下地クリームと聞くと、化粧崩れがしにくくなるためのものとか、UV対策のものとか、保湿力のある下地とか、そんなイメージではないでしょうか?
そして中には下地を使わず、化粧水・乳液・クリームのあとに下地クリーム無しで、ファンデーションを塗っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、あまり違いがでないところとも思われがちなのですが、実は、下地クリームの種類を使い分けることで、出来上がりにかなりの違いが出ます。
普段のメイクが変わり映えしないとお悩みの方にも必見です。
女優やモデルはナチュラルメイクが絶対条件
私は、タレントの卵さんのメイクレッスンに関わっていたのですが、映画・ドラマ・舞台などの役決めオーディションに行く際には、タレントさんが自分でメイクをしてオーディションに行かなければなりません。
撮影が決まればもちろんメイクさんが付きますが、オーディションや小さい舞台などは自前でメイクをするのが常です。
そのときに、あまりに作り過ぎても印象は良くありません。
初めから悪役のオーディションと決まっているなら、派手でいじわるそうなメイクでも構わないのですが・・・
基本、卵さんの場合、厚化粧はもってのほかで・・・
自身の持っている良いとこを一点強調して、後はなるべくナチュラルに見えるように仕上げます。
キャスティングする方々が、色んな角度から想像できるようにです。
もし、キツイ派手なお化粧であれば、キャスティングの方が見たときに、純粋な役は想像が付かなくなるのでまわってこなくなります・・・
だからと言って、すっぴんに近いメイクでは、他の事務所からもたくさんオーディションを受けにくるタレントさんに対抗できません。
そこで、ナチュラルに見えても、あか抜けて綺麗に見える。
ナチュラルに見えて、欠点のないメイクを目指すには下地使いで差をつけるのです。
下地で顔の凹凸感を変える
例えば、シャープでクールなイメージに作りあげたい時に、もともとのお顔の作りが丸顔でお鼻が低めだったとします。
先ずは丸顔のエラから顎にかけての部分、ここをシャープに見せたいので、お肌より茶色めの下地をエラから顎にかけての部分に塗ります。
これで、頬部分が他の肌の部分より暗めになるので頬がコケてみえます。
目の錯覚を利用しています。
そして、鼻の量端の部分も鼻の付け根あたりから下にスーッと茶色めの暗めの濃い下地を。
そして次に、パール感の強いかなり白っぽい下地を今度は鼻筋に。
これで、かなり鼻筋がしっかりと一本すっと通ってみえます。
クールに見えるためにも、頬の赤みが残っていると可愛い印象になってしまうので、緑色の下地で赤みを消します。
とまあ、簡単にご説明しますと、ファンデーションを塗る前に、下地の色の違いを利用して整形風ベースづくりです。
上記の例のように下地で色々な事ができます。
シミを隠すベースメイク
シミを隠すには、カバー力の強いリキッドファンデーションとコンシーラーとパウダーを用意します。
リキッドファンデーションにも色々な種類がありますが、簡単に言うと、サラサラ水のようなリッキドファンデーションではなく、こてっとした重めのカバー力の高い物を選んでください。
肌に密着しやすく、ヨレにくいクリームタイプのものがおすすめです。
そして、普通はコンシーラーを使ってからファンデーションとしている方が多いとおもいますが、
今回は先にクリームタイプのファンデーションを塗ってから、シミの部分だけににコンシーラーを塗ります。
ファンデーションはスポンジもしくは中指のはら、もしくはメイクブラシで塗ってください。
次にシミの部分にコンシーラーですが、指のはらをつかい、置くように重ねて下さい。
シミ隠しに使う場合のコンシーラーは、ファンデーションと同色か、多少暗い色を選んでください。
明るい色だとかえってコンシーラーが浮いてしまい、うまく隠れません。
一回でシミが隠れない様なら、こすらず、また置くようにコンシーラーを重ねます。
少量ずつ、何度か塗ることでカバー力が高くなり、そしてより自然な仕上がりになります。
ぼかし過ぎると、せっかく隠れたシミが見えてきてしまうので注意してください。
そしてシミが隠れたと鏡で確認できたら、まずコンシーラーを塗った上にだけパウダーをパフもしくは、メイクブラシでふわっと軽くおさえるようにかけていきましょう。
その後お顔全体にもパウダーをかけたら出来上がりです。
どうでしょうか、シミが上手く隠れましたか?
もし隠れていないようなら、再度色を選びなおし自分のシミが隠れる色を調整してくださいね。
肌トラブル別!下地の使い方
お肌のトラブルによって、下地を使い分けできるよう、お悩みごとにトラブルの隠し方をご紹介します。
下地を何種類も使い分けるなんてイメージありませんよね?
でもプロのメイクさんは下地は何十種類も用意して現場にきます。
ファンデーションを塗る前に、部分部分のトラブルを、部分部分に合わせて下地で隠していきます。
赤みを消すには
赤ら顔で、皮膚が薄く頬に血管がすけたり、ニキビ跡で赤くなっている場合などは赤みを取ることで、洗練された雰囲気に仕上げられます。
ベース下地としては、緑色を選びます。
頬の赤い部分にだけトントンと置くように塗っていきます。
頬に緑のコントロールカラーがのりますが、この後ファンデーションを塗っていきます。
そうすることで、赤みが消えてクールな印象のお肌に出来上がります。
くすみを消すには
くすんでいるなと感じたとき、お肌に透明感を出したい場合は、ブルーの下地をお勧めします。
どちらも部分的に使うことが大事で、緑もブルーもお顔全体に塗ってしまうと白っぽく血色悪く仕上がってしまいますのでこちらも、あくまでも部分用として使ってくださいね。
その後ファンデーションを塗ってくださいね、透明感のあるお肌に仕上がります。
乾燥が酷くてファンデーションを塗りたくないときには
乾燥がひどくてファンデーションを塗ると余計にお肌が突っ張ってしまい乾燥が気になる方にはベースメイクに保湿成分の多いもの、それでいて化粧崩れがしづらいものを選びましょう。
保湿成分が入っている下地は多く出ていますが、その中でもタレントの撮影現場でメイクさんがよく使っていて、多くのメイクさんがお持ちだった下地がこちら。
目じりの乾燥による小じわには
乾燥がひどくなると目の周りの小じわを作ってしまう原因なのですが、目じりの小じわは、皮膚の薄い部分のため、余計に乾燥します。
乾燥による小じわは普段からの保湿ケアが一番大切です。
ファンデーションや下地を塗って隠そうと塗れば塗るほど余計に目立ったリしてしまいます。
そして乾燥部分にさらにファンデーションを付けると余計に乾燥してしまうこともあります。
パールの入ったハイライトでサーっと仕上げるだけがよいのですが、それでは、やはり乾燥根本の改善になりません。
そこで、るなるべく目じりの小じわ部分は保湿して隠したいので、美容液にパールが入っているものや、美容液なのに美容成分に色がついていてファンデーションを塗らなくても肌が綺麗に見える、お手入れ用の美容液をおすすめします。
目じりには基本のスキンケア用品で保湿のお手入れをして、スキンケア用品に真珠の粉のパール感のあるもの、肌を綺麗にみせてくれる美容液などをつけて、目立たなくしつつ、昼も夜もケアし続けられると良いと思います。
目の下のクマの色別コンシーラーの使い分け
青っぽいクマ
目の下のクマが青っぽいクマの場合は、オレンジ系のコンシーラーを選ぶと隠しやすくなります。
そして、スティックタイプの物よりペンタイプのリキッドコンシーラーの方が、のばしやすいです。
スティックタイプは硬めのため、塗る際に力を入れてしまうケースが多いので、目の下の皮膚は薄いのでなるべく擦らないようにしてください。
青っぽいクマは、血行が悪い場合が多いので、寝不足や疲れを解消するようにしましょう。
取り急ぎメイク前に血行を良くするには、ホットタオルを作り目の周りを温めて血行を改善してみる方法もあります。
赤紫色のクマ
赤紫色のクマの場合は、目をつかいすぎる(パソコン・テレビなど)場合に多いので、やはり目を休ませる事とホットタオルで疲れをとるようにし、イエロー系のコンシーラーが良いと思います。
イエロー系でも消えないほどの、赤紫色のクマができてしまった場合には、緑色のコントロールカラーをのせてみてください。
頬の赤みを消す方法と同じく、赤紫色の部分だけに擦らずやさしく置くように塗ってください。
黒っぽいクマ
黒いクマの場合は、パール系の物を使ってください。
目の下のたるみや陰で黒くみえるので、光の乱反射を使って目立たなくする方法です。
茶色のクマ
茶色のクマは、くすみが原因なので、イエロー系のコンシーラーで隠しましょう。
くすみや、日焼けなどの影響が大きいので、くすみは擦り過ぎが多いので、花粉症やアレルギーでも擦らないこと、メイクを落とす際の洗顔などでゴシゴシ洗わないことなど気をつけましょう。
またメイクをする際も目の下はトントンとやさしく置くように、絶対に擦らないよう注意が必要です。
おわりに
トラブル毎に自分のお肌の状況に合わせ、隠しやすい下地を見つけてくださいね。
そして部分部分のトラブルに対して、各それぞれの下地を使い分けて、下地使いで色々なお悩みをカバーしてください。
下地は、かなりのお悩み箇所が隠せたり、お顔の色をコントロール出来たりと、とても便利です。ご自分のお悩みをカバーできる下地がみつけるための参考にしていただけましたら幸いです。