春を知らせる「菜の花」で内側から身体をキレイに♪

一年中流通している野菜が多く「え、○○って春が旬なの?!」とビックリすることも多い中、若干の例外はあるものの旬である時期しかほど出回らない菜の花。綺麗な緑色で、ちょっと苦味があって…見た目・味ともに春がくる事を感じさせてくれる大好きな食材だったりします。

 

旬の野菜(かつ好物)であまり栄養とか食物繊維量とかを気にしたこともなく、体に悪くなきゃ良いくらいの感じで食べていたんですが、実は食物繊維やビタミンがたっぷりな優秀野菜。便秘改善の助っ人としても、春頃に崩れがちな体調のサポートにも役立ってくれそうです♪

 

菜の花とは

食材として「菜の花」と呼ばれているものに実は厳密な決まりはなく、食用に適したアブラナ科の花(蕾)であれば何でも菜の花になります。流通量が多いのは苦味が少なくやや甘みのあるセイヨウアブラナ系と言われていますが、京野菜の伏見寒咲花菜など“蕾”の目立つものは在来種系品種が多いようです。そのほかにアスパラ菜や小松菜、コウタイサイ(紅苔菜)などの「菜の花」もあるのだとか。

どの種類でも花が開くほど固さや苦み(エグみ)が強くなるので、蕾が硬く締まっているものを食べるようにしてください。葉や茎がシャキッとハリがある状態で、緑色が鮮やかで綺麗なものを選ぶと良いです。

 

便秘改善&デトックスに嬉しい成分

※和種ナバナの食品成分表記載値を元に作成しています。

 

①食物繊維が豊富

菜の花は100gあたり4.2gと食物繊維を非常に多く含んでいます。食物繊維の内訳としては不溶性食物繊維が3.0g・水溶性食物繊維が1.3g。理想的とされるバランス(不溶性2:水溶性1)よりはやや不溶性食物繊維に傾いているものの、野菜類の中では比較的バランスも良い方と言えるでしょう。

 

不溶性食物繊維は便の量を増やすことで腸を刺激し蠕動運動を促す・腸内の老廃物を絡め取って一緒に排泄されるという働きがあります。対して水溶性食物繊維は善玉菌の増殖による腸内環境改善・便の水分量を調節して排便に適した固さを保つなどバランスを良くする働きがあり、二つの食物繊維をバランス良く補給することで便通改善や腸内環境を整えることに繋がります。

②ビタミン・ミネラルが豊富

便通改善・デトックスだけの話でもありませんが、菜の花はビタミンやミネラルも豊富に含む食材。便秘解消に関してであれば菜の花は生100gあたり130mg、同グラムで比較するとレモン果汁の2.5倍以上ものビタミンCを含んでいます。ビタミンCというと抗酸化や美白など美容面の印象が強いですが、実は乳酸菌のエサとなることで腸内環境改善をサポートする働きや便を柔らかくする働きもあります。

 

先程菜の花は不溶性食物繊維がやや多いとご紹介しましたが、菜の花にはビタミンCのほか便に水を含ませる働きがあるとされるマグネシウムも比較的多く含まれています。このため適度な水分補給を心がけていれば便が硬くなりすぎるという心配は少ないでしょう。ただし下痢をしやすい方は不溶性食物繊維+マグネシウム+ビタミンCの緩下作用によってお腹が緩くなる可能性がありますので、食べ過ぎ注意です。

 

③イソチオシアネートを含む

アブラナ科の野菜である菜の花には、アブラナ科の代表的な成分とも言われる「イソチオシアネート」という硫黄化合物が含まれています。イソチオシアネートは若干の辛味というか刺激を持ちますが、殺菌作用や消化促進作用などがあるとされています。また肝臓の解毒酵素の働きを助けることで有害物質の無毒化を助ける成分としても期待されています。ワサビや大根おろしなどがデトックスに良いと言われるのもイソチオシアネート含有によるところが大きいと考えられます。

 

④デトックスをサポート

食物繊維やビタミンCなどの働きで便秘改善効果が期待できることに加え、イソチオシアネートが肝臓の解毒機能を高めてくれることで菜の花はデトックスに役立つ野菜と考えられています。

 

加えて菜の花はビタミンCの他、同じく抗酸化作用をもつビタミン類であるビタミンEやβカロテンも豊富に含んでいます。イソチオシアネートも血液サラサラ効果が期待されていますから、相乗して血液循環の改善にも効果が期待できるでしょう。ナトリウム排出を促すことで利尿作用をもたらすカリウム、カリウムを細胞に届けたり体液循環のバランスを保ってくれるマグネシウムなどのミネラル類も菜の花には豊富に含まれています。

 

これらの成分が複合して働くことで、身体の巡り(体液循環)整える働きに繋がると考えられます。老廃物や有毒物質の排泄は便だけではなく尿からも行われています。体全体の循環が整うことで老廃物の回収がスムーズに行われるようになりますから、無毒化・排出までの効率が良くなると考えられますね。便秘やむくみなど溜め込みやすい体質の改善にも効果が期待できます^o^

 

健康維持や美肌に役立つ成分も

菜の花は個人的にはビタミン・ミネラルの宝庫と言いたいくらい嬉しい栄養成分がたくさん詰まった食材。野菜ですので劇的な実感は無いかもしれませんが、健康や美容をサポートしてくれると考えられます。便秘・むくみ改善やデトックスだけでも様々な副次的効果が期待できますが、そのほかの成分との組み合わせで役立ちそうなものをいくつかご紹介します。

 

貧血・冷え性予防に

ビタミン類のようにズバ抜けて含有量が多い…というほどではありませんが、菜の花には様々なミネラルがバランスよく含まれています。ミネラル類の中で目立っているのは鉄分で、含有量は100gあたり2.9mgとほうれんそう(2.0mg)よりも豊富だったりします。鉄分不足が気になる貧血気味の方にはぴったりですし、葉酸も100gあたり340μgと多いので妊娠中の方にオススメの食材として紹介されることもありますね。豊富なビタミンCも鉄分吸収を助けてくれるので一石二鳥と言えそうです。

 

鉄分が豊富で貧血予防・改善に役立つことに加え、菜の花はビタミンCを筆頭として抗酸化物質やビタミンE・マグネシウムなど血液循環をサポートしてくれる成分が豊富に含まれています。血液が正常にあり血液循環が良くなれば冷え性の改善にも効果が期待できますし、血液循環が良くなることで代謝向上にも繋がります。冷え性の方、疲労感が抜けないという時にも役立ってくれるかもしれません♪

風邪予防・花粉症軽減に

デトックス・腸内フローラ改善や抗酸化作用・血行促進効果は、免疫力を高めることにも役立ってくれると考えられいます。また豊富に含まれているビタミンCは免疫物質“インターフェロン”に生成などにも関わるビタミンですし、菜の花には100gあたり2200μgと粘膜保護によってウィルスの侵入を防いでくれるβカロテンも多く含まれているのでより直接的な働きも期待できますね。アブラナ科の辛味成分であるイソチオシアネートも殺菌作用が報告されていますから、相乗して風邪予防に役立ってくれるでしょう。

 

免疫力アップというとアレルギーなど免疫過剰場合は心配になるかもしれませんが、デトックス・抗酸化・腸内フローラ改善など体内を綺麗に保つことは免疫力が正常に機能出来るように導いてくれるため、花粉症対策などアレルギー軽減にも役立つと考えられます。βカロテンも皮膚粘膜を強化することでアレルギー症状の軽減に役立ってくれますし、イソチオシアネートにはヒスタミン分解による抗炎症作用も期待されています。薬ではありませんので勿論個人さはありますが、花粉症の予防・軽減のためにも食べて損はないでしょう。

 

ダイエットのサポートに

菜の花に含まれている苦味成分「ケンフェロール」にはミトコンドリアの活発化機能が報告されています。理科の教科書で見た記憶があるミトコンドリアはというのは細胞内構造物で、体内でエネルギー産生などを行ってくれている存在。ミトコンドリアの減少・活動低下はエネルギー不足を招き、肥満や老化の原因になるのではないかとも考えられています。

 

このためケンフェロールを摂取してミトコンドリアの活動が高まる=エネルギー代謝を高めて脂肪燃焼を促すことに繋がるのではないかと期待されているそう。作られたエネルギーは全身へと供給されることになりますから、肥満予防だけではなく内臓機能や免疫力の向上・体力アップなどにも繋がると考えられています。

 

菜の花はケンフェロールに加えて食物繊維やビタミン・ミネラル類、解毒機能向上効果が期待できるイソチオシアネートなども含まれていますから相乗して代謝低下予防・運動時の脂肪燃焼効率化などダイエットをサポートする働きが期待できます。カロリーも100gあたり33kcalと低いので、一定時期しか流通していないことを除けば取り入れやすいですね。

 

アンチエイジング・美肌作りに

体内でビタミンAに変換されるβカロテン・ビタミンE・ビタミンCと、合わせて摂りたいビタミンACEをすべて含んでいる菜の花イソチオシアネートにも強力な抗酸化作用が期待されていますし、肥満予防成分として注目されているケンフェロールもポリフェノールで抗酸化作用がありますから、菜の花=抗酸化野菜と言っても過言ではないのではないでしょうか。これらの抗酸化物質によって動脈硬化などの生活習慣病予防や、シミ・シワ・たるみなどお肌の老化予防などにも役立ってくれるでしょう。

 

肌という点で考えると、便通改善・腸内フローラ改善・デトックスなどの働きから、ニキビや吹き出物などの肌荒れ予防にも効果が期待できます。ビタミンCも抗酸化・コラーゲン生成促進・メラニン色素生成阻害と美肌に嬉しい働きが沢山ありますね。βカロテンもビタミンAに変換されることで皮膚の保護にも働いてくれますから、相乗して乾燥肌や肌荒れ予防に役立ってくれそうです♪

食べる時はコラーゲンの原料となるタンパク質・βカロテンなと脂溶性ビタミンの吸収を高める少量の油と組み合わせることで美容面でも健康面でも効果アップが期待できるようです。タンパク質と脂質が多いナッツ類や鶏肉等と組み合わせると良いかなと思います。

 

便秘・腸内フローラ改善からダイエット・美肌・花粉症予防など、美容にも健康にも嬉しい成分がギュギュッと詰まった菜の花。咲く前の蕾を食べてしまうのはちょっぴり申し訳なくも感じますが、ありがたく美味しく頂きたいと思います。ビタミンCやイソチオシアネートは熱に弱い性質がありますので、下ごしらえに茹でる際は30秒~1分以内と短めにすると良いそうです^^

 


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