『最近、歳を取ってきたからか、あまり食べてないはずなのに太るようよな…』
ような…じゃありませんよ。太ってきてますよ!
私自身がそうだったのですが
- 腹は明らかに出てきたし
- 顔にも肉が付いて来たし
- 周りからも太ったと言われるし
いよいよ無視できないほどになってしまいました。
でも、おかしいんです。
食べてないのに太るような気がしてるんです。
別に食生活が乱れているわけでもないし、酔った勢いで暴飲暴食するようなタイプじゃないのに、30歳を過ぎてから体重が右肩上がりなんですよね…
ダイエットしなきゃ…と思うんですが、なにか引っかかる。
この不思議な食べてないのに太る現象は、基礎代謝の低下が理由なのかもしれません。
『代謝』って、正しく理解してますか?
体重、腹囲、BMI、中性脂肪…
最近、太ってきたかな?と気になってきた方であれば
『ダイエットするなら代謝を上げろ!』
というフレーズを耳にタコができるほど聞いているハズです。
でも改まって『代謝って何?』と言われると
『え?基礎代謝のこと?違う?新陳代謝だっけ?』
と、意外に分かっているようで正しく理解していなかったりするんです。
なぜ食べてないのに太るのか…その話をする前に、まずは『代謝』について知っておきましょう。
『敵を知って己を知れば、百戦危うからず』です。
代謝には大きく分けて2つの種類があります。
①身体を『つくる』ための代謝
よく聞く『新陳代謝』もこのひとつです。
人間の身体は常に細胞が新しく生まれ代わっていきますが、その活動のためには当然エネルギーが必要です。
内臓、皮膚、髪の毛、爪などあらゆるものが代謝していっていますよね。
新陳代謝が活発ということは、その分消費されるエネルギーが大きいということです。
『むくみ』も代謝の一部です!
ただ、この代謝は表裏一体な部分もあります。
食べ過ぎて消費または排出されなかったカロリーや、血の巡りが悪くて発生した『むくみ』が脂肪となって蓄えられるのも、実はこの代謝によるものです。
だから、食べ過ぎには注意が必要なんです。
『食べてないのに太る』なら?
でも、今回のように『食べていないのに太る』ということなら
新陳代謝はあまり関係ない
かもしれません。
当然、新陳代謝を上げることでダイエット効果が期待できますが、そちらよりも美容・健康面でもメリットの方が大きいです。
ツヤツヤなお肌、コシある髪の毛、全て新陳代謝が活発さが鍵を握っています。
『食べてないのに太る』場合は新陳代謝の良し悪しは関係ないかも
②身体を『動かす』ための代謝
『つくる』ための代謝と対を成すのは『動かす』ための代謝です。
動かすための代謝は大きく分けて次の3つ。
(1)基礎代謝
何もしなくても、呼吸や内臓の活動によって消費されるエネルギー
(2)生活活動代謝
身体が動く(運動)することで消費されるエネルギー
(3)食事誘導性体熱産生
食べ物が消化される過程で発生する熱エネルギー
はいはい、結局は運動しろってことでしょ??
『動かす』ための代謝は要するに
動いたり生命を維持するために使っているエネルギー
のことですね?
あ、今、『結局は運動しろってことかな?ヤダな~』と思いませんでしたか?
残念ですが(?)違います。
ちょっとそれは早合点なので、もう少し代謝について知っておきましょう。
身体を『作る』ための代謝と、身体を『動かす』ための代謝の2種類があるんだ!
身体を『動かす』ための代謝はさらに3種類があるんだよ!
人間のエネルギー消費は『基礎代謝』が多くを占める
代謝について簡単に説明してきましたが、ここで最も重要なことを!
実は、
人間のエネルギー消費は『基礎代謝』が多くを占める
と言われています。
つ・ま・り
日常生活の運動で消費されるエネルギーよりも
呼吸や内臓活動で消費されるエネルギーの方が多い
んです。
身体を『動かす』ための消費における割合
意外なことに私たちが生きている、つまり『身体を動かす』ために消費されるエネルギーは
基礎代謝・・・70%
生活活動代謝・・・20%
消化による消費・・・10%
(参照:FAO/WHO/UNU合同特別専門委員会報告」1989年)
という割合になっています!
『基礎代謝』を上げろと言われる理由
お気づきになりましたか?
痩せるためには『基礎代謝』を上げるのが効果的
と言われる理由は身体を動かすエネルギーの70%以上を基礎代謝が占めているからなんです。
大事なので2度言います。
日常生活の運動で消費されるエネルギーよりも
呼吸や内臓活動で消費されるエネルギーの方が多い
んです
あなたはどのタイプのダイエッター?
『ダイエットには適度な食事制限と運動!』
なんてダイエットの王道のように叫ばれて久しいですが、そもそも普段からあまり食べていない人からすれば『ぜんぜん食べて無いんだけどな…』て思うわけです。
重要なのは、自分はどの部類のダイエッターなのか見極めることです。
基礎代謝改善型?運動消費型?
明らかに食べ過ぎ、運動不足の肥満体質な人が
『サプリを飲んだだけで痩せる!』
という基礎代謝アップ系のサプリを飲んだところで、おそらく効果は薄いでしょうし、逆に普段あまり食べない人が
『食事制限と運動!』
なんて言われても、ただただ辛いだけです。
あなたが
①基礎代謝を上げる必要があるダイエッター
なのか
②カロリー過多を改善し、運動する必要があるダイエッター
なのかの違いで、ダイエット方法が根本的に違ってきます。
食べて無いのに太るなら基礎代謝を上げるダイエットを試そう!
『あまり食べてないはずなのに太ってきたな…』
と思っている場合は、
基礎代謝改善ダイエットの方が向いている
と言えます。
基礎代謝は年齢を重ねるうちにどんどん低くなっていくことが分かっていますから、例え食べる量が変わらなくても身体は年々太りやすくなっていくわけです。
中年の方に恰幅が良い人が多いのはこのためです。
(更に年齢を重ねて高齢になると、今度は新陳代謝が悪くなって行くので痩せ細っていきます…)
基礎代謝を上げる=臓器を元気にする!
自動車のタイプによって燃費が大きく違うように、身体の部位によっても燃費にバラツキがあります。
(燃費というとイメージが悪いかもしれませんが…)
活動に多くのエネルギーを要する臓器は、以下の通りです。
臓器のエネルギー消費割合
肝臓:27%
脳:19%
筋肉:18%
腎臓:10%
心臓:7%
その他:19%
(参照:FAO/WHO/UNU合同特別専門委員会報告」1989年)
なんとなんと!
筋肉よりも肝臓のエネルギー消費が多いんです。
元気な肝臓はエネルギーを消費してくれる
毎日休むことなく働いてくれているイメージの心臓が、あまりエネルギーを消費していないのが意外に思えますが、止まったら即死んじゃう心臓の燃費が悪かったら危ないですもんね。
それよりも肝臓、脳、腎臓といった裏方や司令塔がエネルギーを消費しているとなると妙に納得しますね。
これらの臓器が元気に活動してくれれば、たくさんのエネルギーを消費してくれます。
そして、基礎代謝をあげるには肝臓を元気にすることが一番近道なんですね。
ズバリ!肝臓を元気にする方法は?
それでは、具体的に肝臓を元気にして基礎代謝を上げる方法を紹介していきます!
腹巻で肝臓を援護射撃!
一番手っ取り早いのが、
毎日腹巻を巻くと基礎代謝が上がります!
おなか周りを暖めることによって肝臓も温まり、活動効率が上がってエネルギーを消費してくれます。
『腹巻ダイエット』なんて呼び方で紹介されることもあります。
また、体温が上がることによって、
新陳代謝の改善も期待できます。
特に35度台の低体温な方は新陳代謝が低くなっている証拠です。
おなかが冷たいと感じる方、低体温の方はなるべく一日中腹巻を巻いてすごしましょう。
なるべくなら長めの腹巻を身に着けて、右胸の下辺りにある肝臓から腸も覆える腰骨の下まで巻いて、おなかの内臓全体をカバーしてあげると良いですよ!
思いっきり歌を歌う!
毎日、思いっきり歌を歌うことです。
メカニズムとしては、歌を歌うことで肺活量が増えます。
そして
肺活量が増えると全身に空気が行き渡りやすくなり
内蔵の機能が改善される効果があります。
それが基礎代謝の向上に繋がっていくわけです。
歌でなくても『風船を膨らます』ことでも肺活量は増えますが、
歌を歌うことで顔の筋肉をたくさん使いますし口角が上がる
のでおすすめです。
また、腹筋も使うので血行をよくできる作用も期待できますよ。
半身浴をする!
『左右ではなく上下です』
という冗談はさておき…
半身浴は基礎代謝&新陳代謝を高めることが出来る代表格
とも言えるでしょう。
ぬるめのお湯(39度から40度くらい)をバスタブの半分くらい入れそこに1時間ほど浸かります。
するとじわじわと汗をかくのを実感するはずです。
半身浴は全身の血行を良くして代謝をよくする働きがあり、風呂上りも全身がぽかぽかに感じます。
全身がポカポカになれば、肝機能の改善にも繋がります。
入浴剤も血行を良くする作用のある炭酸ガスが入ったものを使用するとなお良いです。この方法は特別なものを使用しないので気軽に新陳代謝を高める良い方法だと思います。
半身浴の注意点
・飲酒後は避ける(危険です)
・食後は避ける(消化器官に負担がかかります)
・入る前に水を一杯飲む(脱水対策)
・下半身だけつかる(心臓に負担がかかります)
普段から肝臓を労わる
基本中の基本ですが、普段から肝臓を労わるようにしましょう。
『あまり食べないのに太る』
と言う人はあまり心配ないかもしれませんが
- 食べ過ぎ
- 飲み過ぎ
- 不規則な生活
- 睡眠不足
など、普段の生活から肝臓だけでなく身体に負担を掛けないことが基本です。
高濃度カテキンはどうなんだ…?
よくCMでも取りざたされている『高濃度茶カテキン』ってありますよね?
脂肪の燃焼を助け、体内のエネルギー効率をよくし、最終的に体の新陳代謝をあげる…
と言われていますが、実はカテキンの取り過ぎは逆に肝臓に負担を掛ける場合もあるので、一概にメリットばかりとは言えないのが現状です。
最後に『本当に食べすぎてませんよね??』
人間の三大欲『睡眠欲』、『性欲』、『食欲』は特に強烈です。
『食べていない』と思っていても、ふとした瞬間、無意識に何かを食べしまっていたりします。
誰かの持ってきたおやつを貰っていたり、昼食を食べたあと毎日寝てしまっていたり、ついつい満腹になってしまったり…
『実は食べてました』なんてオチにならないように、しっかりと普段からのカロリー管理をしていきましょう。