- 何が違う?エステ脱毛と医療脱毛①エステ脱毛と医療脱毛の違いをご存知ですか?
違いがあることを知らなくても全く気にする必要はありません。
違いを正確に知っている人はごく少数派。大半の方は違いがあることさえ知らないのです。
大半の方が認識していない重要な点は、
「エステの脱毛は再び毛が生えてくる脱毛である」ということです。
なぜなら、エステで認められている脱毛は「90%以上の毛がまた生えてくる必要がある」からです。
エステ脱毛だから効果が出にくいというのではなく、エステ脱毛はいわゆる永久脱毛になってはいけないのです。
このことを明記するかきちんと伝えている優良エステはほとんどないと言われています。
また生えてくることが前提の脱毛ですので、
「エステで脱毛したら毛が生えてこなくなった!」・・・・× 違法
「時間も費用もかけたけど全然毛が減らない・・・」・・・・○ 合法
というおかしなことになります。
もちろんエステで脱毛すること自体は全く問題ありません。
ただし、毛が少なくなったり生えてこなくなったりしてはいけないのです。
毛が少なくなる・生えてこなくなるということは、毛を作る細胞・組織に障害を与えるということですので、医療行為にあたります。
一方、クリニックで行われる医療脱毛は永久的に毛が生えてこなくなくなることを理想的な状態として施術します。
せっかく費用と時間をかけるのですから、どちらが良いかは自ずと決まってくると思います。
最後に「エステで脱毛したけど生えてこなくなったよ」という方、それは無免許運転のタクシーに乗るようなものです。
結果的に無事目的地に着いたかもしれませんが、違法ですし何よりも万が一事故が起こったときのことを考えると恐ろしいですね・・・
- 「何が違う?エステ脱毛と医療脱毛②」永久脱毛は毛を作る細胞・組織に永久的な障害を与えるということです。
したがって、光にしろレーザーにしろ細胞に不可逆的な変化を起こす強いエネルギーを与えることが必要です。
脱毛とはそれほど強いエネルギーを扱う治療ですので、最近は技術の向上と機器の発達によって永久脱毛は安全に行えるようになってきたとはいえ、トラブルが全くないというわけではありません。
代表的なトラブルは
・やけど
・炎症が強く出る
・色素沈着
・硬毛化
などが起こりえます。
【やけど】
脱毛は熱エネルギーを使用します。熱を扱う治療の場合、やけどの可能性がゼロになることはありません。
しかし、照射方法やレーザーの波長を適切に選択することでやけどのリスクを非常に低くすることは可能です。
【炎症】
ひげ、ひざ下などで、毛根周囲の反応が強めに出た場合に時々見られることがあります。医療機関であれば、炎症が強く出たときは炎症を抑える薬(塗り薬、飲み薬など)で炎症を抑えます。
【色素沈着】
やけどや炎症が強く出た場合などに色素沈着を起こすこともあります。一度生じた色素沈着は、改善するまでに数ヶ月~半年以上の時間が必要となります。この場合も医療機関であれば改善を早める治療を行うことができます。
【硬毛化】
原因は確定してはいませんが、中途半端に光・レーザーが照射されることにより、かえって細胞を刺激してしまうことが原因であるという考え方が有力です。
対応法は硬毛化を起こしにくい波長のレーザーを使用することや、硬毛化を起こしにくい照射方法で脱毛することです。 万が一硬毛化を起こした場合でも、硬毛化した毛に対応した波長のレーザーや、照射方法で脱毛することも可能です。 また、針脱毛も有効です。
せっかくきれいになるための脱毛ですので、しっかりとした体制(医療機関での医療脱毛)で行いたいですね。
- 「永久脱毛って?」永久脱毛とはいったい何なのでしょうか?
永久脱毛というと完全にツルツル、無毛状態を想像しますか?
永久脱毛という言葉が一般的に浸透しているので私も使用していますが、完全な無毛状態を永久脱毛とするならばそれを達成する脱毛法は今のところ存在しません。
(どんな方法でも多少の産毛等は残ります)
もし完全な無毛状態を永久脱毛とするなら、現在の脱毛法の一番適切な表現は永久減毛でしょう。
そもそも日本には明確な永久脱毛の定義がありません。
なぜなら厚生省が認めた脱毛機が存在しないため、公式な見解というものが存在しないのです。
では、何をもって永久脱毛と言っているのか・・・
日本では明確な定義を示されていませんので、アメリカで認められている表現を日本で流用しているのです。
アメリカの電気脱毛協会による「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であればよい」(永久脱毛)やハーバード大学の「脱毛施術後に、身体の各部 位における毛周期を超える期間で、終毛の数が明らかに減少している状態が持続すること」(永久減毛)がそれにあたります。
なんだか話がややこしくなってしまいましたが、脱毛を受けられた方の満足度は非常に高く、私自身も脱毛を受けたことによって良い事がたくさんあったので大好きな施術の一つです。
- 「永久脱毛してしまうことによる体への悪影響は何かあるのでしょうか?」今のところ、永久脱毛したことによる体への悪影響はないと考えられています。
全身を永久脱毛したために生じた健康被害は今まで学会等で報告されていませんし、様々ある現在の脱毛法では無色に近い産毛まで全てを脱毛し、完全な無毛状態することは不可能だからです。
しかし、人類にとって体毛の大部分が不要ですが、頭髪、眉毛、睫毛など一部の体毛は身体の保護に必要であるという考えもあります。 したがって、頭髪・眉毛・睫毛の永久脱毛は十分にデメリットも考慮して行う必要があるでしょう。
ところで、長年脱毛治療に携わっている中で不思議な現象が一つあります。
脇の脱毛が終了したころから、脇の汗が増えたと実感される方が時々いらっしゃいます。
まだ、医学的に増えたという証拠も無く、増える理由もはっきりしていませんが、脇の汗が増えたと実感する人がいることは事実です。
脇の永久脱毛と汗の関係は今後の課題ですね。
- 「脱毛レーザーの種類」現在、日本で永久脱毛に使用されている主なレーザーは3種類です。
「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」です。
この3種類のレーザーの違いは?
専門的に言い始めるときりがないので、細かいことは抜きにすると
「レーザーが反応する深さが違う」です。
図で表すとこのようなイメージです。
この違いが非常に重要です。
永久脱毛するには毛根周囲の組織にしっかりと反応させる必要があります。
毛根の深さは部位や人によって違いますので、毛根が深い場合はヤグレーザーが効果的ですし、毛根が浅い場合はアレキサンドライトレーザーが効果的となります。
また、浅い部位で反応するということは皮膚表面にも反応し始めるということになります。
したがって、色白の方にアレキサンドライトレーザーは問題ありませんが、色黒の方にアレキサンドライトレーザーを照射するとヤケドの可能性が出てきます。
ヤケドさせないようにするには照射エネルギーを下げるしかありませんので、脱毛効果が落ちてしまいます。
したがって、肌の色に応じたレーザーの選択が必要になっていきます。
脱毛も本気で取り組むと奥が深いです。
漫然とレーザーをあてるのではなく、レーザーの種類、強さ、パルス幅など適切な設定を選択することで良い脱毛になります。
- 「永久脱毛のトラブルについて①」永久脱毛は毛根の組織に永久的なダメージを与える治療です。
したがって、間違った方法で永久脱毛しようとすればトラブルを引き起こしてしまいます。
○やけど
○炎症
○色素沈着
○硬毛化
○効果不十分
などが脱毛の施術に伴うトラブルの代表的なものです。
【脱毛のトラブル“やけど”について】
やけどは
○肌の色が濃い(日焼けによる色素沈着が強い場合等)
○毛の密度が非常に高い
といった条件で起こりやすくなります。
では、肌の色が濃い場合や毛の密度が高い場合には脱毛できないのでしょうか?
そんなことはありません。
何も考えずに施術するとやけどが起こりやすくなりますので、状況に合わせた脱毛方法を選択することが大切です。
まず、肌の色が濃い場合はレーザーの種類(波長)を変えることです。
レーザーの種類を変えずに出力(強さ)を下げるケースが見受けられますが、これでは脱毛効果も落ちてしまうためお勧めしません。
「脱毛レーザーの種類」でお話しましたが、レーザーの種類(波長)で皮膚表面に対する反応が変わってきます。肌の色が濃い場合は皮膚表面で反応しにくい波長のレーザーを使用することで安全に効果的な永久脱毛が可能となります。
次に毛の密度が非常に高い場合です。
これは男性のヒゲで、毛が非常に濃い場合があてはまります。
ヒゲ以外の体毛では通常そこまで心配する必要はありません。
非常に密度が高いヒゲにいわゆる打ち漏れがない様に照射してしまうと、熱がこもってしまいやけどを起こす場合があります。
非常に密度が高い場合、最初はあえて間引くように脱毛していくことでやけどのリスクを回避することが可能です。
その他のトラブルに関してはまた次回です。
- 「永久脱毛のトラブルについて②」レーザーによる永久脱毛は毛根周囲で軽いやけどを起こさせています。
したがって、脱毛治療が終わった直後は毛穴がポツポツと赤くなります。これは正常な反応ですので心配ありません。
しかし、毛根周囲の軽いやけどがきっかけで毛包炎(にきびのような症状)がおきることがあります。特に男性のヒゲ脱毛では多発することがあります。
細菌による毛穴の感染症状ですので、抗生剤の投与や少量の膿が溜まっている場合は膿を排出する処置で治ります。
脱毛の後に出現する毛包炎は脱毛が進むにつれて出にくくなってきます。
また、炎症とは少し違うのですが、かゆみを伴い赤みが強く出るアレルギー症状もあります。
この症状は2回目以降の脱毛治療で出現します。
これは毛穴に残っている熱で変性した自分の毛がアレルギー症状を引き起こしてしまうのです。
この症状も脱毛が進むにしたがって出にくくなりますが、外用薬や内服薬などを併用しながら治療を行っていくことになります。