「デリケートゾーンに除毛クリームを使用して良いのか?」「デリケートゾーン全てに使用できるのか?」と考えている方は多いかと思います。
実際、デリケートゾーンへの除毛クリームの使用は、肌刺激がある事からVラインのみに限られています。また、日本人の肌質に合った国産の除毛クリームの方がお勧めです。
その中で、デリケートゾーンにお勧めのムダ毛処理方法と注意点、正しい保湿ケアまでご紹介いたします。
1.除毛クリームでムダ毛処理ができる仕組み
除毛クリームには「チオグリコール酸カルシウム」という有用成分が含まれており、毛の主成分であるタンパク質(ケラチン)に反応して毛を分解します。
その作用によって、除毛クリームを塗った後は、5~10分放置するだけで簡単にムダ毛処理ができます。
ただし、肌の角質層もタンパク質から作られている為、チオグリコール酸カルシウムが毛のタンパク質を分解する時に肌刺激が起き、かぶれやかゆみが起こる方もいらっしゃいます。
これらの事から、デリケートゾーンに除毛クリームを使う場合は、次に紹介する点を抑えておく必要があります。
2.デリケートゾーンへの除毛クリームはVラインのみ
デリケートゾーンは「VIO」を示していて、以下のように、3箇所に分けてそれぞれラインで表すのが一般的となっています。
デリケートゾーンのムダ毛を処理する事は、蒸れや臭いの軽減にも繋がり、衛生的な状態を保つことに役立ちます。ですが、除毛クリームではVライン(ビキニライン)への使用に限られます。
IOラインは粘膜で角質層も薄く、外部刺激に最も弱い箇所です。除毛成分がIOラインに付着することで、かぶれや膣炎の原因となり、おりものやかゆみに繋がる恐れがあります。
その為、デリケートゾーン専用の除毛クリームもありますが、IOラインについては紹介されておらず、「Vラインにのみ使用」といった記載がされています。
Vラインへ除毛クリームを使用する場合、以下のメリット・デメリットがあります。
【除毛クリーム・Vライン処理のメリット・デメリット】
| メリット | デメリット |
| ・除毛クリームを塗って5~10分の放置で処理できる ・見た目がきれいに仕上がる ・ワックスや毛抜きのような痛みがない ・毛剃り等で起こる切り傷や肌荒れの心配がない | ・有用成分などが肌に合わず、かぶれやかゆみを感じる場合がある ・製品によって効果に差があり、うまく処理できない事がある ・費用が多少かかる |
■IOラインのムダ毛処理におすすめの方法
IOラインの処理においては、除毛クリームよりも安全にムダ毛処理ができる電気シェーバーがお勧めです。刃が直接肌に当たることなく深剃りできる為、IOラインなどの粘膜を傷つける事なく処理できます。
電気シェーバーの詳細については以下をご参考下さい
この他、脱毛によってデリケートゾーン全てをツルスベにする事もできます。
3.Vラインへの除毛クリームは国産の方が肌刺激が少ない
Vライン専用の除毛クリームはありませんが、数ある中でも、保湿性の高い国産の除毛クリームを選ぶことをお勧めします。
除毛クリームの使用後は、肌は敏感になり、刺激を受けやすい状態にもなります。
Vラインは皮膚が薄いだけでなく、歩くだけでも摩擦が起きる箇所ですので、除毛後の肌トラブル予防まで考えると、刺激性が低い除毛クリームが最適と言えます。
外国製の除毛クリームの殆どは、もともと日本人向けの配合バランスとはなっていません。
除毛成分が強すぎてアレルギー反応が起きたり、外国人には合っている保湿成分でも、日本人には合わないという事もあります。その為、全てではありませんが、外国製の除毛クリームが肌質に合わず、肌トラブルが起きる方もいらっしゃいます。
一方で国産の除毛クリームは、除毛成分の量、保湿成分など、日本人にとって肌トラブルが起きない程度の配合バランスで調整されています。
どちらも事前のパッチテストが必要ですが、特に肌が弱い方は、外国人の肌質が基準となっている海外製より、日本製の方が肌に優しいと言えるでしょう。
ほか、除毛成分であるチオグリコール酸カルシウムは、パーマ液のような独特なニオイがある為、なるべくなら香りの面も考えられている方が使いやすいと言えます。
4.デリケートゾーン(Vライン)におすすめの国産除毛クリーム
上記で説明させて頂いたことを踏まえた上で、Vラインにも使える国産の除毛クリームをご紹介します。
鈴木ハーブ研究所 パイナップル豆乳除毛クリーム 100g
価格¥2.808
敏感肌でも使用できる保湿性の高い除毛クリームです。
イソフラボンをたっぷり含む大豆エキス、7種類のハーブエキス配合によって美容効果も期待できます。
また、独特のニオイのみを分解しコーティングする作用もある事から、鼻につくようなニオイも抑えられています。
公式サイト、アマゾン、楽天で購入できます。
Dレジーナ・エピ・プレミアム除毛クリーム 150g
価格:3,060円
除毛剤とボディクリームの効果が期待できる除毛クリームです。
保湿性の高いアロエや尿素に加え、大豆やクロレラエキス等が配合されている為、Vラインをいたわりながら除毛できます。
除毛成分による独特なニオイも、アロマの配合で軽減ができるようになっています。
公式サイト、アマゾン、楽天で購入できます。
&ビューティー プレミアムリムーバーミルク 150g価格:¥3,218
除毛効果と保湿力に優れた除毛クリームです。
肌刺激が抑えられるよう、アロエエキスやサクラ葉エキス、カッコンエキスなどの天然成分がたっぷり配合されています。それらの成分で除毛クリームの独特なニオイも軽減されているので、使用中でも気にせず除毛できます。
使いやすいチューブタイプで、Vラインに直接塗ることができます。
公式サイト、アマゾン、楽天で購入できます。
5.デリケートゾーン(Vライン)における除毛クリームの使い方と注意点
除毛クリーム使用前は、パッチテストを毎回行い、肌トラブルが起きないかを確認しましょう。体調や肌の状態によって、1回目のパッチテストは大丈夫だったのに、2回目で赤くなり、かゆみが出るという場合もあります。
まずはVラインやその近い箇所に、10円玉ほどの除毛クリームを塗って洗い流し、24時間経っても異常がないかを確認しましょう。
パッチテストで肌トラブルがない事を確認できれば、あとは以下でご紹介する使い方や注意点をご参考下さい。
■Vラインの除毛クリームは他の部位よりも注意する必要がある
除毛クリームは塗った後、5~10分ほどの放置であとは洗い流す、というのが基本の手順ですが、Vラインにおいては以下の事があるため、少し手順が違ってきます。
・Iラインに付着させない
・Vラインのデザイン
Vラインの近くにあるIラインに除毛クリームが付着しないよう、丁寧に塗ることが重要です。除毛クリームの多くは、付属のヘラやスポンジなどが付いていますので、丁寧に塗ることでIラインに付着する可能性も防げます。
Iラインに除毛クリームが付着する事を防ぎたい方は、「ワセリン」が手軽で効果的です。また、Vラインのデザインをしたい時にも有効と言えます。
ワセリンは石油から作られる油分の一種で、主に乾燥予防として、皮膚科でアトピーの方にも処方される肌の保護剤です。美容室では、カラー染めの際にワセリンを髪の生え際に塗って、カラー剤が皮膚に浸透しないように活用しています。
同じ要領で、Iライン付近やVラインのデザインとして使用できます。
値段もお手頃で、ドラッグストアなどで簡単に入手できます。
この他、Vラインの除毛をする際に、どのようなデザインにするか迷う方もいらっしゃいます。人気のデザインなども合わせて確認しておくと良いでしょう。
これらを踏まえた上で、Vラインにおける除毛クリームの手順をご紹介します。
■【Vライン用】除毛クリームの効果的な使用手順
①Vラインを整える
・アンダーヘアが長いと、除毛クリームの効果が薄くなる場合があるので、2~3cmほどの長さにカットしておきます。
②Vラインを清潔な状態にする
・シャワー後や入浴後など、清潔で肌が温まっている状態(毛穴が開いている事)がベストです。
③ワセリンを塗る
・Iライン付近に塗り、除毛クリームが付着するのを防ぐ
・好みのVラインのデザインに沿って塗る
④除毛クリームをVラインに塗る
⑤5~10分の放置
・説明書に記載されている時間に合わせます。
⑥除毛クリームを取り除く・洗い流す
・シャワーしながら、付属の専用ヘラやスポンジなどで、円を描くように取り除きます。
・ワセリンが落ちにくい場合は、クレンジングオイル(食用のオリーブオイルも可)などを使うと効果的です。
⑦冷却
・肌の鎮静と肌荒れ予防のため、冷水シャワーや冷却パックなどを使って冷却します。
⑧保湿
・肌トラブル予防のため保湿をします。特に除毛クリーム後のデリケートゾーンは、保湿を欠かさないようにしましょう。
※除毛クリームは洗い流す必要があるので、お風呂場で使用するのが良いです。
【注意点】
以下に当てはまる方は、肌がより敏感となっていて、状態が悪化する恐れがあるので除毛クリームの使用は避けましょう。
・生理中
・Vラインの脱毛中
・Vラインにかゆみやかぶれ、傷やニキビなどの疾患がある
【除毛クリームの使用間隔】
Vラインは全身の中でも皮膚が薄くなっており、除毛成分による肌刺激も受けやすい部位です。通常の部位は3日(72時間)ほどの間隔で使用できますが、Vラインは2~3週間に1回のペースが良いでしょう。
6.デリケートゾーンの正しい保湿ケア
デリケートゾーンは、とても敏感で乾燥や刺激に弱い為、除毛クリーム後のアフターケアは非常に重要です。
デリケートゾーンのアフターケアを怠ると、乾燥によるかゆみや痛み、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)の異常による黒ずみの原因にもなります。また、雑菌が増える可能性もあり、ニオイの発生にも繋がるので注意が必要です。
これらを避けるためにも、正しい方法で保湿ケアを行いましょう。
デリケートゾーンの保湿の詳細は、以下をご参考下さい
7.まとめ
除毛クリームは、塗って5~10分ではムダ毛処理ができ、見た目の仕上がりも綺麗になりますが、デリケートゾーンにおいてはVラインに限られます。
粘膜にあたるIOラインへの除毛クリームは、肌トラブルの可能性が高まりますので、絶対に避けましょう。
除毛後は肌が刺激を受け、より敏感になりますので、正しい保湿ケアによって肌トラブルを予防する事も大切です。
この記事を参考に、デリケートゾーンへの除毛クリームの使い方と正しい保湿ケアが分かり、肌トラブルがなく除毛をすることに繋がれば幸いです。