美容皮膚科医監修コラム◇
老化予防に効果抜群なあずき生活のススメ
アンチエイジング(老化予防)と言えば “ポリフェノール”。あずきには赤ワインと同じこの成分が豊富に含まれていて、アンチエイジングに効果を発揮します。この記事では、知られざるあずきパワーと、甘い物が苦手でも取り入れやすいあずきの食べ方をご紹介します。(2015年08月24日作成)
こんにちは。アサヒ軽金属スタッフのピロコです。
アンチエイジングと言えば、よく耳にするのがポリフェノール。
ポリフェノールを含む食材では赤ワインが有名ですよね。
といっても、毎日毎日一定量の赤ワインを飲み続けるのはむずかしい!
でも、実は赤ワインの1.5~2倍量の豊富なポリフェノールを含むという
すごい食材が、日本にはあったんです。
今回のコラムを監修してくださるのは、美容皮膚科医であり、
また、日本臨床栄養学会の認定臨床栄養医でもある和倉由佳先生。
アンチエイジング(老化予防)のために、もっとも良いとされる食材・あずきと
その調理法を教えていただきました。
赤ワインやチョコレートを超える、アンチエイジング食材
そもそも、老化を招く犯人って何かご存じですか?
老化は “活性酸素” によって細胞が酸化されてしまうことで引き起こされます。
ポリフェノールには、その活性酸素を抑える “抗酸化作用” があるんです。
だから、抗酸化作用はアンチエイジングにおいてとても重要なポイントなんですね。
アメリカ農務省の研究員らの発表によると(※1)、数ある食物やスパイスの中で
もっとも抗酸化物質を多く含む食品1位に輝いたのは、なんと “あずき” だったそう!
あずきには、これまでアンチエイジングにいいとされてきた赤ワインやチョコレートを抜いてしまうほどの、抗酸化作用があると認められたのです。
赤ワインの約2倍の【ポリフェノール】
あずきに含まれるポリフェノールは、赤ワインの約2倍にもなるといわれています(※2)。
また、野菜などに含まれるポリフェノールは調理の際にほとんどが流れ出してしまうのに対し、
あずきのポリフェノールは残りやすいので、摂取しやすいのが特長です。
ポリフェノールの主な作用
- 強い抗酸化作用
- 新陳代謝UP
- 冷え性改善
- 美白、美肌
- 更年期障害の軽減
ポリフェノールのもっとも注目すべきは、抗酸化作用。
そもそもポリフェノールとは、抗酸化物質の総称のことで、
あずきには、カテキン、カテキングルコシド、ルチン、プロアントシアニジン、シアニジン重合体、アントシアニン、レスベラトロール、イソフラボンなど、
他にもたくさんの種類の抗酸化物質(ポリフェノール)が含まれます。
フランスが「赤ワイン」なら、日本は「あずき」。
ポリフェノールには、アンチエイジングを目指す女性に最適な効果があるんですよ。
そして、あずきにはポリフェノール以外にも、サポニンや食物繊維、ビタミンB群など
アンチエイジングにつながる成分がたくさん含まれているんです!
【サポニン】もまた、アンチエイジングに有効
サポニンにもまた、アンチエイジングをはじめとする、女性にうれしい効果がたくさんあります。
多くの植物に含まれるサポニンですが、特に大豆とあずきに豊富です。
サポニンの主な作用
- 抗酸化作用
- ダイエット
- むくみ改善
- 便秘解消
- 肌荒れ予防
豊富な【食物繊維】で、デトックス
食物繊維は、腸内環境を改善してお腹の中からキレイにしてくれるので、アンチエイジングには欠かせない存在です。
食物繊維の主な作用
- 便秘解消
- 免疫力向上
みなさんは、ウサギのふんのようなコロコロとした便が出てしまったことはありますか?
ありがちなこの症状も、実は立派な便秘なんです。
でも、便秘だからといってサラダばかりを摂っていると、この種の便秘は逆に悪化してしまうことがあります。コロコロ便はとても固いので、悪化すると痔の原因にもなりかねず大変危険。
サラダなどの生野菜に含まれるのは “不溶性食物繊維” という食物繊維。
水分が少ないため、偏って摂取すると逆に便秘を招く要因になります。
あずきに含まれる “水溶性食物繊維” は水分保持能力が強く、コロコロ便にも力を発揮してくれます。
普段から便秘症じゃない人の中にも、あずきを摂った次の日に「さらにスッキリして驚いた!」ということもあるようですよ。
2つの食物繊維をバランスよく摂ることを心がけましょう。
そんな美容成分たっぷりのあずき、
次は効果的な食べ方と調理方法についてご紹介します。
どうやって食べるの?
市販のものも手軽でいいですが、
乾燥あずきを買ってきておうちでゆでれば、自分好みにおいしくでき上がるので、
私ピロコはもっぱら家ゆで派!
あずきは、他の豆のように調理の前にひと晩水につけなくてもいいので、
思い立ったらすぐゆでられるのが良いところなんです。
ぜひ一度やってみてくださいね。
普通の鍋を使ったあずきのゆで方
- あずきを洗う
虫食いのあずきや変色したあずきを取り除き、さっと洗う。その後、ザルなどに上げ水気をきっておく。
- 渋みが気になる場合は、ゆでこぼしをする
アンチエイジングにいいポリフェノールやサポニンは、ゆで汁に流れ出てしまいます。
そのため、この工程はどうしても渋みが気になる人だけ行ってください。
鍋にたっぷりの水とあずきを入れて火にかけ、沸騰したらゆで汁を捨て、再びたっぷりの水を入れて火にかける。
沸騰したら同じように水を捨て、たっぷりの水を入れて火にかける。
この工程をあずきがやわらかくなるまで何度か繰り返し、渋切りをする。 - 約1時間ほどゆでる
鍋にたっぷりの水とあずきを入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、1時間ほどあずきをゆでる。
途中、水が少なくなってくるので、あずきが煮汁からでないよう何度か水を差しながら行う。
(あずきの新しさによってもゆで時間が異なるため、やわらかくなりすぎないように注意する。)
圧力鍋でスピードゆであずき
「えぇっ! あずきゆでるのに1時間もかかるの!? 」と思った人…、同じですね。
私もそう思いました(笑)
いくらあずきが、浸水なしでゆでられる手軽な豆だとはいえ、
やっぱり普通の鍋で豆を煮ようとすると、どうしても時間と手間がかかるんです。
そこで、おすすめなのは圧力鍋。
圧力鍋を使ったあずきのゆで方
圧力鍋を使えば簡単!
通常は1時間かかるゆであずきが、圧力鍋を使えばほんの0分~数分加圧ででき上がっちゃいます。
リンク:あずきのゆで方|おすすめレシピ|アサヒ軽金属工業株式会社
※ 圧力鍋のレシピの、数値や調理時間は目安です。メーカー・機種によって異なります。
あずきを使ったアンチエイジングレシピ
ここでは、栄養素が溶け出した煮汁やあずきの皮ごといただける、
アンチエイジング向きの簡単4レシピをご紹介。
あずきの栄養素を、効率よくおいしくいただけますよ。
また、アントシアニン(ポリフェノールの一種)やサポニンは皮に多く含まれるので、あずきを煮汁や皮ごと食べられる料理がおすすめです。
圧力鍋で作るさつまいものいとこ煮
甘く煮たあずきもいいですが、砂糖控えめでおかずとしていただくのも、あずき特有のやさしい甘さと風味が生きておすすめです。
さつまいもは、かぼちゃに変えてもGood◎
リンク:さつまいものいとこ煮|おすすめレシピ|アサヒ軽金属工業株式会社
圧力鍋で作る赤飯
思い立ったらすぐに作れる簡単赤飯!
煮汁で炊く赤飯は、ポリフェノールやサポニン、食物繊維を効率よく摂取できる優れた料理です。
リンク:赤飯の炊き方|人気レシピベスト20|ゼロ活力なべ
圧力鍋で作るぜんざい
煮汁も食べるぜんざいなら、あずきの栄養を効果的に摂取できます。ポリフェノールやサポニンの効果を期待するならゆでこぼしは無しで。
リンク:ぜんざい|人気レシピベスト20|ゼロ活力なべ
低カロリーで夏にぴったり!あずきミルクバー
圧力鍋などで作ったあんこに、練乳と牛乳を加えて凍らせるだけ。ダイエット中にもうれしい、低カロリーアイスのでき上がりです。
リンク:ダイエット中でも安心して食べられる、低カロリーな『あずきミルクバー』の作り方|圧力鍋でまいにちごはん
※ 圧力鍋のレシピの、数値や調理時間は目安です。メーカー・機種によって異なります。
最後に
日本人が昔から食べてきたあずきには、女性にうれしい栄養素がたっぷり詰まっていますが、
残念なことに、最近はあんこやあずきが苦手という人も多いみたいですね。
そういえばお赤飯を食べる機会も、子どもの頃に比べて減ってしまった気がします。
しかし、あずきは赤小豆(せきしょうず)とも呼ばれ、漢方薬として使われるほど優秀な食材です。
あんこが苦手な人や、作るのが面倒という人も、
今回ご紹介したレシピを参考に普段からあずきを摂り入れ、バランスのよい食生活で若々しく健康な体を目指しましょう。
コラム監修
美容皮膚科医・臨床栄養医
和倉由佳先生
メスを使わずに、女性本来の美しさを引き出す美容皮膚科医。
診察を通し、個々の患者さんに合った食生活と栄養管理を指導。体の内側から、多くの女性たちの美容と健康をサポートしています。
この記事を書いたライター
ピロコ
関西在住の鍋好きガール。
鍋を愛するあまり、2012年調理器具メーカー・アサヒ軽金属工業に就職。
自宅で自社製品を使うのはもちろんのこと、休日には友人宅のキッチンを巡り、他社メーカーの鍋やフライパンを使わせてもらっています。
そんな鍋好きの情報網をフルに使って、皆さまに“おいしい”情報をお届けします。
そして、大豆に含まれることで有名なあのイソフラボンも、あずきに含まれるポリフェノールの一種。女性ホルモン(エストロゲン)作用の更年期障害軽減や骨粗しょう症の予防、美肌効果が見込めますよ。