痩せない体は基礎代謝が関係していた!30代から始めるダイエット
年齢とともに痩せにくくなったな、と感じたことはありませんか?
「痩せにくい」にはもちろん理由があります。その理由を知ることで、今からでも確実に痩せ体質を取り戻すことができるのです。
- 「若い頃はスムーズだったダイエットがうまくいかない…あの頃より食べる量も減ったし努力もしているのに、何故か体重が落ちない。」
- 「お腹まわりが気になりはじめた、クビレがなくなった…あの頃のスタイルを取り戻したい!」
ここでは、30代女性が確実に痩せるために知っておきたいことを紹介していきます。
痩せない30代!原因は低下し続ける3つの○○!
30代女性が、ダイエットを頑張っているのに痩せない原因は、「基礎代謝」「L-カルニチン」「女性ホルモン」この3つが低下する事です。
この3つは、年齢とともに低下していくにも関わらず、ダイエットを成功させるには必要不可欠なものなのです。
年齢と共に低下し続ける「基礎代謝」
若い頃は、この基礎代謝が高く消費されるカロリーも大きかったのですが、残念なことに年齢と共に基礎代謝は低下していきます。
基礎代謝とは、人間が生きているだけで消費するエネルギーのことをいいます。
基礎代謝が高い人は、ただ生活しているだけ、眠っているだけでも、消費するエネルギーが大きいので太りにくいと言われます。
この基礎代謝は、男性で18歳くらい、女性では15歳くらいをピークにその後は年齢とともにどんどん低下します。からだが成長する時期を過ぎてある程度からだが完成してしまった後は、「維持」のエネルギー以外は必要なくなり、徐々に老化も進んで細胞の生まれ変わりのサイクルが遅くなり、エネルギーをたくさん使う筋肉も減ってしまうからです。
ハリス-ベネディクト(厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準2013」の値を使用)の計算式(女性:665+9.6×体重kg+1.7×身長cm-7.0×年齢)で基礎代謝を計算してみました。
55kgの人が、120キロカロリーを消費するには約45分間のウォーキングが必要になります。
年齢を重ねる毎に太ってしまう原因は、この基礎代謝が大きく関係していたのです。
基礎代謝が低下してしまう理由は?
では何故、基礎代謝は年齢と共に低下してしまうのでしょうか。
それは筋肉の量が関係しています。歳をとり、運動する機会が少なくなることで筋肉量が減り、代謝を低下させます。
基礎代謝をあげることがダイエット成功の近道になる
摂取カロリーよりも消費カロリーが大きければ、当然ですが痩せます。
若いころと同じ基礎代謝を維持するためにも、筋肉量を増やしましょう。
脂肪燃焼を助けるL-カルニチンは、体内で生成されにくい
L-カルニチンとはアミノ酸の一種で、脂肪を運搬する役割があります。不要な脂肪を燃焼させるために欠かせない成分です。
しかし、このL-カルニチンも年齢とともに、体内で作られる量が減少します。
多く含む食品はラム肉や牛肉といった赤身の肉です。
「ラム肉を食べると痩せる!」とジンギスカンが一時期話題になったことがありますが、それはこのL-カルニチンを多く含む食品であることが理由だったのです。
低下することで、なぜ痩せにくくなるのか?
L-カルニチンは細胞内のミトコンドリアへ脂肪を運び、エネルギーに変える役割を持っている成分です。
脂肪の運搬役ともいえるL-カルニチンが不足する、ということは脂肪を燃焼させにくくなる、ということなのです。
年齢とともに不足し体内で生成されにくい成分であるにも関わらず、食の好みの変化から、L-カルニチンの含有量が少ない食事をするようになることも、30代になると痩せにくい!と感じる原因の一つになっています。
女性ホルモンが減ると、ウエストが太くなる?
ホルモンとは、情報伝達物質でカラダの色々な機能を正常にする働きがあります。
このホルモンは100種類以上あり、女性ホルモンと呼ばれるものには、そのうちの2種類で、「エストロゲン」と「プロゲステロン」と言います。
女性ホルモンとダイエットの関係
女性ホルモのひとつ、エストロゲンには脂肪代謝を上昇させ内蔵脂肪を減少させる働きがあります。
そのため、女性ホルモンが減少すると体脂肪を抑制する働きが減っていくのです。
そして、女性ホルモンが減少することで脂肪がつく場所がかわります。
女性ホルモンの多い頃は「ヒップ」についていた脂肪が「ウエスト周り」につきやすくなります。
また、月経周期で、「太りやすい」時期や、「痩せやすい」時期があるのにも、女性ホルモンが大きく関わっています。
年齢とともに少しずつ減っていく女性ホルモン。この女性ホルモンの減少が、年齢と共に痩せにくいカラダに変化した原因なのです。
痩せない理由を理解して「痩せやすいカラダ」を手に入れよう!
30代になり痩せにくいと感じるようになる理由がわかれば、解決するための方法も見つかります。
ここからは、痩せやすいカラダを取り戻すための方法を紹介したいと思います。
基礎代謝を高めてダイエットの効率をUPさせる
加齢とともに基礎代謝が低下するならば、代謝をあげるために筋肉量を増やしましょう。
腹・足・胸・背中の4つは主要な筋肉であり、これらの大きな筋肉を鍛えてあげることで基礎代謝は大幅にアップします。
表面の筋肉ではなく、身体の内部にある「赤筋」と呼ばれる筋肉のことをインナー。
このインナーマッスルは疲労しにくく、持久性に富んでいるので、鍛えることで体温をあげることが出来ます。
体温をあげることは、基礎代謝をあげることにつながり、脂肪燃焼しやすく、太りにくく痩せやすい身体をつくります。
インナーマッスルの鍛え方
インナーマッスルを鍛える方法はたくさんあるのですが、ここでは「プランク」というポーズを紹介したいと思います。
このプランクは、お腹周りだけでなく、太ももや胸、背中にも効果があり、効率よくインナーマッスルを鍛えることが出来るのでオススメです。
両肘とつま先で身体を支えた状態です。その状態を20秒~30秒キープすることを繰り返します。
プランクはとても簡単で、どこでも出来る手軽さがありますがフォームが崩れると効果が落ちてしまうので注意が必要です。
鏡を見ながら正しいフォームがキープできているか確認しましょう。
鍛えられていくと、少しずつ長時間プランクの姿勢を保てるようになるので、徐々に時間をのばしていきましょう。
脂肪燃焼を促進させるL-カルニチンを増やそう!
脂肪をエネルギーに変えてくれるL-カルニチンは、年齢とともに減っていく上に体内で生成されにくいので、食事からの摂取が必要となってきますとお伝えしました。
L-カルニチンの含有量が多い食材は、順にヤギ肉、ラム肉、次いで牛肉となり、赤みの多い肉に多く含まれています。
豚肉や鶏肉にはあまり含まれていません。また、赤貝などの貝類にも含まれています。
ダイエット中は、つい食べることを制限してしまう「肉」ですが必要な成分も多く含まれているので、バランス良く食べるようにしましょう。
女性ホルモンを増やして、美しいボディラインを手に入れる
女性ホルモンが減少することで痩せにくくなり、お腹まわりへ脂肪がつきやすくなりますとお伝えしました。
女性ホルモンも年齢とともに、自然と減少してしまうため補う為にはカルニチン同様、食品からの摂取が必要となります。
また、マグロやカツオなどの赤身の魚類に多く含まれるビタミンB6は、女性ホルモンのエストロゲンの代謝に働きかけ、ホルモンバランスを整える作用があります。
カロリーだけを気にするのではなく、食事制限中もバランスよく食事をすることが大切です。
30代女性の「痩せにくい」は、健康的なダイエットで解消される
短期間で痩せようと思わず、ゆっくりダイエットをしましょう。
忙しいからと、インスタント食品をばかり食べる生活をしていませんか?
化学調味料が多く含まれた食品は、体内のミネラルを奪いダイエットの妨げになります。
毎日の食事を意識し、少し変えてあげるだけでも痩せやすい身体を取り戻すことが出来ます。
ずっと女性らしく美しいプロポーションを保ちたいのなら、日々の積み重ねが大事になってきます。
30代になり、痩せにくくなったと感じているのであれば、生活を見直しましょう。
無理なダイエットを頑張るのではなく、自分の身体に耳を傾けてあげることこそが、私たち30代女性のダイエットを成功させる鍵になるのです。