人気の観光地、伊豆半島の中でも、温暖な気候とその地形を生かして、釣りやカヤック、パラセイリングなどのアクティビティが盛んなのが南伊豆。また、まだ体力のない子供もできる、マウンテンバイクなどのツアーも採光されており、1日だけでは遊びきれないほど魅力あるスポットが点在する地域でもあります。
今回は、その南伊豆でワンランク上のステイが期待できる「季一遊」をご紹介したいと思います。5つ星の宿(観光経済新聞社認定)だけあって、大人でも満足できる贅沢な設備やサービスが売りです。下田からは、タクシーを使って約15分。送迎サービスもあるので、アクセスも簡単です。それではさっそく中を拝見してみることにしましょう。
エントランスを入ると、広々としたロビーに、華やかな看板が出迎えてくれます。
全部で41室という中規模ホテルだけあって、ラウンジには沢山のテーブルと椅子が並べられています。
ウェルカムドリンクをいただきつつ、チェックインをしたら、さっそく客室までむかいます。なお、飲み物は紅茶も選ぶことができます。
本館の玄関前に車を寄せると、すぐに女性スタッフが出迎えてくださいました。車のキーと荷物を預け、案内いただいたラウンジで、甘くて美味しい桃の紅茶をいただきながら、チェックインの手続きを行いました。ラウンジはとても広々としていて、吹き抜けを配したロビーなども開放的で、リゾート感のある空間でした。
客室
こちらのお宿は、12.5帖の本間に広縁、それにバルコニーがついたスタンダートの客室から、露天風呂つきの客室、ちょっと贅沢な和モダンの客室、それから、特別室、さらにその上に、「季の倶楽部」という、いわゆるスイート級の客室が用意されています。スタンダードといっても、一般的な旅館と比較すると、全体的にレベルが高いのが特徴だと言えます。
今回は、この宿の中でも最上級のお部屋、「季の倶楽部」最上階露天風呂付き客室、「長閑」をご紹介させていただきます。
まず玄関を入ると、階段があります。この客室は3階と4階とを使った、メゾネットタイプになっているのです。
まず現れたのは、寝室兼リビングルーム。明るい木肌のフローリングを使用していることで、全体的に明るくリゾート風の雰囲気に包まれています。
ベッドは、ツインベッド式。ヘッドボードの上には絵画が飾られ、気品ある雰囲気で好感がもてます。
ベッドのそばにあるソファからは、テレビを見ることができます。
テレビ脇にはクローゼットが備えられており、6人で共有できるセーフティボックスが用意されています。6人それぞれ鍵を持つことができる仕組みなので、不便を感じないように工夫されています。
テラスには、テーブルとイスがおかれ、目の前の景色を楽しめるようになっています。
目の前は松の防風林。弓ヶ浜も見ることができます。
先ほどの寝室の手前、つまり階段側に戻ると、機能的な水屋が備えられています。
お茶やコーヒーセットもこちらに一緒に収納されています。
もちろんポット類も完備です。
木の扉をあけると冷蔵庫が。中には冷えたコップのほか、瓶ビールとジュースが。こちらはなんと無料でいただけるサービスとなっています。
水屋の横には洗面台が。ツインボウル式なので、身支度が集中する朝も非常に便利。まだ新しく、清潔感あふれるつくりとなっていることにも好感度がアップ。
アメニティはこちら。上は女性用で、下はひげそりなども含む男性用となっています。
ドライヤーも完備。
次は同じ4階の水屋をはさんで、最初の寝室と反対側のお部屋です。なんと、こちらには和室も別途用意されているのです。しかもむきが反対ということで、違う景色を楽しめるという、なんとも贅沢なつくりになっているのです。
通常2部屋というと、並んで作られていたり、奥に続いているパターンはよくありますが、建物の両面を使っている贅沢なお宿は、かなり珍しいと思います。
お部屋はシンプルな和室ですが、こちらにもテラスがついています。ここでは山側の景色が堪能できます。
テレビもついているので、夕食後はこちらの畳のお部屋でゴロゴロする…なんて過ごし方も可能ですし、2世代の旅行なんかにも大変おすすめです。
クローゼットもあるので、大人数でも大丈夫。2人きりだと、かえって広すぎるくらいの贅沢なつくりとなっているのです。
浴衣セットはこちらです。足袋ももちろんついています。
そのほか、袖なしの半纏や、作務衣もついていて、まさに至れりつくせりといったところでしょうか。
タオル類を入れるきんちゃくも完備。
次に水回りをご紹介します。トイレは横ドア式。一般的な広さではありますが、清潔感があり好感がもてます。
次に洗面台。あれ?と思った方がいるかもしれませんが、こちらは先ほどとは別の洗面台です。階段をおりたところ、つまり3階部分にお風呂があり、そこにも洗面台がしつらえてあるのです。こちらはワンボウルしきですが、ワークトップがひろく、持参した化粧道具をひろげても、まだまだスペースには余裕がありそうです。3階の洗面を合わせると、同時に3人が身支度できるということになりますね。
そしてこちらにもドライヤーがあります。さらに色別のハンドタオルも用意されています。同行者の分と区別がつきやすいので便利ですね。
肌触りがよさそうなワッフル地のバスローブも完備です。
下のトイレはこちら。スペースがひろめ。すりガラスになっているので、明るい日差しが差し込みます。
洗面台の奥にはシャワールームが。そして突き当りには、専用のお風呂が見えます。
お風呂の横にはデッキチェア2つとテーブルが置かれ、それでもまだまだ余裕のスペースを確保しています。
お風呂は檜のお風呂で、リラックスできます。
むきは4階の和室と同様、山側の景色となります。部屋のお風呂を愉しんだら、ぜひ大浴場もお試しください。ミネラルを豊富に含んでおり、体を芯から温めながら肌をなめらかにしてくれます。
大浴場
大浴場は19時~20時と、翌日11時~13時の清掃時間を除けば、いつでも入浴が可能です。
マッサージ機まで備えられている脱衣所は、かなり広めで、たとえ大勢がいたとしても煩わしさを感じることはなさそうです。
洗面台も複数あり、基礎化粧品をはじめアメニティもそろっています。
大浴場は内風呂1つに露天風呂があります。
洗い場には種類の異なるシャンプーセットが備えられており、好きなほうを選ぶことができます。
露天風呂はなんと3つもあります。
こちらは檜風呂。
こちらは岩風呂。
そしてこちらは岩風呂と、趣の異なる3種類のお風呂が楽しめます。昼間はよく手入れされた庭園を見ながら、夜はライトアップされ、また違った雰囲気で湯あみにのぞむことができます。
こちらは男性用です。この宿は男女入れ替え制ではないので、翌日も同じところに入ることになります。
男性の大浴場も、同じように、内風呂と露天風呂が3種用意されています。
かすかに塩のにおいが入り混じる海風に当たりながら、ゆっくりと湯あみを楽しんでください。
湯船はどれも広々としており、手足を伸ばしてゆっくりとはいることができます。サウナも完備しているので、じっくり汗を流していきましょう。
なお、大浴場のほかにも、無料で利用できる貸切風呂が用意されています。
こちらは「ゆら」
こちらは「らら」。
そして、こちらが3つ目の貸切風呂「りら」となります。いづれのお風呂も時間内でしたら、空きを確認して自由に利用することが可能です。
大浴場そばには、庭園をのぞめる広々とした湯上り処があり、夕食前までは、こんぶ茶とお菓子のサービスがあります。
なお、朝には、具沢山のあら汁がサービスされます。
食事
さて次は、いよいよ夕食をご案内します。御食事は、宿泊者専用の食事処「旬のありか」でいただきます。半個室形式になっているため、他のゲストの目が気になりにくく、くつぎながらお食事とおしゃべりを楽しむことができるようになっているのが特徴です。
なお、素材は、南伊豆という立地を最大限生かし、地元産の魚介類や山のものをふんだんに取り入れたお料理がふるまわれます。
献立表をいただけるので、お料理を待つ時間も、あれこれ想像しながら楽しめます。
まずは先附から。
食前酒は、非常に珍しい桜酒。3月のメニューということで、春を意識した内容になっています。写真のかぼちゃのムースには、桜花の塩漬けがそえられ、ふんわりと優しいかぼちゃの味にアクセントを加えてくれます。
そしてこちらは菜の花を大根で巻いた朴書巻き。胡麻豆腐も桜色に染められています。まさに春を感じずにはいられない、そんな内容になっています。
しらすはジェノベーゼで和えて創作的な一品に。金目鯛の炙り寿司もあり、和洋折衷で華やかな会席料理といった印象です。
そして、身がぷりぷりな蛤のお吸い物。
桜えびや黒ムツ、ズワイガニなどが入った豪華なお造り。2人前を、食べやすいように分けてくれています。
そして最初に出てきた伊勢海老は調理方法を選ぶことができます。
1人はおつくり、もう1人はグリルなんてチョイスも可能なので、1つずつ頼むのがおすすめです。
強肴は国内産牛サーロインの石焼です。
なんと鮑も登場します。
デザートをいただき終了です。さすが南伊豆だけあって、食材が豊富な印象です。
次は朝ご飯も見てみましょう。
こちらの朝食は、和食もしくは洋食から選択できます。和食の場合、お刺身や伊勢海老の味噌汁、金目鯛の煮付けなど、贅沢な素材がお目見えします。
デザートメニューは共通です。ボリューム満点の朝食に、大満足なのではないでしょうか。
今回は「季一遊」のご紹介をしました。5つ星の宿ということで、設備もサービスも素晴らしさを感じることができました。接客も一流ホテルならではの、おもてなしを受けることができます。
こちらの宿は、弓ヶ浜海岸にも近く、夏にはプールもオープンしますので、夏の旅行や、大人数でのグループ旅行などにも、適していると思いました。
部屋に露天風呂もあり、プライベート感もバッチリなうえ、夏にはプールがオープンするとのこと。これはますます目が離せなくなりそうです。込み合う前、早めの予約をおすすめします。