近年、DV(家庭内暴力)による被害が急激に増加していることをご存知でしたか?
2010年のDV被害は約3万件ほどでしたが、2016年はその倍以上の約7万件にまで増加しているんです。
今やDVは、私たちにとって非常に身近なトラブルの1つ。
いつまでも他人事のように思っていると、ある日突然、あなたがDVの被害者、もしくは加害者になってしまうことも。
そこで今回は、DV(家庭内暴力)を起こす人の特徴と原因について詳しくまとめました。
1.DV(家庭内暴力)の原因とは?
まずは、DV(家庭内暴力)の原因について見ていきましょう。
DVの加害者はどんな理由によって、相手に暴力的な行為を与えてしまうのでしょうか。
この原因を突き止めることができれば、DVを未然に防ぐだけでなく、DVの早期発見と早期解決に繋がってきます。
1-1.幼少期の家庭環境による影響
DVを起こす原因は人によって様々ですが、中でも特に多いのが幼少期の家庭環境による影響です。
幼少期に育児放棄や暴力を受けていた、両親に過保護に育てられた、毎日のように両親が喧嘩しているのを見ていたなど。
こういった幼少期の家庭環境の影響によって、自分が大人に成長した時にDVやモラハラを起こしてしまうケースは少なくありません。
- 親の過保護
- 親の過干渉
- シングルファザー
- シングルマザー
- 親の育児放棄(ネグレクト)
- 親の暴力
- 親のモラハラ
1-2.言葉だと説明できないから
相手に自分の思いを伝えたいのに、どうしても言葉では伝えられない。
そんな時に、DVを起こしてしまう人もいます。
例えば、恋人や家族と喧嘩した時、相手に伝えたいことがあるのに『もういい!』と言ってお互いの距離を置いてしまうことってありますよね。
その延長として、相手を傷つける酷い言葉を言ってしまったり、暴力的な行為に及んでしまうといったイメージです。
1-3.相手に捨てられることを恐れている
DVの加害者が最も恐れていることは、自分にとって大切な人(家族・恋人)に捨てられてしまうことです。
DVの加害者は『いつか自分が捨てられてしまう』という不安や恐怖を抑えるため、もしくはそれ自体を防ぐために、相手に暴力的な行為を与えてしまいます。
かなり矛盾しているようにも思えますが、加害者としてはDVこそが自分と相手を繋ぎ止める唯一の方法だと考えているのでしょう。
1-4.極度なコンプレックスを感じている
DVの加害者が突然キレる理由は、相手にバカにされたと感じた時です。
DVの加害者は極度なコンプレックスを感じているため、それを指摘されると相手にバカにされたと勘違いし、もっと酷い言葉や暴力で相手に対抗します。
例えば・・・
- 周囲に認められていない
- 友達がいない
- 社会的地位が低い
こういった様々なコンプレックスを抱えているため、自分よりも立場の低い相手に対してストレスを発散しているんです。
家の外では弱い立場だとしても、せめて家の中では自分が王様になりたいのでしょう。
2.DV(家庭内暴力)を起こす人の9つの特徴
以下では、DV(家庭内暴力)を起こす人の特徴について見ていきましょう。
DVの加害者の中には、付き合い始めた当初はすごく優しかったのに、なぜか急に暴力的な性格になったというケースは少なくありません。
DVやモラハラというのは、いつ自分が被害者・加害者になるのか分からないというのが非常に怖いところ。
未然にDVを防ぐためにも、DVを起こす人に共通する特徴について知っておきましょう。
2-1.常に自分が正しいと思っている
DVやモラハラを起こしてしまう人は、常に自分が正しいと思い込んでいます。
そのため、相手に勝手な行動をされたり、自分の期待外れなことをされると、それに対して怒りを覚え、相手に身体的・精神的な暴力行為を行ってしまいます。
特に幼少期に甘やかされて育った人は、自信過剰な性格になりやすいと言われています。
2-2.嫉妬深い
おもちゃを横取りされた子供と同じく、嫉妬というのは独占欲や所有欲が満たされていない時に生まれる感情の1つです。
DVを起こす人は、相手を自分の所有物だと思い込んでいます。
そのため、相手に勝手な行動をされると異常なほどに嫉妬し、それを防ぐために暴力的な行為を繰り返します。
2-3.自己中心的
自己中心的な性格の方は要注意です。
例えば、機嫌が良い時はすごく優しいのに、不機嫌になると無口になったり突然キレるなど。
そもそも、DVやモラハラというのは、その人の自己中心的なことで起こる場合がほとんどです。
2-4.人に厳しい性格
人に厳しく自分にも厳しい人、人に厳しく自分には甘い人。
DVやモラハラを起こす人は、相手に対して大きな期待を持っています。
例えば、あの人ならこうしてくれる、あの人なら自分のことを愛してくれるなど。
こういった期待に相手が応えられなかった時、その人は相手に詰め寄って暴力的な行為を行ってしまいます。
特に人に厳しく自分にも厳しい人は、自分の期待に答えてくれない相手のことを許せなくなり、DVやモラハラを起こしてしまうケースが多いようです。
2-5.LINEの既読無視に異常に怒る
LINEの既読無視に対して異常に敏感な人、もしくは異常に怒る人は要注意かもしれません。
先ほどもお伝えしましたが、DVの加害者は相手のことを自分の所有物だと思い込んでいます。
そのため、『今は忙しくて返信できないのかな』と相手の状況を考える余裕がなく、自分が望むとおりに返信が来ないと異常に腹を立てます。
それに、DVの加害者は自分が捨てられることを恐れているため、相手から返信が来ない=自分のことを嫌いになったと思い込んでいる場合もあります。
2-6.車の運転が乱暴
普段は温厚で優しい性格なのに、車を運転すると急に攻撃的な性格になる人っていますよね。
それは、車を運転すると性格が変わるのではなく、その人の元々の性格が攻撃的だからです。
車の運転は一歩間違えれば大事故になってしまいます。
そのため、常に緊張して車の運転だけに集中しているため、つい酷い言葉を言ってしまうなど余裕がなくなっています。
2-7.内弁慶
家の中では強気な態度を取っているのに、外に出た途端、急に弱気な性格になってしまう内弁慶な人。
このタイプの人がDVやモラハラを起こしてしまうと、かなり厄介です。
内弁慶の人は外面が良いため、職場など周りからは好印象に思われがち。
そのため、周囲の人に『この人がDVをするわけない!』といった強いイメージを与えてしまいます。
2-8.被害妄想が強い
先ほどもお伝えしましたが、DVの加害者が最も恐れていることは自分が捨てられてしまうということ。
そのため、LINEの返信が遅かったり、既読無視をされると、そのことに対して異常に腹を立てて暴力的な行為を繰り返します。
つまり、『相手に捨てられてしまう』といった被害妄想が強いとも言えます。
2-9.性欲が強い
異常に性欲が強いというのも、DVを起こす人に共通する大きな特徴です。
DVといえば、身体的・精神的な暴力的行為というイメージがあると思います。
ですが、DVの中には性交渉の強要や性的DVも含まれます。
実際にDV被害を受けた方の書き込みを見てみると、『元カレは異常に性欲が強かった』と意見している方が数多く見られます。
DVを起こす人は、相手の都合で自分の性欲を満たせないことに異常に腹を立て、それによって暴力的な行為を繰り返します。
3.DV(家庭内暴力)の対処法
前項では、DV(家庭内暴力)を起こす人の特徴と原因について見てきました。
それを踏まえて以下では、もし自分がDVの被害者になった時の対処法について知っておきましょう。
先ほどもお伝えしましたが、DVはいつ自分が被害者になるのか分かりません。
もしもの時の備えとして、今の内から対処法を知っておいてください。
3-1.専門機関に相談する
まずは、DVの専門機関に相談してみましょう。
ここ数年でDV被害が急増していることもあり、今では様々な専門機関があなたの力になってくれます。
例えば・・・
- 女性センター
- 配偶者暴力相談支援センター
- 児童相談所
- DVシェルター
DVやモラハラは、あなたが我慢すればするほど、相手はどんどんエスカレートしてしまいます。
辛い時は逃げる、もしくは専門機関に相談して、取り返しのつかない状況になる前に行動しましょう。
3-2.自分が悪いと思い込まない
DV被害者の方は、相手がDVをするのは自分が悪いからと思い込んでしまうケースが多くあります。
DV加害者は自分よりも立場の低い人に対して、身体的・精神的な暴力行為を行います。
当然ですが、悪いのは加害者ですので、あなたがDVに耐える必要は全くありません。
3-3.DV(家庭内暴力)傾向にある人と関わらない
そもそも、DVを起こすような人と関わらないというのが、DVを未然に防ぐ最善の方法です。
先ほどもお伝えしましたが、DVやモラハラを起こす人は様々な特徴があります。
前項ではご紹介しきれなかった特徴もいくつかありますので、以下では簡単に箇条書きでご紹介します。
- ギャンブラー気質
- 束縛が激しい
- 喧嘩の後に優しくなる
- 第一印象が優しそう
- 店員に対する態度が悪い
- 感情の起伏が激しい
- すぐ人のせいにする
DVやモラハラを起こす人には、他にも様々な特徴があります。
気になる方は、ネット上で『DV 特徴 チェック』などと検索してみてください。
4.ママ必見!子供のDV(家庭内暴力)を解決する方法
最近では、子供が母親に対してDV(家庭内暴力)を起こすケースも増えています。
先ほどもお伝えしましたが、幼少期の家庭環境はその後の人生に大きな影響を与えます。
家庭内暴力を行う子供の心理や原因は様々ですが、思い当たる節があるママさんは以下の解決方法を参考にしてみてください。
4-1.子供と真剣に向き合う
子供の家庭内暴力は思春期に起こりやすいと言われています。
思春期は心身ともに大人へと近づく、子供にとって非常に大切な時期です。
子供は意味もなく暴力をするのではなく、何かしらの不満や寂しさを感じていますので、それに対して真剣に向き合わなければいけません。
時には、粘り強く子供と話し合うことも必要です。
特に育児を任せっきりにしてきた父親は、今までのツケを精算する時が来たと考えて、父親である本来の自分の役割をしっかり果たしてください。
4-2.専門機関に相談する
どうしても家族間では解決できないと感じたら、専門機関に相談するのも1つの方法です。
第三者を含めて話し合いを行うことで、子供と親の両者が今まで見えていなかった部分、見ようとしなかった部分に気づくことができます。
- 児童相談所
- 全国精神保健福祉センター
- 精神科
- 心療内科
- 警察
- 専門カウンセラー
まとめ
冒頭でもお伝えしましたが、今やDV(家庭内暴力)は他人事のように考えていてはいけません。
自分がDVの被害者・加害者にならないためにも、ぜひこのページを参考にしてみてください。