ニキビ新薬のベピオゲル。
今までいろいろと薬を試してみたけれど、いまいち効果が感じられなかったニキビ肌の人達に注目されています。
しかし副作用の心配があり、なかなか治療に踏み切れないという声も聞きます。
そんなわけで
ピオゲルの副作用ってどんな症状なのか?
どれくらの期間、副作用が続くのか?
副作用が出たらどうすればいいのか?
副作用を緩和するには?
などなどまとめてみました。
ベピオゲルってどんな薬?
今更ながらと思いますが、ベピオゲルってどんな薬なのかリマインドしておきます。
ベピオゲルは、2015年の4月に保険適用になったニキビ(尋常性ざ瘡)を治療する塗り薬。
「抗菌作用」と「角層剥離(かくしつはくり)作用」を持ち、初期のニキビや炎症を起こしている赤ニキビや黄ニキビの人に処方されています。
※角層剥離作用というのは、ピーリングのように肌の古い角質をはがす作用のこと
ちなに正式名所は「ベピオゲル2.5%」といいます。主要成分の過酸化ベンゾイルが1g中に25mg入っているからの命名ではないかと思言われます。
製造販売は、皮膚の万能クリーム「ヒルドイドソフト」でおなじみのマルホ株式会社です。
ベピオゲルの副作用はどんな症状?
ベピオゲルの副作用は、赤み、腫れ、かゆみなどを訴える人が多いようです。
ベピオゲル使用者の約4割強の人に何かしらの副作用があらわれています。
ベピオゲルの承認時までの臨床試験において、435例中190例(43.7%)に副作用が認められました。
国内臨床試験では、接触性皮膚炎が 12 例(軽度 6 例、中等度 6 例)認められたが、経過観察(本剤の減量なし)、休止または投与中止、あるいは抗アレルギー剤投与等の適切な処置を講ずることにより重症化することなく回復している。
マルホ株式会社
ベピオゲル製造販売元のマルホ株式会社さんが、公式に発表している副作用の症状は
鱗屑(りんせつ)
皮膚に粉がふく
落屑(らくせつ)
皮膚がうすくはがれる
刺激感
ヒリヒリ感
紅斑(こうはん)
皮膚が赤くなる
乾燥
です。
副作用の原因は過酸化ベンゾイル
これらの副作用はベピオゲルの有効成分である過酸化ベンゾイルによる影響です。
しかし、あるデーターでは過酸化ベンゾイルの濃度が
5パーセント未満の副作用
皮膚のかゆみ、かぶれ、しっしん、ピリピリ感、灼熱感
5パーセント以上の副作用
皮膚のカサカサ感(鱗屑や落屑)・赤み・乾燥・刺激感
と、示しています。
ベピオゲルの濃度は2.5パーセントなので、鱗屑や落屑という症状はあまり出てこないのではないかと思われます。
もちろん、肌質やその人の症状の度合いにもよるので、一概に言えない部分もあるのですが。
余談ですが、これらの副作用は、あのディフェリンゲルの副作用と似ています。
ディフェリンゲルで起こるであろう5つの随伴症状(ずいはんしょうじょう)は、乾燥、ヒリヒリ感、落屑(らくせつ)、赤み、かゆみです。
ディフェリンゲルの場合は副作用ではなく、随伴症状といいます。随伴症状というのは、治療の過程で通らなければならない症状のことです。
副作用でも随伴症状のどちらの言い方でもかまいませんが、ベピオゲルやディフェリンゲルを塗ると一定数の人に、何かしらの症状があらわれるということです。
ディフェリンゲルの場合は使用者の約8割の人に何かしらの症状があらわれます。
ディフェリンゲルの主成分はアダパレン。アダパレンにはベピオゲルの主成分、過酸化ベンゾイルと同じように、角質剥離の作用があるので、似たような症状があらわれるのです。
角質剥離作用はバリア機能を低下させる
ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)とディフェリンゲル(アダパレン)には角質剥離作用があるので、乾燥、ヒリヒリ感、落屑、赤み、かゆみなどの症状があらわれます。
なぜかというと、角質剥離作用はバリア機能を低下させるからです。
肌表面の角質層には、肌外部の刺激から肌を守り、肌内部の水分を保水する機能があります。この機能をバリア機能をいいます。
さらにこの角質層の部分はターンオーバー(肌の新陳代謝)により絶えず生まれ変わっています。
しかし、ニキビが出来ている時というのは、このターンオーバーが乱れています。
古い角質が肌表面に残っていて毛穴を塞いでしまうので、さらに古い角質が溜まって肌が厚くなってしまうのです。
この状態を角質肥厚といいます。
この厚くなった角質を取り除かなければ、いつになっても新しい皮膚と入れ替わることが出来ず、ニキビに関わらず肌トラブルを改善することは出来ません。
そんなわけで、角質剥離作用で肌のターンオーバーを助けてあげます。
古い角質を剥がしてしまえば、新しい皮膚が表面にでてくることができますからね。
しかし、本来なら自然にはがれ落ちる古い角質を薬品を使ってはがれ落とすわけですから、肌トラブルが起こっても当然なんです。
無理矢理、肌の角質を剥がすわけですから、当然バリア機能も低下します。
バリア機能が低下すれば、肌外部の刺激はもろに受けるし、肌内部の水分も保水することができないので、肌に赤みが出たり、乾燥したりということが起こるのです。
なので、肌トラブルが起こらないほうが稀だと思ったほうがいいです。
この状態も慣れてくれば改善してきますし、新しい肌が肌表面に出てくれば治まってきます。
この新しい肌が表面に出て来るまでの時間(ターンオーバー)が正常な人で、約28日と言われています。
年齢を重ねたり、肌の状態がよくなくい場合は、この日数はもっとかかるようになります。
ベピオゲルの副作用の期間はどれくらい?
これらの副作用は、治療開始1ヵ月以内に多く認められたということです。
これは先ほどのベピオゲルの、承認時までの臨床試験データーからの情報です。
しかし、皮膚科の先生情報では、ベピオゲルを塗った翌日からヒリヒリしたり、赤みが出るという症状が出る人もいるそうです。
ですので、肌が敏感な人や、身体の調子が悪い人などは、塗った翌日からトラブルが出る可能性があると心得てくださいね。
副作用はどれくらいの期間続くのかという事なのですが、ベピオゲルさんの公式サイトでははっきりした日数は提示していません。
ベピオゲルを使用し始めて、1、2ヵ月以内に上記のような症状が現れて、その後やわらいできますが個人差があり、長く続く場合もあります
ベピオゲル公式サイト
確かに個人差はありますからね。それとまだこの記事を書いている段階で、ベピオゲルが保険適用になってまだ3か月以内という事もあるので、臨床例が少なくデーター化できないのかもしれません。
先ほどターンオーバーの日数が正常な人で約28日とお話ししました。
ベピオゲルを使用したことで、古い角質がはがれ落ちるわけなので、この時点から新しい肌が生まれて来るまでの時期を考えると28日以上かかる場合が多いのではないかと思われます。
しかし、肌がその状態に慣れてくれば改善する可能性もあるので、もっと早くよくなることも考えられます。
ですから、使用の翌日から1ヶ月以内に副作用が出る人は出始めて、1ヶ月くらいはトラブルがつづくと考えていたほうがよさそうです。
ベピオゲルの副作用が出た時の対処法
では、ベピオゲルの副作用が出た時に、どのように対処したらいいのでしょうか。
あまりにもひどい場合は、すぐにお医者様にいって診断を受けましょう。
皮膚のトラブルの場合は、肌の状態をきちんと皮膚科の先生に見てもらわないといけません。肌の状態を見たうえでないと、先生も正しい判断ができないからです。
その上で、使用頻度を減らすなどアドバイスをしてくれるので、先生の指示に従いましょう。
あくまでも、自己判断はやめてくださいね。副作用が悪化して、さらにニキビがひどくなる可能性もありますからね。
あとは受診の段階で、いくつか起こりうる事例を先生と話し合って、どのように対処すればいいのか聞いていおくことも大切ですよ。すぐに受診出来ない場合は、困りますからね。
ある程度の予測と対処法がわかっていれば、落ち着いて行動できます。こういう時に、あせって自己判断で間違った対処をしてニキビを悪化させ取り返しのつかない事になったら大変ですよ。
とにかくベピオゲルを塗った後は、バリア機能が低下してる状態なので肌をやさしくいたわってあげましょう。
ベピオゲルの副作用を緩和するためには
ベピオゲルを使用する場合は、ある程度の副作用は覚悟していないといけません。
しかし、注意すれば副作用を緩和することはできます。
化粧水をつけてから塗ってみる
ベピオゲルを塗る前に化粧水をつけてみる。この方法は、ベピオゲル公式サイトには書かれていないのですが、ディフェリンゲルの公式サイトでは推奨しています。
化粧水で肌を整えてから薬を塗ると、角質が粉をふいたりすることがなくなるからです。乾燥を防ぐ効果があるんですね。
ベピオゲルもディフェリンゲルも、角質剥離作用があるので肌が乾燥してしまうので、やってみる価値はあります。
皮膚科でも、ベピオゲルを使用する前に化粧水を推奨している先生はいます。
使用上の注意事項は守っていますか?
ベピオゲル使用の注意点は知っていますか?
意外とこういう点を見落としている人が多いです。細かい部分もありますが、こういう部分をきちんと守ることでかなり副作用は緩和できるんですよ。
ベピオゲル使用の注意点をまとめましたので、必ず確認して守ってくださいね。
・眼、眼のまわり、口唇、その他の粘膜や傷口には使用しない
・使用してはいけない部位にベピオゲルが付いたときは、すぐに水で洗い流す
・ベピオゲルには漂白作用があるので、髪、衣料などに付着しないように注意する
・ベピオゲルを塗った部位を強い日光に長時間あてない
・日焼けランプの使用、紫外線療法は避ける
・ベピオゲルは、凍結を避け、涼しいところ(25℃以下)で保存
・他の外用剤と併用する場合は、皮膚刺激症状が増すおそれがある
まとめ
ベピオゲルを使用するにあたっては、ある程度の副作用は覚悟しておきましょう。
しかし、よほどひどい場合でなければ、乗り越えることができます。
それにベピオゲルは、ディフェリンゲルよりも副作用を起こす人の確率も半分と少ないですし、抗菌剤を使う必要もありません。
ですので、皮膚科で処方してもらえるニキビ治療薬としては改善の可能性が一番高いのではないかと思われます。
薬を処方してもらう時には、先生とある程度のリスクを話し合い、対処法も教えていただくようにしましょう。
あと、使用上の注意点は必ず守って、ニキビ治療にいそしみましょう。
この記事へのコメントはありません。