねー。
ほんと、こうやってシミ抜き前の写真と比べないと分かりません。
次はこの黒ボールペンの汚れ。
この黒いボールペンの汚れが以下のように。
これもアフターだけでは全く分かりません。
キレイにとれてます!
はい次!
これはボールペンではなく、どこかに擦ってついたような汚れ。
これも以下のようにきれいさっぱり!
次は拡大写真を撮り忘れていたのですが、以下の全体写真の一番下の部分です。
これもどこかで擦ったような汚れ。
完璧に取れてます。
最後は袖。
ここは場所的に難しそうな感じがしますが、こちらもキレイに仕上がってます。
いやー、凄い!
思った以上に、完璧に取れてます。
そうそう、襟染みもキレイになってますよ!
当初はこんな感じでした。
アフターはこちら。
いやー、これはほんとスゴイ!
これまで何度クリーニングに出しても取れなかった汚れが、完璧に取れています。
一時は捨てようとまで覚悟したコートですが、これでまた数年着ることができるでしょう。
こうやって染み抜きをしてもらって大切に服を着ていくことは、お金の節約にもなりますし、モノを大切にし、資源を無駄にしないことにもつながります。
そして何より、気に入ったものをずっと使っていけるという喜びですよね。
ちなみに今回のコート、染みを取ってもらい、全体も洗ってキレイに仕上げていただいて7,000円(税抜)でした。
数万円するコートが7,000円で甦るなんて、お得すぎますよねー。
そうそう、なんと店頭でコートを受け取る際、社長さん(職人さん)がご光臨!
社長さん直々に汚れ等の説明をしていただきました。
クリーニングの工程ですが
- ドライクリーニングで全体洗い
- 汚れのひどい所は部分的に水洗い
- 裏地も水洗い
- ボールペン等の汚れは個別に染み抜き
- アイロンは表だけでなく、コートを裏返して裏地も仕上げ
と、ものすごいたくさんの工程を経てコートがキレイになったことを教えていただきました。
私が何気なく
「ボールペンの汚れもキレイに取れるんですねー」
とつぶやくと、
「取れるものもあるんですけどね。ただ今回は、ボールペンの汚れだけ取るのは無理だったんですよ。」
とのこと。
ん?キレイに取れてるのに、どゆこと?と私がキョトンとしていると、
「今回はかなり強力な染み抜きを行う必要があったので、生地の色も抜けてしまったんです。」
え?え?社長さん、何をおっしゃってるの?生地の色、抜けてないじゃん。
「色が抜けた部分は色づけしたんです」
なんですと!色づけしているですと!
そんなことしたら、絶対そこだけ変な感じになるでしょう。
全く同じ色を再現し、さらに周りとなじませるなんていうことが本当に可能なのか?と一瞬疑いましたが、現に仕上がったコートは目の前にあるんですよねー。
染み抜きだけでなく、この「色を付け直すことができる」のも「つるや本店」の技術なんだとか。
創業100年は伊達ではない。
いやー、そりゃ家庭では無理だー。
それと裏地もかなりシワなどで型がついていたようで(特に腕のヒジのあたり)、それもキレイにアイロンがけをしていただいたそうです。
いやー、ほんとスゴイ。
これからも服に汚れがついたら、迷わず「つるや本店」に持って行こう、そう心に誓いました。
みなさんも服の汚れがついた場合、諦めずにまずは専門業者に染み抜きの相談をしてみましょう!
高級着物のお手入れ つるや本店
- 〒652-0006 兵庫県神戸市兵庫区神田町28-10
- 営業時間:9:00~18:00
- 定休日:日曜日・祝日
- 電話:078-361-0932