ナイシトール、コッコアポ、ツムラ防風通聖散、ロート和漢箋の防風通聖散の比較

防風通聖散は生漢煎(アインファーマシーズ)のほかにも、複数のメーカーから販売されています。

 

代表的なのが、ナイシトール(小林製薬)、コッコアポ(クラシエ)、ツムラ防風通聖散、ロート和漢箋です。これらについて詳しく紹介します。

 

商品名特徴、成分、効果、値段
生漢煎生漢煎(アインファーマシーズ)は、満量処方の防風通聖散。有効成分エキス含有量が4,500mgで、そのうち防風通聖散27.1mgとなっっています。

【出典】生漢煎 http://www.xn--hex69by5e.com/

ナイシトールナイシトール(小林製薬)の主成分である18種類の生薬を配合した防風通聖散は、体内に溜まった老廃物などを排出する漢方薬のひとつです。お腹の脂肪の分解、燃焼を促進し、高血圧や肥満に伴う動悸、肩こり、のぼせ、むくみ、便秘、蓄膿症、湿疹、皮膚炎、ふきでものに効果があります。

ナイシトールは、お腹まわりの脂肪の気になる度合いに合わせて3種類用意されています。お腹の脂肪が気になり始めた方には「ナイシトール85a」です。これまでの1日3回から1日2回の新処方となり、漢方ダイエット用としても続けやすくなったのが特徴です。内容量と商品価格は、パウチ50錠900円、140錠2300円、280錠4500円です。
肥満症が気になる方には「ナイシトールG」です。肥満症に効果を発揮する成分が、同社の従来品と比べて2500mgから3100mgと1.24倍配合されているのが特徴です。値段は、パウチ84錠1450円、168錠2800円、336錠5200円です。
本気で肥満症にお悩みの方には「ナイシトールZ」です。お腹の脂肪の分解、燃焼を促進する主成分の防風通聖散科乾燥エキスがナイシトール史上最大の5000mgも配合されているのが特徴です。値段は、315錠6000円です。ナイシトールは、肥満症を改善したいお腹の脂肪に漢方の力で内側からじっくり効果を発揮する医薬品です。

コッコアポクラシエ当帰芍薬散のコッコアポシリーズには色々ありますが、それぞれ特徴があり含まれている成分や効果、値段が違います。

コッコアポEX錠は脂肪の代謝を促してお腹の脂肪が多い人の便秘に効果があります。便を柔らかくしてスムーズなお通じを促して肥満に伴う便秘の改善や、お腹の皮下脂肪が多くて便秘がちな人の肥満、脂質代謝を上げて余分な脂肪を分解して燃焼します。(参考・関連記事:「コッコアポLogic脂肪が減る仕組み 代謝編/タイプと処方編」。)主な成分はトウキやシャクヤクにセンキュウ、サンシシなどの生薬のエキス粉末です。値段は60錠(パウチ)希望小売価格1000円(税抜)、144錠2000円(税抜)、312錠4000円(税抜)です。
コッコアポG錠は過食や生活習慣などによっておこる肥満や常習便秘に効きます。ストレスがあって脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しい人の肥満、脂質代謝を上げて余分な脂肪を分解し燃焼します。主な成分はサイコやハンゲにショウキョウなどです。60錠(パウチ)1000円(税抜)、312錠4000円(税抜)です。
コッコアポLは運動不足や生活習慣などの水太りに効きます。他のと比べると含まれている生薬数が少なく、サイコやハンゲなどが含まれています。値段は60錠(パウチ)1000円(税抜)、312錠4000円(税抜)です。

ツムラ防風通聖散ツムラ防風通聖散はツムラの漢方製剤です。ツムラはいろいろな漢方製剤を作っているので薬局で処方しやすいようにそれぞれに番号が振られています。医療用の防風通聖散の番号は62でツムラ62はツムラ防風通聖散のことです。包にも大きく62が印刷されているのが特徴です。

処方薬の薬価は1グラム当たり8.8円です。黄褐色の顆粒剤で1包が2.5グラム入りになっています。高血圧に伴う動悸・肩こり・のぼせや肥満症・むくみ・便秘の治療薬として効果があります。成分としてカッセキ・オウゴン・カンゾウ・キキョウ・セッコウ・ビャクジュツ・ダイオウ・ケイガイ・サンシン・シャクヤク・センキュウ・トウキ・ハッカ・ボウフウ・マオウ・レンギョウ・ショウキョウ・乾燥ボウショウの混合生薬の乾燥エキス成分を含んでおりそのほか軟質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、乳糖水和物が添加されています。食前に水またはお湯で服用します。
第2類医薬品としても販売されており値段は24包12日分では本体価格2500円+消費税、64包32日分は5500円+消費税となっています。防風通聖散は800年前から漢方薬として用いられてきました。体力の充実している人向けの人気ダイエット薬です。

ロート和漢箋の防風通聖散ロート和漢箋の防風通聖散には様々なシリーズがありますが成分の種類は同じです。ただ成分量や飲み方に違いがあります。

ロートの防風通聖散は錠剤タイプの漢方で、薬の効果を高めるために天然の生薬を使っていてエキス抽出方法や製剤方法も独自に行っているのが大きな特徴です。含まれている生薬の中でマオウ(麻黄)の効能に注目しているのはロートだけで、マオウにはむくみの改善や予防、邪気(ストレス状態や不摂生の外的要因)での体調不良の改善効果があると言われています。むくみやすい体質やストレスが原因で便秘がちな人におすすめの漢方薬です。
ロート和漢箋の防風通聖散シリーズのそれぞれの商品の比較です。新・ロート防風通聖散錠Tは値段が4082円(224錠)で28日分、含まれている成分量は3333mg で1回4錠を1日2回服用します。新・ロート防風通聖散錠Z は値段が4780円(252錠)で28日分、成分量は3750mgで1回3錠を1日3回服用します。新・ロート防風通聖散錠満量は値段が5300円(264錠)で22日分、成分量は5000mgで1回4錠を1日3回服用します。マオウやカンゾウにケイガイ、レンギョウやダイオウなどの18種類の生薬をじっくり抽出したエキスを配合していて、脂肪を内側から分解し燃焼してお腹周りの脂肪など肥満症の改善に効果が期待出来る漢方薬です。

 

その他にも下記のようなものがあります。

  • 新防風通聖散エキス錠(小太郎漢方製薬)
  • 防風通聖散料エキス錠 創至聖
  • 防風通聖散料エキス錠「東亜」 (北日本製薬)
  • 防風通聖散エキス錠(大峰)
  • アンラビリSS(阪本漢法)
  • 防風通聖散(一元)
  • JPS漢方顆粒-45号(ジェーピーエス製薬)

 

防風通聖散のダイエット効果をより引き出す食事や運動

防風通聖散とは、肥満症に効果があるとされる漢方薬です。しかし、決して痩せ薬ではありません。

 

成分について

防風通聖散の成分は、防風、麻黄をメインとして、大黄、連翹、桔梗、芍薬、薄荷、白朮、芒硝、山梔子、滑石、黄ごん、生姜、荊芥、当帰、甘草、石膏、川きゅう、といった18種類の薬草から構成されています。

 

主に身体の熱や炎症を冷ましたり、無駄な水分を取りのぞき、むくみを改善する効果や、便通をよくする効果があります。

 

これらのことから、脂肪を落とす効果もあると言われており、体質改善を行うことのできる漢方薬として、とても注目されています。

 

効果的な食事・運動

ただし先程も言ったように、防風通聖散は痩せ薬ではないので、食事と運動量がとても重要なポイントになって来ます。

 

防風通聖散には、食欲増進ホルモンのグレリンの分泌を抑える作用があるので、食事はバランスが良ければ、大幅に食事量や摂取カロリー、消費カロリーを見直す必要はありません。

 

基礎代謝を上げ、脂肪燃焼を促進する作用もあるので、散歩や水泳、ジョギングやサイクリングなどの有酸素運動と組み合わせると、より一層ダイエット効果があります。

 

飲むタイミングは食間の空腹時か、運動前が良いとされています。防風通聖散を効果的に用いるには、自分の体質に合っていることを十分確認した上で、運動ダイエットの補助的な役割として取り入れることが必要です。

 

また注意点としては、下痢や吐き気、発汗過多などの副作用もありますので、取扱いには充分気を付けましょう。

 

 

防風通聖散の効果はいつから現れる?

防風通聖散はダイエットに加えて、デトックス効果もある800年の古い歴史があります。漢方の古い古典「宣明論」にも記載されている経験の長い漢方薬で、口コミでも人気があります。

 

飲むのに適した時間

防風通聖散を飲む時間ですが、漢方薬のほとんどは、食前に飲むのが一般的だといわれています。食前というのは食事の30分くらい前のことです。

 

この時間に飲むのが良い理由としては、漢方自体の原料が植物や鉱物、動物性由来の製薬ということから、食事の延長という漢方医学の考え方によるものなのです。

 

いつから効果が出る?

飲み始めていつから効果がでるかというと、漢方薬ですので、目的は体質改善のためであり即効性はないです。用法を守って運動と合わせて使うことで、より効果があらわれてきます。

 

効果期間は?

効果期間としては、一か月から二か月続けると、徐々に効果が表れてきます。ですが便秘は辛いので、あわせてヨーグルトなどを食べるのがおすすめです。

 

特に、夜ヨーグルトを食べる習慣にすると、胃腸の消化作用や腸内環境の働きも好転していくので、便通がよくなっていきます。

 

防風通聖散の副作用

防風通聖散は「漢方薬だから副作用はない」と思われがちですが、体質が合わない場合や飲み合わせによっては、肝障害や間質性肺炎などの重篤な副作用が現れることがあります。

 

偽アルドステロン症とは

防風通聖散の成分の一つである甘草は、「偽アルドステロン症」が副作用として知られています。偽アルドステロン症とは、血中のアルドステロンが増えていないのに、高血圧症やむくみなどのアルドステロン症の症状を示す病態のことです。

 

初期症状としては、手足のむくみやしびれ、めまいなどがあげられます。甘草やその成分であるグリチルリチンは、肩こりや腰痛、生理痛などの痛み止めとして様々な医薬品に使われているので、過剰摂取になりやすく、服用量にも注意が必要です。

 

また、エフェドリンやテオフィリンといった交感神経刺激作用のある薬との併用も、慎重に行わなければなりません。複数の薬を飲み合わせる場合には、必ず医師に相談するようにしましょう。

 

その他まれに見られる防風通聖散の副作用とは

防風通聖散はあくまでも薬なので、ごくまれにではありますが、体質によっては下記のような副作用の症状が出現する場合もあります。

  • 発疹
  • 発熱やかゆみ
  • 食欲不振
  • 体の倦怠感
  • 褐色尿
  • 黄疸

もしもこれらの症状が現れた場合には、ご自身の体質に防風通聖散が合っていないことが考えられますので、早めに病院や専門医に相談されることをおすすめします。