サッポーの
アドバイス 質問抜粋 > 古い角質…… > 乾燥がひどいので ダブル洗顔をやめました…… > きれいに汚れを取り除かないと化粧水や美容液の有効成分が肌に…… 短絡的で安易なケアに思わず引き込まれてしまうのには、言葉のトリックもあるようです。 ▼ “古い角質”“不要な角質”いろいろに表現されますが、“古い角質”“不要な角質”この二つの表現が多いですね。 通常、顔の肌において古い角質が見られる肌はまずありません。不要な角質もまずありません。 非常に老化した肌でターンオーバーの周期も遅くなっている肌の角質は、古いとか不要と呼んでいいものです。 しかしこのような状態は、老人の肌でも、普通の生活をしている人には見つけることが困難なものです。 むしろ、私たちが好ましくない、取り除きたいと思っている角質とはとても若い角質なのです。 しかし、未熟で体力がない角質であるため、すぐに傷み古びて見えてしまうのです。 もしこれを古い角質、不要な角質だと見誤り、取り除いたりすると、悪循環に陥っていくわけです。 ▼ ダブル洗顔“ダブル洗顔”という言葉は、定義が不確実なまま広く使用されています。 - ≪ 二度洗いする意味でのダブル洗顔 ≫
- 洗顔料を用いて二度洗うと、汚れはよく落ちますが、働いている角質まで予定より早くはがすように働きます。
肌がしっかり育つように、よい環境を作るための洗顔であるはずが、肌そのものの育つゆとりを奪う洗顔になりがちです。 - ≪ 二種類の洗顔料を用いるダブル洗顔 ≫
- 化粧落としと仕上げ洗顔を二種類の洗顔料を用いて行う洗顔法。
二つの洗顔料の特性を生かし、洗浄力の低いもので様々な汚れを落とし、角質のはがれを少なくしようと言うものです。
洗顔で角質を剥がしすぎる傾向が出ていたら、乾燥しやすくなるのは必然ですね。 角質層こそ肌の保湿能をコントロールしているバリア層なのですから…。 汚れを落とすために大切な角質まで落としていたら、なんのための洗顔か判りません。 美しい肌、つまり美しい角質を育てるのがスキンケアの目的なのですからね。 ▼ 有効成分の肌への浸透有効成分が肌に浸透する…この“肌”とは、角質層のことです。 角質層を良い状態に整え、保護し、良い状態を維持させることが、これら有効成分第一の目的です。 このような角質層の良い状態が維持されて、初めて表皮がしっかり育つ、美しい角質になれる環境が整うわけです。 角質層(バリア層)を越えて、生きた表皮細胞層や真皮層などに化粧品の成分が侵入すると大変です。 肌が過敏に反応したり、肌に炎症を起こしやすい…などはこのような浸透が起きている可能性があります。 アレルギー肌やアトピー肌が過敏で炎症を起こしやすいのと同じ現象です。 角質の剥がれが起こりやすく、未熟な角質の層で肌ができているのですね。 肌の汚れを取り除くことは大切ですが、これは洗顔料を用いてザッと洗うだけで肌にとって不要な汚れは取り除かれます。 見える汚れには余りこだわらなくていいのです。 もちろん、見た目にもきれいに洗顔される方が良いに決まっていますが、フィット性の高いベースメイクやメイク料には角質のはがれを伴わなければ落ちないものも沢山あります。 やむを得ずこれらを使用した時も、ムリに落とさず、角質が自然に剥がれるのを待てばいいのです。(一日待つだけで十分です。) |