肌に負担をかけない日焼け止めの選び方。肌荒れせずに紫外線をカット!
Date:2017.04.25
春先からすでに紫外線の量はどんどん増えていきます。真夏でなくても日焼け止めは必須ですが、その日焼け止めはどのように選んでいますか。
「SPF」「PA」という専門的な言葉も多く書かれていますが、正しい用途できちんと使用できているでしょうか?また正しい意味を理解できているでしょうか?
日焼け止めはしっかり塗りたいけど、肌が弱い人は乾燥したりかゆみが出るなど肌トラブルを起こしやすいですね。
肌に優しく、しかも紫外線をしっかりカットするためにはどのような日焼け止めを使えば良いのでしょうか。
日焼け止めの正しい選び方についてお話していきたいと思います。
日焼け止めの選び方・9つのポイント
日焼け止めは数値の高いものほど効果が高いと思っていませんか。日焼け止めを選ぶとき、数値ばかりに目がいって、成分はあまり注意して見ていないのではないでしょうか。
紫外線から肌を守っているのに肌が荒れてしまったりするのは、日焼け止めの成分が肌に合っていないからかもしれません。
肌に負担をかけないようにするためにはどのような日焼け止めを使えばいいのか、9つのポイントについてお話しします。
1.数値の低いものを使う
数値が高いと効果も強いように感じますが、その分肌への負担も大きくなってしまうのです。
夏の海や山へのレジャーなら強めのものを使うことも必要な場合がありますが、日常生活の紫外線対策ではそこまで強い日焼け止めは必要ありません。
- 紫外線B波(UVB)を防ぐSPF値は10〜20
- 紫外線A波(UVA)を防ぐPAは+~++
SPFとはサンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略で、UVBの防止効果を表している数値で、紫外線防御指数とも呼ばれています。
数字が大きいほど効果は高くなっていきます。よく間違われるのが、数値が50=50時間効くというわけではありません。
また、「効果の持続時間」だと思っていらっしゃる方が大多数ですがこれも誤った情報です。
- 日焼け止めを塗った場合にUVBで紅斑が現れる最小の紫外線量
- 日焼け止めを塗らない場合にUVBで紅斑が現れる最小の紫外線量
※紅斑…日焼けをした時に現れる肌が赤く炎症を起こした状態
つまり、日焼け止めを塗らなかった時に、日焼けをして紅斑を引き起こしてしまう最小の「紫外線量」に比べて、日焼け止めを塗った時にはその何倍の紫外線量まで耐えることができるかを表した数値となります。
というのが正しい解釈となります。
例えば、SPF30の日焼け止めは、その日焼け止めを塗らなかった際の30倍の紫外線量まで耐えることができる。ということです。
もっと分かりやすく言うならば、「日焼け止めを使用しない時に比べて何倍の量の紫外線をカットできるか」を計算した値です。
PAは効果の度合いを4段階に分け、出た数値をランク分けし「+」の個数で表されています。
- PA+:UVAPF2~4…UVA防止効果がある。
- PA++:UVAPF4~8…UVA防止効果が高い。
- PA+++:UVAPF8~16…UVA防止効果非常に高い。
- PA++++:UVAPF16~…UVA防止効果が極めて高い。
※UVAPF…UVA Protection Factor:UVAの防止効果の意味
こうしてランク分けされており【PA+】=UVAを1/2~1/4に抑えることができる、という意味になります
真夏の炎天下でスポーツや仕事をする場合にはSPF30以上、+++以上を使えば良いと思います。
数値の高いものを使っても塗り直さずに汗で流れてしまったりすれば効果が半減してしまいます。
2.紫外線吸収剤の入っていないものにする
紫外線吸収剤は皮膚に大きな負担をかけます。肌が弱い人は日焼けを防ぐことが出来ても、日焼け止めの成分によるダメージの方が心配です。
紫外線吸収剤は、
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
- ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
などの合成成分です。これらが肌トラブルの原因になります。
ただし、
- 伸びが良い
- 白浮きしにくい
- さらっとしている
というメリットもあるため、肌が丈夫であればこちらの方が使いやすいかもしれません。
一方で、紫外線散乱剤の方が肌には優しいといわれています。
紫外線散乱剤はその名の通り紫外線を跳ね返す働きがあり、「ノンケミカル」「吸収剤不使用」と表示されていることが多いです。
成分としては、
- 酸化チタン
- 酸化亜鉛
などの天然成分が使われています。
刺激が少ないものの白浮きしやすかったり落ちやすいというデメリットもあります。
ただそこは、丁寧に塗ったり塗り直しをすれば良いので、肌に負担が少ないものを選ぶなら紫外線散乱剤の方が良いでしょう。
3.余計な添加物が入っていないもの
たとえ紫外線散乱剤を使用したノンケミカルの日焼け止めを選んだとしても、
- 防腐剤
- 合成香料
- 合成着色料
など、余計な添加物が入っていたら意味がありません。
4.赤ちゃん用や敏感肌用にものにする
敏感肌用だと紫外線散乱剤を使ったノンケミカルのものが多いのですが、合成香料や防腐剤が入っていないことも多く、肌には負担の少ない日焼け止めだといえるでしょう。
赤ちゃんでも使えるような優しいものなら敏感肌や乾燥肌でも安心ですね。
5.保湿成分が配合された日焼け止めを使う
以前はそれほど多くなかったのですが、最近では保湿も出来る日焼け止めも増えてきました。
どちらかというと、保湿クリームに日焼け止めの機能があるといった感じなのですが、肌が乾燥しやすい人にはおすすめです。
- セラミド
- ヒアルロン酸
など、保湿成分が配合された日焼け止めを探してみましょう。
6.用途によって種類を使い分ける
日焼け止めには使い道によって色々と種類があります。それぞれ使用感も違いますし、使い方も違うので、そのシーンにあわせて使い分けたいですね。
- 液体タイプ
- 一番多く出ているタイプです。さらにミルクタイプやジェルタイプ、ローションタイプなどテクスチャーの違いがあります。
クリームタイプやミルクタイプなどは油分が多くて密着度が高い分、肌も荒れやすくなります。ローションタイプは落ちやすいというデメリットがありますが、敏感肌の人にはおすすめです。
- パウダータイプ
- メイク直しをする時に便利です。肌が荒れにくいこともあり、メイクの仕上げに使ったり、ファンデーション代わりにも使えると人気があります。液体タイプがあわなかった人におすすめです。
- スプレータイプ
- スプレータイプは液体では塗りにくい髪や頭皮に使うのに便利です。塗りムラが出来やすいので全身に使うというよりは、他の日焼け止めでは塗りにくい場所に吹きかけるという使い方がいいでしょう。
- シートタイプ
- 持ち歩きにも便利ですし、さっと塗り直すことができるのでお出かけ用として1つあると便利です。あくまでも塗り直し用として使うのがメインの使い方です。
数時間に1度塗り直しが出来れば十分ですから、自分の肌にあったものを選びたいですね。
7.ボディ用のものを顔に使わない
日焼け止めには「ボディ用」「顔用」など、どこに使えるかということも表示されていると思いますが、ボディ用のものを顔に使うのはやめましょう。
顔よりも身体の皮膚の方が丈夫ですから、配合されている成分の肌への負担はボディ用の方が大きいのです。
8.買う前に試し塗りをする
これも日焼け止め選びの重要なポイントですが、成分を見ても細かいところまでは分からないことがあります。
新しいものを買うときは、できれば試し塗りをして肌に合うかどうか確かめてから買うようにした方が安心です。せっかく買ったのに肌に合わなかったらもったいないですからね。
また、
- 年齢
- 季節
によっても肌質が変わり、同じものを使っても去年は大丈夫だったけど今年はかゆくなってしまった、という場合もあります。
9.それでも合わないときはパウダーファンデーション
日焼け止めをわざわざ使わなくても、パウダーファンデーション自体に日焼け止め効果があるということをご存知ですか?
色々な日焼け止めを試してみたけれど、どうにも肌に合うものが見つからないというときは、パウダーファンデーションを使ってみましょう。
パウダーファンデーションの成分を良く見てみると、
- 酸化亜鉛
- 酸化チタン
が配合されています。紫外線をカットするためには、この2つの成分が配合されたパウダーファンデーションを選ぶのがポイントなのです。
この2つは紫外線を反射させる成分ですから、ノンケミカルの日焼け止めと同じ働きをしてくれるというわけ。
しかもパウダーファンデーションには、リキッドやクリームファンデに使われる界面活性剤が含まれていません。それは水分が入っていないからです。
日焼け止めは自分の肌質にあったものを選ぼう
日焼け止めの効果を出すためには、成分も大事ですが、塗り方の方がもっと大事。
適量を塗る、きちんと塗り直すなどの使い方を守らなければ、どんなに効果の高い日焼け止めを使っても意味がなくなってしまうのです。
肌に負担のかかるような強いものを使っても朝1回塗っておしまい、ではだめだということ。
これからは数値だけにとらわれず、成分をしっかり確認し、紫外線もカットしつつ肌にやさしいものを選んでいきましょう。
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